カテゴリー別アーカイブ: 展覧会

【展覧会】春日井市道風記念館|館蔵品展 「書に想いをのせる」|’23年12月15日-’24年4月21日|会期末

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春日井市道風記念館
館蔵品展「書に想いをのせる」
開催期間  令和5年(2023年)12月15日[金]- 令和6年(2024年)4月21日[日]
         〔前 期〕 令和5年12月15日[金]- 令和6年2月12日[月]
         〔後 期〕 令和6年 2 月27日[金]- 令和6年4月21日[日]
休  館  日  月曜日(祝休日の場合は翌日)、12月29日-1月3日
      * 2月13日から26日までは工事及び展示替えのため休館です。
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
観  覧  料  一  般 100円、高校・大学生 50円、 中学生以下 無 料
      * 60歳以上の春日井市在住者、障がい者と付添1名は無料(証明書提示が必要)
開催場所  春日井市道風記念館  1 階展示室
      486-0932 愛知県春日井市松河戸町5丁目9番地3 電 話 0568-82-6110
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書作品には作者の強い想いが込められています。書かれる内容は、作者自身の想いを語る言葉であったり、作者が深く共感した詩人・歌人の詩歌であったりします。今回の展覧会「書に想いをのせる」では、道風記念館所蔵の近現代書作品のなかでも特に作者の想いが鑑賞者の心に鮮やかに伝わってくる作品を選んでご紹介します。
御歌所寄人、阪正臣(1855-1931)が書いた明治天皇の御歌。小説家であり劇作家でもあった坪内逍遥(1859-1935)が描いた「お夏狂乱」の一場面。商人で狂言を能くした文人、伊勢門水(1859-1932)が描いた狂言「末広がり」の一場面。川谷尚亭(1886-1933)ら五人の書家による寄合書。堀田翠堂(1915-2005)が書家としての想いを込めた「書者心画也」。村上翠亭(1928-2018)が、自らの戦争体験により強い想いを込めて書いた萩原朔太郎の詩「軍隊」。高木大宇(1930-2013)が祈りを込めて描いた仏画と般若心経。富士の書家とよばれた野崎幽谷(1933-1996)が情熱を込めて書き上げた「富士山」。
展覧会を前期・後期に分け、あわせて52点の書作品を展示します。書作品にのせた作者の想いをうけとってください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 春日井市 春日井市施設案内 道風記念館 ]  { 活版アラカルト:道風記念館まとめ }
[ 関 連 : 春日井市公式動画チャンネル YouTube 春日井市道風記念館館蔵品展「書に想いをのせる」【前期展】紹介動画  4;15 ]

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【展覧会】樂美術館|新春展 うたと樂焼|’24年1月6日-4月21日|会期末

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樂美術館
新春展
うたと樂焼
会  期  2024年1月6日[土]- 4月21日[日]
休  館  日  月曜日(但し 祝日は開館)
時  間  10:00 ー 16:30 (入館は16時まで)
会  場  公益財団法人 樂美術館
      〠 602-0923 京都市上京区油小路通一条下る   TEL:075-414-0304
料  金  一 般 1,000円  大学生 800円  高校生 500円  中学生以下 無 料
      * 福祉割引:手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無 料
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茶の湯では和歌や漢詩の詞から引用し体現することが多く、茶道具の魅力をより一層引き立てるため、銘の多くが和歌の季の詞や漢詩の一文からとられております。
藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」
藤原家隆の「春をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや」
この二首は、侘び茶の心髄を表現したといわれている歌です。
樂歴代作品もまた和歌や漢詩から引用された銘により、樂焼ならではの土のあたたかみ、釉薬による柔らかさ、そして器形の静かな趣に、より一層の余情を催します。
本展覧会では、和歌や漢詩に詠み込まれた季の詞にちなんだ銘や文様のある茶道具を取り合わせました。和歌と茶の湯に共通する風雅な世界をご覧ください。

