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【展覧会】静嘉堂文庫美術館|静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅲ|お雛さま ― 岩﨑小彌太邸へようこそ ― |’23 年2月18日-3 月26日|会期末

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静嘉堂創設 130 周年・新美術館開館記念展Ⅲ
お雛さま ― 岩﨑小彌太邸へようこそ
Ohina-sama — Welcome to the Residence of Koyata Iwasaki
会  期  2023 年 2 月 18 日[土]- 3 月 26 日[日]
休  館  日  月曜日
開催場所  静嘉堂@丸の内
      100-0005 東京都千代田区丸の内 2-1-1 明治生命館 1 階
開館時間  10:00 - 17:00 * 金曜は 18:00 閉館。入館は閉館時間の 30 分前まで
入  館  料  一 般 1,500 円  大学・高校生 1,000 円  中学生以下 無 料
お問合せ  電 話 050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  静嘉堂文庫美術館(公益財団法人静嘉堂)
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岩﨑家の雛祭りへようこそ。
岩﨑小彌太夫妻の芸術文化への造詣の深さを象徴する作品の一つに岩﨑家のお雛さまがあります。このお雛さまは、岩﨑小彌太が孝子夫人のために、京都の人形司に特注したといわれる昭和初期の愛くるしい童子形の名品で、昭和 4 年(1929)に竣工した、小彌太の麻布鳥居坂本邸(現:港区六本木、国際文化会館)の大広間で披露されていたことが写真によって分かります。
本展では、昭和 9 年竣工の明治生命館内の静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)で、鳥居坂本邸の雛人形段飾りの背景に立つ 高さ 3m の川端玉章筆「墨梅図屏風」(初公開)とともに、岩﨑家のお雛さまをご覧いただきます。
あわせて、小彌太夫妻の日本画の師でもあった前田青邨が描いた、玄関の衝立やダイニングルームなどに飾った大作のほか、邸内で愛でられた品々で皆様をお迎えします。小彌太邸の雛祭りをお楽しみ下さい。
お雛さま02※ 日時指定予約券制 推奨実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静嘉堂文庫美術館  公式チケットオンライン予約〔 静嘉堂@丸ノ内 〕

【展覧会】静嘉堂文庫美術館|静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅰ|響きあう名宝 ― 曜変・琳派のかがやき ―|’22年10月1日-12月18日|会期終了

静嘉堂「響きあう名宝」ポスター(S)
静嘉堂文庫美術館
静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅰ

響きあう名宝 ― 曜変・琳派のかがやき ―
会  期  2022年10月1日[土]-12月18日[日]
        [前 期]10月  1日[土]-11月6日[日]
        [後 期]11月10日[木]-12月18日[日]
休  館  日  月曜日、11/8[火]、11/9[水]
開館時間  10:00-17:00 (入館は16:30まで)
      金曜日は18:00 (入館は17:30)まで
会  場  静嘉堂@丸の内 (明治生命館1階)
入  館  料    一 般  1500円、大 高 生 1000円、中学生以下 無 料
      障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名〈無料〉を含む)700円
会  場  静嘉堂@丸の内
問い合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
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創設130周年を迎える静嘉堂は、美術館のギャラリーを世田谷岡本の地から、丸の内の重要文化財建築、明治生命館(昭和9年〈1934〉竣工)1階へ移転いたしました。
開館記念展第1弾となる本展では、静嘉堂が所蔵する全ての国宝を始め、茶道具・琳派作品・中国書画や陶磁器・刀剣などの選りすぐりの名宝を、新たな建築空間に合わせ4つのテーマで展観するものです。

昭和初期の代表的な近代洋風建築の、大理石を多用した重厚な建築美の中、高い天窓から自然光が差し込むホワイエを取り囲むように向き合う4つの展示室で、作品は数百年の歴史ある輝きを放ちながら互いの美を響かせあい、皆さまをお迎えいたします。
明治20年代の半ば、静嘉堂創始者の 岩﨑彌之助 は、丸の内で三菱のオフィスビル街建設を進めながら、その一角に「ミュージアム」なるものを造りたいと願いました。100年を超える創立者の夢が、いま花開きます。

