【展覧会】沖縄県立博物館・美術館|博物館 特別展 海を越える人々(後期)|旧石器時代の人類 -海を越えた最初の人々-|’23年12月12日-’24年2月12日

1201沖縄県博美 1202沖縄県博美

沖縄県立博物館・美術館
博物館 特別展
海を越える人々(後期) 旧石器時代の人類 -海を越えた最初の人々-
会  期  2023年12月12日[火]- 2024年2月12日[月]
会  場  沖縄県立博物館・美術館 特別展示室1,特別展示室2,企画展示室
      900-0006 沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号
      Tel:098-941-8200 Fax:098-941-2392
観  覧  料  一 般 ¥1,200、高校・大学生 ¥700、小・中学生 ¥500
      * 各種前売り、割引、優待情報。各種関連イベント情報は下掲詳細参照
開館時間  9:00-18:00(金・土は20:00まで) * 入場は閉館の30分前まで
休  館  日  毎週月曜日・10/10[火]
      * ただし ただし2024年1月8日[月・祝]および2月12日[月・祝]は開館
特別協力  船の科学館「海の学びミュージアムサポート」
協  力  株式会社南都(おきなわワールド・ガンガラーの谷)
主  催  沖縄県立博物館・美術館
────────────────────

―私たちはまだ彼らのことを知らない。

沖縄県立博物館・美術館では、2万年以上前の旧石器時代の人類の暮らしぶりを明らかにするために沖縄島南部の南城市サキタリ洞遺跡(ガンガラーの谷内)の調査を行っています。サキタリ洞遺跡では旧石器時代人の島へのユニークな適応が解明され、新知見も続々と加わっています。こうした最新の調査成果を受け、本展では、最初に海を越えて琉球列島へ到達した人類の豊かな実像を探ります。
さらに、他地域にも視野を広げ、700万年以上にわた人類史の中で最も長い期間を占める旧石器時代に、私たちの身体的・文化的基盤が形成されたことを様々な展示物によって紹介します。

■ ロビー展示
3万年前の航海を再現するために制作された丸木舟「スギメ」。
沖縄へ最初に海を越えてやってきた人々がどのような航海技術を備えていたのかを実験的に検討した「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」(国立科学博物館)を紹介し、実際に使用された丸木舟「スギメ」を展示します。
■ 第 1 章
・イントロ:人類の進化
類人猿・猿人・原人・旧人・新人の剥製および全身復元模型を間近で見比べられるように並べ、直立二足歩行、道具の使用、脳の増大といった人類進化のキーポイントを紹介します。
■ 第 2 章
・旧石器時代の環境(氷河期の環境)
人類進化の舞台である旧石器時代は乾燥、寒冷な氷河期でした。
動物化石、埋没林、年縞堆積物といったさまざまな痕跡から復元される過去の環境について紹介します。
■ 第 3 章
・旧石器時代人の暮らし(文化的適応と世界中への大拡散)
氷河期を乗り越えるためにはそれまでの身体的な適応ではなくむしろ文化的な適応が重要でした。ここでは、寒冷地や海域といった世界中の多様な環境にまで進出できた背景となる事象を紹介します。
■ 第 4 章
・旧石器時代人のこころ(芸術と墓)
旧石器時代人のこころを垣間見るために彼らの芸術や墓を紹介します。旧石器時代の芸術はヨーロッパで見つかる洞窟壁画に代表されますが、近年ではアジアでも見つかるようになり、ビーズなど地域を問わず共通する要素も明らかとなってきました。
■ 第 5 章 
・海を越えた最初の人々
海を越えて琉球列島へ最初にやってきた旧石器時代人について近年の調査研究によって明らかとなった最新の成果を紹介します。
■ 第 6 章
・アウトロ:彼らは私たちのなかにいる
旧石器時代に獲得された身体的な特徴や文化的な基盤は現代人の中にかなりの割合で受け継がれています。
ここでは、遠い過去に生きた旧石器時代の人類が色濃い「残像」として現代人に引き継がれていることを紹介します。
■  パネル展示 (3F 講堂前)
・旧石器時代人を探る現代人
旧石器時代研究にさまざまなアプローチをとる研究者たちを紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新詳細情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 沖縄県立博物館・美術館