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【展覧会】戸栗美術館|鍋島と金襴手 ― 繰り返しの美 ― 展|’24年4月17日-6月30日|開幕壹个月再紹介

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戸栗美術館
鍋島と金襴手 ― 繰り返しの美 ― 展
会  期  2024年4月17日[水]- 6月30日[日]
会  場  戸栗美術館 
      〠 150-0046 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休 館 日  月曜・火曜  * 4月29日[月・祝]、5月6日[月・振休]は開館。
入 館 料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 上記の内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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整然と器面に続いていく文様。器種や時を越えて何度も出現する図様。江戸時代に佐賀で作られた鍋島焼や金襴手(きんらんで)様式の伊万里焼のデザインの中には、「繰り返し」の手法が見られます。
鍋島焼は、佐賀鍋島藩から徳川将軍への献上を目的に創出されたやきもの。佐賀・伊万里の大川内山(おおかわちやま)の藩窯にて製作されたもので、17世紀末期には様式が確立されました。洗練されたデザインが数多見られ、唐花文や更紗文、桃文などを繰り返して連続させた構図もそのひとつ。同じ図様が時代を越え、踏み返されることも珍しくありません。
一方の伊万里焼の金襴手も、17世紀末期に成立した様式。佐賀・有田の民窯で焼造され、国内外で人気を博しました。様々な文様を組み合わせた緻密な構成が特色であり、皿と猪口などと器種をまたいであらわされる、定番の唐草文や幾何学文が見られます。色違いで表現される図様は、染付で骨格を描き上絵で彩色する、染錦(そめにしき)ならではの楽しさがあると言えるでしょう。
藩の献上および贈答品であった鍋島焼と、国内外で需要された伊万里焼という性格の違いはありますが、同時代に成立した両様式の中には、「繰り返し」という共通したデザインの方向性が認められます。約80点が織りなす、「繰り返し」の美をご堪能ください。

<展覧会構成と主な出展作品>
第1章では館蔵の鍋島・金襴手の優品を一堂に集め、第2・3章ではふたつのやきものに見られる「繰り返し」の美を、「連続文様」「定番文様」「色違い」「踏返し」の4つのアプローチでそれぞれ紐解いていきます。

◆ 第1章 「館蔵優品選—鍋島と金襴手—」(特別展示室)
鍋島焼と金襴手様式の伊万里焼は同じ時代に様式が成立しながらも、それぞれ性格が異なります。藩窯で製作される鍋島焼は厳粛に、金襴手様式の伊万里焼は絢爛に、個性際立つ2つのやきものを、厳選した館蔵の優品10点から紹介いたします。
◆ 第2章 「鍋島焼」(第1展示室)
〔鍋島焼×連続文様〕
染付による七宝文を組み合わせて描いた更紗文の皿。鍋島焼には連続した文様を丸い窓から覗くように切り取ったデザインがよく採用されており、特に前期には様々な更紗文の皿類が見られます。
〔鍋島焼×踏返し〕
相対する2羽の鳳凰をあらわした皿。鳳凰の顔や体の向き、渦巻く尾羽などよく似たデザインですが、左は鍋島焼の中でも前期、右は盛期の作例です。鍋島焼では、同様の図様を時代を超えて繰り返し採用していました。
◆ 第3章 「金襴手様式の伊万里焼」(第2展示室)
〔金襴手×定番文様〕
この桃形皿は、地文様として赤地に金色の唐草文を描いていますが、同じ唐草文を描いた猪口もあります。金襴手様式の伊万里焼には、別のうつわ、あるいは皿と猪口のように器種をまたいで描かれる定番の文様が種々存在しています。

<同時開催>
◇ 第3展示室 『江戸時代の伊万里焼 ― 誕生からの変遷 ―』
◇ やきもの展示室『鍋島焼・伊万里焼ができるまで』

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会 予告】戸栗美術館|古伊万里から見る江戸の食展|’24年7月11日-9月29日|