02明治生命館外観重要文化財 明治生命館 昭和9年(1934)竣工

03-1国宝《曜変天目(稲葉天目)》国 宝 《曜変天目(稲葉天目)》 南宋時代(12-13世紀)

08国宝 《倭漢朗詠抄 太田切》国 宝 《倭漢朗詠抄 太田切》 平安時代(11世紀)

20国宝《与中峰明本尺牘》

国 宝 趙孟頫 《与中峰明本尺牘》 元時代(14世紀)

展示品画像はすべて「静嘉堂文庫美術館蔵」

* 日時指定予約券制 推奨実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 静嘉堂文庫美術館  公式チケットオンライン予約〔 静嘉堂@丸ノ内 〕 ]

【展覧会】静嘉堂文庫美術館|特別展 明治美術狂想曲|’23年4月8日-6月4日

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静嘉堂文庫美術館
特別展 明治美術狂想曲
会  期  2023年4月8日[土]- 6月4日[日]
         [前 期]4月 8 日[土]- 5月7日[日]
         [後 期]5月10日[水]- 6月4日[日]
休  館  日  月曜日、5月9日[火]
開館時間  10:00 - 17:00 (入館は 16:30 まで)
      * 金曜日は 18:00 (入館は 17:30 まで)
会  場  静嘉堂@丸の内 (明治生命館1階)
入  館  料  日時指定予約 優先入館
      一 般 1,500 円  大学・高校生 1,000 円  中学生以下 無 料
お問合せ  電 話 050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  静嘉堂文庫美術館(公益財団法人静嘉堂)
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江戸幕府が倒れ、西洋文明が流入した明治時代は「美術」が産声を上げた時代でした。
政治体制・身分制の改革、西洋風の建築やファッションの普及など、社会の面でも、文化の面でも、人々の生活と意識に大きな変化がもたらされました。
「美術」という言葉が誕生し、博覧会が開催され、美術館が初めて設置されたのもこの時代です。油彩画が普及し、欧米好みの華麗な工芸品が輸出され、博覧会では絵画や彫刻が並びました。社会全体が西洋化する一方、古美術品の再評価や保護、日本美術史の編纂も、明治時代の重要な出来事です。

本展では、現代の「美術」につながる諸制度・文化が生まれた明治時代を立脚点として、静嘉堂のコレクションを展観します。初めて重要文化財に指定された近代美術の一つである橋本雅邦「龍虎図屛風」、論争を巻き起こした黒田清輝「裸体婦人像」など、岩﨑家とゆかりが深く、当時としてはセンセーショナル、しかし現代でも色あせない明治美術の魅力をお楽しみください。

01落合芳幾「末広五十三次程ケ谷」初公開 落合芳幾「末広五十三次 程ヶ谷」 慶応元年(1865)、大判錦絵
第二次長州征伐にともなう第 14 代将軍徳川家茂の上洛を 主題とした東海道シリーズ。「程ヶ谷」には西洋人も表現され、 幕末の世相を感じさせます。 展示期間:5/10-6/4

02河鍋暁斎「地獄極楽めぐり図」河鍋暁斎 「地獄極楽めぐり図」のうち 「極楽行きの列車」 明治 5 年(1872)、紙本着色
歌川派、狩野派に学んだ画狂・暁斎(1831-89) がパトロンの娘の追善供養に描いた画帖。 当時珍しかった列車をさっそく描いています。 展示期間:4/8-5/7

06曜変天目国宝「曜変天目(稲葉天目)」 南宋時代(12-13 世紀)
光彩が得も言われぬ名碗。完品は世界に 3 碗 のみ。 明治 13 年(1880)、古美術再評価のきっかけとなった 第1回観古美術会に稲葉家より出品されました。 「曜変天目」が展示された最初の展覧会で、明治時代の 人々も「曜変天目」を見ていたのです。

