佐川美術館
特別展 生誕 100 年 山下清展 -百年目の大回想
会 期 2023年 4 月 8 日[土]- 6 月 11 日[日]
開館時間 午前 9 時 30 分 - 午後 5 時(入館は午後 4 時 30 分まで)
休 館 日 月曜日
所 在 地 佐川美術館
524-0102 滋賀県守山市水保町北川2891 TEL:077-585-7800
入 館 料 ※ 本展は WEB 事前予約制 です
一 般 ¥1,200/高大生 ¥800/中学生以下 無 料 * ただし保護者の同伴が必要
* 高大生は学生証ご提示。専門学校・専修学校は大学に準じる。
* 障害者手帳をお持ちの方(要手帳)、付添者(1 名のみ)無料
主 催 佐川美術館(公益財団法人SGH文化スポーツ振興財団)
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“ 放浪の天才画家 ” と言われた山下清(1922 - 71)。18 歳で放浪の旅を始め創作を続けるなか、31 歳の時、アメリカのグラフ誌がその画才に注目し、脚光を浴びるようになりました。
その後、「今年の花火見物はどこに行こうかな」の言葉を最後に 49 歳で生涯を閉じるまで、「日本の原風景」として人々に愛され続けてきた貼絵など多岐にわたる作品を手掛けてきました。
本展では、貼絵や油彩、水彩画、ペン画、陶磁器など 1961 年のヨーロッパ旅行に持参したスケッチブックのうち初公開の習作を含め、約 190 点を展観。山下芸術の新たな側面を発見するとともに、生誕 100 年を迎えた「百年目の大回想」という名にふさわしく、その生涯にわたる創作活動を振り返ります。
作家紹介 山下 清(1922-71)
© Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023
1922 年 3 月 10 日、東京・浅草に生まれる。
1924 年( 2 歳) 前年の関東大震災により住居を失い、父母の故郷・新潟県に移住する。
1925 年( 3 歳) 重い消化不良にかかり 3 ヶ月後に完治するが、軽い言語障害を患う。
1932 年(10 歳)父の清治が死去。この頃から知的障害が少しずつ顕著になる。
1934 年(12 歳) 千葉県の養護施設「八幡学園」に入園。翌年には教育の一環であった
「ちぎり絵」において画才を発揮させる。
1940 年(18 歳) 11 月 18 日、学園から突然姿を消し、放浪の旅に出る。
1953 年(31 歳) アメリカのグラフ誌『ライフ』をきっかけに山下清大捜索が始まる。
1954 年(32 歳) 地元の高校生により鹿児島で発見される。
1956 年(34 歳) 東京の大丸百貨店で作品展を開催。26 日間で 80 万人を動員。
1958 年(36 歳) 映画「裸の大将」が公開されるも、自身とのギャップに悩む。
1961 年(39 歳) 約 40 日間で 12 ヶ国を巡るヨーロッパへの旅に出る。
1969 年(47 歳) 高血圧による眼底出血を起こし、倒れる。以後、自宅療養を続ける。
1971 年(49 歳) 7 月 10 日夜、脳溢血で倒れ、7 月 12 日、永眠。
<展示作品の一部 ご紹介>
《ソニコンロケット》 貼絵 1959(昭和34)年頃
株式会社増田屋コーポレーション蔵 © Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023
《長岡の花火》 貼絵 1950(昭和25)年 © Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023
《群鶏》 油彩 1960(昭和 35)年 © Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023
《花火》 大橋清(山下清) 鉛筆画 1930-32(昭和5-7)年頃
© Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023
<展示構成>
第1章 山下清の誕生 ― 昆虫そして絵との出合い
第2章 学園生活と放浪への旅立ち
第3章 画家・山下清のはじまり ― 多彩な芸術への試み
第4章 ヨーロッパにて ― 清が見た風景
第5章 円熟期の創作活動
※ 本展はWEB 事前予約制です
※ 作品紹介画像は佐川美術館より拝借しました。流用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 佐川美術館 チケット予約専用サイト ]