* 新型感染症拡大予防のため、開館時間などを変更する場合がございます。
* 入館に際して予約は必要ございません。
[ 詳 細 : 樂美術館

【体験・学び】千葉市美術館|つくりかけラボ14|荒井恵子/和紙のフトコロ 墨のダイゴミ|’24年2月14日-5月26日|ワークショップ連続次〻開催中


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千葉市美術館
つくりかけラボ14
荒井恵子 / 和紙のフトコロ 墨のダイゴミ
会  期  2024年2月14日[水]- 5月26日[日]
休  室  日  3月4日[月]、4月1日[月]、5月7日[火]
観  覧  料  無料
会  場  千葉市美術館 4階 子どもアトリエ
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
      tel 043-221-2311(受付時間 10:00 – 18:00)
主  催  千葉市美術館
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つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間をつくり上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。

船橋を拠点に活動する千葉県在住の美術家 荒井恵子さんは、手漉きの和紙と様々な色合いを持つ墨を制作のパートナーとし、それら一つ一つの個性に寄り添うように作品をつくり続けてきました。本プロジェクトでは、あたたかくしなやかな和紙の懐(フトコロ)に包まれ、その手触りを楽しみ、白い紙の表面で躍動する墨の醍醐味(ダイゴミ)を味わうための和の空間が、美術館の中に出現します。

< アーチスト:荒井恵子 あらい けいこ プロフィール >
keikoarai-640x671東京都生まれ、千葉県船橋市在住。墨と和紙を使った水墨表現に取り組む。近年の主な展覧会に「白と黒の間」(ふなばしアンデルセン公園子ども美術館/千葉、2022年)、「荒井恵子 船橋三部作─宝成寺・三番瀬・玉川」(船橋市民ギャラリー/千葉、2021年)、「One Hundred Shades of Grey」(The Storrier Stearns Japanese Garden /ロサンゼルス、2019年)、「いろいろのいろ墨のいろ─荒井恵子と子どもたち」(富山県水墨美術館/富山、2019年)など。また、岡太神社大滝神社千三百年大祭記念事業「荒井恵子の世界 墨と和紙そのあわい」(越前和紙の卯立の工芸館/福井、2018年)では襖絵「起承転結」奉納。新たに映像や写真の表現にも幅を広げ活動している。
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「和紙」と「墨」に触れる空間
日本の伝統的な和紙と墨の世界を障子のある空間で体感してください。その空間は、世代の違いで懐かしくもあり、新しくもあるかもしれません。変化が激しい今の社会で、時間をゆっくり感じるひと時を和紙や墨に触れながら過ごしてみてください。それは私がいつもアトリエで制作しながら感じている魅力ある時間と同じです。
和紙のある空間はどことなく優しく、その光も柔らかで、落ち着きます。かつて日本家屋に襖や障子として使用していた和紙も今では当たり前ではなくなっています。
制作にあたり和紙や墨は私にとって大切なパートナーです。それらを深く知ることから、表現が始まっていると感じています。和紙の特徴も墨の魅力も味わえる空間にどうぞ遊びにいらしてください。
                                      荒井恵子

❖ アーティスト会場滞在スケジュール(予定) ❖ ※ 各日とも午後から滞在の予定です
2月14日㈬、16日㈮、17日㈯、18日㈰、23日㈮・祝、24日㈯、25日㈰
3月1日㈮、2日㈯、3日㈰、8日㈮、9日㈯、10日㈰、15日㈮、16日㈯、17日㈰、22日㈮、
23日㈯、24日㈰、29日㈮、30日㈯、31日㈰
4月5日(金)、6日(土)、7日(日)、12日(金)、13日(土)、14日(日)、19日(金)、20日(土)、21日(日)、26日(金)、27日(土)、28日(日)
※休憩やイベント等不在の場合もございます。
※急遽予定が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※5月のスケジュールは後日公開します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加・ご観覧を。
※ 下掲サイトの「体験・学び → つくりかけラボ」に多彩な関連イベントが紹介されています。
[ 詳 細 : 千葉市美術館 ]  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ }