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戸栗美術館
古伊万里から見る江戸の食展
会  期  2024年7月11日[木]- 9月29日[日]
会  場  戸栗美術館
      〠 150-0046 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜
      * 7月15日[月・祝]、8月12日[月・振休]、9月16日[月・祝]、
       9月23日[月・振休]は開館
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 上記の内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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≪ 現代の食の原点、江戸時代の食文化を「古伊万里」から探る ≫
2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」とは、日本の伝統的な食文化を指します。四季折々の旬の食材の使用にはじまり、調味や調理技術、盛り付けの美しさ、さらには使用する食器や食事をする部屋のしつらえといった食空間の表現も、和食の持ち味として重要視されました。
江戸時代に誕生した伊万里焼(いまりやき)は、食器として主に大名や公家などの上流階級層に流通しました。現代の食文化のルーツとされる江戸時代後期には料理文化が著しく発展し、磁器需要の裾野も広がりをみせます。多彩に展開していく器種のなかから定番化した形や文様には、現代の食卓にまで引き継がれたものも少なくありません。
今でこそ鑑賞品として美術的な価値を見出されている伊万里焼ですが、今展では「使う」ことに着目いたします。食事の場面で伊万里焼がどのように使用されてきたのかを、約80点の出展作品から紐解きつつ、江戸時代の食文化をご紹介いたします。

◆ 古伊万里の「食器としての魅力」に注目
古伊万里とは、江戸時代に作られた伊万里焼のことをいいます。伊万里焼は、1610年代に誕生した日本初の国産磁器。佐賀鍋島藩領の有田を中心とした地域で焼造され、近郊の伊万里の港から出荷されたために、消費地では「伊万里焼」の名で呼ばれました。
現代において、古伊万里は美術的な鑑賞品として位置付けられていますが、製作当時は主に大名や公家などの上流階級層に流通した実用品でした。今展では器種(うつわの種類)に注目し、皿や碗といった種類別にどのような料理が盛られていたのかを、当時成立した文献資料や絵画作品を参照しながら見ていきます。
※ 文献資料や絵画作品の出展はございません。展示パネルにてご紹介いたします。
※ 参考画像以外の作品は全て戸栗美術館所蔵。
◆ 浮世絵から紐解く江戸の食とうつわ
江戸時代の風俗を移す浮世絵からは、当時の食事の様子がうかがえます。焼き物や膾(なます)などのおかずを盛るうつわは、当時から磁器製の皿や鉢などが用いられた様子がうかがえ、また当時の料理本によれば、磁器製の蓋付碗は茶碗蒸しの器としても使用されていました。
今展では浮世絵に描かれた食事とうつわをパネルで解説しながら、江戸時代の食事とうつわの関係性を紐解いていきます。

◆ 江戸時代の外食文化とうつわ
単身赴任者の多い江戸では外食文化の活況に伴い、料理屋や屋台などで提供される食事が脚光を浴びました。こうした背景の中で19世紀に作例が増える大皿は、一度に沢山の料理を並べる屋台での販売や、料理屋などで食事を囲んで銘々取り分けて楽しむのに欠かせない器種でした。今展では料理文化の発展と器種との関わりを見ていきます。
◆食空間に遊び心を
18世紀以降、器種ごとにある程度規格化されていく中で、凝ったうつわも作られました。中でも木製品や金属器などの磁器以外の素材で作られていた器種を、あえて伊万里焼で作った例があります。 こうした異素材にみられる器種をはじめ、現代の食卓でも使いたくなるような食空間を彩る趣向を凝らしたうつわをご紹介いたします。

◉ 同時開催
◇ 第3展示室  『江戸時代の伊万里焼―誕生からの変遷―』
◇ やきもの展示室『いろえ工房 鷹巣陽作品展』
いろえ工房は佐賀県黒髪山の麓にある赤絵付け工房です。伝統的な絵柄や技術を使いながらも、どこか新しさ、今らしさを感じていただける赤絵を目指しています。今回の作品展では、細密な唐草柄や波鯨柄など様々な絵柄の器を展示いたしますので是非ご高覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】戸栗美術館|花鳥風月-古伊万里の文様-|’24年1月7日-3月21日|終了

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戸栗美術館
花鳥風月-古伊万里の文様-
会  期  2024年 1 月 7 日[日]- 3 月 21 日[木]

会  場  戸栗美術館 
      東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館。
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 1月7日[日]- 1月31日[水]まで、新成人は入館料無料
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日本のやきもの史の中で、初の国産磁器として誕生した伊万里焼は、器面に筆で文様を描くことを施文方法の主流としました。江戸時代を通じて佐賀有田を中心とした地域で作られ、需要者の流行を反映しながら、様々な文様をあらわしていきました。
その表現は一筆ごと丁寧に描かれているものから、略筆で判別が難しいものまで多岐にわたります。ひとつひとつのモチーフを紐解いていくと、中国文化の受容に加え、国内で脈々と培われてきた日本文化の独自性を垣間見ることができます。
今展では古伊万里の文様から花・鳥・風景・月に注目。2 つの展示室をそれぞれ「花鳥の間」、「風月の間」として、四季折々の花鳥文、風情溢れる山水文のうつわをご紹介いたします。約 80 点の趣深い古伊万里をご堪能ください。