08濤川惣助「七宝四季花卉図瓶」渡辺省亭原画 濤川惣助「七宝四季花卉図瓶」 明治時代 19-20 世紀、七宝
花鳥画を得意とした渡辺省亭(1852-1918) の原画をもとに、濤川惣助(1847-1910)が無線 七宝で製作した瓶。この2人は迎賓館 赤坂離宮の室内を飾る額も製作しています。

<三菱第 2 代社長・岩﨑彌之助と明治美術の接点>
静嘉堂を創設した三菱第 2 代社長・岩﨑彌之助(1851-1908)と明治美術の接点には、明治 28 年(1895)、 京都で開催された第 4 回内国勧業博覧会や岩﨑家の邸宅を飾る室内装飾があります。
第 4 回内国勧業博 覧会では、当時を代表する日本画家に屛風絵を依頼、マスコミを賑わす博覧会の目玉企画となりました。
「裸体画論争」を巻き起こした黒田清輝「裸体婦人像」は、後に岩﨑家高輪邸に飾られました。

09-1重文_橋本雅邦「龍虎図屏風(龍図)」 09-2重文_橋本雅邦「龍虎図屏風(虎図)」重要文化財 橋本雅邦「龍虎図屛風」 明治 28 年(1895)、絹本着色
第4回内国勧業博覧会(京都)に 出品された橋本雅邦(1835-1908) の代表作。しかし、当時の評価は……。 展示期間:4/8-5/7

11黒田清輝「裸体婦人像」 (1)黒田清輝「裸体婦人像」 明治 34 年(1901)、キャンバス、油彩
「裸体画論争」を巻き起こした話題作。 当時の洋画を牽引した画家・黒田清輝(1866-1924)の代表作で、岩﨑家の高輪邸撞球室 (ビリヤード室)に飾られました。

※ 作品紹介画像は 静嘉堂文庫美術館 のご協力をいただきました。流用などはご遠慮ください。
※ 日時指定予約 優先入館。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静嘉堂文庫美術館  公式チケットオンライン予約〔 静嘉堂@丸ノ内 〕]

【展覧会】静嘉堂文庫美術館|書物に見る海外交流の歴史 ~ 本が開いた異国の扉 ~|6月22日-8月4日

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静嘉堂文庫美術館
書物に見る海外交流の歴史 ~ 本が開いた異国の扉 ~
会  期  2019年6月22日[土]-8月4日[日]
休 館 日  毎週月曜日(ただし7月15日は開館)、7月16日

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長い豊かな時を持つ日本の歴史は、各時代を通し、海外とのさまざまな交流の上に育まれてきたものといえるでしょう。古代以来、我が国の文化は大陸や半島の影響を大きく受けてきましたが、江戸時代にはそれらに加えて西洋の事物も大きな力を持つようになりました。本展では、日本の歴史と文化の基層を成す海外との多彩な交流の姿を、書物の中で辿ります。

【出品作品】
schedule_img_08寺島良安編『和漢三才図会』 江戸時代・正徳~享保(1711-35)刊

schedule_img_09司馬江漢撰『天球全図』のうち「ヲルレレイ図」 江戸時代・寛政8年(1796)頃刊

[ 詳細: 静嘉堂文庫美術館

【展覧会】 歌川国貞展 ~錦絵に見る江戸の粋な仲間たち~ 静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫静嘉堂文庫美術館
歌川国貞展  ~錦絵に見る江戸の粋な仲間たち~
<期    間>  2018年1月20日[土]-3月25日[日] 
<休館日>  月曜日 * 2月12日は開館、2月13日[火]休館 
* 会期中、作品の展示替えを致します。
<前期>      2018年1月20日(土)~2月25日(日)
<後期>      2018年2月27日(火)~3月25日(日)
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「錦のように美しい」と称され、江戸時代の庶民を熱狂させた多色摺木版画「錦絵」。江戸時代後期から末期(19世紀前半)を代表する浮世絵師、歌川国貞(1786-1864、三代歌川豊国)は若くから頭角を現し、59歳の時、師の名を継いで三代豊国を名乗り、歌川派の総帥として多くの門人を率いて活躍しました。特に美人画と役者絵の名手として知られています。
本展では、国貞の代表作の中から、江戸の香りを色濃く湛えた作品を選び展示致します。慌ただしい日常を離れ、しばし江戸の街にタイムスリップしてみませんか。

