月別アーカイブ: 2024年1月

【展覧会】秋田県立近代美術館|コレクション展 雪月花のとき|’24年1月12日-4月7日|終了

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秋田県立近代美術館
コレクション展
雪月花のとき
会  期  令和6年(2024年)1月12日[金]- 4月7日[日]
会  場  秋田県立近代美術館 6 階
      〠 013-0064 秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46 Tel 0182-33-8855
観  覧  料  無 料
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「雪月花の時 最も君を憶 (おも) う」。中唐の詩人・白居易が、今は遠く離れてしまった友人との楽しかった日々を懐かしんで詠んだ詩の一節です。雪や月や花など、四季折々の美しい景色に触れると誰かのことを思い出し、その感動を共にしたいと思う気持ちは現代においても同じでしょう。
本展では、日本の近現代の画家たちがそれぞれの手法で表現する雪月花の世界をご紹介します。ぜひ、美術館で画家たちの感動に触れてみてください。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上ご観覧ください。
[ 詳 細 : 秋田県立近代美術館

【展覧会 】パナソニック汐留美術館|開館20周年記念展/帝国ホテル二代目本館100周年|フランク・ロイド・ライト─世界を結ぶ建築|’24年1月11日-3月10日|終了

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パナソニック汐留美術館
開館20周年記念展/帝国ホテル二代目本館100周年
フランク・ロイド・ライト ── 世界を結ぶ建築
会  期  2024年1月11日[木]- 3月10日[日] * 会期中、一部展示替えします。
      前 期 1月11日-2月13日、後 期 2月15日-3月10日。
      * 2月15日以降に再入場の場合は、半券提示で100円割引となります。
開館時間  午前10時 - 午後6時(入館は 午後5時30分 まで)
      * 2月2日[金]、3月1日[金]、8日[金]、9日[土]は夜間開館
        午後8時まで開館(入館は 午後7時30分 まで)
休  館  日  水曜日(ただし3月6日は開館)
入  館  料  一  般  1,200円、65歳以上  1,100円、大学生・高校生 700円、中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照 
主  催  パナソニック汐留美術館、フランク・ロイド・ライト財団、東京新聞
──────────────────────────20231120195623_00001☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは  図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

アメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト (1867–1959)。「カウフマン邸(落水荘)」や「グッゲンハイム美術館」で知られるライトは、「帝国ホテル二代目本館(現在は博物館明治村に一部移築保存)」や「自由学園」を手がけ、熱烈な浮世絵愛好家の顔も持つ、日本と深い縁で結ばれた建築家です。
2012年にフランク・ロイド・ライト財団から図面をはじめとする5万点を超える資料がニューヨーク近代美術館とコロンビア大学エイヴリー建築美術図書館に移管され、建築はもちろんのこと、芸術、デザイン、著述、造園、教育、技術革新、都市計画に至るライトの広範な視野と知性を明らかにすべく調査研究が続けられてきました。こうした研究成果をふまえ、本展はケン・タダシ・オオシマ氏(ワシントン大学教授)とジェニファー・グレイ氏(フランク・ロイド・ライト財団副代表、タリアセン・インスティテュート・ディレクター)を迎えて日米共同でキュレーションを行ない、帝国ホテルを基軸に、多様な文化と交流し常に先駆的な活動を展開したライトの姿を明らかにします。
精緻で華麗なドローイングの数々をお楽しみください。世界を横断して活躍したライトのグローバルな視点は、21世紀の今日的な課題と共鳴し、来るべき未来への提言となるはずです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : パナソニック汐留美術館

【展覧会】熊本県立美術館|細川コレクション特別展 土方歳三資料館 × 肥後熊本藩|’24年1月10日-3月24日|終了

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熊本県立美術館
細川コレクション特別展 土方歳三資料館 × 肥後熊本藩
会  期  2024年1月10日[水]- 3月24日[日] * 作品保護のため会期中に展示替えを実施。
会  場  熊本県立美術館 本館 別棟展示室
      860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸2番 Tel:096-352-2111
開館時間  9時30分-17時15分(入館は16時45分まで) * 1月10日のみ12時00分- 開館
休  館  日  月曜日。月曜祝日の場合は翌平日休館。
観  覧  料  一 般 700円、大学生 500円
      * 高校生以下は無料。障がい者手帳をお持ちの方無料。
特別協力  公益財団法人永青文庫、熊本大学永青文庫研究センター
共  催  ​土方歳三資料館
主  催  熊本県立美術館、熊本日日新聞社、RKK熊本放送
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天保6年(1835)5月5日、武蔵国多摩郡石田村(現・東京都日野市石田)に生まれた土方歳三(ひじかた としぞう 1835-1869)は、11歳で江戸に出て奉公を経験し、その後薬の行商のかたわらで天然理心流を研鑽。この剣術を通じて、4代目宗家を継いだ近藤勇との出会いがありました。
文久3年(1863)、将軍・徳川家茂の上洛に際し、幕府が剣術心得のあるものを徴募したため、歳三は近藤ら試衛館の同志と共に上京。その後浪士組を母体とする政治集団「新選組」を発足させ、洛中洛外の警備にあたりました。とくに有名なのは「池田屋事件」に功績を挙げたことでしょう。

明治元年(1868)の鳥羽・伏見の戦いでは、歳三は怪我の近藤に代わって隊を指揮します。敗れて東帰した後は、幕府主戦派の一隊と合流。宇都宮、会津と転戦し、仙台にて幕臣・榎本武揚と諮り、蝦夷へ渡り箱館五稜郭に入城。ここで歳三は、蝦夷仮政権の陸軍奉行並という重職に就き、新政府軍と壮絶な戦いを繰り広げました。そして、明治2年(1869)5月11日、諸兵隊を馬上で指揮している中、流れ弾に当たり、35年の生涯に幕を降ろしました。
本展は土方歳三資料館の所蔵品を中心にして、激動の幕末維新期を駆け抜けた、“ 新選組副長・土方歳三 ” の軌跡をご紹介するものです。また、この機会に合わせて、永青文庫所蔵の肥後熊本藩が記録した“新選組”にまつわる古文書等を展示します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 熊本県立美術館

【展覧会】東京国立博物館|本館 特別5室|特別展 建立900年 中尊寺金色堂|’24年1月23日-4月14日|終了

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東京国立博物館 本館 特別5室
特別展 建立900年 中尊寺金色堂
会  期  2024年1月23日[火]- 4月14日[日]

