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Viva la 活版 Viva 美唄レポート09 泉沙希さん、小野喜弘さん、渡辺絵弥子さん、大石薫の記録

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《アダナ・プレス倶楽部会員の皆さまは、北海道の雄大な大地を満喫されていました》
アルテ ピアッツァ美唄を会場としての〔Viva la 活版 Viva 美唄〕は、アルテギャラリーでの展示、アルテストゥディオでのワークショップの開催と、連日隙間無くつづきました。ギャラリーとストゥディオとは幾分はなれています。
アダナ・プレス倶楽部会員の皆さんと、活版カレッジ修了生の皆さんは、活版印刷による展示作品の製作を終えて、先発組と後発組の二班にわかれての入道でした。

活版印刷は楽しいものの、それなりに苦労もあります。ですから皆さんは製作の苦労と達成感にあふれ、会場のアルテ ピアッツァ美唄周辺はもちろん、それぞれがせっかくの北海道訪問ということで、初夏の日射しが燦燦とふりそそぐ、爽やかな北海道の大自然を満喫されていました。

【Viva la 活版 Viva 美唄 レポート09】では、そんな皆さんの画像記録をつづります。
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《アルテ ピアッツァ美唄スタッフ 泉 沙希さんの記録 》
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《先乗り部隊を中心とした、小野喜弘さん、大石薫の記録》
展示とゼミナール会場の設営のために、会員の一部のかたと先乗り部隊として、木曜日の夜に札幌新千歳空谷に、石田さん・北さん・やつがれさん・大石が到着しました。
そこにはすでに先着していた、地元北海道出身の小野善弘会員が待ち構えていて、ただちに千歳市内のジンギスカン鍋料理店「札幌ジンギスカン千歳」に駆けつけました。

小野善弘さんは、前年(2012年)の冬に、アルテ ピアッツァ美唄を訪れたことがおありだということで、その折りの写真もご提供いただきました。
美唄炭鉱全盛時を偲ばせる映画館跡 KUMA eigakan北海道名物ジンギスカン鍋のお店には、おおきな看板で「押すな!」とあり、それは必要以上の力で鍋に肉を押しつけるなということでした。お肉はとても美味しかったのですが、「やつがれさん」はあまりのおいしさでお肉を食べ過ぎてしまい、滞在中ずっと、
「ウ~ン、お腹のなかに、まだ子羊があのまま居座っている」
とぼやき、せっかくの「美唄焼き鳥」や、「すぎうらベーカリー」のパンにもほとんど手を出しませんでした。

翌日7月18日[金]からは、真田さん・横島さん・栃木さん・上野さん・紋暢クン・田中さん・小酒井さん・宗像さん・山崎さんと、続続と会場入り。アルテ ピアッツァ美唄での会場設営と展示設営が進行しました。
途中から、地元北海道の皆さんも加わられ、さらに活版ゼミナールに参加予定の学生さんもそこに加わり、にぎやかな「アルテ ピアッツァ美唄」の会場となりました。

さらに、福岡から玉井さん、徳島から川崎さん、東京から日吉さんと、会場入りがつづきました。今回はホテルも日程も皆さん各自での立案でした。宮崎出身の松尾妻は初北海道ということで、松尾夫妻はレンタカーを借りて「北海道漫遊旅行」、最終日にアルテピアッツァ美唄入りされました。(というのは建前で、会期中の快晴を願って、強力な雨男である松尾さんには、最終日に美唄に到着するように、皆でそれとなく周遊観光をお薦めしたのでした)
押手さんはいつもの通りマイペースで、フラ~リフラフラとあらわれては消えの連続でした。
活版カレッジ修了生の渡辺さんと、新宿私塾修了生の山本さんは、札幌にホテルをとられて、レンタカーで美唄までの「通勤」でした。
大石薫は雑事に追われる主催者カメラで、しかもピントがずれてしまって十分ではありませんが、雰囲気だけでもお楽しみください。

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《美唄出身の「でん助」は、活版カレッジ教場の一隅で元気です!》
美唄からやってきたでんでん虫の「でん助」は、いまも元気で食欲旺盛。キャベツと人参が好物で、この寒いのに水浴びも大好きです。
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《斗酒なお辞せず! お酒大好きのおふたりが……》
活版カレッジ修了生:渡辺絵弥子さん、新宿私塾修了生:山本和子さんは、大の仲良しで、おふたりともお酒が大好きなかたです。
今回の参加者の多くは、美唄の隣町、石見沢にホテルをとっていましたが、おふたりは札幌を拠点としながら、レンタカーで北海道空知地方を楽しまれていました。
ところが……、なにぶんお酒が大好きなおふたり、美唄から札幌への帰途を考えると、どうしてもどちらかが禁酒ということになり、ジャンケンポン。
下掲写真左から渡辺絵弥子さん、山本和子さん(禁酒で不機嫌)、マイペースの押手さんです。
以下、渡辺絵弥子さんカメラからご紹介いたします。