【展覧会】三沢市寺山修司記念館|寺山修司没後40年 特別企画展 vol.2|ポスト・テラヤマ ─ 1983-2023|’23年11月7日-’24年6月4日

三沢市寺山修司記念館0102三沢市寺山修司記念館三沢市寺山修司記念館
寺山修司没後40年 特別企画展 vol.2
ポスト・テラヤマ  ── 1983-2023
会  期  2023年11月7日[火]- 2024年6月4日[火]
休  館  日  月曜(祝日のばあいは翌日)
開館時間  9:00ー17:00(入館は16:30まで)
会  場  寺山修司記念館エキジビットホール
      青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955  tel. 0176-59-3434
入  館  料  一 般  個 人  550円(常設展330円+企画展220円)、高 大 生  110円、小中学生  60円
      * 土曜日は小中学生以下 無 料
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1983年5月4日午後0時5分、その心臓は鼓動を止めました。享年47歳。晩年は肝硬変が落とす死の影に脅かされながらも、命を燃やして創作活動に打ちこんでいました。いよいよドクターストップがかかると、演劇や映画を諦める代わりに、文筆業に専念するための10年が欲しいと主治医に訴えるようになります。しかし、願いが叶うことはありませんでした。

「生きているうちに、一つ位は自分の墓を立ててみたかった」と 全歌集のあとがきに記し、辞世の句に「私の墓は、私のことばであれば、充分。」と付した寺山修司。 死して肉体を失った後も、ことばとして存在し続けることを予言していました。その宣言どおり、彼のことばを求める人は引きも切らず、亡くなってからの40年間、著作は毎年刊行されています。
これまで、「いま寺山が生きていたら」という問いが際限なく繰り返されてきました。それは没後にあっても懐古ではなく、常に現在形で進行するものでした。近年、世界は、ポスト真実(Post-Truth)と呼ばれる、客観的な事実より感情や個人的な信念が社会を動かしていく新しいポピュリズムの時代を迎えました。

  あなたの訊ねる事実はなまもの。すぐに腐るわ。
  事実はすぐに風邪をひく。
  事実は身も口も軽く、蠅みたいにとびまわり、
  安いお金に身を売って、呼びもしないのに迷い込んでくる……
  ほうら、事実が死んだ!                                             レミング 1979年

この世から嘘と本当の区別がなくなったとき、虚実を巧みに行き来した寺山ならば何を言うだろうか。私たちは、そのことばを待ち焦がれているのです。
あなたは、ポスト・テラヤマの今をどう生きますか?

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 三沢市寺山修司記念館 ]

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◆ 三沢市三沢市寺山修司記念館について〔 同館ウェブサイトゟ抜粋 〕 外観撮影:大石 薫 
当館は遺族の寺山修司の母:はつ氏より、三沢市に寄贈された遺品を保存公開するために、約 3 年の歳月をかけ建設されました。寺山修司と親しかった粟津潔氏のデザインをもとに、九條今日子氏 をはじめとする元天井棧敷のメンバーなど数多くの関係者のアドバイスを得て平成9年7月に開館を迎えました。
延床面積約833平方メートルの展示棟とホワイエ棟が渡り廊下でつながり、上空から見るとその様は、テラヤマ演劇・映画の小道具として登場した「柱時計」を彷彿とさせます。ホワイエ棟外壁には149枚の陶板が貼り込まれ、寺山氏と交流のあった約30人のメッセージ陶板がテラヤマ作品を題材にしたものとともに、にぎやかに彩っています。テラヤマ芸術はもとより、当市の総合芸術発信基地としての一翼も担っています。
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◆ 特別企画展 2021 vol.1「ジャパン・アヴァンギャルド ―アングラ演劇傑作ポスター展 ―
1960年代から70年代にかけて、世界の若者の既成の秩序に対する異議申し立てに同調するように、日本の演劇界でも、新劇とはまるで異質な世界を創造することを目指した「アングラ演劇(小劇場運動) 」が勢いを持ち、寺山修司、唐十郎、鈴木忠志、佐藤信、串田和美らが、それまでにない実験的な舞台を繰り広げていきました。
この時代、舞台と相乗効果をもたらすユニークなビジュアル表現で観客の心を揺さぶったのが天井棧敷、状況劇場、黒テント、自由劇場などの「劇団の旗印」として登場したポスターの数々です。