会  場  東京国立博物館 本館 特別5室(上野公園)
      〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分   * 最終入場は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、2月13日[火]  * ただし 2月12日[月・休]、3月25日[月]は開館
観覧料金  本展は事前予約不要です
      一  般  2,100円(一般前売1,900円)、大学生 1,300円(大学生前売1,100円)、
      高校生 900円(高校生前売700円) 
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
       入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
      * 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
      * 各種割引・優待情報などは下掲 チケット情報 を参照。
後  援  天台宗、岩手県、平泉町
主  催  東京国立博物館、中尊寺、NHK、NHKプロモーション、
      日本芸術文化振興会、文化庁
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本展は上棟の天治元年(1124)を建立年ととらえ、中尊寺金色堂の建立900年を記念して開催する特別展です。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が一堂にそろうほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々を紹介します。また、会場では、900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く金色堂を8KCGの技術を用い原寸大で再現します。世界遺産にも登録される平泉の文化遺産の粋をご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展公式サイト   チケット情報

【展覧会】ヨックモックミュージアム|ピカソ いのちの讃歌|’23年10月24日-’24年9月23日

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ヨックモックミュージアム
ピカソ いのちの讃歌
会  期  2023年10月24日[火]- 2024年9月23日[月]
休  館  日  毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は翌平日)、
      年末年始(2023年12月25日 - 2024年1月5日)
開館時間  10時 - 17時 * 入館は閉館の30分前まで
      * 金曜日20時までの夜間開館は当面の間、延期とさせていただきます。
チケット  当館受付での当日価格・税込表示
      一 般:1,200円、学 生:800円、小学生以下:無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  ヨックモックミュージアム
      107−0062 東京都港区南青山6丁目15−1 TEL:03-3486-8000
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南青山にある美術館「ヨックモックミュージアム」でピカソの創造性を体感しませんか? ヨックモックグループが30年以上かけて収集してきたピカソのセラミックコレクションをご覧いただけます。世界有数のピカソのセラミックコレクションの展示や、アートセラピーを取り入れたイベント、「お菓子とアート」の独自プログラムもご用意しております。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ ほぼ通年の展覧会ですが、期間中に多彩なイベントが開催されます。下掲詳細参照。

[ 詳 細 : ヨックモックミュージアム ] 

【展覧会】戸栗美術館|花鳥風月-古伊万里の文様-|’24年1月7日-3月21日|終了

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戸栗美術館
花鳥風月-古伊万里の文様-
会  期  2024年 1 月 7 日[日]- 3 月 21 日[木]

会  場  戸栗美術館 
      東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館。
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 1月7日[日]- 1月31日[水]まで、新成人は入館料無料
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日本のやきもの史の中で、初の国産磁器として誕生した伊万里焼は、器面に筆で文様を描くことを施文方法の主流としました。江戸時代を通じて佐賀有田を中心とした地域で作られ、需要者の流行を反映しながら、様々な文様をあらわしていきました。
その表現は一筆ごと丁寧に描かれているものから、略筆で判別が難しいものまで多岐にわたります。ひとつひとつのモチーフを紐解いていくと、中国文化の受容に加え、国内で脈々と培われてきた日本文化の独自性を垣間見ることができます。
今展では古伊万里の文様から花・鳥・風景・月に注目。2 つの展示室をそれぞれ「花鳥の間」、「風月の間」として、四季折々の花鳥文、風情溢れる山水文のうつわをご紹介いたします。約 80 点の趣深い古伊万里をご堪能ください。

③染付 双鷺文 皿_ロゴ入り染付 双鷺文 皿
伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径21.0㎝ 戸栗美術館所蔵

⑤色絵 花卉文 鉢_ロゴ入り色絵 花卉文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径22.6㎝ 戸栗美術館所蔵

⑥色絵-赤玉雲龍文-鉢_龍_ロゴ入り色絵 赤玉雲龍文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径25.8㎝ 戸栗美術館所蔵

【 同時開催  干支セレクション 龍 】第3展示室
2024 年は辰年。今展では戸栗美術館収蔵の龍文様の作品約 30 点を出展。中国・景徳鎮官窯による皇帝専用の五爪二角の龍から、古伊万里の螭龍まで、龍文様の豊かなヴァリエーションをお楽しみください 。

※ 展示作品の写真画像は 戸栗美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】千葉市美術館|企画展 サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展|’24年1月6日 –3月3日|終了

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千葉市美術館
企画展 
サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展
会  期  2024年1月6日[土] – 3月3日[日]  * 会期中大幅な展示替えがあります。

         前 期:1月6日[土] – 2月4日[日]
         後 期:2月6日[火] – 3月3日[日]
会  場  千葉市美術館
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
      
tel 043-221-2311(受付時間 10:00 – 18:00)

休  室  日  1月9日[火]、15日[月]、2月5日[月]、13日[火]
      * 第1月曜日は全館休館
観  覧  料  一 般 1,500円、大学生 800円、小・中学生、高校生 無料
      ◎ 本展観覧券で常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  千葉市美術館、東京新聞
──────────────────────────千葉市美術館A 千葉市美術館B☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆ 

鳥文斎栄之 (ちょうぶんさい・えいし   1756−1829) は、旗本出身という異色の出自をもち、美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師です。浮世絵の黄金期とも称される天明-寛政期 (1781-1801) に、同時代の喜多川歌麿 (?-1806) と拮抗して活躍しました。
当初栄之は、将軍徳川家治 (1737-86) の御小納戸役として「絵具方」という役目を務め、御用絵師狩野栄川院典信(1730-90)に絵を学びましたが、天明6年 (1786) に家治が逝去、田沼意次 (1719-88) が老中を辞した時代の変わり目の頃、本格的に浮世絵師として活躍するようになり、やがて武士の身分を離れます。
当時錦絵(浮世絵版画)は、一層華やかな展開期にありましたが、栄之もまた浮世絵師として数多くの錦絵を制作、長身で楚々とした独自の美人画様式を確立、豪華な続絵を多く手がけたことは注目されます。さらに寛政10年 (1798) 頃からは、肉筆画を専らとし、その確かな画技により精力的に活躍しました。寛政12年(1800)頃には、後桜町上皇の御文庫に隅田川の図を描いた作品が納められたというエピソードも伝わっており、栄之自身の家柄ゆえか、特に上流階級や知識人などから愛され、名声を得ていたことが知られています。  

重要な浮世絵師の一人でありながら、明治時代には多くの作品が海外に流出したため、今日国内で栄之の全貌を知ることは難しくなっています。世界初の栄之展となる本展では、ボストン美術館、大英博物館からの里帰り品を含め、錦絵および肉筆画の名品を国内外から集め、初期の様相から晩年に至るまで、栄之の画業を総覧しその魅力をご紹介します。

※ 会期中大幅な展示替えがあります。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 千葉市美術館 ]  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ }
[ 関 連 : 千葉市美術館公式  YouTube  サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展  予告  0:16 ]


この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】千葉市美術館|企画展 武士と絵画―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで―|’24年1月6日–3月3日|終了