③染付 双鷺文 皿_ロゴ入り染付 双鷺文 皿
伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径21.0㎝ 戸栗美術館所蔵

⑤色絵 花卉文 鉢_ロゴ入り色絵 花卉文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径22.6㎝ 戸栗美術館所蔵

⑥色絵-赤玉雲龍文-鉢_龍_ロゴ入り色絵 赤玉雲龍文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径25.8㎝ 戸栗美術館所蔵

【 同時開催  干支セレクション 龍 】第3展示室
2024 年は辰年。今展では戸栗美術館収蔵の龍文様の作品約 30 点を出展。中国・景徳鎮官窯による皇帝専用の五爪二角の龍から、古伊万里の螭龍まで、龍文様の豊かなヴァリエーションをお楽しみください 。

※ 展示作品の写真画像は 戸栗美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】戸栗美術館|古伊万里の「あを」-染付・瑠璃・青磁-|’23 年7月7日-9月24日|終了

⑧A4チラシ_表[1]

⑧A4チラシ_裏[1]

戸栗美術館
古伊万里の「あを」-染付・瑠璃・青磁-
Colors of Ko-Imari especially Blue and white, Blue glaze and Celadon glaze
会  期  2023 年7月7日[金]- 9月24日[日]
会  場  戸栗美術館 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 7月17日[月・祝]、9月18日[月・祝]は開館
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料────────────────────
見 ど こ ろ >
◆ 古伊万里の「あを」作品、約80点出展
古伊万里とは、江戸時代に佐賀鍋島藩領の有田を中心とした地域で焼造された伊万里焼をいいます。本展では、染付の青色を中心に、瑠璃釉の藍や青磁釉の青緑、上絵具の青や緑といった「あを」の装飾をもつ古伊万里を出展いたします。

染付(そめつけ)
酸化コバルトを発色の主成分とする呉須(ごす)絵具で素地に絵付けをしたのち、釉薬を掛けて高温焼成することで青色を呈する技法。伊万里焼の焼成が始まる1610年代から江戸時代が終わるまでの約250年間を通じて豊かな表現がみられます。

戸栗01染付 磯尽文 輪花鉢  伊万里
江戸時代(17世紀後半)口径43.5㎝

瑠璃釉(るりゆう)
伊万里焼では素地の白色を生かす透明釉が基本ですが、これに呈色剤となる金属化合物を加えることで、様々な釉色をあらわします。
透明釉に呉須を混ぜ込むことで藍色を呈するのが瑠璃釉です。染付と同じく酸化コバルトを発色の主成分としています。呉須の含有量で濃淡に変化が生じるのが特徴です。

とぐり02瑠璃釉 瓢形瓶 伊万里
江戸時代(17世紀中期)高31.5㎝

青磁釉(せいじゆう)
透明釉に1-2%の酸化第二鉄を混ぜ込んだ釉薬。還元炎焼成をすることで青緑色を呈します。釉薬の鉄分の量や焼成の巧拙など様々な影響が色調に出やすく、美しく焼き上げるのには職人の熟達した技と勘が必要であったとみえます。

戸栗03青磁 瓢形瓶 伊万里
江戸時代(18世紀)高25.2㎝

「あを」とは主に青、緑、藍など広い範囲の色を指す古語。
江戸時代に作られた伊万里焼(いまりやき)の「あを」の装飾には、青緑色の青磁(せいじ)釉、藍色の瑠璃(るり)釉などの色釉、青や緑の上絵具、白い素地に青色の文様を施す染付(そめつけ)の呉須(ごす)絵具などが挙げられます。
特に、染付の青色の技法は、草創期にあたる17世紀前期から技術を研鑽し続け、江戸時代が終わるまでの約250年を通じて豊かな表現がみられます。絵具の精製技術の向上や当時の需要者層の流行に則った色調の変化が見られることから、染付の青色はその時代を映す鏡ともいえるでしょう。
本展では染付の青色を中心に、瑠璃釉の藍や青磁釉の青緑、上絵具の青や緑といった「あを」の変遷をご紹介いたします。時の流行や技術の発達とともに変化する、古伊万里の「あを」をご堪能ください。

