【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|三浦明範 ─ vanitas vanitatum|’23年7月15日-8月13日|終了

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武蔵野美術大学 美術館・図書館
三浦明範 ── vanitas vanitatum
会  期  2023年7月15日[土]- 8月13日[日]
会  場  武蔵野美術大学 美術館・図書館 展示室 3
      187-8505 東京都小平市小川町1-736      
時  間  11:00 - 19:00(土・日曜日、祝日は10:00 - 17:00)
休  館  日  水曜日
入  館  料  無 料
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
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展覧会名にあるラテン語 “vanitas vanitatum”(ヴァニタス ヴァニタトゥム)は旧約聖書中の「伝道の書」に残された言葉で、「空の空」を意味します。現実の不条理に直面しながら、虚無感に屈することなく、既存の秩序さえも問い直した末に賢者が辿りついた言葉です。その言葉は、身近な事物を克明に観察、描くことで問題を提起し、答えを探しながら描き続けてきた画家・三浦明範の作品に重なります。
大型作品を中心に、油彩とテンペラによる彩色作品からシルバーポイントと、墨によるモノクローム作品まで、28点を一望できる展観です。生きること、死ぬこと、日頃の私たちがあえて直視しない事柄と向き合う絶好の機会となります。

<作家略歴> 三浦明範(みうら・あきのり)
1953 年秋田県大館市に生まれる。’76 年東京学芸大学卒業。
80 年春陽展新人賞受賞。
83-84 年文化庁派遣芸術家国内研修員。96-97 年文化庁派遣芸術家在外研修として、15 世紀フランドル絵画の研究のためベルギーに滞在。
その後、日本とベルギーを中心に、アメリカ、オランダ、チェコ、中国など各地で作品を発表。古典絵画の技法に遡ることで、油彩とテンペラの混合技法や金属尖筆を用いた表現の可能性を広げてきた。画材の研究成果は著書『絵画の材料』としてまとめられ、次世代の絵画制作者が表現を探求していくための基盤づくりに寄与している。
武蔵野美術大学造形学部通信教育課程油絵学科教授。春陽会会員。日本美術家連盟会員。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 武蔵野美術大学 美術館・図書館 ]