酒田市美術館・土門拳記念館 共同企画
2つのまなざし
江成常夫 と 土門 拳
-ヒロシマ・ナガサキ-
2022年9月3日[土]-10月16日[日] 会期中無休
上掲写真 左)土 門 拳《原爆病院の患者たち/少 年/前頭部醜形瘢痕切除縫合》1957年
上掲写真 右)江成常夫《浦上天主堂焼け跡で見つかった被爆マリア像(500m)》2019年
1957年、原爆の惨禍を撮影するために土門拳が広島を訪れました。戦後12年を経てもなお生々しい傷を抱える被爆者の姿や、過酷な手術の現場などを目の当たりにした土門は、翌年に写真集『ヒロシマ』を発表。国内外に大きな反響を呼びます。
同作に大きな影響を受けた写真家の1人が、当時20代前半だった江成常夫です。江成はその後自身の仕事の文脈を〝戦争の昭和〟に定め、様々な被写体と向き合っていきます。その間、彼の中には常に被爆地への思いがありました。そして終戦から40年後の1985年、初めて広島に踏み入り、今日に至るまで綿密な取材や撮影を継続。どのように〝被爆〟を写真化するか問い続けた末、2019年の写真集『被爆 ヒロシマ・ナガサキ いのちの証』では、被爆地の遺品や遺構などの「モノ」のみを徹底的かつ克明に写し出しました。
土門と江成が異なる時代に/異なる手法で表現してきた被爆の様相は、それぞれの視座から、原爆の恐ろしさや平和への希求を重く訴えかけてきます。原爆投下から77年を経た現在も、世界では戦火が絶えません。本展における2人の写真家のまなざしが、戦争や平和を改めて考えていくきっかけになれば幸いです。
酒田市美術館
2つのまなざし
江成常夫 と 土門 拳 -ヒロシマ・ナガサキ-
酒田市美術館・土門拳記念館 共同企画
開催期間 2022年9月3日[土]-10月16日[日]
開館時間 午前9時-午後5時(最終入館は午後4時30分)
観 覧 料 一般 900円、高校生 450円、中学生以下 無 料、2館共通券 1200円
休 館 日 会期中無休
主 催 公益財団法人さかた文化財団 酒田市美術館、土門拳記念館
土門拳記念館
2つのまなざし
江成常夫 と 土門 拳 -ヒロシマ・ナガサキ-
酒田市美術館・土門拳記念館 共同企画
開催期間 2022年9月3日[土]-10月16日[日]
開館時間 午前9時-午後5時(最終入館は午後4時30分)
観 覧 料 一般 700円、高校生 350円、中学生以下 無 料、2館共通券 1200円
休 館 日 会期中無休
主 催 公益財団法人さかた文化財団 酒田市美術館、土門拳記念館
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 土門拳記念館 酒田市美術館 ] { 活版 à la carte 土門拳記念館まとめ }