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Viva la 活版 Viva 美唄レポート10 後乗りこみ組 日吉洋人さんカメラから

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《Viva la 活版 Viva 美唄は、2013年の初夏、7月13日[土]-15日[月・祝]にかけて開催されました》
2013年07月11日[木]、〔Viva la 活版 Viva 美唄〕先乗り込み組、北さん、片塩、大石の3名が、成田空港から Air Asia JW8527便で出発しました。
別の便で小野さん、石田さんも札幌入り。
この5名と、前日先乗りこみ組の横島さん、真田さん(この2名は宴会部を兼任担当)らが中心となって12日[金]に美唄入りして、会場設営、展示設営にあたりました。
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最初に札幌入りされたのは北海道出身の小野さん。その小野さんと合流して、空港からほど近い千歳市内の「札幌ジンギスカン」で、北海道名物ジンギスカン料理を満喫しました。その報告は〔Viva la 活版 Viva 美唄レポート09〕にあります。

13日[土]からは、地元北海道の会員の皆さまはもちろん、福岡から玉井さん、徳島から画像記録担当の川崎さん、東京からは小酒井さん、山崎さん、宗像さんら、10数名の皆さんが続続と美唄入りされました。
中には、押手さんのように、フラフラと北海道を周遊していたり(ふしぎに飲み会には参加していましたが)や、渡辺さん、山本さんは、札幌に宿泊して、レンタカーで美唄に通勤!? されていたかた、松尾夫妻のように、はじめての北海道ということで、レンタカーで各地を駆けめぐっていたかたもありました。
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今回は後乗りこみ組の日吉洋人さんのカメラから、〔Viva la 活版 Viva 美唄──すばらしき活版、すばらしい美唄〕をご紹介いたします。
ふたつの会場 ── アルテ ピアッツァ美唄のストゥディオとギャラリー、そして野外彫刻群のあいだを、いったりきたりする日吉さんの視線がおもしろいので、大量にご紹介いたします。
一部の写真はこれまでにご紹介したものと重複しますが、視点の相違もありますので、あえてご紹介いたしました。

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Viva la 活版 Viva 美唄レポート11 桐島カヲル作品

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桐島カヲル
福岡県出身。10代までを筑豊炭鉱の町 直方ノオガタで過ごす。進学を機に上京。東京農業大学にて、植物遺伝学や分子生物学について学ぶ。
「コトバと活字 Lingua Floresns」主宰。
同、私活字版印刷工房にて、可動活字(movable type)を用いてストーリーを組み換え、ものがたりをくりかえし構築する「断片小説」を制作。
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「断片小説」は、言の葉であり、詩であり、綴じられていない小説である。可動活字(movable tyoe)による活字組版や、塩基配列による遺伝子組み換えとおなじように、ストーリーを組み替えたり、好みや雰囲気によって繰り返し再構築することができるようになっている。つまり、それはデジタル時代の「ハイパーテキスト」と同じ文脈に位置するといえる。
また「断片小説」とは、タイポグラフィの構成要素としての、点(文字、単語)、線(文、行)、面(紙面、書籍)にも通じる構造を有しており、どの局面から切り取って捉えても楽しめるようになっている。
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Viva la 活版 Viva 美唄レポート12 エピローグ タイポグラフィ・ゼミナールの報告+ご後援者:タイポグラフィ学会の記録

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《Viva la 活版 Viva 美唄ではふたつの講演会と、常時各種の活版ゼミナールを開催しました》
「アルテピアッツァ美唄」は、地元の北海道美唄市出身で、世界的な彫刻家として知られる、安田 侃ヤスダ カンさんがいまなお創り続ける、大自然と彫刻が相響した野外彫刻公園であり彫刻美術館です。
「アルテ ピアッツァ美唄」はまた、自然と人と芸術のあたらしいありかたを模索し、提案し続け、訪れる人びとに、自分の心を深く見つめる時間と空間を提供している素晴しい施設です。P1000622uuP1000606uuP1000656uuP1000670uuP1000767uuP1000669uuP1000788uu

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このような素敵な環境にある「アルテ ピアッツァ美唄」の、「アート・ストゥディオ」と「アート・ギャラリー」の一画をお借りして、〔Viva la 活版 Viva 美唄 ── すばらしき活版、すばらしい美唄〕では、各種ゼミナールと、活版カレッジ有志による活字版印刷作品を中心とした展示をおこないました。

皆さまもこれを機会に、お気に入りの書物を一冊持って、北海道美唄の地「アルテ ピアッツァ美唄」にお出かけください。そして彫刻と自然が織りなすシンフォニーの中で、のんびりと読書や思索に耽ったり、大切な人とのゆっくりしたひとときを過ごしたりしてください。真の造形活動や、こころ豊かな人生について見つめなおすために必要な、贅沢な時間と空間がそこにはあります。