※ 展示作品の写真画像は 戸栗美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を。
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【展覧会】戸栗美術館|「柿右衛門」の五色 ─ 古伊万里からマイセン、近現代まで ─|’23年4月8日-6月25日|終了

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戸栗美術館
「柿右衛門」の五色
── 古伊万里からマイセン、近現代まで ──
会  期  2023 年 4 月 8 日[土]- 6 月 25 日[日]
会  場  戸栗美術館 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料。

< 同 時 開 催 >
◇ 第3展示室「江戸時代の伊万里焼 ― 誕生からの変遷 ―」
江戸時代初頭に誕生した伊万里焼は、技術の発展や時代の変化に合わせて様式も移り変わっていきます。年代毎の様式の変遷を追いながら江戸時代の伊万里焼を通観いたします。
◇ やきもの展示室「柿右衛門窯のうつわ展」
柿右衛門窯では、江戸時代から約370年続く伝統を守り、次世代に残していくために製作を続けています。今回の展示では、当主である15代酒井田柿右衛門の濁手作品1点のほか、伝統文様を施した錦手や染錦手の皿、鉢など柿右衛門窯製のうつわを中心に、約30点を展示いたします。

画像②色絵 竹虎牡丹文 皿_ロゴ入り色絵 竹虎牡丹文 皿  伊万里(柿右衛門様式)
江戸時代(17世紀後半)口径25.0cm  戸栗美術館所蔵

画像③色絵 花鳥人物文 蓋付六角壺_ロゴ入り色絵 花鳥人物文 蓋付六角壺  伊万里(柿右衛門様式)
江戸時代(17世紀後半)通高31.4cm  戸栗美術館所蔵
画像④色絵 花鳥文 皿_ロゴ入り色絵 花鳥文 皿  ドイツ・マイセン
18世紀前半 口径42.7cm  戸栗美術館所蔵

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「濁手 – にごしで」と呼ばれる純白の素地に、赤・青・緑・黄・金の 5 色の彩色を基本として優美な絵付けを施した「柿右衛門 – かきえもん – 様式」は、1670年代の佐賀・有田で完成されました。1660年代以降に本格化する西欧への伊万里焼の輸出を背景に、それまでの濃密な文様構成や、濃厚な色合いから、濁手素地を活かした、余白の多い構図と、明るく爽やかな色調へと変化したものです。輸出先である西欧では大変な人気を博し、ドイツのマイセンをはじめとして写しが製作され、素地の白さや、清爽な呈色が独自に追求されました。

その後、西欧をめぐる中国との市場競争を理由とした様式変化によって途絶えてしまった柿右衛門様式は、戦後になって12代・13代酒井田柿右衛門父子による「濁手」の復興とともに復活を遂げ、現代にまで受け継がれています。

今展では、世界を魅了した柿右衛門様式の素地や、絵具の「色」に着目し、色絵作品約80点を展示します。江戸時代の伊万里焼とマイセン、そして近現代の「柿右衛門」作品をご堪能ください。

※ 展示作品の写真画像は戸栗美術館から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。

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【展覧会】戸栗美術館|伊万里・鍋島の凹凸文様|’23年10月6日-12月21日|終了

展覧会チラシ表

戸栗美術館
伊万里・鍋島の凹凸文様
会  期  2023 年10月6日[金]- 12月21日[木]
会  場  戸栗美術館 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 10月9日[月・祝]は開館
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
────────────────────展覧会チラシ裏★〔 活版アラカルト掲載図版のほとんどは、画面をクリック・タップすると拡大表示されます 〕★

◆ 戸栗美術館|伊万里・鍋島の凹凸文様|’23年10月6日-12月21日 ◆

今展では、やきものの表面に施された凹凸(おうとつ)の文様に注目します。取り上げるやきものは、江戸時代初頭に佐賀・有田(ありた)で、日本初の国産磁器として誕生した伊万里焼(いまりやき)と、その技術を応用して徳川将軍家への献上品として創出された鍋島焼(なべしまやき)。これらのやきものの施文方法は筆による絵付けが主流ではありますが、中には表面を盛り上げたり、貼り付けたり、反対に削ったり、くりぬいたりという表現も見られます。
こうした凹凸文様は、画像はもちろん肉眼であっても絵付けによる表現に比べると視認しにくいもの。しかしながら、凹凸文様をあらわすための技法は、型の準備や、ヘラや鉋(かんな)などの工具の使用など、伊万里焼や鍋島焼の基本成形技法である轆轤(ろくろ)挽きだけでは完成しない、ひと手間もふた手間も掛けられ、高い技術力も要するものです。
伊万里焼・鍋島焼あわせて約80点の出展品から、一見気付きにくい、しかし繊細な凹凸文様をご堪能ください。

