タグ別アーカイブ: 加島牧史

【展覧会】GalleryBar Kajima  高部としゑ 高部哲男「陶器と写真」展  3月12日─31日 終了企画

20180312201748_00001 20180312201748_00002GalleryBar Kajima
高部としゑ 高部哲男「陶器と写真」展 
2018年3月12日[月]-31日[土] 
GalleryBar Kajima  加島牧史
営業時間:14:00-24:00 *日祝日休み
Mail :gbkajima@gmail.com
Web&Blog : https://gbkajima.jimdo.com/
104-0061 中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
Tel : 03-3574-8720
──────────
なんとなく本質的なもの。ぼんやりと実質的なもの。あまり肩肘をはらず一本気なもの。あいまいだがはっきりとしていること。いわゆる常識だが、それを振り回すことをせず、いわゆる堅実だがやわらかいこと。それを生きる難しさを知りつつゆっくりと歩くこと。

うまく言えないが、いわゆる江戸っ子の生き方というか、人の普遍的な理想というか。言ってしまえば負け戦で、それを良しとして淡々と生きることなのだが、そんな機微が端はしに感じられると、近所づきあいも長くなる。長きにわたってお互いの動向を見守ることになる。まあ、それがまた親から子に伝わる、いわゆるぼんやりとした本質なのだろう。この矛盾の中を生きてきた者に礼を尽くそう。この本質を目指す者に喝采を送ろう。(加島牧史)
文字壹凜 Summary }

【展覧会】河口聖展 -Recollectionー GalleryBar Kajima 加島牧史 終了企画

20180219171824_00001 20180219171824_00002河口 聖  展
-Recollectionー
2018年2月19日[月]-3月10日[土]
GalleryBar Kajima  加島牧史

営業時間:14:00-24:00 *日祝日休み
Mail :gbkajima@gmail.com
Web&Blog : https://gbkajima.jimdo.com/
104-0061 中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
Tel : 03-3574-8720
──────────

哲学の勉強会を始めることになった。思想史を学んでいくうちに、やはりギリシャ哲学を学びたくなった。同時にユークリッド幾何学を学ばなければいけないことに気づく。幾何学の証明から論理学が生まれ、数学的思考の演繹法が生まれ、その推論の上でこの近代という時代の事態が生まれたのだということに気づく。
その基礎、根はどこかと尋ねれば、ギリシャ哲学を探訪することになるのだ。河口聖さんのRecollection シリーズ ― 彼方の記憶が甦る ― を拝見した。その幾何学的構成もまたギリシャを思ってのことだろうか。(加島牧史)

文字壹凜 Summary }

【展覧会】 齋藤裕一  ガラス展 ─ 平面 ─  GalleryBar Kajima  加島牧史

20171024175454_00001

20171024180306_00001齋藤 裕一
ガラス展  -平面-
2017.10.23[月]-11.18[土]

GalleryBar Kajima  加島牧史
営業時間:14:00-24:00 *日祝日休み
Mail :gbkajima@gmail.com
Web&Blog : https://gbkajima.jimdo.com/
104-0061 中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
Tel : 03-3574-8720
──────────
齊藤氏のガラスの立体がついに平面になっていた。
成るようになったというか、必然の道を辿って平面のガラス作品群が生まれたのだろうか。
それにしてもファンキーな作品だなあ。
自分の日常の中を見直して作品を作っている、と主はいうが、もしそれが本当ならば
生活は極力地味にも関わらず、その捉え方、感じ方はそれとは真逆なファンキーな
脳内生活を送っていることになる。
それはやはり齊藤裕一が芸術家として器をもっていることから生まれる現象なのだろう。
(加島牧史)

{ 文字壹凜 Summary }

【展覧会】 Gallery Bar Kajima 『小山けい子のガラスたち展』 2月20日─3月11日開催

20170218125004_00001 20170218125004_00002
小山けい子先生のガラス絵を飾ることになった。サンドブラストとガラス絵を組み合わせた工芸的で平面の作品だ。

近年、ガラス作品が身近になってきたようにおもう。
その先駆的作品が飾られることを嬉しくおもう。 (加島牧史)
──────────
GalleryBar Kajima
営業時間:14:00-24:00 日・祝日休廊

【追悼展】 Gallery Bar Kajima 加島牧史、実父{加島彰造追悼展}+{彰造さんを偲ぶ会} 自六月六日至二五日

20160606124923829_0002

20160606124923829_0001写真:<公益財団法人移行記念 駒ヶ根市立図書館講演会『加島祥造講演会』>

加島 祥造(かじま しょうぞう、1923年1月12日 – 2015年12月25日)は、日本の詩人、アメリカ文学研究者、翻訳家、随筆家、タオイスト、墨彩画家。
詩作だけでなく、アメリカ文学の翻訳で名声を得た。また教育者としても信州大学、横浜国立大学教授となっている。
そののち、壮年期より漢詩を経て老荘思想に大きな影響を受け、文筆のみならず絵画なども含めた幅広い創作活動や執筆活動を通して、西洋と東洋の双方を見渡す位置から「タオイスト」としての一貫した姿勢を私生活でも死去するまで徹底した。
死後、ペンネーム一ノ瀬直二でも翻訳活動を行っていたことが発表された。また、ペンネーム久良岐基一名義でも同様に翻訳を行っていた。
──────────
銀座 Gallery Bar Kajima 加島牧史氏は彰造の二男で翻訳家。
多感な少年期に突如「伊那の仙人」として家族と離れた父と牧史のあいだには愛憎こもごもあったと伝わる。万感のおもいを込めての追悼展である。

Gallery Bar Kajima 『福本 倫展』5月16日-6月4日開催。加島牧史による名調子の作品紹介でご紹介

加島01福 本  倫 展
2016年5月16[月]-6月4日[土]
営業時間 14:00-24:00 日祭日休み
GalleryBar Kajima
──────────
福本倫さんの版画を見ていて、何版を重ねたらこの重層的な平面の世界が生まれるのだろうと想像していたら、一版で刷るのだと聞いて驚いた。
どうやら彫りの深さや、インキの置き方でこのような面で切りとられた重層的な空間が生まれるらしい。
倫さんは絵の勉強のためにパリのアトリエコントルポワンで13年間版画をまなび、そこでこのヘイター式という技法を習得した。

今ここにある空間を具体的に止め置こうとすれば、一枚一枚縦割りのフィルムで切り出してゆくことだろうか。いったい何枚切り出したら、この世界をさらに具体的に見ることになるのだろうか。福本さんの平面的な空間を見ていると、そんな想像に引き込まれる。(加島牧史)