大阪中之島美術館 国立国際美術館 共同企画
すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合
会 期 2022年10月22日[土]-2023年1月9日[月・祝]
休 館 日 月曜日(1/2、1/9を除く)、12/31、1/1 休館
開催時間 10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
会 場 大阪中之島美術館 5 階展示室
観 覧 料 一 般/2館共通券 2500円・大阪中之島美術館 1400円、大学生/大阪中之島美術館 1100円 * 下掲詳細参照
* 2館共通券以外は国立国際美術館の会場の入場には別途観覧料が必要です。
国立国際美術館の観覧料については こちら
問い合せ 06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)
主 催 大阪中之島美術館、国立国際美術館、朝日新聞社、MBSテレビ
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具体美術協会(具体)は、1954年、兵庫県の芦屋で結成された美術家集団です。画家の吉原治良(1905-72)を中核に据えたこの集団は、絵画をはじめとする多様な造形実践をとおして、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示」しようとしました。吉原による指導のもと、会員たちがそれぞれの独創を模索した18年の軌跡は、いまや国内外で大きな注目を集め、戦後日本美術のひとつの原点として、なかば神話化されるに至っています。
本展覧会は、そんな具体の歩みを、「分化」と「統合」という二つの視点からとらえなおす試みです。誰の真似にも陥らず、互いに異質であろうとしながら、あくまで一個の集団としてまとまろうとするその姿勢は、吉原の考える美術のあるべき姿、つまり「人間精神と物質とが対立したまま、握手」している状態とも、重なりあうものだといえるでしょう。
大阪中之島美術館と国立国際美術館、二会場によって構成される本展覧会は、具体の活動拠点である「グタイピナコテカ」が建設された地、大阪の中之島で開催される初の大規模な具体展です。
大阪中之島美術館で具体を「分化」させ、それぞれの独創の内実に迫りつつ、国立国際美術館では具体を「統合」し、集団全体の、うねりを伴う模索の軌跡を追う。それによって目指すのは、新しい具体の姿を提示することにほかなりません。解散後50年となる2022年、「すべて未知の世界へ」と突き進んでいった彼ら/彼女らのあゆみをご覧ください。
*本展は大阪中之島美術館、国立国際美術館の2会場で開催します。
それぞれの観覧料、開館時間、休館日は一部異なりますのでご注意ください。
[ 詳 細 : 大阪中之島美術館 国立国際美術館 ]