平和祈念展示資料館
企画展 遠き大陸への想い 『満蒙印画輯』に見る風景
日 時 2024年4月16日[火]- 7月15日[月・祝]
前 期:4月16日[火]ー 6月 2日[日]
後 期:6月 4 日[火]- 7月15日[月・祝]
開館時間 9:30 - 17:30 (入館は17:00まで)
休 館 日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
会 場 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー
所 在地 平和祈念展示資料館 (総務省委託)
〠 163-0233 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階
TEL :03-5323-8709 FAX :03-5323-8714 E-mail :info☆heiwakinen.jp
入館無料
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本展では、当館が所蔵する「満蒙印画輯」を取り上げます。これは中国の大連に拠点を置いた亜東印画協会が発行した写真帳です。中国・満州・モンゴルなどの景観名所だけでなく、そこで暮らす人々の生活や風俗にわたる情報を、写真と解説文で紹介したもので、1924(大正13)年から、数枚をセットとして毎月7千人の会員に配布されました。のちに「亜東印画輯」と改題、1944年まで定期的に発行され、これを原版として多くの絵葉書やブロマイドも製作・頒布されています。満蒙印画輯に収められた写真は、この時期には珍しく、ありのままの現地の様子を紹介するという意図をもって撮影されました。
戦前、日本は国策として多くの人々を満州へ送り出し、入植を進めました。現在のようにメディアが発達しておらず、一般の日本人にとって海外の状況を知ることは容易ではなかった時代、人々はこうした写真集や書籍、市販されていた絵葉書などを通じて見知らぬ風景にあこがれを抱き、新天地を求めてまだ見ぬ地、満州へと渡りました。
満州からの引揚げの前段となる写真の数々から、およそ100年前に人々が抱いた新天地への憧憬の念を感じていただければ幸いです。
※ 展示作品のオリジナル解説文には、一部、現代の歴史認識や社会通念に照らして不当・不適切な表現や語句、差別的表現が見られる部分があります。出版当時の時代的背景と本作品の資料的意義を考慮し、語句的注釈や旧漢字対照のみを加えて展示することをご了承ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 平和祈念展示資料館 ]