タグ別アーカイブ: 平塚市美術館

【展覧会】平塚市美術館|新収蔵品展 特集展示:藤田嗣治の初期作品|’23年9月23日-’24年2月18日|

20231006192633_00009
20231006192633_00010

平塚市美術館
新収蔵品展 特集展示:藤田嗣治の初期作品
会  期  2023年9月23日[土]- 2024年2月18日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし10月9日、’24年1月8日、2月12日は開館、翌火曜日は休館
      * 年末年始(12月29日-’24年1月3日)
開館時間  9時30分 - 17時(入場は 16時30分 まで)
会  場  平塚市美術館 展示室 1
      254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 電話:0463-35-2111
観  覧  料  一 般 200円、高大生 100円、中学生以下、毎週土曜日の高校生は 無料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲詳細参照
主  催  平塚市美術館
────────────────────
平塚市美術館では作品収集の活動を継続的におこなっています。
本展では2021年度と2022年度に新たに収蔵された作品約40点を紹介いたします。いずれも湘南地域にゆかりのある作家あるいは企画展などをきっかけに寄贈・寄託となった作品です。

展覧会を契機に収蔵された作品のうち、内田あぐり《わたしの前にいる、目を閉じている #09T》は「湘南と作家2」(2011年)に出品されたものです。人体の表現を追求してきた作家が、具体的なイメージを解体し、画材の物質性や偶然にできる色や形を画面にあらわそうとしたシリーズの1点です。遠藤彰子《岐路》は「物語る 遠藤彰子展」(2021年)に出品されました。魚眼レンズのような視野で見る風景は、都市風景を描いた一連の作品に数えられます。
このほか、島田章三や髙良眞木など湘南地域にゆかりのある作家の作品が収蔵されました。おなじみの作家の新たな顔ぶれをお楽しみいただければ幸いです。

さらに、展示室内に特集コーナーを設け、2018年度に寄託された藤田嗣治の油彩画《おことさん》をその関連作品10点とともに展示します。本作品は藤田が東京美術学校在学中に描いたもので、画業の最初期における貴重な作例として位置づけることができます。
当館で1993年に開催された企画展「湘南の美術と文学」以来30年ぶりの公開となり、タカシマヤ文化基金の助成を得て修復処置と光学的調査をおこなった成果ともに紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 平塚市美術館

【展覧会】平塚市美術館|さとび と みやび 失われた理想郷を求めて|’23年6月24日-9月3日|

20230802151236_00011

平塚市美術館
さとび と みやび
失われ た理想郷を求めて
開催期間  2023年6月24日[土]- 9月3日[日]
会  場  平塚市美術館 展示室2
      神奈川県平塚市西八幡1-3-3 TEL 0463-35-2111
開館時間  9:30 -17:00(入館は 16:30 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 200円、 高大生 100円
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
主  催  平塚市美術館
────────────────────平塚平塚市美術館|さとびとみやび|失われた理想郷を求めて
本展は、作家たちが都市と地方を行き来するなかで生み出された作品群を紹介するものです。
平塚市美術館が位置する湘南地方は明治期以降に開発が進み、都市にほど近い周辺地として、都市生活者の療養地、避暑地となりました。その海岸の美しいイメージに誘われ、芸術家たちはこぞってアトリエを構えましたが、彼らの多くは、都市の不安や騒がしさに満ちた生活から逃れようとした移住者でした。萬鉄五郎や岸田劉生を初めとする、大正・昭和初期に湘南で創作した春陽会の画家たちは、都市から地方へ、地方から都市へと移動するなかで、都市では失われつつある原風景を湘南の地に見出し、絵画のなかに表現することになります。
このような都市から地方へと注がれる眼差しは古代から存在し、近代以降は「ここではないどこか」を求めて、作家たちは理想的な生活の在り方を国内の周辺地や、植民地支配地域に見出しました。大正期に河野通勢は故郷・長野の風景に神話の世界を見出し、濱谷浩は新潟・桑取谷の習俗を取材し、日本の原型を作品集『雪国』(1956年)、『裏日本』(1957年)に発表するなど、周辺的な世界をとらえる作家たちは、失われつつある風景を様々な方法で表現していることがわかります。1913年から国家プロジェクトとして台湾の先住民族へのフィールドワークをはじめた民俗学者・小林保祥は、調査終了後、公的な役割から離れ絵画制作を始め、ユートピアとしての集落を絵画で表現しました。彼らにとって、無垢な風景の追求が創作行為の根幹をなしていると言えるでしょう。
最後に紹介するのは、人間が取り戻すべき原風景を表現し続けた、平塚市を拠点とする造形作家・藤田昭子の作品群です。藤田は戦後すぐに彫刻界で頭角を現しましたが、1970年代に入ると、「野焼き」と呼ばれる窯を使わずに野外で粘土を焼成する制作方法で、湘南の地に世界最大級のやきもの《出縄》(1976-77年)を出現させました。「人間らしい空間」の創造をかかげた藤田による集団での創作行為には、人間を疎外する都市生活に抗い、原始的な建築や共同体を生み出そうとする一貫した意思をみてとることができます。
地方に住まうことへの関心が高まり、その価値が見直されている現在、本展が都市から地方へと注がれる眼差しについて再考する機会になれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
【 詳 細 : 平塚市美術館 公式サイト

