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【良書紹介】ミツカン 水の文化センター|『水の文化』71号|特集 南西諸島 水紀行|’22年07月

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20220808144704_00002目次ページ

ミツカン 水の文化センター
『水の文化』71号
特集 南西諸島 水紀行
  2022年 07月
  A4判 表紙とも60ページ フルカラー あじろ綴じ
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コロナ禍で不自由な生活を強いられるなか、「遠くへ行きたい」という欲求が募ることはないだろうか。その目的地を考える際、「南の島」を思い浮かべる人は多いかもしれない。
日本は島国だ。海上保安庁は日本の構成島数を6852と公表し、国土交通省は有人島を416とする。その島で人が暮らせるかどうかは、「水(淡水)を確保できるか」が左右する。古来、湧き水のそばに人びとは住み着き、集落を形成した。今も祭祀の場は湧き水と分かちがたくある。

今回は数多ある島のなかから、九州以北の「ヤマト」と沖縄島以南の「琉球」の文化的要素が混在する南国の島々、南西諸島(琉球弧)に目を向けた。
島々を巡りながら、その魅力や文化、環境、そこに暮らす人びとと水のかかわりに目を向けることで、本来あたりまえに得られるわけではない「水」への眼差しと、島国・日本のあり方について思いをはせたい。

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【良書紹介】「ミツカン水の文化センター」機関誌|『水の文化』 第70号発刊|特集 みんなでつなぐ水 火の国 水の国 熊本|’22年02月

ミツカン水

ミツカン 水の文化センター
『水の文化』70号
特集 みんなでつなぐ水 火の国 水の国 熊本
  2022年 02月
  A4判 表紙とも60ページ フルカラー あじろ綴じ
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日ごろ使っている水がどこからきてどう届くのか。それを知る人は少ないかもしれないが、水を起点に自らの地域を見つめると、それまで知らなかった新たな面が見えてくる。
熊本県は水道水源の約 80 %を地下水に依存しているという。環境省の「名水百選」に8カ所もの名水が選定されるなど、熊本県は地下水が豊かなことで知られる。県庁所在地・熊本市は生活用水のほぼ全量を地下水に頼っている。

ただし地下水は無尽蔵ではない。そこで熊本市を含む 11 市町村は、行政区域を超えて共同で地下水を守り育てる取り組みを進めている。
熊本の人びとはどのようにして水を守っているのか。そして、そうした人びとをつなぐ水とはどのような存在なのかを考えたい。

intro70号特集「みんなでつなぐ水 火の国 水の国 熊本」取材エリア 同誌URLゟ

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【良書紹介】ミツカン 水の文化センター |『水の文化』64号|特集 氷河が教えてくれること

64水の文化

ミツカン 水の文化センター
『水の文化』64号
特集 氷河が教えてくれること
「氷河」と聞いて、何を思い浮かべるだろう。巨大な氷の塊がゆっくりと海に落ちていく壮大な風景だろうか。それともペンギンやアザラシだろうか。

地球上にある淡水のうち、約70%が氷河や氷山として固定されている。そして氷河は陸地面の10-12 % を占め、真水を地表に留める重要な役割を担っている。
その氷河の水はヒマラヤなどで灌漑用水や水力発電に使われているし、北半球北部の都市では多くの人々が氷河の痕跡の上で今も暮らしている。
そもそも私たちの多くは、氷河のことをあまりよく知らない。氷河と私たちの関係を、歴史も含めて読み解いてみたい。

introニュージーランド「タスマン氷河」の空撮。氷河が削ってできた谷は U 字のカーブを描く。
右の山はクック山(ミツカン 水の文化センター WebSite ゟ 撮影:岩田修二さん)

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【良書紹介】「ミツカン水の文化センター」の機関誌|『水の文化』 第62号発刊|特集「 再考 防災文化」

水の文化

『 水 の 文 化 』62号
特集:再考 防災文化
2019年 7月
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日本は災害大国といわれる。堤防が決壊すると浸水してしまう低地に人口の約50%が住み、資産の75%が集中しているからである。そのために古くから治水に投資しつづけ、また幾度もの災害を乗り越えることで、地域特有の備えや知恵も生まれた。

かつて水害が常態化していた時代、人々は水害を「わがこと」と捉えていたはずだ。河川改修などが進んで水害は減ったが、それによって水害をはじめとする防災への意識が薄れてしまったのではないか。
従来の観測記録を上回る短時間強雨が増え、台風も巨大化する兆しがあるなか、今こそみんな(社会全体)で備える必要がある。各地のさまざまな取り組みを見つめることによって、日本人の水害への備え、さらにそれを通じて、これからの防災について考えてみたい。

葛飾区東京の東部を流れる荒川と、荒川の左岸から合流する中川
(ミツカン 水の文化センター WebSite ゟ 提供:葛飾区)

【 詳細 : ミツカン 水の文化センター 】 { 活版アラカルト まとめ }

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【良書紹介】 「ミツカン水の文化センター」の機関誌『水の文化』 第58号発刊 特集{日々、拭く。}

20180306183908_00002「ミツカン水の文化センター」の機関誌『水の文化』 第58号
特集「日々、拭く。」

日々の生活において私たちは、さして意識せずにさまざまなものを拭いている。食事の前後には食卓を、お風呂を出たら体を拭く。花粉症ならば鼻水を紙で拭(ぬぐ)うし、最近は携帯電話やスマートフォンも拭く対象に加わった。水や水分、または汚れを取り去ってきれいにする。それが「拭く」という行為だろう

「雑巾(ぞうきん)」がかつて「浄巾(じょうきん)」と呼ばれていたように、拭く道具は時代によって変化している。しかし、道具は変わっても、水を拭きとり、汚れを拭い去るという行為そのものは変わらない。個人的な所作でありながらも、多くの人々が共有する「拭く」は、生活文化の一つである。

そんな身近な「拭く」という行為について考えたことがあっただろうか?その本質とはいったい何なのか。そして「拭く」ことと水はどのような関係にあるのか、生活様式や道具の変遷、さらに行為に宿る精神性などから「拭く」を読み解いていく。

【 詳細 : ミツカン 水の文化センター 】 { 文字壹凜 まとめ }

【良書紹介】 「ミツカン水の文化センター」の機関誌『水の文化』 第55号発刊 特集{その先の藍へ}

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あまり知られていないが、藍色には非常に多くの種類がある。今は藍色といえば濃いめの紺色をイメージするかもしれないが、「水色」「縹(はなだ)色」「甕覗(かめのぞ)き」「水浅葱(みずあさぎ)」といった淡い色も藍色の範疇に含まれる。

明治時代中期に合成藍が輸入されるまで、日本の藍色は蓼藍を発酵させてつくる「蒅(すくも)」という染料を用いて染められ、色の濃淡は染める回数などで調整していた。先人たちがさまざまな技術と工夫で多様な藍色を生み出したように、今も藍色にこだわったものづくりを続ける人たちがいる。藍色には日本人特有の何かがあるのだろうか。識者、そして藍をものづくりに活かしている現場を訪ね歩いた。

【 詳細 : ミツカン 水の文化センター 】 { 文字壹凜 まとめ }