このアングラ演劇のポスター群には、横尾忠則をはじめとして、粟津 潔、赤瀬川原平、宇野亞喜良、金子國義、篠原勝之、平野甲賀、及部克人、串田光弘、及川正通、複本了壱、花輪和一、林静一、合田佐和子、戸田ツトムなど、多くの一流アーテイストが関わりました。
彼らの手掛けたポスターは、単なる公演告知の枠を越え、アングラ演劇の軌跡を鮮やかに示すとともに、日本が熱く燃えた時代を鋭く切り取り、それらのポスター自体が発するメッセージは時代を越え今も輝き続けています。現在も、このポスター群が、輝きを失わない理由の一つに、ポスターのデザイナーが実際の舞台の美術も担当した事があげられるでしょう。このポスター1 枚に舞台のトータルイメージが凝縮され、時にはそのデザインが舞台の演出にまで影響を与えたことも少なくありません。そんな作品を見ていると、今にもその舞台が蘇ってくるような興奮に包まれます。

【展覧会】ホキ美術館|第五回「私の代表作」展|’23年11月23日-’24年5月12日|

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ホキ美術館
第五回「私の代表作」展
開催期間  2023年11月23日[木・祝]- 2024年5月12日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時30分 * 入館受付 午後5時まで
休  館  日  火曜日 * 火曜日が祝日の場合は開館、翌平日に休館
      年末年始 12月29日-1月2日 休館  * 下掲詳細 ご利用案内 参照
会  場  ホキ美術館内 ギャラリー8
      〠 267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
      電話:043-205-1500 FAX:043-205-1511 メール: info☆hoki-museum.jp
入  館  料  一 般 1,830円、65歳以上 / 高校生・大学生 1,320円、 中学生 910円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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総勢14名の作家らによる、3年越しの全作描きおろし。
100号以上の大作が一堂に会し、作家自身の矜持とも言える、
自身にとっての代表作を描いた写実絵画の最前線

「私の代表作」の始まりは、2007年までさかのぼります。
創設者の保木将夫は、美術館設立にあたり、ホキ美術館の特徴になるものを作ろうと考えておりました。そこで作家を集め、3年をかけて将来「私の代表作」と成るような100号以上の大作を作家自身が考えたテーマで描いていただくように依頼しました。
そうして2010年の開館のときに、描きあがった作品が特別な展示室、ギャラリー8に展示されました。大半が白い壁の展示室のなかで、ギャラリー8は唯一黒い壁、黒い床、黒い天井。ガラスで仕切った一人6メートルのスペースに、作品が1点ずつ展示されます。

自身の代表作を描く故に、費やされるエネルギーは凄まじく、同時に並ぶ作家の作品にも闘志を燃やし、一切の手抜きなく各自が磨き合ってきました。作家同士もどのような作品を描くかは、展示するまでお互いに知りません。もちろん私どもも納品されるまで知らされておりません。ホキ美術館の所蔵作家は現在60名あまりいますが、ここに展示できる作家は、いま一番輝いている作家です。そして作品は3年間継続して展示されます。こうして「私の代表作」の展示は4回の展示替えを経て、この度、第5回目を迎えます。

本展では、作家の生の声による作品解説をお聞きいただくことができる音声ガイドがございます。作品横に設置されたQRコードから専用サイトへアクセスしてご利用ください。

E308-4314野田弘志「崇高なるもの」OP.9 (2023年) 
E308-4317廣戸絵美「小さな物語」 (2023年)
S58-248ホキ美術館外観 Photo by Noda