②色絵 鳳凰花鳥文 鉢_ロゴ入り色絵 鳳凰花鳥文 鉢 伊万里(柿右衛門様式)
江戸時代(17世紀後半)口径33.6cm  戸栗美術館所蔵
③染付 唐草透彫網文 三足香炉_ロゴ入り染付 唐草透彫網文 三足香炉 伊万里
江戸時代(17世紀末-18世紀初) 通高9.8cm  戸栗美術館所蔵
⑥色絵 七宝菊文 稜花皿_ロゴ入り色絵 七宝菊文 稜花皿 鍋島
江戸時代(17世紀後半)口径21.3cm  戸栗美術館所蔵

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【展覧会】戸栗美術館|開館 35 周年記念特別展 ─ 初期伊万里・朝鮮陶磁|’23年 1 月15日-3 月26日|終了

初期伊万里朝鮮陶磁ポスター画像②染付 山水文 鉢染付 山水文 鉢 伊万里 
江戸時代(17世紀前期)口径34.7㎝ 戸栗美術館所蔵
③染付 梅樹唐草文 瓶  染付 梅樹唐草文 瓶 伊万里
江戸時代(17世紀前期) 高19.4㎝ 戸栗美術館所蔵

④粉青鉄絵 魚文 俵壺粉青鉄絵 魚文 俵壺 朝鮮 
朝鮮時代(15世紀後半-16世紀前半)長23.9㎝ 戸栗美術館所蔵

初期伊万里朝鮮陶磁ポスター画像 初期伊万里朝鮮陶磁チラシ裏面

戸栗美術館
開館 35 周年記念特別展 ── 初期伊万里・朝鮮陶磁
会  期  2023 年 1 月 15 日[日]- 3 月 26 日[日]
会  場  戸栗美術館 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜  * 3 月 21 日[火・祝]は開館
入  館  料  一  般  1,200 円 / 高大生  500 円  * 中学生以下は  入館料 無 料。

同時開催 『伊万里焼誕生物語』(1階やきもの展示室)

伊万里焼誕生から日本の一大窯業地に至った歴史的背景を出土品や文献から探ります。陶祖の系譜
である十四代李参平氏の作品も展示。現代に繋がる技術の “ 原点 ” に迫ります。
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朝鮮半島の技術が伝わり、1610年代に日本初の国産磁器である伊万里焼が誕生しました。中でも初期の素朴な作風を「初期伊万里」と呼んでいます。
戸栗美術館 創設者 戸栗 亨(とぐり とおる  1926-2007)は「古伊万里のコレクションで 日本一になる」という目標を掲げ、蒐集に邁進しました。「鑑賞陶磁」としては端正な作品が好まれ、色絵重視の風潮が強かった時代に、染付や白磁の、陶工達の手痕が感じられる様な、滋味溢れる初期伊万里も精力的に集めます。こうして昭和40年代ごろから20年ほどの間に、江戸時代を通観しうる充実した肥前磁器コレクションを築きました。

「始まりというものは大事なものだ––、私はそういうところに愛着を感ずるんです」。これは古伊万里と対峙する戸栗の言葉ですが、伊万里焼の祖である朝鮮の陶磁器に対しても親しみの眼差しを向けていました。数は決して多くありませんが、高麗青磁や粉青、鉄絵、白磁、青花など、少数ながらも体系を意識した素朴な美しさの作品が目立ちます。
開館35周年記念特別展の締めくくりとなる今展では、古伊万里の“原点”たる初期伊万里の魅力を約80点の作品と共に語ります。更に、戸栗の愛した朝鮮陶磁コレクション約30点も15年ぶりに一堂に会します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 戸栗美術館