千葉市美渡辺崋山_佐藤一斎像稿第五_rgb-636x1280渡辺崋山《佐藤一斎像画稿 第五》文政4年(1821)頃 千葉市美術館蔵 同館URLゟ

千葉市美術館
企画展 武士と絵画
― 宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで ―
会  期  2024年1月6日[土] – 3月3日[日]
会  場  千葉市美術館
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8 TEL 043-221-2311
休 室 日  1月9日[火]、15日[月]、2月5日[月]、13日[火]
      * 第1月曜日は全館休館
観 覧 料  一 般 500円、大学生 400円、小・中学生、高校生 無料
      ◎ 本展観覧券で5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  千葉市美術館
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「サムライ、浮世絵師になる!  鳥文斎栄之展」と同時開催の所蔵作品展として、江戸時代の武士と絵画の関係をテーマに、千葉市美術館収蔵作品で構成した小特集を開催いたします。
鳥文斎栄之は、家禄500 石の旗本でしたが、武士の身分を離れ、浮世絵師として活躍するようになります。栄之はなぜ浮世絵をそれほど描いたのか、栄之とその周辺で武士らしき一派がかくも描いた意味について、他の事例と比べて見えることがあるでしょうか。
絵筆によって名を残す “描いた武士” をたどってみるならば、戦国の世に武家に生まれながら家の滅亡から武門を捨て絵筆で身を立てることになった武人画家たちがいました。江戸幕藩体制が確立すると、その中で御絵師という役職につき家業として務めを果たした武士たちがいます。
武家においては、幼少期から教養として絵を学びます。殿様自身も描きましたがここでは、藩務に忠勤しながら絵に秀でて名をなした者や、学問によって藩に仕えた者。退隠し、さらには藩から脱して文人として生き、絵筆をふるった武士たちをとりあげます。また逆に絵の技芸によって召し出され藩の絵師として活躍するという経歴をたどった者もいました。そして動乱激動の幕末期に絵筆を持っていたラストサムライは、維新後どう生きたのか。武士と浮世絵ということでは、絵師に身を転じ残 照の浮世絵を担ったラストサムライもいました。

本展示では、描いた武士たちという側面からのごく一部の紹介とはなりますが、同時に受容する側の思いにも触れ、刀と絵筆のさまざまな交錯のあり方から、江戸絵画に武士が果たした役割や意味についてもご覧いただければ幸いです。
本展出品目録 PDF

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 千葉市美術館  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ
[ 関 連 : 千葉市美術館|サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展|’24年1月6日–3月3日 ]

【展覧会】ニュースパーク (日本新聞博物館)|企画展 2023年 報道写真展|’24年1月6日-4月14日|終了

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企画展 2022年 報道写真展
会  期  2024年1月6日[土]- 4月14日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)
会  場  ニュースパーク(日本新聞博物館) 2階企画展示室
      〠 231-8311 神奈川県横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
      電話:045-661-2040  ファクス:045-661-2029
入  館  料  (常設展含む、税込み)
      一般 400円、大学生 300円、高校生 200円、中学生以下 無 料
主  催  ニュースパーク(日本新聞博物館)、東京写真記者協会
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2023年は新型コロナウイルスが収束の兆しを見せ、人の動きがコロナ禍前へと戻り始めました。野球のWBC日本優勝や、アジア大会、ラグビーW杯、バスケットボールW杯などスポーツでの日本人選手の活躍、藤井聡太八冠による将棋界全タイトル制覇などの明るい話題がありました。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとイスラム組織ハマスの対立など、世界では今も紛争が絶えません。芸能界の性加害問題にも注目が集まりました。
本展では、東京写真記者協会に加盟する新聞、通信、放送(NHK)35社の記者が2023年に撮影した報道写真の中から、政治・経済・社会・スポーツ・芸能など幅広いジャンルの決定的瞬間を捉えた約300点を展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ニュースパーク(日本新聞博物館)

【展覧会】樂美術館|新春展 うたと樂焼|’24年1月6日-4月21日|終了

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樂美術館
新春展
うたと樂焼
会  期  2024年1月6日[土]- 4月21日[日]
休  館  日  月曜日(但し 祝日は開館)
時  間  10:00 ー 16:30 (入館は16時まで)
会  場  公益財団法人 樂美術館
      〠 602-0923 京都市上京区油小路通一条下る   TEL:075-414-0304
料  金  一 般 1,000円  大学生 800円  高校生 500円  中学生以下 無 料
      * 福祉割引:手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無 料
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茶の湯では和歌や漢詩の詞から引用し体現することが多く、茶道具の魅力をより一層引き立てるため、銘の多くが和歌の季の詞や漢詩の一文からとられております。
藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」
藤原家隆の「春をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや」
この二首は、侘び茶の心髄を表現したといわれている歌です。
樂歴代作品もまた和歌や漢詩から引用された銘により、樂焼ならではの土のあたたかみ、釉薬による柔らかさ、そして器形の静かな趣に、より一層の余情を催します。
本展覧会では、和歌や漢詩に詠み込まれた季の詞にちなんだ銘や文様のある茶道具を取り合わせました。和歌と茶の湯に共通する風雅な世界をご覧ください。

* 新型感染症拡大予防のため、開館時間などを変更する場合がございます。
* 入館に際して予約は必要ございません。
[ 詳 細 : 樂美術館

【展覧会】京都国立近代美術館|開館60周年記念 小林正和とその時代 ― ファイバーアート、その向こうへ|’24年1月6日-3月10日|終了

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京都国立近代美術館
開館60周年記念
小林正和とその時代 ― ファイバーアート、その向こうへ
会  期  2024年1月6日[土]- 3月10日[日]
開館時間  午前10時 - 午後6時   * 金曜日は 午後8時 まで開館
      *入館はいずれも 閉館の30分前 まで
休  館  日  月曜日(ただし1月8日[月・祝]、2月12日[月・祝]は開館)、
      1月9日[火]、2月13日[火]
観  覧  料  一般:1,200円、大学生:500円、高校生以下・18歳未満は無料
      * 前売り拳、各種割引、優待情報などは、下掲公式詳細サイト参照。
主  催  京都国立近代美術館
────────────────────────20231128203829_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

1960年代以降、欧米において従来のテキスタイルの概念を超えるような作品群が数多く登場しました。伝統的な技法を踏まえつつも、天然・合成繊維のみならず、金属や鉱物など様々な素材を取り込み、平面から立体へ、そして空間へと展開した作品群は、ファイバーアートと呼ばれ、その新たな潮流は、とりわけ1962年から1995年までスイスのローザンヌで開催された国際タペストリー・ビエンナーレを中心に世界へと波及していきました。
日本におけるこの領域のパイオニアである小林正和(1944 – 2004)は、京都市立美術大学(後の京都市立芸術大学)で漆工を学んだものの、川島織物在職時の「1本の糸との出会い」を起点に、糸を「垂らし」「張り」「緩め」集積させた立体造形作品を発表します。そして第6回国際タペストリー・ビエンナーレへの入選を皮切りに、国際テキスタイル・トリエンナーレ(ウッヂ、ポーランド)や国際テキスタイルコンペティション(京都)などでの活躍を通して、国際的に高く評価されるようになりました。糸を含む「ファイバーは人間と密接に結びついている」と考える小林の作品は、常に空間と関係を切り結ぶことを志向し、最終的には戸外でのインスタレーションへと展開していきます。
また小林は、成安女子短期大学(後の成安造形短期大学)そして岡山県立大学で教える傍ら、1981年には国内で初めてのファイバーアート専門ギャラリーを開設し、そこでの展覧会活動などを通じても、多くの後進に大きな刺激と影響を与え続けました。
2024年に生誕80年・没後20年をむかえる小林正和の初めての回顧展として開催される本展では、小林の代表作や関連資料約80点に、彼と歩みをともにした作家たちの作品を加えた約100点を紹介します。そうすることで、1970年代から90年代にかけて京都に発したファイバーアートの動向を振り返り、そこでの小林の活動とその意義、さらには国際的な位置づけについて、そして今後のファイバーアートの展開について、改めて考える機会にしたいと考えます。

