日別アーカイブ: 2018年7月24日

【公演】NODA・MAP 第22回公演|贋作 桜の森の満開の下 坂口安吾作品集より|作・演出 野田秀樹|終了企画

野田マップA野田マップB

野田地図03NODA・MAP 第22回公演
贋作 桜の森の満開の下
坂口安吾作品集より 作・演出 野田秀樹

東京公演  2018年9月1日[土]-9月12日[水]    東京芸術劇場プレイハウス
大阪公演  2018年10月13日[土]-10月21日[日] 新歌舞伎座
北九州公演 2018年10月25日[木]-10月29日[月] 北九州芸術劇場 大ホール
東京公演  2018年11月3日[土・祝]-11月25日[日] 東京芸術劇場プレイハウス 

<CAST>
妻夫木聡 深津絵里 天海祐希 古田新太
秋山菜津子 大倉孝二 藤井隆 村岡希美
門脇麦 池田成志 銀粉蝶 野田秀樹

池田遼 石川詩織 織田圭祐 神岡実希 上村聡 川原田樹 近藤彩香 城俊彦 末冨真由
手代木花野 橋爪渓 花島令 藤井咲有里 松本誠 的場祐太 茂手木桜子 吉田朋弘 六川裕

<STAFF>
美術 堀尾幸男
照明 服部基
衣裳 ひびのこづえ 
音楽・効果 原摩利彦
音響 zAk
振付 井手茂太
美粧 柘植伊佐夫
舞台監督 瀬﨑将孝 / 松浦孝行

企画・製作 NODA・MAP 

【詳細: NODA・MAP   贋作 桜の森の満開の下 特設サイト 】

{新宿餘談}
野田秀樹ときくと、やつがれのなかではいまもって「夢の遊眠社」のひとというおもいがある。
「凄いのがでてきたな …… 」となんどか観劇した記憶がある。
先代の中村勘九郎(勘三郎)らとの「野田版歌舞伎」はしばしばみた。これが「かぶく」ということか、というおもいに何度か駆られた。
その後聴覚障害になって、しばらく芝居から距離をおいていたので、申し訳ないが「野田地図/NODA・MAP」と聞いてもピンとこないし、観ていなかった。

本作「贋作 桜の森の満開の下」は、「夢の遊眠社」時代の平成元年(1989)の初演で、まさに平成の世が終わろうとする平成30年に上演される。そのおもいをフライヤー裏面に野田秀樹は自筆のコメントでしるしている。
本舞台にも登場する、古田新太らによる「劇団☆新感線」とならび、「夢の遊眠社」、「野田版歌舞伎」のころからチケット争奪戦はきわめて熾烈だった。
さて …… 、まずは久しぶりにこの争奪戦に参戦してみるか。

【良書紹介】 「ミツカン水の文化センター」の機関誌『水の文化』 第59号発刊 特集{釣りの美学 ── 静寂と興奮の狭間で}

水の文化59intro

「ミツカン水の文化センター」の機関誌『水の文化』 第59号
特集「釣りの美学 ── 静寂と興奮の狭間で」

古来釣りは趣味として、またはスポーツとして親しまれてきた。例えば1653年に出版された Izaak Waltonの “ The Compleat Angler ”(邦題『釣魚大全-ちょうぎょたいぜん』)は哲学に始まり(釣りをする前に)、魚の種類、釣り方、さばき方、料理方法などまでを綴った「釣り人の聖書(バイブル)」と呼ばれる。かの開高健もこの書の愛読家であり、釣りをするときは〈そこにある静かなることを学べ ── Study to be quiet ── 〉という言葉を一番大切にしていた。

日本でも1723年(享保8)に旗本の津軽采女-つがるうぬめ-が著したとされる『河羨録-かせんろく』や、江戸後期に黒田五柳が書いたとされる『釣客伝-ちょうかくでん』において、釣りの心得や準備に始まり、やはり魚の種類と習性や釣り方、料理方法まで記されている。

このように、釣りは多くの釣り人によって、静寂と興奮の狭間で支持されてきた。それはなぜなのか。そして、魚を釣るという行為を通じて生まれる「水と人との関係性」についても考えてみたい。

【 詳細 : ミツカン 水の文化センター 】 { 活版アラカルト まとめ }