世界でもまれな「写実の殿堂」 〔 ホキ美術館 ウェブサイトゟ 〕
ホキ美術館は世界でもまれな写実絵画専門美術館として、2010年11月3日に千葉市緑区に開館しました。
そのコレクションは、故保木将夫が収集した写実絵画作品、約500点から成っています。
千葉市最大の公園である緑ゆたかな昭和の森に面した、地上1階、地下2階の三層の計500メートルにわたる回廊型ギャラリーでは、日本最大の森本草介コレクション36点をはじめ、野田弘志、中山忠彦など、約60名の現代作家による写実の名品約120点を、常時ご覧いただくことができます。一部鉄骨造によって空中に浮かせ、窓からは森が見渡せるギャラリーもあります。また、地下2階ではホキ美術館のための描きおろしを中心とした100号以上の大作「私の代表作」を展示しています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 展示品画像は ホキ美術館 より拝借したものです。二次流用などはご遠慮ください。

[ 詳 細 : ホキ美術館
【 関 連 : 千葉市公式チャンネル YouTube ホキ美術館 4:59 】
いささか古い動画ですが、あまり紹介されてこなかった動画です。一覧をお勧めします〔編集〕
千葉市緑区あすみが丘東、緑豊かな昭和の森公園の隣に建つ「ホキ美術館」です。同館は世界でも珍しい写実絵画専門の美術館として、2010年に開館しました。現在、巨匠から若手画家まで約50作家、350点の写実絵画を所蔵しています。画家が対象をありのままに描いた写実絵画は、実物をも超える存在感で見る者を圧倒します。館内には絵画、陶芸のギャラリーのほか、レストランやミュージアムショップもあります。このコンテンツは東京情報大学映像ゼミナールと千葉市が協力して作成しました。〔2013年12月6日撮影  千葉市公式チャンネル〕

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【展覧会】東京都 庭園美術館|開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z|’24年2月17日-5月12日

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東京都 庭園美術館
開館40周年記念
旧朝香宮邸を読み解く A to Z
会  期  2024年2月17日[土]- 5月12日[日]
会  場  東京都庭園美術館(本館+新館)
      東京都港区白金台5-21-9 ハローダイヤル 050-5541-8600
休  館  日  毎週月曜日
      * ただし4月29日・5月6日は開館、4月30日[火]・5月7日[火]は休館
開館時間  10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
      * 2024年3月22日㈮、23日㈯、29日㈮、30日㈯は 夜間開館のため 20:00まで開館
       (入館は19:30まで)
観  覧  料  オンラインによる日時指定制です
      一 般 1,400円、大学生 1,120円、中学生・高校生 700円、65歳以上 700円
      * 関連イベント情報、チケット割引、優待情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
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この館(やかた)に込められたキーワードを拾い集め、解き明かす
旧朝香宮邸 ──。1933年(昭和8)に竣工したこの建物は、皇族・朝香宮家の邸宅として、または外務大臣・首相の公邸や迎賓館として、時代とともに役割を変えて様々な顔を見せながらも、今日たくさんの方々をお迎えしています。
建設当初の姿を留めた旧朝香宮邸は、現在では特別で豊かな時間をお楽しみいただける美術館という一面のみならず、国指定の重要文化財という特性も兼ね備え、活用と保存の両輪を成した存在と言えます。
開館40周年を記念して開催する本展は、改めて旧朝香宮邸をじっくりと読み解く趣旨の展覧会です。これまで培った調査や研究をもとに、建築技法、建設に携わった人々、室内意匠や素材、各時代にまつわるエピソード等、アルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードをピックアップして解説し、新たな見どころや魅力を来館者に発見していただきたいと思います。

今回、可能な限り建築空間との対話ひとつひとつを大切に考えていきます。今までに来館されたことがある方も、まだ見たことがない! という方も、この機会にぜひご来館いただき、建築そのものを存分にご堪能ください。そして当館の活動へのご理解を深めていただけるきっかけになれたら嬉しく思います。