※ 本展は日時予約制ではありません。同館の券売窓口でも購入いただけます。
※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 京都国立近代美術館    本展特設サイト ]

【展覧会】河鍋暁斎記念美術館|企画展「暁斎・暁翠 初春(はつはる)の慶び」展|同時開催・特別展「『猿楽図式』の世界」|’24年1月5日-2月25日|終了

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公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
企画展「暁斎・暁翠 初春(はつはる)の慶び」展
同時開催・特別展「『猿楽図式』の世界」
会  期  2024年1月5日[金]- 2月25日[日]
会  場  公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
      〠 335-0003 埼玉県蕨市南町4-36-4
      TEL. 048-441-9780 / FAX. 048-445-3755
開館時間  10:00-16:00
入  館  料  一 般 600円、高校生・大学生 500円、小・中学生 300円、65歳以上の方 500円
      * 割引、優待情報は下掲詳細参照。学生・ご高齢者は年齢のわかる証明書の提示を。
休  館  日  毎週火・木曜、毎月26日-末日 * 展示替えのため
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新たな年を寿ぎ、縁起物や干支の辰(竜)を描いた作品と、能・狂言の版本をテーマにした2つの展覧会を開催いたします。
※ 河鍋暁斎記念美術館では、2ヶ月ごとにテーマを決めて展覧会を開催しております。
  常設展はありません。館長の自宅を改装した小さな美術館です。
 そのため各室が狭いため、館内ではマスクの着用が推奨されています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館 ] 

【展覧会】 ❖ 弥生美術館|デビュー50周年記念 槇村さとる展|ー「愛のアランフェス」から「おいしい関係」「モーメント」までー ❖|❖ 竹久夢二美術館|夢二の旅路 画家の夢・旅人のまなざし❖|’24年1月5日-3月31日|終了

【展覧会】弥生美術館|デビュー50周年記念 槇村さとる展| ー「愛のアランフェス」から「おいしい関係」「モーメント」までー|’24年1月5日-3月31日

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デビュー50周年記念 槇村さとる展
ー「愛のアランフェス」から「おいしい関係」「モーメント」までー
会  期  2024年1月5日[金]- 3月31日[日]
会  場  弥生美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 TEL 03(3812)0012
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日、1月9日、2月13日[火] * 1月8日、2月12日[月・祝]開館
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      * 竹久夢二美術館と2館併せてご覧いただけます
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2023年にデビュー50周年を迎えた槇村さとるは、ポジティブに活躍する女性たちとダイナミックなダンスを主題とした作品で知られています。1973年『別冊マーガレット』でデビューすると、1978年にフィギュアスケートを題材にした「愛のアランフェス」で一躍人気に。その後も「ダンシング・ゼネレーション」「N★Yバード」「白のファルーカ」などの作品を発表、自分自身と戦い続けるダンサーたちを美しく表現しました。1990-2000年代には「おいしい関係」「イマジン」「Do Da Dancin’!」「Real Clothes」など、自立した女性を描いた作品を中心にヒット作を生み出し、テレビドラマ化もされました。
数々の作品を生み出す傍ら、1998年に発売されたエッセイ「イマジン・ノート」では、複雑な生い立ちや漫画家としての半生を赤裸々に語って話題となりました。槇村は作品を描くことで、“幸せ” とは何かを追い求め続けていたのです。ファッションや健康法についてのエッセイ本も多数発売されており、ライフスタイルも注目されています。
本展では現役漫画家として走り続ける槇村さとるの、作品の数々をご紹介いたします。

◆プロフィール
まきむら・さとる。1956年10月3日、東京都葛飾区生まれ。1973年「白い追憶」(『別冊マーガレット』)でデビュー。1978年にフィギュアスケートを題材にした「愛のアランフェス」で人気を獲得する。『別冊マーガレット』の看板漫画家として活躍し、『マーガレット』『YOUNG YOU』『コーラス』『ココハナ』など多数の雑誌に作品を発表。その他の代表作に「ダンシング・ゼネレーション」「N★Yバード」「白のファルーカ」「おいしい関係」「イマジン」「Do Da Dancin’!」「Real Clothes」「モーメント 永遠の一瞬」など。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 弥生美術館 竹久夢二美術館 ] 

【展覧会】竹久夢二美術館|夢二の旅路 画家の夢・旅人のまなざし|’24年1月5日-3月31日0401夢二

竹久夢二美術館
夢二の旅路 画家の夢・旅人のまなざし
会  期  2024年1月5日[金]- 3月31日[日]
会  場  竹久夢二美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 TEL 03(3812)0012
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日、1月9日、2月13日[火] * 1月8日、2月12日[月・祝]開館
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      * 弥生美術館と2館併せてご覧いただけます
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大正ロマンの画家・詩人として知られる 竹久夢二 (1884-1934) は、生涯の多くの時間を旅に過ごし、制作のインスピレーションを受けました。東北から九州まで訪れた土地は数多く、晩年には2年4か月をかけて欧米を回る外遊を経験しています。見知らぬ土地をさまよいながら、夢二は自らの孤独や愁いを作品に表現し続けました。
旅を重ねる一方で夢二は、新鮮な感受性をもった旅人の視点で日常の物事をも見つめ、様々な驚きや発見を制作に反映しました。また、異国情緒あふれる作品には夢二の豊かな想像力が発揮され、独自の世界が表れています。
本展では、旅に憧れを抱いた少年時代の思い出から、長年願い続けた外遊まで、夢二の旅の軌跡をご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 弥生美術館 竹久夢二美術館 ] 

