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【奥村浩之彫刻展覧会】OKUMURA HIROYUKI|『Men, Myth, Journey and Life 展』─ 男たち、神話、旅と生きかた ─ ベラクルス大学画廊 アルバ デ ラ カナル 9月5日ゟ

INVITACIÓN final redesOKUMURA  HIROYUKI 彫刻展覧会
『Men, Myth, Journey and Life 展』
── 男たち、神話、旅と生きかた ──
会  場  ベラクルス大学画廊 アルバ デ ラ カナル
      Galeria Ramón Alva de la Canal
開催日時  2018年9月5日[水]20時オープニング

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2018年09月04日  奥村浩之

東京・新宿の皆さん、お元気でおられますか? まだ、日本は残暑が厳しいですか?
メキシコはここのところ気温 20 ℃ 前後で、今年は雨も少なく過ごしやすい日々です。
アルバ デ ラ カナルでの個展の搬入が一昨日からはじまっています。
今回は展示風景を展示図録に載せるために、図録は展示期間中にできあがる予定です。
案内状と同じデザイナーにお願いしているので、良いものができそうです。
9月5日にオープニングが迎えらるように、明日も朝から展示です。
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{新宿餘談}
メキシコ在住30年余、彫刻家の奥村浩之さんからメールをいただいた。
現在ご令室の笹井-奥村-祐子さんもメキシコにいっておられ、アトリエからのぞむ風景の写真を、最近はじめられた Facebook にアップロードしたので観るようにとのメールも着到。
アトリエ周辺の景観写真は、浩之さんにとってはあまりにあたりまえで、これまでほとんど紹介がなかったのですが、祐子さんにとっては新鮮でご紹介いただきました。

こんな霊気のただようような山嶺のなかで、黙〻とメキシコの大理石に鑿を入れ続けている奥村浩之さんです。
メキシコシティしか知らないやつがれ、またまたメキシコを旅したいとのおもいを強くするいま。
[彫刻家 奥村浩之後援会 新宿御苑前支部]

【詳細:奥村浩之 笹井祐子 奥村浩之 Facebook 】{活版アラカルト 過去ログ

【個展】 Hiroyuki Okumura ― Memoria y sentido

_Invitacion digital1 3d2a6c3edabe298d19a5d02cfc061381-300x218[1]Hiroyuki Okumura ― Memoria y sentido
奥村浩之彫刻展 ―― 記憶と感覚
Museo Federico Silva, Escultura Contemporánea
会 期 : 2016年9月2日―11月27日
会 場 : フェデリコ シルバ現代彫刻美術館
Dirección: Álvaro Obregón #80 – Centro Histórico,
C.P. 78000, San Luis Potosí, S.L.P.

     Teléfono: 01 (444) 812-38-48
     Horarios: Lunes-Sábado de 10:00 a 18:00 hrs. y Domingo de 10:00 a 14:00 hrs.

【 参考 : Museo Federico Silva, Escultura Contemporánea

奥村浩之さんからのメッセージ } ──────────
メキシコの サン ルイス ポトシ市にあるフェデリコ シルバ 現代彫刻美術館は、1611年に修道院 兼 病院として作られた古い建物です。その後、学校として使用され、2003年から現代彫刻美術館として使用されています。
南北のアメリカ大陸で、彫刻専門の美術館は、ここフェデリコ シルバ 現代彫刻美術館と、ブラジルにある美術館のふたつだけです。
このフェデリ シルバ現代彫刻美術館で、
はじめての個展となります。
1993年作の作品から2016年までの作品 ―― 32点の石の彫刻と、36点のマケット作品の展示です。
奥村 浩之

【旅の備忘録】メキシコ|土着信仰と習合したキリスト教会では頭蓋骨を祀る風習が|拳銃と麻薬に要警戒、 修羅の国、 あやかしの國、 そしてとこしえの歴史をいだく魅力の邦|’15年11月9日

ろうぶんどうuu
メキシコ から2015年11月8日夜に帰国。
トラベル は トラブルの同意語とするやつがれ、メキシコでもさまざまあったが、商用をふくめて収穫の多い旅であった。

とかくメキシコは遠くて治安が悪いとされるが、イタリア、 フランス、スペインなど、ラテン系カソリックの国〻とさほどの差はなく、よく食べ、よく寐て、マフィアなどはよく悪事をなす。
食事はおどろくほど量が多く、しかも味つけが極甘ときているから、中年ともなると、男女を問わず、肥満をこえ、杖をついたり、片足切断の重症の糖尿病患者がすくなくない。
それでもこりずに過食はつづくようだし、また悪事をはたらいても、教会で懺悔すれば許される国らしく、敬虔でもある。したがって、十分、かつ、常に非ざる、非常の警戒をおこたらなければ、とてもよいところであった。

それでも残念なことに、日産自動車をはじめ工場群はメキシコに進出しているものの、わが国からの JAL・ANA の直行便はなく、比較的文化交流は希薄で、芸術系製作者はともかく、建築系・美術系の留学生や、学生の研修旅行もほとんどないと仄聞して物足りないおもいがした。

活版讃歌  <Viva la 活版 Let’s 豪農の館>  の報告がまだ完了していないのに、またまたメキシコで 5,000 枚余の写真を撮ってきてしまった。どうしよう。
あせらず、ゆっくりやるしかないようだ。

メキシコで実物を見てきたばかりでもあり、図版はいまいち咒術性と神秘性にかけるきらいがなくもないが、無事の帰国報告にかえて、ISOPマヤ文字変換 による、マヤ文字調の「上) ろうぶんどう  下) かたしおじろう」である。
メキシコ国立人類学博物館の「マヤ館」で、ようやく実見することができた、石彫にのこされたマヤ文字の本物は、左起しの縦書き、巨大で、咒性をおびて、きわめて迫力があった。

古代王朝のひとつ、紀元二世紀ころに繁栄したマヤ王朝は、独自の「文と字」をもっていた。マヤでは表意記号(文 ≒ 紋)と、表音記号が抱きあうように混在して、ひとつの「字」をなす。
マヤ文字は現在ではおよそ 1,800 キャラクターが知られる。 それが17世紀にスペインの侵略で文書記録が焼却されて解読不能となっていたが、20世紀になって、旧ソビエトの天才少年が古代の石彫記録から解読に成功した。

かたしおじろうuu