< HIGHLIGHTS-みどころ >
◆ 1.竣工から90年、時を刻んだ空間を巡る楽しさ
朝香宮家の邸宅として誕生して90年、東京都庭園美術館として開館してから40年の月日が経過しました。時間の流れとともにこの建物の歴史や関わった人の想いは重なり、今、それから未来へと繋がる礎になりつつあります。
そこで改めて旧朝香宮邸を見つめ直す試みとして、「Art Deco」「Bathroom」等… 空間に散りばめられたキーワードを解説しながら導く構成で館内を回っていただきます。
それはあたかも旧朝香宮邸の辞書を引いて紡いでいくような体験。 旧朝香宮邸に関する基本情報から今までなかなか紹介するチャンスがなかった内容まで、調査や取り組みの一端を紹介します。
◆ 2.実はあまり見る機会がない、素のままの旧朝香宮邸
普段の旧朝香宮邸について、展示ケースや仮設の壁面の設置、家具・調度品を配した再現展示等、美術館の展示室として活用している部分を主にご覧いただいています。これは当館の本館として最も重要な役割です。
今回の展覧会はその部分の役目を一度脇に置いて、敢えてあるがままの旧朝香宮邸を知っていただく機会とします。ウインターガーデンをはじめ、観覧可能なエリアを公開します。
実は私たちスタッフ職員も素の状態はあまり見ることがありません。そこにはどんな光景が潜んでいるのでしょうか。じっくりと味わってみてください。
◆ 3.現代作家の視点に委ねて旧朝香宮邸を読み解いてみる
伊藤公象(1932-)と須田悦弘(1969-)をゲストアーティストに迎え、本館内や庭園で、旧朝香宮邸をさらに深く読み解く手がかりとなるようなインスタレーションを展開します。作品と空間そして歴史とが呼応した瞬間、旧朝香宮邸の新たな視点や見え方が舞い込むかも知れません。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都庭園美術館 ]

【展覧会】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション|浜口陽三展 3つの小説で出会うメゾチント|’23年11月25日-’24年2月25日|終了

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ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
浜口陽三展 3つの小説で出会うメゾチント
会  期  2023年11月25日[土]- 2024年2月25日[日]
開館時間  11:00-17:00(土日祝 10:00-17:00) * 最終入館 16:30
      《ナイトミュージアム》
      会期中の第 1・3 金曜日は 20:00 まで開館、最終入館19:30
休  館  日  月曜日
入  館  料  大 人 600 円、 大学生・高校生 400 円、 中学生以下 無 料
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浜口陽三(1909-2000)は、20世紀後半に活躍した芸術家です。カラーメゾチントという新しい技法を開拓し、柔らかな奥行と静けさのある色彩表現を生み出しました。
銅版画の中でも、とりわけメゾチントは、日本でなじみが薄い技法の一つですが、一度目にすると忘れられない独特の風合いがあります。
この展覧会では浜口陽三の作品と共に、メゾチント作品を題材にした小説を紹介します。イギリスの作家、モンタギュー・ローズ・ジェイムズ(1862-1936)の怪談『銅版画』、北村薫(1949- )の時をめぐるSF小説『ターン』、歌人でもある塚本邦雄(1920-2005)の絢爛な短編小説『七星天道虫』です。
版画作品は、それぞれの時代の空気を帯びて、小説の中にかけがえのない存在感を放ちます。文学におけるメゾチントの感触を、浜口陽三のメゾチント作品と共にご鑑賞ください。