【展覧会】戸栗美術館|開館35周年記念特別展|鍋島焼 ― 200年の軌跡 ―|’22年4月1日-7月18日|終了

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戸栗美術館
開館35周年記念特別展
鍋島焼 ― 200年の軌跡 ―
会  期  2022年4月1日[金]-7月18日[月・祝]
開館時間  10:00-17:00(入館受付は16:30まで)
      * 金曜・土曜は 10:00-20:00(入館受付は19:30まで)
休  館  日  月曜日・火曜日
      * 5月2日[月]・5月3日[火・祝]・7月18日[月・祝]は開館。
入  館  料  一 般 1,200円、高大生 500円、中学生以下は入館料 無 料。
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2022年、戸栗美術館は開館35周年を迎えます。開館以来、陶磁器専門美術館として所蔵品によって展覧会を企画してまいりました。当館の所蔵品のうち、大きな一画を占めているのが鍋島焼です。精巧に作られた磁器であり、当館創設者 戸栗亨が好んで蒐集したやきもののひとつです。
今展では江戸時代の約200年間に及ぶ鍋島焼の歩みを、盛期を中心に、成形や装飾の技法、技術に注目して紹介いたします。佐賀鍋島藩が威信をかけて製作した鍋島焼、約80点をご堪能ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 戸栗美術館

【展覧会】戸栗美術館 TOGURI MUSEUM OF ART|古伊万里の御道具 ― 茶・華・香 ― 展|’21年9月30日-12月19日|終了

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戸栗美術館 TOGURI MUSEUM OF ART
古伊万里の御道具 ― 茶・華・香 ― 展
会  期  2021年9月30日[木]-12月19日[日]
入  館  料  一 般 1,200円 / 高大生 700円 / 小中生 400円
会場住所  150-0046 東京都渋谷区松濤1-11-3 TEL:03-3465-0070
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古伊万里には食器が多数見られますが、水指や茶碗、菓子鉢、花器、香炉、香合など、少量ながら茶の湯やいけばな、お香のための道具も残されています。 造形も絵付けも趣向を凝らした古伊万里の優品、約80点を展示いたします。

※会期等は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
[ 詳細 : 戸栗美術館

【展覧会】戸栗美術館 TOGURI MUSEUM OF ART|たのしうつくし 古伊万里のかたちⅡ|’20年1月7日-3月22日|感染症で中断・終了

poster_s_2019_04戸栗美術館 TOGURI MUSEUM OF ART
たのしうつくし 古伊万里のかたちⅡ
会  期  2020年1月7日[火]-3月22日[日]
開館時間  10:00-17:00(入館受付は16:30まで)
      * 毎週金曜は10:00-20:00(入館受付は19:30まで)
休  館  日  第4週を除く月曜
      * 1月13日[月・祝]は開館、1月14日[火]は休館。
      * 会期中の毎月第4月曜日(1月27日、2月24日)はフリートークデーとして開館。
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江戸時代、国内外の人々を魅了した伊万里焼には様々な「かたち」が見られます。二期に渡ってその魅力に迫る企画展『たのしうつくし 古伊万里のかたち』のうち、後期は皿や瓶、水注など、人々の生活を飾った「うつくしいかたち」の作品を中心にご紹介いたします。

[ 詳細: 戸栗美術館   TOGURI MUSEUM OF ART ]
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戸栗美術館【新型コロナウイルス感染症に関わる対応について】 2020. 2. 29
戸栗美術館は、新型コロナウイルス感染症の状況を受け、2020年3月1日[日]-3月16日[月]まで臨時休館いたします。
3月17日[火]以降の予定につきましては、当館ウェブサイト等にて改めてお知らせいたします。ご来館を予定されていたお客様におかれましては、誠に申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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戸栗美術館【新型コロナウイルス感染症に関わる対応について】  2020.3.12
戸栗美術館は、新型コロナウイルス感染症の状況を受け、3月17日以降も引き続き休館させていただくことになりました。よって、誠に遺憾ではございますが3月22日までの会期を予定しておりました『たのしうつくし古伊万里のかたちⅡ』は中止いたします。

【展覧会】戸栗美術館|初期伊万里 ─ 大陸への憧憬─ 展|2019年1月8日-3月24日|終了

展覧会ポスター戸栗美術館
初期伊万里 ── 大陸への憧憬── 展
会  期  2019年1月8日[火]-3月24日[日]
開館時間  10:00-17:00(入館受付は16:30まで)
      * 毎週金曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
休  館  日  月 曜
      * 1月14日[月・祝]、2月11日[月・祝]は開館。
1月15日[火]、2月12日[火]は休館。

      * 第4月曜(1月28日、2月25日)は、展示室でお話ししながらご鑑賞いただける
フリートークデーとして開館。

◯ 1月8日[火]-1月31日[木]の間、新成人は入館料無料。受付にて年齢のわかるものをご提示ください。
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日本初の国産磁器として佐賀・有田で誕生した伊万里焼。誕生した1610年代から、1630年代頃までの草創期の作品群を「初期伊万里」と呼んでいます。伊万里焼は、朝鮮出兵(1592-93/1597-98年)の際、製磁技術を持った朝鮮人陶工を連れ帰ったことにはじまるといいます。
その一方で、描かれた文様は中国風の画題が主。朝鮮の技術をもって製作しながらも、初期伊万里が目指したのは中国風の磁器でした。
今展では中国・朝鮮陶磁を含む約80点の作品から初期伊万里の中に垣間見える朝鮮からの影響、中国への憧れを中心に、初期伊万里の魅力をご紹介いたします。