 《Viva la 活版 Viva 美唄 全体記録》
【会 期】  2013年7月13日[土]―15日[月・祝] 9:00―17:00
【会 場】  ARTE PIAZZA BIBAI アルテピアッツァ美唄
アート・ギャラリーおよびアート・ストゥディオ
北海道美唄市落合町栄町   http://www.artepiazza.jp/
【入場料】 無  料
【主 催】   朗文堂 アダナ・プレス倶楽部
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◎ 07月13日[土]
10:00―12:00 「メディアと活版印刷──活版印刷のあらたな挑戦」
朗文堂/片塩二朗
わが国への活字版印刷術導入の歴史から未来展望までを学ぶ講座です。

今回の〔Viva la 活版 Viva 美唄〕では、片塩二朗と堀内 剛両氏の講演会を設けましたが、その講演時間の設定を10:00-12:00としていました。
これは現地で経験してわかったことですが、北海道の中心はやはり人口190万余の札幌市で、そこから90数キロ離れた美唄市アルテ ピアッツァ美唄へのアクセスは、必ずしも便利とはいえず、電車とバスを乗り継いでご来場されたかたは、一時間半ほどかかり、高速道路経由でも一時間ほどかかります。

そのために講演開始の10時に会場入りされるためには、せっかくの休日に早起きして、8時頃には札幌のご自宅を出発ということになっていました。したがって講演の最終部になってからが満席という状態で、ご聴講の皆さんにも、講師のかたにもご迷惑をおかけしました。これは主催者としての反省事項となりました。
それでもご熱心な参加者が、札幌を中心に多数駆けつけてくださったことはうれしいことでした。
ふたつの講演会にあわせて、ご来場者には活字版印刷機 Adana-21J を使って、記念カードの印刷体験も行っていただきました。
美唄ゼミuu_ページ_01uu 美唄ゼミ用uu_ページ_02uubibai_400uu bibai_414uu bibai_409uu13:00―14:30 「欧文活字と花形活字でつくるオリジナルレターセット」
アダナ・プレス倶楽部
花形とアルファベットの活字を使って、名前入りの素敵なオリジナルレターセットをつくりました。
便箋10枚と封筒5枚に銀色のインキで印刷しました。

15:00―16:30 「欧文活字と花形活字でつくるオリジナルレターセット」
アダナ・プレス倶楽部
花形とアルファベットの活字を使って、名前入りの素敵なオリジナルレターセットをつくります。
便箋10枚と封筒5枚に銀色のインキで印刷します。

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《活版実践ゼミナールの模様は、動画YouTube 16:19 でお楽しみください》
小型活版印刷機 Adana-21J をもちいての〔活版実践ゼミナール〕は、3日間にわたる会期中に随時開催されていました。その模様の詳細は、会員:川崎孝志さん製作の動画を YouTube に投稿してありますので、そちらでご覧ください。
全体で 16:19 の画像ですが、04:10 あたりから〔活版実践ゼミナール〕の様子が収録されています。

http://youtu.be/QK3Ygg7JV4Q

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◎ 07月14日[日]
10:00―11:30 「起農への挑戦 〇(まる)をもらえる野菜づくり」
まるほり野菜園/堀内 剛
アダナ・プレス倶楽部では、活版印刷と同様に、農業もたいせつなものづくりと考えています。そんな身体性をともなった「ものづくり」の根幹をなす「農」と「食」について、北海道夕張郡由仁町で、あらたに野菜園「まるほり野菜園を起業した堀内剛さん」に講演をしていただきました。
講演とあわせて、堀内さんが育てたトマトの試食と、お土産のトマトの配布(先着順)も実施しました。

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15:00―16:30 「欧文活字と花形活字でつくるオリジナルレターセット」
アダナプレス・倶楽部
花形とアルファベットの活字を使って、名前入りの素敵なオリジナルレターセットをつくりました。
便箋10枚と封筒5枚に銀色のインキで印刷しました。
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◎ 07月15日[月・祝]
10:00―12:00 「活版印刷で記念カードを印刷しよう」
アダナ・プレス倶楽部
活字版印刷機 Adana-21J を使って記念カードの印刷を体験していただきました。
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《ご後援をいただいた タイポグラフィ学会の記録》
〔Viva la 活版 Viva 美唄〕には、タイポグラフィ学会のご後援をいただきました。
そのおかげで、タイポグラフィ学会北海道在住の会員のご参加があり、イベントを有意義なものとしていただきました。また多くのタイポグラフィ学会員にご来道いただきました。ありがとうございました。
ここにタイポグラフィ学会の展示の一部をご紹介いたします。
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《エピローグ  本2014年、Viva la 活版 ── すばらしき活版展は、鹿児島で開催いたします》
本年の〔Viva la 活版 ── すばらしき活版展〕の会場と開催時期に関するご報告です。
本年は北の大地から一転して、焔をふきあげる活火山・桜島のちかく、南の鹿児島を会場として、11月初旬の開催に内定いたしました。皆さまの積極的なご参加とご来場をお待ち申しあげます。
この詳細は、これからもニュース欄、コラム欄の双方で随時お知らせいたします。
いざ駆けなん。この丘の向こうにはおおきな可能性がひろがっているから!