【展覧会】北九州市立美術館|北九州市制60周年記念 コレクション展Ⅲ|特集 磯崎 新「還元」シリーズ|’24年1月4日-5月6日

北九州市立美術館磯崎新

北九州市立美術館
北九州市制60周年記念 コレクション展Ⅲ
特集 磯崎 新「還元」シリーズ
会  期  2024年1月4日[木]- 5月6日[月・祝]
会  場  北九州市立美術館 本館 コレクション展示室
      804-0024 福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21番1号
      TEL:093-882-7777 FAX:093-861-0959
開館時間  9:30 - 17:30(入館は17:00まで)
休  館  日  毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
観覧料金  一 般 300円、高 大 生 200円、小 中 生 100円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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北九州市立美術館、北九州市立中央図書館、西日本総合展示場、北九州国際会議場を設計した建築家・磯崎新(1931-2022)が、2022年12月に逝去しました。磯崎は、ポストモダン建築の旗手として国内外の建築界を牽引するとともに、世界各地での建築展、美術展のキュレーションや、国際的なシンポジウムの議長をつとめるなど、思想、美術、デザイン、文化論、批評など多岐にわたる領域で活躍してきました。
1970年代からは継続的に版画制作にも取り組み、300点以上の作品を残しています。1983年に発表された「還元」シリーズでは、北九州市立美術館を含め、1970年代から1980年代に磯崎が設計した住宅以外の仕事が版画のモチーフとなっています。まさに、建築が、建築家の手からうまれでていくその瞬間のイメージが視覚化されています。
コレクション展Ⅲでは、磯崎を偲び、2023年度、新たに収蔵した「還元」シリーズ12点を特集展示します。併せて開化絵に描かれた擬洋風建築など、建築をめぐる所蔵作品を紹介します。

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[ 詳 細:北九州市立美術館 ] 

【コンサート】東京音楽大学 ACT Project / チェコセンター 東京|あの作曲家のウラオモテ VOL.2 ショパンとスメタナ アニバーサリーイヤーの作曲家たち|’24年3月10日|終了

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東京音楽大学 ACT Project / チェコセンター 東京
<コンサート> あの作曲家のウラオモテ VOL.2
ショパンとスメタナ アニバーサリーイヤーの作曲家たち
日  時  2024年3月10日[日] 15:00開演 (14:30開場)
開催場所  神奈川県民ホール 小ホール ※ 全席自由  
      〠 231-0023 神奈川県横浜市中区山下町3-1
問い合せ  TEL 0570-015-415(10:00-18:00)
料  金  一般・学生共通  1,000円 全席自由
チケット  * チケット販売場所 
      東京音楽大学中目黒・同学代官山キャンパス内カワイ店/チケット かながわ
曲  目  F. ショパン/前奏曲集より「雨だれ」
      スメタナ、岩河三郎作詞/モルダウ(オルガン伴奏)
      フォーレ/レクイエムより「ピエ・イエス」    ほか
協  力  チェコセンター東京
共  催  神奈川県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
主  催  東京音楽大学 ACT Project
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神奈川県民ホール・小ホールにて、東京音楽大学ACT Projectによる音楽コンサートが開かれます。今年それぞれ節目を迎えるショパン(ポーランド)とスメタナ(チェコ)の楽曲に焦点をあてたプログラムとなっており、合唱やオルガン、ピアノなどの演奏がお楽しみいただけます。
チェコセンター東京が歌唱の発音指導に協力したチェコ語の合唱曲も見どころです。ぜひお気軽にお越しください。

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[ 詳 細 : 東京音楽大学 ACT Project  神奈川県民ホール チェコセンター東京

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|井上雅之展 ― 形に囲まれる|INOUE Masayuki Surrounded by Forms|’24年3月4日-3月23日|終了

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20240307172933_00004ギャルリー東京ユマニテ
井上雅之展 ―形に囲まれる―
INOUE Masayuki Surrounded by Forms
会  期  2024年3月4日[月]- 3月23日[土]
会  場  ギャルリー東京ユマニテ 1 F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
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井上は1957年神戸市生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を修了後、1980年代から陶を素材に立体作品を国内外の展覧会で発表、多くの美術館に作品が収蔵されています。2022年には初期作品から新作まで約70点による回顧展が茨城県陶芸美術館にて開催され、大型作品が並ぶ圧倒的な空間は好評を博しました。
土を捏ね焼しめて生成される陶は古くから器など日常の中で使われてきましたが、井上はその身近な素材で作られたいくつものパーツを積み重ね、大規模な形を構築するという新たな手法で日本を代表する現代陶芸作家の一人です。大作になると100以上のパーツをボルトで組み上げる事でダイナミックな造形を生み出し、陶による表現の可能性を追求し続けています。

昨年の個展では、作品の制作プランや実験として作られるマケット190点を展示し、陶よりも手軽に扱える段ボールや布などから生み出された様々な造形が、陶による作品の新たな展開を予感させました。今展は、マケットにより研究された形が土から生み出され陶となり、90点の作品が並ぶ展覧会となります。これまでとは違い両掌にのる小さな作品ながら、圧倒的な物量のみならず、一つ一つの密度の高さからも井上の尽きることのない形への探求心が伺えます。この機会をお見逃しなく、ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。

<作家コメント>
自作の更新のため、小作品に挑んで見たいと考える様になりました。サイズの小さい世界に、どれだけ強度ある造型を手にすることができるか、まず身近な素材で10センチに満たない大きさのマケットを190点制作しました。これらを手掛かりした焼き物による小作品は90点となり、制作者も「形」だけではなく「色彩」にも囲まれることとなりました。

>> 井上雅之 略 歴

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[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 米田有甫展|YONEDA Yusuke 「微風状態」|’24年2月26日-3月2日|終了

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ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
米田有甫展 YONEDA Yusuke
「微風状態」
会 期 2024年2月26日[月]- 3月2日[土]
会 場 ギャルリー東京ユマニテ
〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間 10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
*各日10:30よりインスタレーション公開設置

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〈作家コメント〉
明瞭な造形操作と、既存の形態の強調を手がかりにして、造形を成り立たせている背景を意識しようとする制作を行っています。特に、形態を、人間の営みや情感が連続的に展開する場における現象として捉え、造形操作の反復や、形態の空間的展開の中で、人間とそうした場との関わりに目を向ける表現を試みています。
本展では特に、隙間を持った「風通しの良い」造形に注力し、材と場との接触を増やすことによって、造形を介した、場の感触の拡張を試みるインスタレーションを展開します。会期中、作品の一部は毎晩閉廊後に解体し、翌開廊時刻よりその日の設置を行います。

>> 作家ウェブサイト

米田 有甫|YONEDA Yusuke
平成09(1997) 東京都生まれ
令和03(2021) 筑波大学人文・文化学群人文学類哲学主専攻哲学コース卒業
[公募展]
令和05(2023) 「SICF24」 Spiral、東京

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[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis|米田有甫展 YONEDA Yusuke 「微風状態」|’24年3月4日- 3月9日|終了

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ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
都丸志帆美展 TOMARU Shihomi
内側に溜まった水溜り
会  期  2024年3月4日[月]- 3月9日[土] 会期中無休
会  場  ギャルリー東京ユマニテ  B 1 F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
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<作家コメント>
重ねる暮らしの中でいつの間にか静かに溜まった内側にある水たまりをみつけた気がした。外側の乾燥した肌と内側にあるヌルッとした五臓六腑。自分というカタマリを日々動かし終わることを知りつつ繋げていく毎日を愛しく思い、内側と外側の出来事を絵を描くことでボンヤリ眺めてるのかもしれない。

