神奈川県立近代美術館 葉山
芥川龍之介と美の世界 二人の先達 ─ 夏目漱石、菅 虎雄
Akutagawa Ryunosuke and His Aesthetics,
Two Forerunners-Natsume Soseki and Suga Torao
会 期 2024年2月10日[土]- 4月7日[日]
1 期:2月10日[土]- 3月10日[日]
2 期:3月12日[火]- 4月 7 日[日]
会 場 神奈川県立近代美術館 葉山 (展示室1、2、3a)
〠 240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 電話:046-875-2800(代表)
休 館 日 月曜(2月12日を除く)
開催時間 午前9時30分 – 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観 覧 料 一 般 1,200円、20歳未満・学生 1,050円、65歳以上 600円、高校生 100円
* 中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
* 各種割引、優待情報などは 下掲詳細公式サイトをご参照ください。
主 催 神奈川県立近代美術館
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「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」をはじめとする数々の名作を世に送り出し、今もなお 幅広い世代に愛される小説家・芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ/1892–1927)。芥川は作品や書簡等においてしばしば美術に言及し、その文学と美術への関心の高さは、彼が師と仰いだ夏目漱石(なつめ・そうせき/1867–1916)と共通しています。
一方、菅 虎雄(すが・とらお/1864–1943)は、芥川の第一高等学校時代のドイツ語の教師であるとともに、漱石を禅に導いた人物でした。本展では、芥川の遺稿である「或阿呆の一生」を導入に、芥川、漱石、菅の三人の交流関係に着目しながら、古今東西の芸術に関心を寄せ、自らの文学世界にもそれらを取り込んだ芥川龍之介とその眼をとおした美の世界を紹介します。
< 展覧会の見どころ >
1. 文豪たちの直筆原稿類
漱石、芥川の初版本のほか、彼らの直筆原稿や、漱石、菅、芥川がやり取りした手紙などの貴重な資料を全国各地の文学館の協力により展示します 。
2. 芥川と漱石を結ぶ菅 虎雄という存在
夏目漱石の友人であり、第一高等学校の名物教師として芥川にドイツ語を教え、また、書家でもあった菅 虎雄。芥川が初めて出版した『羅生門』の題字は菅によるものでした。鎌倉に長く暮らし、多くの文士と交流した菅の書家としての側面にも焦点をあてます。
3. 芥川が愛した芸術世界
芥川は機会をとらえて美術鑑賞や観劇に出かけました。古今東西の芸術に幅広く関心を寄せた芥川の美意識を刺激した美術作品を紹介します。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館 葉山 ]