タグ別アーカイブ: 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 夏の日のきらめき ― 清方一家の夏休み ―|’24年7月6日-8月25日|終了

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 夏の日のきらめき ― 清方一家の夏休み ―
会  期  2024年7月6日[土]- 8月25日[日]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(7月15日[月・祝]、8月12日[月・振]は開館)
       7月16日[火]、8月13日[火]
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 300円、小・中学生 無料
      * 鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生-大学生 無料
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8月生まれの鏑木清方は四季ではことに夏を好み、作品やスケッチに夏の風物を多く描きました。中でも、子どもたちが夏休みになると滞在した横浜・金沢の別荘での日々は特別で、作品の着想を得ることにもつながりました。金沢の情景に取材した作品に、長女と蓮田を散歩した早朝の風情を描いた《朝涼》や、家族や弟子らが山路の散策を楽しむ姿を描いた絵日記などがあり、これらの作品からは近しい人たちに向けた清方の温かな眼差しが感じられます。
本企画展では、横浜・金沢での夏のひと時を楽しむ清方一家の様子を、作品や絵日記、スケッチでご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 ] 

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 清方と二人の弟子 ― 門井掬水 西田青坡 ―|’24年5月25日-6月30日|終了

清方5月

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展 清方と二人の弟子 ― 門井掬水 西田青坡 ― 
会  期  2024年5月25日[土]- 6月30日[日]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、6月4日[火]
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 450円、小・中学生 220円
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鏑木清方のもとには、画風や人柄に惹かれて多くの入門希望者が集まり、一時、弟子は五十余人にものぼりました。中でも、門井掬水と西田青坡は、生涯を通じ清方のもっとも近くで師風を学んだ日本画家です。
門井掬水(1886ー
1976)は茨城県に生れ、小学生の時に、当時、駆け出しの挿絵画家の清方に習い事として入門し、一番弟子となりました。西田青坡は(1895ー1980)は東京深川に生れ、伯父の西田伝助が清方の父・篠野採菊と深い親交を結んだのが縁となり、12歳頃に入門、住み込みで指導を受けた時期もありました。
主に女性像を描いた師と同じ様に、掬水と青坡も美人画を手がけますが、次第に独自の画風を切り開き、掬水は女性たちの労働する姿、青坡は市井の生活の細やかな描写に才を発揮し優品を残しました。

本特別展では清方作品のほかに掬水、青坡作品をご紹介し、二人の弟子への美の伝承を辿ります。

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[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 ] 

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 清方えがく、華やぐ舞台 ~芝居絵を中心に~|’24年4月19日-5月22日|終了

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展 清方えがく、華やぐ舞台 ~芝居絵を中心に~ 
会  期  2024年4月19日[金]- 5月22日[水]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(4月29日[月・祝]、5月6日[月・振]は開館)
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 450円、小・中学生 220円
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大の芝居好きだった鏑木清方は、その画業をとおして歌舞伎や新派に取材した作品を多く残しました。華やかな衣裳や踊り、役者の表情など、一瞬の美しさをとらえた作品からは、舞台の見どころを熟知する芝居好きならではの視点がうかがえます。
明治のはじめに芝居好きの両親のもとに生まれ、新富町や木挽町など劇場が軒を連ねる芝居町で幼少期を過ごした清方。後に挿絵画家となり、演芸雑誌へ挿絵やスケッチなどを寄せ、歌舞伎の合評に参加することもありました。歌舞伎座の近くに住んでいたころは、芝居の感激と興奮の熱が冷めないうちに家へ戻り、挿絵の版下絵を描いたといいます。清方にとり、芝居は最も楽しめる趣味であり、かつ魅力的な絵の題材でした。
本特別展では、「道成寺」や「野崎村」など、清方が好んだ演目に取材した芝居絵を、演芸雑誌に寄せた挿絵などとともにご紹介します。

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【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 子どもへのまなざし ─ 清方が描いた子どもたち ─|’24年3月2日-4月16日|終了

