< 演 目 >
野村万作 野村萬斎
平清盛公生誕900年記念
嚴島神社奉納「宮島狂言」
開催日時 2018年9月29日[土]、30日[日] 開場 18:30 開演 18:50
会 場 嚴島神社 能舞台
* 座席は座布団席となります。 座布団鑑賞が難しいお客様はご注意を。
* 雨天決行、荒天中止
主 催 |
S A P |
特別協力 |
嚴島神社 |
特別協賛 |
JTB |
後 援 |
平清盛記念事業実行委員会 |
協 力 |
宮島観光協会 |
制作協力 |
万作の会 |
企画制作 |
S A P |
◯ お問い合わせ
S A P |
03-6912-0945 (平日 10:00 ~ 18:00) |
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<演目紹介>
『 川 上 』
吉野の里に住む盲目の夫が、霊験あらたかという川上の地蔵に参詣する。参篭の甲斐あり早速目が開くが、地蔵のお告げには「連れ添う妻が悪縁ゆえ離別せよ」という条件があった。それを聞いた妻は腹を立て、地蔵をののしり、絶対に別れないと言い張る。そこで夫は ……。 人間と運命の対峙を鮮やかに描いた異色の名作です。近年では海外でもたびたび上演され、深い感動を呼んでいます。しみじみとした趣の中にも考えさせられる、緊迫感に満ちたドラマをご堪能下さい。
狂言による『彦市ばなし』
ウソつきの名人彦市は、天狗の子から隠れ蓑をまんまとだまし取ります。また殿様からは、河童を釣る約束をして、天狗の面と鯨肉をせしめます。すべてがうまく運ぶかと思いきや、だまされたことに気づいて隠れ蓑を取り戻そうと追いかけてきた天狗の子に、面と鯨肉を取られてしまいます。さらに、何も知らない女房に隠れ蓑を焼かれてしまったからさあ大変。どうする彦市!
熊本の昔ばなしをもとに木下順二氏により書かれた民話劇です。1955年、狂言様式で野村万作らによって初演されて以降、新作狂言として配役・演出をかえながら繰り返し上演され、大好評を博しています。憎めないキャラクターの三人が熊本のことばで繰り広げる大活劇をお楽しみ下さい。
<嚴島神社 能舞台>
《重要文化財・江戸時代》国内でも唯一の海に浮かぶ能舞台。現在、重要文化財に指定されている国内五つの能舞台のうちのひとつでもあります。
厳島での演能は、永禄11年(1568)の観世太夫の来演がそのはじまりとされ、慶長10年(1605)には福島正則が常設の能舞台を寄進。現在の舞台と橋掛及び楽屋が建立されたのは藩主が浅野氏に代わった延宝8年(1680)のことです。
この能舞台は海上にあるため、通常は能舞台の床下に置かれる共鳴用の甕(音響効果のためのかめ)がなく、足拍子の響きをよくするため舞台の床が一枚の板のようになっているのが特徴。
春の桃花祭神能がこの舞台で演じられるほか、茶道表千家と裏千家家元が隔年交互に執り行う献茶祭ではここでお茶が点てられ御神前に献じられます。
【詳細: S A P 関連: 宮島観光協会 】
{新宿餘談-万作の会ウエブサイトを中心に}
狂言とは──、万作の会とは──、プロフィール:野村万作・野村萬斎
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