【 詳細: 戸栗美術館

主な出展作品

朝鮮との関係

①白磁 皿白磁 皿 伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径20.3㎝ 戸栗美術館所蔵

 朝鮮出兵(1592-93/1597-98)の際、連れ帰られた朝鮮人陶工の技術を元に誕生した伊万里焼。そのため、初期伊万里の器形や製磁技術には朝鮮磁器と共通するものがみられます。
伊万里焼誕生前夜の朝鮮陶磁の歴史から技術の伝播による伊万里焼誕生までの流れを、朝鮮陶磁と伊万里焼からご覧ください。

中国への憧れ

②染付 雲龍文 鉢染付 雲龍文 鉢  伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径45.5㎝ 戸栗美術館所蔵

③染付 吹墨白兎文 皿

染付 吹墨白兎文 皿 伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径21.0cm 戸栗美術館所蔵

白磁中心の朝鮮磁器に対して、初期伊万里が目指したのは中国磁器のような染付。文様にも龍や兎、山水など中国由来の意匠が多く見られます。また、初期伊万里がつくられた時代、古染付や祥瑞といった中国磁器が茶の湯に取り入れられていたので、初期伊万里でも水指や香炉などの茶道具が焼かれました。中には、そうした中国磁器の器形や文様を写した作品も存在し、その憧れが窺えます。

初期伊万里の特徴と魅力

⑤染付 蝶文 壺染付 蝶文 壺 伊万里 江戸時代(17世紀前期) 高13.6㎝ 戸栗美術館所蔵

④染付 楼閣山水文 鉢染付 楼閣山水文 鉢 伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径35.0㎝ 戸栗美術館所蔵

誕生まもない初期伊万里には、器形の歪みや貫入、指跡などがみられます。それらは、伊万里焼の発展と共に見られなくなる草創期ならではの特徴です。装飾は染付の青一色が基本ですが、その中にも線の強弱や濃淡の駆使、絵具を霧状に吹きかける吹墨など豊かな表現がみられます。一点一点表情の異なる初期伊万里の作品を通して、その魅力をご紹介いたします。

展覧会詳細

日本初の国産磁器として誕生した伊万里焼。佐賀鍋島藩士であった山本常朝(1659-1719)の談話を聞き書きした『葉隠』(1716年)によれば、有田皿山は佐賀鍋島藩祖・鍋島直茂(1538-1618)が朝鮮出兵(1592-93/1597-98年)より帰陣の際、「日本の寶-たから」とするよう、朝鮮人陶工を数名連れ帰ったことにはじまるといいます。伊万里焼のはじまりには、朝鮮からの技術の流入があったのです。
その一方で、文様は中国風の画題が主。技術の大元は朝鮮のものであっても、当時磁器大国であった中国の製品を意識していたようです。 このような、朝鮮の技術をもって製作し、中国風の絵付けを施した草創期の伊万里焼を「初期伊万里」と呼んでいます。伊万里焼が作られはじめてから30年ほどの間ですが、草創期らしい自由で大胆な筆遣いの作風が親しみやすく、この時期ならではのおおらかさが魅力です。
今展では中国・朝鮮陶磁を含む約80点の作品から初期伊万里の中に垣間見える朝鮮からの影響、中国への憧れを中心に、初期伊万里の魅力をご紹介いたします。