鏑木清方03月展示

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 子どもへのまなざし ── 清方が描いた子どもたち ──
会  期  2024年3月2日[土]- 4月16日[火]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 300円、小・中学生 150円
      * 鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生-大学生 無料
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大正から昭和にかけ日本画壇で活躍した鏑木清方。その画業の始まりは挿絵でした。16歳で挿絵画家となり、25歳の時に実力派の挿絵画家が活躍する雑誌『文藝倶樂部』に初めて口絵を寄せ、人気挿絵画家の仲間入りを果たします。そして大正のはじめまで様々な雑誌で口絵や挿絵を描きました。
ほぼ時を同じくして、出版界では子どもたちに向けた雑誌が次々と創刊されるなど、児童文学が花開きます。教訓話や世界のお伽噺に日本画家の武内桂舟や梶田半古らが挿絵を描き、清方も表紙絵や口絵、挿絵をはじめ、付録の双六なども描きました。その作品数は大人向けの文芸雑誌に匹敵するほどで、清方の大切な画業といえます。
本企画展では、清方が描いた子どもに焦点を当て、子どものいる情景を描いた作品とともに子ども向け雑誌の口絵などを展示し、清方の挿絵画家としての新たな一面、子どもへのまなざしをご紹介します。

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[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鏑木清方記念美術館|企画展 大佛次郎没後50年|季節の彩り ― 清方が描いた美人挿絵 ―|’23年7月1日-9月10日|終了

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鏑木清方記念美術館
企画展 大佛次郎没後50年 季節の彩り
― 清方が描いた美人挿絵 ―
会  期  2023年7月1日[土]- 9月10日[日]
        前 期 2023年7月 1 日[土]- 8月 6 日[日]
        後 期 2023年8月10日[木]- 9月10日[日]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日、7/17[月・祝]は開館、7/18[火]は休館
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 300円、小・中学生 無料     * 鎌倉に通学する 小学生-大学生 無料
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戦後、清方が鎌倉に移り住んでから最初にとりかかった仕事のひとつに雑誌『苦楽』の表紙絵の制作があります。
『苦楽』は同じく鎌倉に住んでいた文学者・大佛次郎(おさらぎ じろう   1897-1973)が創刊・主宰した文芸雑誌で、「社会人の文学の洗練と円熟」を旨として豪華な執筆陣や画家を迎え、昭和21年に創刊されました。

大佛から強い要望をうけた清方は、その熱意に応えて創刊号から表紙絵を担当し、昭和24年8月号まで、四季折々の風俗に取材した美人画を描きました。その上、雑誌の呼び物であった「名作絵物語」へも作品を提供していました。亡くなるまで『苦楽』を手元に置いていた清方、彼にとり『苦楽』での仕事はやりがいのあるものでした。

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【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 清方 × 文学|ー紅葉への憧憬、鏡花との友情 ー|’23年9月14日-10月18日|終了

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展
清方 × 文学 ー紅葉への憧憬、鏡花との友情 ー
会  期  2023年9月14日[木]- 10月18日[水]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
      * 9月18日、10月9日[月・祝]は開館、10月10日[火]
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      248-0005  神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 450円、小・中学生 220円
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清方芸術の魅力の一つに、文学作品をもとに情緒豊かに描かれた物語絵があります。
清方は挿絵画家として歩み始めた頃に、尾崎紅葉とその高弟・泉鏡花に出会います。人気と実力を兼ね備えた彼らの小説に絵を描くことにより、清方の知名度も高まっていきました。さらに、尾崎紅葉らにより結成され、明治20-30年代の文壇で主流をしめた硯友社の同人たちの小説へも数々の口絵や挿絵を寄せました。若きこの頃に培った文学的教養は、清方の創作活動の礎となり、晩年まで文学に取材した作品を多く生みました。
泉鏡花生誕150年、尾崎紅葉没後120年にあたる今年の特別展では、清方と硯友社などの文学者との関わりについて、日本画や挿絵をはじめ、交流を示す多彩な資料を交えて紹介します。

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[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 ]

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 早春の風情 ―清方のことばとともに―|’24年1月13日-2月27日|

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 早春の風情 ― 清方のことばとともに ―
会  期  2024年1月13日[土]- 2024年2月27日[火]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(2月12日[月・振]は開館)、2月13日[火]
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 300円、小・中学生 150円
      鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生-大学生 無料
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四季折々の情趣を作品に描いた鏑木清方は、一月から二月にかけての寒さが厳しい頃にも、早咲きの菜の花や紫陽花の小さな芽などに春の兆しを見つけ、その趣を楽しみました。
明治から昭和にかけ急速に近代化が進み、人々の暮らしや町並みは大きく変わりました。清方は、時代とともに失われつつある季節の風物や風景を、絵筆だけでなく随筆でもかき残しました。清方にとり文章をつづることは、もう一つの大切な表現手段でした。
本企画展では、春の訪れを告げる早春の風情を描いた作品を、名文家としても知られる清方のことばとともにご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 清方と弟子たち ― 師弟で目指した芸術 ―|’23年10月21日-11月26日|終了

