タグ別アーカイブ: ぢゃむ 杉本昭生 活版小本

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん 活版小本新作 ── 陶淵明『桃花源記』紹介+α

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陶淵明の『桃花源記』です。
原文は漢字で三百二十字、原稿用紙一枚にも満たない短い物語ですが
ここから生まれた「桃源郷」という言葉は千六百年後の現代も生きています。
「桃源郷」とは「魂の理想郷」を意味しているということです。

今回は活版が苦手なべ夕のかすれを活かそうと、
拓本のように自抜で印刷しましたが、インキを盛りすぎて乾かすのに苦労しました。
しかしこのあたりに活版印刷の可能性が僣んでいるような気がします。
表紙は端切れを三種類購入してそれぞれで作りました。
自分の想像していたものと違うことがよくわかります。

【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 文字壹凜Summary

ねこ次の本が出来るまで その71
Le Chat 「猫」  ジュール・ルナール『植物誌』より
* ポストカードを束ねて冊子にしようと思っていますが、すぐに気持が変わりそうです。
使用書体 : 筑紫オールド明朝R + KOたいらM  [杉本昭生]
** ブログロール「活版小本」では、年末に際して過去のトップページをまとめて紹介中です。
リンク先でお楽しみください。 [字遊人]

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん 活版小本新作 ── 三遊亭圓朝 『士族の商法』 紹介

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三遊亭圓朝『士族の商法』を作りました。
明治初期、特権を失った士族が慣れない商売に手を出して失敗する人が多かったことで
「不慣れな商売などを始めて失敗すること」のたとえとして今も用いられています。

圓朝は自分が実際に経験したことを噺にしたということです。

今回は知り合いの印刷所のご好意に甘えて断裁をお願いしました。

糺書房さま、ありがとうございます。
直角が微妙にずれてカタカタしていた切断面が
赤ちゃんの肌のようにツルッツルになりました。

これで俄然やる気になりましたが、
あとの作業が相変わらず不正確で自信の持てない出来栄えです。
しかし次回からは、きれいな裁断面をお見せできると思います。
ご期待ください。

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【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん 活版小本新作 ── 井原西鶴 『本朝二十不孝』 紹介

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菊池寛が日本の文学を語る時、絶対にはずせないものが三つあると言って

「萬葉集」 と 「芭蕉以下蕉門の俳句」 と 「井原西鶴」 を挙げている。
ならばこの機会にと、古木を買って読みだしたがまったく進まない。
後日たまたま現代語訳 井原西鶴全集(暉峻康隆訳・小学館・全12冊)を見つけて読んだ。
西鶴についてはこんな程度の知識である。偉そうにいえるはずがない。
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これほど失敗を繰返したのもめずらしい。
本文の用紙を選ぶところから間違っていたらしい。
それが最後まで尾を引いて、できあがっても不満ばかりが残っている。
一週間ほど放り出して久しぶりに手にとると
とうのむかしに自分の手から離れているのに気がつく。
「この本が美しくないのは私のせいだ」
そんな後悔の気持もすこし薄らいだ。

何やかや いろいろあって 今朝の秋

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露庵[1]

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん 活版小本新作 ── 泉 鏡花 『胡桃』 紹介

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泉鏡花の「胡桃」をつくりました。

旅人がおみやげの胡桃(「胡桃の砂糖がけ」というお菓子があるらしい)
を買うため菓子屋へ行った時の話です。
お店には新婚らしき美しい女性が応対していました。
旅人の目を通して鏡花好みの女が活き活きと描かれています。

鏡花の初版本などをみると美しい本がたくさんあります。
振袖の端切れでも使って艶やかなものしようと
生地屋へ足を運びましたがこれというものはありませんでした。
しかたなく派手な紙を使ってただただ賑やかにしてみました。
内容とのミスマッチは否めません。
もっと丁寧に素材を選んで作らなければと自省しています。

三度炊く 飯さえこはし柔らかし 思うままにはならぬ世の中

【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】
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{新宿餘談}
杉本昭生さんは活字書体の選択と、その組版には厳格な姿勢をつらぬかれている。
今回の活版小本  『胡桃』 泉 鏡花 の題簽に、
小社販売の<四川宋朝体 龍爪>をご使用いただきました。

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