【展覧会】平塚市美術館|細川護熙 美の世界|’23年4月8日-6月11日

E216-2754 E216-2755 E216-2745細川護熙《新作井戸茶盌》2022 年、個人蔵

平塚市美術館
細川護熙 美の世界
開催期間  2023年4月8日[土]- 6月11日美の世界[日]
会  場  平塚市美術館
      神奈川県平塚市西八幡1-3-3 TEL 0463-35-2111
時  間  9:30 -17:00(16:30)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一般 800 円、 高大生 500 円
      * 中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
      * 各種障がい者手帳をお持ちの方と付添 1 名は無料
      * 65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は 2 割引
協  賛  神奈川中央交通株式会社
主  催  平塚市美術館
────────────────────
60歳を機に政界を引退ののち、神奈川・湯河原の自邸「不東庵」で、晴耕雨読の閑居暮らしを始めた細川護熙氏 (ほそかわもりひろ、1938-)。その後始めた作陶は、楽、高麗、唐津、志野、信楽ほか幅広い種類のやきものを手掛け、その創作意欲、関心は、漆絵や書画、水墨画へと広がり、様々な素材、技法を試しながら、80歳を超えた今も大作に挑んでいます。

近年は、京都・奈良の縁のある寺院のために、襖絵や障壁画を描き奉納。それらの作品には、日本の歴史的文化、日本人の伝統的な美意識、完成を守りたいという願いがこめられています。
気ぜわしく、また不安な現代社会にあって、さらに還暦を超えていかに生きがいを見つけていくべきか考えるとき、細川護熙の美の探究は、ある一つの理想の世界観を示しているのではないでしょうか。
本展では、こうした細川護熙の美の世界を100点の作品によって紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
【 詳 細 : 平塚市美術館 公式サイト

【展覧会】平塚市美術館|横山美術館名品展 明治・大正の輸出陶磁器-技巧から意匠へ|’23年10月7日-11月26日|終了

20231006192633_0000720231006192633_00008

平塚市美術館
横山美術館名品展
明治・大正の輸出陶磁器-技巧から意匠へ
会  期  2023年10月7日[土]- 11月26日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし、10月9日は開館、10月10日[火]
開館時間  9時30分 - 17時(入場は 16時30分 まで)
会  場  平塚市美術館 展示室 1
      254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 電話:0463-35-2111
観  覧  料  一 般 900円、高大生 500円、中学生以下、毎週土曜日の高校生は 無料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲詳細参照
主  催  平塚市美術館
────────────────────
明治時代には、政府が推進する殖産興業、輸出振興政策により、日本の陶磁器が欧米を中心に積極的に輸出されるようになりました。その背景には、日本の陶磁器が19世紀後半から欧米でたびたび開催された万国博覧会において高い評価を得ていたことが挙げられます。
欧米の人々の好みにあうよう制作された東洋的なモチーフと、精緻な技巧を備えた絢爛豪華な陶磁器は、ジャポニスムの気運を高めるとともに、欧米のやきものと相互に影響しあいながら、後のアール・ヌーヴォー、アール・デコへと展開する端緒となりました。

神奈川県内でも、1859(安政6)年の横浜開港により、従来、窯がなかった横浜で陶器生産がはじまり、京都から移り住んだ宮川香山(みやがわこうざん、1842-1916)が眞葛焼(まくずやき)を試みて好評を博しました。香山の技巧を凝らした陶器からは、全力を尽くして世界に挑戦していた明治の陶工の気概が見て取れます。ほかにも素地を産地から取り寄せて横浜で上絵付を施す工場が多数でき、輸出港ならではの賑わいをみせました。
本展は、輸出陶磁器の全盛期である明治時代前半に海外へ輸出された日本各地の陶磁器の里帰り品を皮切りに、明治30年代以降のアール・ヌーヴォー、アール・デコに代表される新しい意匠やデザインを取り入れた作品を、横山美術館の名品約140点によりご紹介するものです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 平塚市美術館

【展覧会】平塚市美術館|企画展-金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋|7月7日-9月2日 終了企画

20180826163958_00001 20180826163958_00002 20180826163958_00004

平塚市美術館
【企画展】金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋
開催期間  2018 年7月7日[土]-9月2日[日]
開館時間  9:30-17:00   * 入場は16:30まで
休  館  日  月曜日
観覧料金  一般900円/高大生500円 * 中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
主     催  平塚市美術館
────────────
金魚の持つ神秘性に魅了され、創作を続ける深堀隆介(1973年愛知県名古屋市生、横浜市在住) は、透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという独自の斬新な手法で注目を集める若手の現代美術家です。

1995年愛知県立芸術大学を卒業し、名古屋のディスプレイ会社にデザイナーとして勤務するも1999年に退職、本格的に創作活動を開始し、絵画と立体を並行してさまざまな作品を制作します。
しかし、次第に自分が何をすべきかを悩み、自信を失いかけていた頃、金魚を描くきっかけとなった転機が訪れます。それは7 年間放置していた水槽で生き続ける金魚の存在に気づき、その美しさに制作意欲をかきたてられたこと。金魚に救われたというこの出来事を「金魚救い」と呼び、その後、金魚に自分を重ね、表現を追究してきました。

極めて独創的な深堀の技法は、器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を少しずつ部分的に描いていき、さらにその上から樹脂を重ねます。その作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い、まるで生きているかのような金魚が表現され、圧倒的な立体感をもって観るものに迫ります。その生き生きとしたリアリティは平面である絵画作品と立体作品の境界に揺さぶりをかける革命的絵画と言えるでしょう。
こうした一連の金魚作品によって、今や国内はもとより世界的に高い評価を受けています。また、近年ではライブペインティングやインスタレーションにも力を入れ、ますます表現の幅を広げています。

本展では、初期の立体作品から初公開となる新作インスタレーション《平成しんちう屋》を含む約200 点により、深堀隆介の世界を紹介する本格的な個展となります。絵画でありながら立体的な躍動感にあふれ、不思議な美しさを湛えた深堀金魚を存分に愛で、お楽しみください。

【詳細: 平塚市美術館

20180826163958_00003