清方11月

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展
清方と弟子たち ― 師弟で目指した芸術 ―
会  期  2023年10月21日[土]- 11月26日[日]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、11月14日[火]
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 450円、小・中学生 220円
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浮世絵の系譜をひく鏑木清方の門弟には、昭和の女性の佇まいを好んで描いた伊東深水や、自身が暮らした阪神の女性美を表現した寺島紫明ら、現代でも広く知られている多彩な才能の画家たちがいます。近年は柿内青葉や西田青坡の画業が新たに紐解かれ、清方の一門が再注目されています。

清方は挿絵画家として活動し始めた頃から後進を育て、やがて画塾をつくりました。そして大正4年(1915)からは弟子たちの作品発表の場として「郷土会展覧会」を開催しました。
画塾の自由闊達な雰囲気のなか、各々の芸術的個性と画才を伸ばした門弟たちは、やがて浮世絵画派を意識し、社会風俗に広く取材した制作活動や、人物画研究などにも取り組み、昭和の画壇で幅広く活動しました。

本特別展では、それぞれに師風を受け継いだ弟子たちの作品を、清方の作品と共に紹介します。

<関連イベント>
◆展示解説
 学芸員による展示解説を行います。
 日 時:毎週土曜日 13:30-
◆日本画ワークショップ (予約制)
 日本画材を使って、絵を描こう!初心者の方でもお楽しみいただけるワークショ
 ップです。
 期 間:令和5年10月29日[日]
 ⓵ 13:00-14:30  ⓶ 15:00-16:30
◆美術講演会 * 下掲詳細参照

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 ]

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 春を待つ ― 清方が描いた新春 ―|’23年12月2日-’24年1月8日|

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展
春を待つ ― 清方が描いた新春 ―
会  期  2023年12月2日[土]- 2024年1月8日[月・祝]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(1月8日[月・祝]は開館)、12月29日[金]-1月3日[水]
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      248-0005  神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 300円、小・中学生 150円
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大正から昭和にかけ近代化が進んだ東京では、伝統的な季節の風習は徐々に忘れられつつありました。それでも昭和の初めころまでは、正月に晴れ着姿で髪を島田に結った女性や新春の寿ぎを唄い踊る萬歳の姿がみられたといいます。
江戸から続く風習や季節の行事を大切にしていた清方は、新年を迎えると氏神や七福神へ詣でたり、弟子たちと新年会を開いて宝珠の寄せ描きをするなど新春の吉例を楽しんでいました。そして、松飾りを外し、七草粥を食べて正月気分も落ち着く頃には、日常に戻ることに寂しさを覚えつつも春が来るのを心待ちにしていました。
本展覧会では清方が新春の風情に取材した作品や口絵、雑誌の正月号の附録となった双六などを紹介します。あわせて、清方作品を名匠・永井周山が意匠化した押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」も展示します。

<関連イベント>
◆展示解説
 学芸員による展示解説を行います。
 日時:12月9日[土] ・12月23日[土]・1月13日[土]・1月27日[土]13:30から
◆日本画ワークショップ(要ご予約)日本画材を使って、絵を描こう!
 初心者の方でもお楽しみいただけるワークショップです。
  詳しくは当館ホームページにてご確認ください。
 日時:令和5年12月17日[日]
    ⓵ 13:30-14:30
    ⓶ 15:00-16:30   
◆新春福引き
 ご来館の方を対象に、ミュージアムショップが当たる福引を実施します!
 日時:1月4日[木]- 1月8日[月・祝]
◆ミュージアムグッズ新春初売り
 当館発行の叢書図録と一筆箋を特別価格で販売します。
 期間:1月4日[木]- 1月8日[月・祝]

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[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 冬の輝き ─ 美人画と押絵羽子板 ─|’22年12月2日-’23年1月9日|終了企画