都丸 志帆美 TOMTARU Shihomi
1977 群馬県生まれ
2002 創形美術学校ファインアート科卒業
[個 展]
2006 ギャラリー坂巻、東京 (’11, ’12)
2008 現代HEIGHTS Gallery DEN、東京
2013 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 (’17)
2014 入間市文化創造アトリエAMIGOエントランス、埼玉
[グループ展]
2002 「パブリックスペース展」 D.Hギャラリー、東京
2004 「第2回新地ビエンナーレ」 福島
   「第6回国際交流展日本―メキシコ」
2005 「〈dailyrecords〉展」 exhibit LIVE&MORIS gallery、東京
    「HOPE 日韓交流美術展」 韓国文化院ギャラリー、東京
    「Branch Exhibition」 川越市立美術館市民ギャラリー、埼玉
2007 「横浜美術短期大学助手展」 Art Gallery 山手、神奈川
2008 「THE LIBRARY 2008」 人形町Vision’s、東京 ギャラリーはねうさぎ、京都
2009 「TOKYO STORIES VOL.3」 ガレリア・プント、東京
    「THE LIBRARY 2009」 トキ・アートスペース、東京
    「A trace of 10 years in Gallery Den」 現代HEIGHTS Gallery Den、東京
    「フユノマチ展2009」 ギャラリースペースQ、東京
2010 「Silent Diamond 展 4人に内在するもの」 現代HEIGHTS Gallery Den、東京
2016 「あなたのためのカレンダー展」 うしお画廊、東京 (~’23)
2018 「代田橋 ナンドナーレ」 代田橋 納戸 galleryDEN5、東京 (~’23)
[受 賞]
2003 「群馬青年ビエンナーレ」 群馬県立近代美術館 <奨励賞>
2004 「東京コンペ♯1」 東京丸の内エリア <入選>

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[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]

【四館連携展覧会】東京国立博物館/台東区立書道博物館/台東区立朝倉彫塑館/兵庫県立美術館|特別連携企画|生誕180年記念 呉昌碩の世界 — 金石の交わり —|’24年1月2日-3月17日|前後期二期制開催|各館独自会期・独自内容展示|㊟ 此処は東京国立博物館分を紹介 ㊟|全館終了

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東京国立博物館
アジアギャラリー(東洋館 4階 8室)
生誕180年記念 呉昌碩の世界 — 金石の交わり —
会  期  2024年1月2日[火]- 2024年3月17日[日]
         ○ 前 期 = 2024年1月 2 日-2024年2月12日
         ● 後 期 = 2024年2月14日-2024年3月17日
           作品リストに前期、後期の記載がない作品は全期間展示
会  場  東京国立博物館 アジアギャラリー(東洋館 4階 8室)
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分 毎週 金・土曜日は 9時30分 - 19時00分まで
      (入館はいずれも閉館の30分前まで)
料  金  総合文化展観覧料
      一 般 1,000円、大学生 500円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
休  館  日  月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
──────────────────────書道博物館2401中面☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

清朝末期から中華民国初期に活躍した呉昌碩(ごしょうせき 1844-1927)は、書画篆刻の芸術に偉大な業績を遺しました。 中国では18世紀後半以降、古代の金属器や石刻など、金石の銘文を制作の拠りどころとする碑学派-ひがくは-や、金石画派-きんせきがは-が興ります。呉昌碩もまた奥深い金石の研究に没頭しました。とりわけ「石鼓文-せっこぶん」の臨書は、呉昌碩の芸術を「金石の気」に満ちた素朴で重厚なものへと昇華させます。

呉昌碩は安吉(あんきつ 中国浙江省)の知識人の家系に生まれました。太平天国の乱(たいへいてんごくらん 1851-64)により、苦難の生活を強いられたものの、学問への志を絶やさず、杭州(こうしゅう 浙江省)、蘇州(そしゅう 江蘇省)、上海へと活動の場を広げます。各地で金石を介して師友と親交を深め、研鑽を積んだ呉昌碩は、後年、上海芸術界の中心人物となり、日本にも多大な影響を与えました。

令和6年(2024)は呉昌碩の生誕180年にあたります。本展はこれを記念し、呉昌碩の芸術活動に焦点をあてます。
第1部「呉昌碩前夜」では、金石を尊重した先学や、呉昌碩に先行する上海の芸術家たちの作品をご覧いただきます。
第2部「呉昌碩の書・画・印」は、呉昌碩の書画や印譜-いんぷ-を概観し、作風の変遷をたどります。
第3部「呉昌碩の交遊」では、師友や弟子の作品に注目します。

本展を通して「金石の交わり」のなかで築かれた呉昌碩の世界をご堪能いただけますと幸いです。

< 担当研究員のひとこと >
本展で21回目を迎える台東区立書道博物館との連携企画。呉昌碩生誕180年記念事業として、両館のほか台東区立朝倉彫塑館、兵庫県立美術館でも同時期に展示が開催されます。各館で「呉昌碩の世界」をご堪能いただけますと幸いです。            担当研究員:六人部克典
展示作品リスト > 118件

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館 東京国立博物館  東洋館 4階8室 ][ 関 連 : 台東区立書道博物館
[ 関 連 : 台東区立朝倉彫塑館 ]  [ 関 連 : 兵庫県立美術館

【展覧会】浜田市世界こども美術館|企画展 第27回 浜田こどもアンデパンダン展|’24年1月13日-3月3日|終了

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浜田市世界こども美術館
企画展 第27回 浜田こどもアンデパンダン展
期  間  2024年1月13日[土]- 3月3日[日]
時  間  午前9時30分 - 午後5時(最終入館 午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、(ただし 2/12は開館)、2/13[火]
会  場  浜田市世界こども美術館
      697-0016 島根県浜田市野原町859-1
      TEL. 0855-23-8451 FAX. 0855-23-8452
観  覧  料  一 般 200円、高校・大学生 100円、小・中学生 50円、未就学児は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人浜田市教育文化振興事業団(浜田市世界こども美術館)
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子どもたちが主役の展覧会『浜田こどもアンデパンダン展』を開催します。
“アンデパンダン” とは「審査なく誰でも自由に参加することができる」という美術用語。本展も作品に優劣をつけることなく、子どもたちの表現をありのままに紹介する展覧会として、1997年より毎年続けて開催しています。
今年も地元《浜田の小学生》と《海外の子どもたち》から、たくさんの作品が寄せられました! 思いのままに手を動かして作られたパワフルな作品や、じっくりと時間をかけて丁寧に作られた作品など、それぞれのアイデアや工夫がつまった個性あふれる作品ばかり……。子どもたちの豊かな創造力には、驚きと感動がいっぱいです。
ぜひこの機会に、夢あふれる子どもたちの作品をじっくりとお楽しみください。

   ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖

浜田こどもアンデパンダン展について

浜田市世界こども美術館では、平成9年に開館1周年を記念して『第1回浜田こどもアンデパンダン展』を開催しました。
当時、各地で児童美術展が数多く実施されていましたが、そのほとんどが応募された作品を審査し賞を与えるコンクール方式でした。こども美術館ならではのユニークな試みを志向したいとの思いから、無審査・無賞を意味する “アンデパンダン” と称し、全ての作品に優劣つけることなく、その創造性や表現をありのままに紹介する内容としました。
それ以来毎年つづけて開催してきた本展は、今回で24回目となります。地元浜田の子どもたちに呼びかけてはじまった本展ですが、今や世界中の子どもたちを巻き込んだ国際的な展覧会として広がりをみせています。

※ 下掲詳細公式サイトで盛りたくさんなイベントの最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 浜田市世界こども美術館 ] 

【展覧会】茨城県陶芸美術館|企画展 グラスアート・ライジング 藤田喬平、リトルトン、リベンスキーと世界の作家|’24年1月2日-4月7日|終了

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茨城県陶芸美術館
企画展 グラスアート・ライジング
藤田喬平、リトルトン、リベンスキーと世界の作家
会  期  2024年(令和6年)1月2日[火]- 4月7日[日]
会  場  茨城県陶芸美術館 地下1階企画展示室
      309-1611 茨城県笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内)
      TEL:0296-70-0011
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(ただし、1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館)
      1月9日[火]、2月13日[火]は休館
観  覧  料  一 般 840円、70歳以上 420円、高大生 630円、小中生 320円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照。
      * 企画展観覧券にて同時開催中のテーマ展、コレクション展もご覧いただけます。
特別協力・協賛  関彰商事株式会社
主  催  茨城県陶芸美術館
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1960年代以降、ガラスの作品制作は大きく変化し、素材の可能性を追求する世界各国の作家によって、多様な表現が生み出されました。ガラスの造形表現の黎明期ともいえるこの時代を牽引した、世界の作家23名の作品を、茨城県に拠点を置く関彰商事株式会社の貴重なガラスコレクションから一挙公開します。また、アールヌーボー期のボヘミア地方で表面を虹色に輝かせたガラスで世界的に名声を博した貴重なレッツ工房の作品28点を同時に展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 茨城県陶芸美術館

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 齋藤りえ展 SAITO Rie 「2020~2024」|’24年3月18日-3月23日|終了

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ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
齋藤りえ展 SAITO Rie 「2020~2024」
会  期  2024年3月18日[月]- 3月23日[土]
会  場  ギャルリー東京ユマニテ B1F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30 - 18:30(3.20、日曜、祝日休廊)最終日 17:00
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<作家コメント>
「物事の本質を⾒つめてみたい」という思いがある。
「本質を」というと⼤層な物に聞こえるが、多様な情報が⼊り乱れる⽇々を過ごしていると、何が⼤切な事なのかが⾒えにくくなってしまう時がある。
銅版画は、描くことで刻まれた線やインクの盛り上がりといった物質性が何とも⾔えない実感を持たせてくれる。この感覚が交錯した物事をうまく解してくれるのではないか。
そんな考えから⽣まれた版画作品を数点、今回は展⽰している。

齋藤 りえ SAITO Rie
1998 神奈川県生まれ
2022 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業
現在 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻在籍
[個展]
2024 ギャルリー東京ユマニテbis、東京

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]    {活版 à la carte  過去ログ まとめ

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis|吉川 薫展 YOSHIKAWA Kaoru いらくさが灰色の剥片を持ち上げる|’24年3月11日-3月16日|終了

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20240307172933_00004ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis

吉川薫展 YOSHIKAWA Kaoru
いらくさが灰色の剥片を持ち上げる
会  期  2024年3月11日[月]- 3月16日[土] 会期中無休
会  場  ギャルリー東京ユマニテ  B 1 F〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306  humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
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<作家コメント>
亡父への想いをイメージの根源とし、愛を武器に戦う子ども達に自身の感情を投影させ具象と抽象を織り交ぜながら表現しています。「愛」を武器に作者が創り出す「実態を掴むことができない何か」と戦う子供達を描いています。
子ども達は「愛」だけで立ち向かっていくことができるのだろうか?
作者にとっての「実態を掴むことができない何か」は、父親への自身の感情であり、子ども達は作者の意志を投影しています。
作品を通して子ども達がこれからの未来を力強く切り拓いていくことを願っています。

吉川 薫 YOSHIKAWA Kaoru
[個 展]
2021    月光荘ギャラリー、東京
2022    ギャラリーニイク、東京
2023    始弘画廊、東京
[グループ展]
1999   梅田造形センター、大阪
2022 「美術新人賞デビュー2022入選展」 泰明画廊、東京
2023 「美術新人賞デビュー2023入選展」 ギャラリー和田、東京鈴画廊、東京
「KENZAN 2023」 東京芸術劇場、東京
2024 「BrainBrunnGALLERY Art award2024 入選展」 BrainBrunnGALLERY、東京
[受 賞]
2013 「霧島美術展」 市民文化賞
2015 「霧島美術展」 優秀賞
2022 「美術新人賞デビュー2022」 入選
2023 「美術新人賞デビュー2023」 入選
2024 「BrainBrunnGALLERY Art award2024」 大賞

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[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]    活版 à la carte  過去ログ まとめ

【イベント/展覧会】EDO TOKYO KIRARI|江戸東京リシンク展 −旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−|’24年3月1日-3月10日|終了