【 詳細情報 : 静嘉堂文庫美術館

【展覧会】 静嘉堂文庫美術館 挿絵本の楽しみ~響き合う絵とことばの世界~

index_mv_01_on[1]静嘉堂文庫美術館 
挿絵本の楽しみ ~響き合う絵とことばの世界~
◯ 会       期 : 2017年4月15日[土]-5月28日[日] *毎週月曜休館日
◯ 開館時間 : 午前10時-午後4時30分(入場は午後4時まで)
◯入  館   料 : 一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料 ※団体割引は20名以上
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私たちは普段さまざまな方法で情報のやり取りをしています。しかし、手段はいろいろでも、その中心となっているのは主に文字と画像(絵)であることに変わりはありません。殊に文字と絵が互いに支え合った時、一層その伝達力は強められます。
「挿絵本」はまさに文字と絵が同じ所で支え合って成り立っているものです。それは、その時代の人々の、情報に対する多様な要望が反映されたものといえるでしょう。
では、私たちは今までどのような挿絵を眺め、味わいながら物事への理解を深めてきたのでしょうか。
本展では、主に日本の江戸時代(17-19世紀半ば)と、中国の明・清時代(14世紀後半-20世紀初め)の本の中から、解説書、記録類、物語など多彩な挿絵本を選び、その時代背景と共にご紹介します。絵と文字の紡ぎだすバラエティ豊かな世界をお楽しみください。

【 詳細 : 静嘉堂文庫美術館

【展覧会】 静嘉堂文庫美術館リニューアルオープン第二弾〝茶の湯の美、煎茶の美〟開催中

茶の湯の美、煎茶の美しばらく改装工事のため休館していた「静嘉堂文庫美術館」がリニューアルオープンし、その第二回目展『茶の湯の日、煎茶の美』が開催中です。

静嘉堂は、岩﨑彌之助(1851-1908 彌太郎の弟、三菱第二代社長)と、岩﨑小彌太(1879-1945 三菱第四代社長)の父子二代によって設立され、国宝7点、重要文化財83点を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と、6,500点の東洋古美術品を収蔵しています。
静嘉堂の名称は中国の古典『詩経』の大雅、既酔編の「籩豆静嘉」(へんとうせいか)の句から採った彌之助の堂号で、祖先の霊前への供物が美しく整うとの意味です。

茶の湯の美、煎茶の美
1月23日(土)-3月21日(月・振休)

静嘉堂所蔵、茶道具(茶の湯の道具)と、煎茶器コレクション、その双方から名品を精選し、一堂に公開する展覧会です。煎茶器の多数公開は15年ぶり となります。
茶道具では、世界に3点しか現存していない、中国・南宋時代の国宝「曜変天目(稲葉天目)」、重文「油滴(ゆてき)天目」にはじまり、千利休所持で伊達家伝来の青磁鯱耳(しゃちみみ)花入や墨跡など、大名家伝来の名品を中心に、また天下人の手から手へと伝わった付藻茄子(つくもなす)、松本(紹鷗)茄子 等、大名物(おおめいぶつ)と称される茶入も出品となります。

国内有数とされる煎茶器コレクションからは、江戸-明治時代にかけて文人たちに愛玩された、中国宜興窯(ぎこうよう)製の茶銚(急須)の名品、染付の茗碗(煎茶碗)、錫製の茶心壺(茶葉の容器)などが、中国やインド舶来の華やかな織物や更紗(さらさ)の仕覆(名器の袋)、敷物とともに並びます。
中国から請来され、わが国に大きな影響を与えた二つの喫茶文化 ― 〝茶の湯〟と 〝煎茶〟-その美の粋が展示室に集います。

【 詳細 : 静嘉堂文庫美術館