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 冬の輝き ── 美人画と押絵羽子板 ──
会  期  2022年12月2日[金]- 2023年1月9日[月・祝]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、12月29日[木]-1月3日[火]、1月9日[月・祝]は開館。
会  場  248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号 
      tel. 0467-23-6405 fax. 0467-23-6407
観  覧  料  一 般  350円、小・中学生  150円
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鏑木清方は随筆で「冬をさう厭はしく思ふことはなかった。第一好きな雪が降る。」
(『鏑木清方文集四 春夏秋冬』)とつづり、落ち葉焚きや小雪の舞う黒田川など凛とした冬の美しさを好んで描きました。また、年の暮れから新年の賑わう街と人々の様子にも趣を感じ、古きよき新春の風景も作品や口絵に描きました。
本展覧会では、冬景色に取材した作品とともに、名押絵師・永井周山が清方作品を意匠化した押絵羽子板「明治風俗十二ケ月」をご紹介します。

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【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 夏から秋へ ─ 季節のよそおい ─|’22年7月2日-9月11日|終了

きよかた

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 夏から秋へ ── 季節のよそおい ──
会  期  2022年7月2日[土]-9月11日[日]
        〈前期〉2022年7月2日[土]-8月7日[日]
        〈後期〉2022年8月11日[木・祝]-9月11日[日]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日《7月18日[祝]は開館》、7月19日[火]、8月9日[火]、10日[水]
観  覧  料  一  般  300円、小・中学生  無  料
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鏑木清方が描く女性たちの装いは、美しさや華やかさを表現するのみならず、描かれた時代や季節を表わし、人物の人となりを表わすものでもありました。江戸文化の名残をとどめる東京の下町ではぐくまれた感性と、たゆまぬ時代風俗の研究により描かれた和の装いは、清方の美意識の結晶ともいえます。
なかでも白と藍とが織りなす浴衣の情趣を、清方はこよなく愛しました。駆け出しの挿絵画家だった頃、挿絵の仕事とかけもちで浴衣の図案を描き、日本画家となってからも浴衣の意匠を手掛けた清方は、浴衣の図案集を出すことも考えたほどでした。
「團扇とゆかた、それはとりもなほさず都會人の、といふよりは、東京のものの夏の生活そのものと云へるではあるまいか。(「團扇と浴衣」)清方の心の中で、浴衣は、古きよき時代の夏の情景と深く結びついているのです。
本展覧会では、夏から秋にかけての季節の装いを描いた作品を、清方が考案した浴衣地や描き絵を施した絽の着物とともにご紹介します。

※新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 渡辺省亭生誕170年記念|鏑木清方と渡辺省亭 ─ 江戸画人の水脈 ─|’22年9月15日-10月19日|終了企画

かぶらき

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展 渡辺省亭生誕170年記念 
鏑木清方と渡辺省亭 ── 江戸画人の水脈 ──
会  期  2022年9月15日[木]-10月19日[水]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(9月19日[月・祝]、10月10日[月・祝]は開館)、10月11日[火]
観  覧  料  一 般  450円、小・中学生  220円
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繊細かつ洒脱な画風で異才を放った渡辺省亭(1852-1918)。江戸情緒や身近な四季の移ろいを繊細に描き、「省亭風」と呼ばれた作風が明治・大正の市井の人々に愛されました。近年その画業が紐解かれ、再評価されています。
清方は13歳で挿絵画家をこころざす前から、本や雑誌に載せられた省亭の口絵や挿絵に接し、その清新な画風に魅せられていました。一時省亭に花鳥画を学んだ水野年方に入門して研鑚を積み、やがて流麗な線描と情緒豊かな作風で挿絵画家、日本画家として名を馳せるようになります。省亭の作品を蒐集して自宅の床の間に飾り、晩年まで省亭に私淑した清方。「省亭は、年方に直結して、間接には私にまで及んでゐる」(『こしかたの記』)と、省亭からの影響を随筆の中でも語っています。
本展覧会では、省亭と清方の作品を並べて紹介し、省亭から清方へと連なる美の伝承を辿ります。

※ 新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上、参観を。
[ 詳細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 清方の大正時代 ― 至上の美を求めて―|’22年10月22日-11月27日|終了企画

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展 清方の大正時代 ― 至上の美を求めて ―
会  期  2022年10月22日[土]- 11月27日[日]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、11月15日[火]
観  覧  料  一   般  450円、小・中学生  220円
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今から110年前、時代が明治から大正へと移る頃、鏑木清方は挿絵画家から日本画家へと転身を図ろうとしていました。大正3年(1914)に、文部省美術展覧会で2等賞を受賞した《墨田河舟遊》が文部省買い上げとなり、翌4年(1915)には《霽れゆく村雨》が2等賞首席を受賞。日本画家として、また、浮世絵の流れをひく美人画家として、その地位は確かなものになりました。
しかしその後も清方は、新たな芸術の道を探り続けます。仲間と結成した美術団体・金鈴社では、同世代の画家からの影響を受けて風景画に傾倒し、弟子たちが中心となり結成した郷土会では社会画としての風俗画のありようを模索しました。
こうした大正時代の歩みは、人物の美と風景の美が融合し、豊かな叙情性をたたえた名作、《築地明石町》(昭和2年)の誕生へとつながっていきました。