画像提供:公益財団法人 戸栗美術館 無断転載禁止

【 詳細: 戸栗美術館 】 { 活版アラカルト 過去ログまとめ

【展覧会】戸栗美術館|鍋島と古九谷 ── 意匠の系譜展|10月5日-12月22日|終了企画

next_poster_top戸栗美術館
鍋島と古九谷 ── 意匠の系譜展
会  期  2018年10月5日[金]-12月22日[土]
開館時間  10:00-17:00(入館受付は16:30まで)
      * 毎週金曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
休  館  日  月 曜
      * 10月8日[月・祝]は開館、10月9日[火]は休館。
      * 第4月曜(10月22日・11月26日)は、展示室でお話ししながらご鑑賞いただける
       フリートークデーとして開館
      * 10月14日[日]は当館創設者 戸栗亨のメモリアルデーのため、無料観覧日 
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古美術の世界で〝日本の三大色絵磁器〟のひとつとして、時代を超えて愛され続ける鍋島焼(なべしまやき)。その良質なコレクションで知られる戸栗美術館で、2年半振りに鍋島焼展を開催いたします。
戸栗美術館では過去にも鍋島焼展を開催してまいりましたが、今回は当館では初めての試みとして、同じく〝日本の三大色絵磁器〟に数えられる「古九谷-こくたに」をはじめとした17世紀中期の伊万里焼-いまりやき-との意匠の繋がりに焦点を当てます。 初出展品を含む約80点を展観いたします。

【 詳細: 戸栗美術館

【展覧会】戸栗美術館|古伊万里植物図鑑展|7月4日-9月22日|終了企画

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戸栗美術館
古伊万里植物図鑑展
会  期  2018年7月4日[水]-9月22日[土]
開館時間  10:00-17:00(入館受付は16:30まで)
      * 毎週金曜は10:00-20:00(入館受付は19:30まで)
休  館 日  月 曜  * 7月16日[月・祝]・9月17日[月・祝]は開館、
      7月17日[火]・9月18日[火]は休館
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日本には、昔から四季折々の植物を楽しむ風習があります。特に工芸品には、それらをあらわしたものが少なくありません。伊万里焼も例にもれず、植物を形や文様のモチーフとしたものが多くみられます。子孫繁栄(瓢箪)や歳寒三友(松竹梅)、不老長寿(菊)など、中国から伝わった「吉祥の意」を内包しているものもありますが、中には中国由来の意味だけではなく、日本的なおめでたい意味を持つものもあらわされています。
伊万里焼の生産がはじまった江戸時代は、次第に園芸が盛んになり、植物栽培の手引書が多数出版された時代でもあります。菊番付などにみられるように、植物に対する賞玩文化が広がりをみせ、伊万里焼のモチーフにも身近な植物が採用されていきます。江戸末期には日本初の彩色植物図鑑が刊行され、以降の植物図鑑の礎を築きました。

今展では約80点の出展作品にあらわされた植物を、江戸末期に刊行された『本草図譜』を参考に、図鑑形式にてご紹介いたします。古伊万里植物図鑑を一緒に紐解いてみましょう。
* 毎月第 4 月曜(7月23日・8月27日)は、展示室でお話ししながらご鑑賞いただけるフリートークデーとして開館します。

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【展覧会】戸栗美術館  金 襴 手 ─ 人々を虜にした伊万里焼 ─ 展 4月4日-6月21日 終了企画

20180320110437aa5戸栗美術館ナカメン戸栗美術館 TOGURI Museum of Art
金 襴 手 ─ 人々を虜にした伊万里焼 ─ 展
会  期 2018年4月4日[水]-6月21日[木]
開館時間 10:00-17:00(入館受付は16:30まで)
* 毎週金曜は10:00-20:00(入館受付は19:30まで)

休  館  日 月 曜
* 4月30日[月・祝]は開館、5月1日[火]は休館。
* 毎月第4月曜日(4/23 5/28)は展示室でお話ししながらご鑑賞頂ける
フリートークデーとして開館。

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江戸時代元禄年間には好景気を迎え、経済力を蓄えた町人を中心として元禄文化が発展します。贅を好む風潮の中で、色絵の上に金箔・金泥で装飾を施した豪奢なうつわを求める気運が高まりました。そうした需要に応えるように、ちょうどこの頃、伊万里焼に “ 古伊万里金襴手様式(こいまり きんらんで ようしき)” が成立します。
この色絵と金彩を施したうつわは、高級食器として富裕層の間で大変好まれ、以降、伊万里焼の色絵を代表するものとなります。また、同時期に海外輸出向けにも古伊万里金襴手様式の壺や皿が生産され、西欧の王侯貴族にも食器や室内装飾品として人気を博しました。

続く明治時代になると、それまで道具であった様々な工芸品が鑑賞品として評価されるようになります。食器であった伊万里焼にも鑑賞を目的に愛好し蒐集する外国人や日本人があらわれましたが、真っ先にその対象とされたのが古伊万里金襴手様式でした。
江戸時代の高級食器から、美術品へ。今展では、いつの時代も人々を虜にしてきた絢爛豪華な古伊万里金襴手を展観いたします。

【詳細: 戸栗美術館