{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }
漱石の『永日小品』より「モナリサ」と「懸物」を選びました。
はじめ「火鉢」か「声」を加え、三作品で一冊作るつもりでしたが
頁が増え過ぎるので二作品にしました。
とちらも古いものにまつわる話で、時代を感じさせる好短編です。
薄い半紙があったので使いましたが、薄すぎて
片面刷りでも裏の文字が透けてしまいました。
しかたなく間にもう一枚挟んで写らないようにしています。
今回も、何となくかたちになるだろう、といい加減にはじめたせいで
随分遠回りをしてしまいました。
よろしければお読みください。
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余談ですが、森茉莉の『父の帽子』に
鷗外の「半日」について書いた文章がありました。
以前、遺言書をブログに掲載しましたが、改めて「半日」を読むと
妻への冷遇も納得させられた気がしました。
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