本特別展では、清方芸術の萌芽ともいうべき大正期の制作に着目し、新たな創作の展開を試みた作品を中心にご紹介します。

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[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 美しきおもかげ ── 物語の女性たち ──|’22年4月14日-5月18日

鏑木清方04月

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展 美しきおもかげ ── 物語の女性たち ──
会  期  2022年4月14日[木]-5月18日[水]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
      換気清掃時間 13:00-13:30(一時閉館。ご入館いただけません)
休 館 日  毎週月曜日(5月2日[月・祝]は開館)
観 覧 料  一 般  450円、小・中学生  220円
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今年、没後50年を迎える鏑木清方は、戯作者であり新聞人でもある父・篠野採掬や、芝居好きな母親、草双紙を読み聞かせてくれた祖母などの影響を受け、幼い頃から、文学と芝居に親しみ育ちました。画家となってからは、挿絵画家として多彩な登場人物を描き分けるほか、浮世絵の研究にも努め、豊かな人物表現を身に付けました。
文章に綴られ、また、舞台上で演じられる物語を深く理解し、登場人物の心情に心を寄せて描いた作品群は、清方芸術の特徴の一つとなっています。
本特別展では、文学や芝居に精通した清方が、自らの心の琴線に触れた物語の女性たちを描いた作品を通して、近世から近代にかけての詩情豊かな物語世界をご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 春、うらら。清方の風景とスケッチ|’22年3月4日-4月10日

清方02

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 春、うらら。清方の風景とスケッチ
会  期  2022年3月4日[金]-4月10日[日]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
      換気清掃時間 13:00-13:30(一時閉館。ご入館いただけません)
休  館  日  毎週月曜日(3月21日[月・祝]は開館)、3月22日[火]
観  覧  料  一般 200円、小・中学生 100円
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梅、沈丁花、菫、桜 ——— 鏑木清方(かぶらき きよかた、1878年-1972年)は、人物の足元や背景に、春の訪れを告げ、春の盛りを彩る花々を描きました。
人物を描く時、人の姿形よりも、人物から感じられる季節感を大切にした清方。その繊細で豊かな季節の表現を支えたのは、若い頃から晩年まで、日常的に続けた植物や風景の写生です。
「写生なさい、写生なさい。色も形もそれから得るのです。」(『美人畫講話』)
この日本画を学ぶ者たちに向けたことばには向けたことばには、自然を写生することで、色彩や形の美を感じ取り、学び取ってきた自身の実感がこもっています。
本展覧会では、春の情趣あふれる作品を中心に、鎌倉、箱根、大磯などの風景や草花のスケッチとともにご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
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【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 うつくしきひと。~清方のまなざし~|’22年1月14日-2月27日

清方01

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 うつくしきひと。~清方のまなざし~
会  期  2022年1月14日[金]-2月27日[日]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
換気清掃時間  13:00-13:30(一時閉館。ご入館いただけません)
休  館  日  毎週月曜日
観  覧  料  一般 200円、小・中学生 100円
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鏑木清方は、明治、大正、昭和と、生涯をとおし女性の美を描きました。街で見かけた婦人、芝居の観客、歌舞伎の女形、ともに暮す妻や娘たち——清方のまなざしがとらえた姿は、写生帖や記憶に残され、制作の礎となりました。
さらに、同時代の女性のみならず、江戸時代の女性や物語の登場人物など多様な女性像を描きました。そして、時代とともに変わりゆく風俗や流行を敏感に感じ取りながら、姿形の奥にある、自らが理想とする女性の美を追い求めました。

本展覧会では、様々な視点から描かれた清方の美人画を中心に、モデルを務めるだけでなく自身も筆をとった照夫人の作品や師の系譜を継ぎながら異なる魅力の女性を描いた弟子たちによる作品もご紹介します。

清方02◉ 次回展示のご案内
企画展 春、うらら。~清方の風景とスケッチ~
会 期 2022年3月4日[金]-4月10日[日]

 

 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
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