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EDO TOKYO KIRARI
江戸東京リシンク展
−旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−
開催期間  2024年3月1日[金]- 3月10日[日]
時  間  午前9時 - 午後5時(入園は午後4時30分まで)
主  催  東京都・江戸東京きらりプロジェクト
共  催  公益財団法人東京都公園協会
会  場  重要文化財 旧岩崎邸庭園
      〠 110-0008 東京都台東区池之端1-3-45
入  園  料  旧岩崎邸庭園への入園にあたり以下の入園料が必要となります。
      一 般 400円、 65歳以上 200円
      * 小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
      * 身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と
       付添の方は無料
出展事業者
      江戸うちわ・江戸扇子 伊場仙
      江戸刷毛・東京手植ブラシ 宇野刷毛ブラシ製作所
      江戸組子 建松
      新江戸染 丸久商店
      和太鼓 宮本卯之助商店
      東京くみひも 龍工房
      金唐革紙 金唐紙研究所(特別協力)
担当部署  東京都産業労働局総務部企画調整課
      〠 163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1
      電話番号 03-5320-4685
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江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」では、江戸東京の伝統ある技や老舗の産品といった「東京の宝物」の新たな価値を伝える展覧会イベントを実施しています。
この度、現代アートの分野で国内外問わず幅広く活躍する現代美術家・舘鼻則孝氏を展覧会ディレクターとして招聘し、重要文化財にも指定されている旧岩崎邸庭園を会場として「江戸東京リシンク展 −旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−」を一般公開します。
本展覧会は、江戸東京きらりプロジェクトのモデル事業者を舘鼻氏のコラボレーターとして迎え、「日本古来の伝統文化をみなおし、未来に向けて何を表現すべきか」という舘鼻則孝氏の創出プロセスである「Rethink(リシンク)」を起点として、歴史ある伝統産業の価値や魅力を新たなかたちで提案します。
2021年より開催している本展覧会では、毎年新たに制作されるアート作品やモデル事業者が保有する貴重な歴史的資料が展示公開されます。会場となる旧岩崎邸庭園・洋館の内装には「金唐革紙(きんからかわし)」で装飾が施された部屋もあり、そのような工芸的な内装も展示作品と共鳴し、本展覧会の大きな魅力となっています。
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展覧会ディレクター 現代美術家 舘鼻則孝 – たてはな のりたか
1985年、東京都生まれ。東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒。卒業制作として発表したヒールレスシューズは、花魁の高下駄から着想を得た作品として、レディー・ガガが愛用していることでも知られている。現在は現代美術家として、国内外の展覧会へ参加する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などに永久収蔵されている。

重要文化財 旧岩崎邸庭園
旧岩崎邸庭園は1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造られました。往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは洋館・撞球室・和館の3棟です。
木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせています。
別棟として建つコンドル設計の撞球室(ビリヤード場)は当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の木造建築で、洋館から地下道でつながっています。洋館と結合された書院造りの和館は当時の名棟梁大河喜十郎の手によるものと言われています。床の間や襖には、明治を代表する日本画家・橋本雅邦が下絵を描いたと伝えられる障壁画などが残っています。現存する大広間を中心に巧緻を極めた当時の純和風建築をかいま見ることができます。大名庭園を一部踏襲する広大な庭は、建築様式と同時に和洋併置式とされ、「芝庭」をもつ近代庭園の初期の形を残しています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : EDO TOKYO KIRARI  旧岩崎邸庭園オフィシャルサイト
[ 参 考 : 東京都産業労働局 YouTube 江戸東京リシンク展 –旧岩崎邸庭園で見るアートが紡ぐ伝統産業の未来– 24:40 ]


この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 上岡ひとみ展 UEOKA Hitomi ―Melting Time―|’24年3月25日-3月30日|終了

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ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
上岡ひとみ展 UEOKA Hitomi    ―Melting Time―
会  期  2024年3月25日[月]- 3月30日[土] 会期中無休
会  場  ギャルリー東京ユマニテ B1F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306   humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30 - 18:30(最終日 17:00)
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展覧会では「命の起源の神秘性、そしてそれを人為的に作り出す行為とは何なのか」 ということに焦点を当て、作品に落とし込みたいと考えております。一昔前では諦めていたことが、医学や化学技術の進歩によって明らかにされ、可能性を広げてく れている。そのような角度からこの社会を見ると、この社会には希望が溢れているのだと考えるようになりました。
人間の欲望、願望は研究によって常に進化し、命の神秘性をも作り出すことができる。人間が奇跡や偶然を作る行為とはどのようなことなのだろう。生命の源のような米や麦の繊維を原料に作品をつくってみたいと考えました。

< 展示構成 >
壁面作品は自身の工房周辺の水田で採取したコシヒカリの稲藁でできています。立体作品は工房周辺の麦畑で採取した麦藁できています。水中に原料を溶かすと、稲や麦が生命を宿したように動き周りました。この2 種類の繊維を原料として展覧会を構成しています。

上岡 ひとみ UEOKA Hitomi
1983  埼玉県生まれ
2006  女子美術大学大学院美術研究科美術専攻立体アート学科紙・繊維専攻修了
[主な展覧会]
2003 「愛・地球博全国和紙ペーパーアート展」
2004 「上岡ひとみ展」 アートコテージパピルス、神奈川
2006 「なかよ紙展」 埼玉伝統工芸会館、埼玉
2015 「Cabinet Da END」 ギャラリーDA END、パリ
    「5 different land scapes」 EPICIENTRO ART、ベルリン
    「Le Papier souffre tout」 シテ国際大学都市、パリ(笹川日仏財団助成)
    「Hitomi Ueoka 展」 Geoff Stern Art space、ベルリン
2016 「筑後アート往来」アーティスト・イン・レジデンス 福岡
2018 「おかえり筑後展」 九州芸文館、福岡
2021 「国際交流彫刻展」 女子美ガレリアニケ、東京
2022 「KOBO #4」 いりや画廊、東京
2023 「Paper and Fiber」 天王洲セントラルタワーアートホール、東京
[受 賞]
2003 「和紙のしごと大賞」〈奨励賞〉(’04、佳作)
2014  大村文子基金女子美パリ賞
2016 「アマテラスミニペーパーアートコンペティション」 ブルガリア 〈グランプリ〉

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[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ] 活版 à la carte  過去ログ まとめ

【展覧会】高知県立高知城歴史博物館|特別展示室 福をよぶ 城博コレクション|~わきたつ めでたきもの~|’24年1月1日-3月4日|終了

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高知県立高知城歴史博物館
特別展示室 福をよぶ 城博コレクション
~わきたつ めでたきもの~
開催期間  2024年1月1日[月・祝]- 3月4日[月]
開館時間  9:00 - 18:00(日曜日は 8:00-18:00)
      * 展示室への入室は閉館の30分前まで
休  館  日  なし〔会期中無休〕
会  場  高知県立高知城歴史博物館  特別展示室
      〠 780-0042 高知県高知市追手筋2-7-5
      TEL. 088-871-1600  FAX. 088-871-1619
観  覧  料  700円(常設展含む)/ 高知城とのセット券 900円    * 観覧券は当日のみ有効
      * 高校生以下、高知県・高知市 長寿手帳所持者は無料
      * 身体障害者手帳、療育手帳などの所持者と介護者(1名)は無料
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年のはじめは福いっぱいの城博へ!

松竹梅や鶴亀といったおめでたい文様をあしらった美術工芸品は、古くから縁起を担ぐために正月やお祝いごとを演出してきました。
本展では、当館の収蔵品から新春の訪れを彩る吉祥文様や令和6年(2024年)の干支である辰にちなんで、龍をモチーフにした美術工芸品をご紹介します。あわせて、土佐藩の正月行事に関連する資料とともに、土佐藩主山内家にゆかりのある重要文化財の刀剣4振(太刀 号 一国兼光、太刀 号 今村兼光、太刀 銘 国時、太刀 銘 康光)を展示します。
伝統技術に裏打ちされたおめでたい品々とともに新たな年の始まりをお迎えください。

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[ 詳 細 : 高知県立 高知城歴史博物館