< 浜口陽三について >
浜口陽三は、1909年にヤマサ醤油株式会社の先々代の社長、濱口儀兵衛の三男として和歌山県に生まれました。生家は、1645年以来お醤油造りを続けてきましたが、陽三は家業を離れて東京美術学校(現東京藝術大学)の彫塑科に入学しました。1930年には大学を中退してパリに渡り、油彩、水彩、銅版画など幅広い創作活動を行います。
第二次世界大戦により帰国し、戦後の1948年頃から本格的に銅版画の制作を始めます。1953年に再び渡仏し、1955年頃からカラーメゾチントという銅版画技法を独自の解釈から開拓しました。以来1957年のサンパウロ・ビエンナーレ版画国際部門での最優秀賞受賞をはじめ多くの国際美術展で受賞を重ね、世界を代表する銅版画作家の一人として広く知られるようになりました。1981年にはサンフランシスコに移り住み、それから15年間制作を続け、1996年に帰国、2000年に逝去しました。高度な技術から生まれる繊細で静謐な作風は、他の追随を許さず、高い評価を獲得しており、エンサイクロペディア・ブリタニカの「メゾチント」の項目では、「カラーメゾチントの新しい版画技法を開拓した作家」と紹介されています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧ください
[ 詳 細 : ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

【展覧会】福田美術館|進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち|’24年1月18日-4月7日|終了

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福田美術館
進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち
会  期  2024年1月18日[木]ー 2024年 4月7日[日]
         前 期:1月18日[木]- 3月4日[月]
         後 期:3月 6 日[水]- 4月7日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館 16:30)
休  館  日  3月5日[火] 展示替え
場  所  福田美術館
      京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
入  館  料  一 般・大学生:1,500 円、 高校生:900 円、 小中学生:500 円
      * 障がい者と介添人1名まで:各900円
      嵯峨嵐山文華館との二館共通券
      一般・大学生:2,300円、高校生:1,300円、小中学生: 750円
      * 障がい者と介添人1名まで:各1,300円
※ 福田美術館のオンラインチケットをご利用の方は、嵯峨嵐山文華館を団体割引料金で利用可能。従って、共通券と同じ金額で両館を利用することができます。
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2024年初春、京都・嵯峨嵐山の福田美術館では、生誕160年を記念して、竹内栖鳳とその弟子たちに焦点を当てた展覧会を開催いたします。

竹内栖鳳(たけうち せいほう 1864-1942)は、近代の京都を代表する巨匠です …… というよりも、彼を無視して明治以降の京都の美術史を語ることは不可能なほど、比類なき大きな存在です。
栖鳳が、その後の京都の日本画の進む方向を定めたと言っても過言ではありません。本展は、そんな彼の「力」に迫るものです。
近世と近代を縦断する福田美術館のコレクションより、若き日の栖鳳が跳躍する力を蓄えるべく参考にした師、幸野楳嶺ら先人たちの作品。東洋だけではなく西洋の表現をも取り込み、縦横無尽な機動性を感じさせる栖鳳自身の作品。さらに、栖鳳に導かれそれぞれに優れた個性を発揮した、西山翠嶂や上村松園、土田麦僊、村上華岳や入江波光、福田平八郎や徳岡神泉らの作品までも展示します。
「進撃」とは「競いながら前進を続ける」の意。栖鳳と弟子たちの明治・大正・昭和を通じて続いた無双の快進撃が生み出した作品の数々が持つ力が、令和というその後の時代を生きるわたしたちにも強く訴えかける展覧会です。

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 :福田美術館 ] 

【展覧会】東京オペラシティ アートギャラリー|企画展 ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家|’24年1月17日-3月24日|終了

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東京オペラシティ アートギャラリー
企画展 ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家
会  期  2024年1月17日[水]- 3月24日[日]
開館時間  11:00 - 19:00(入場は18:30まで)
      *ただし、展示により変更の可能性があります。
休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
入  場  料  個人・当日・税込み料金を表示
      一 般   、 大学・高校生  、中学生以下 
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
会  場  東京オペラシティアートギャラリー ギャラリー 1, 2
      163-1403 東京都新宿区西新宿 3-20-2
      050-5541-8600(ハローダイヤル)
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日本とスウェーデンのアーティストによるガラスの器と静物画、写真からなる展覧会。2018年、スウェーデン在住のガラス作家・山野アンダーソン陽子の発案で、山野が作ったガラスの器を18人の画家が静物画に描くというプロジェクトが始まりました。
身近なガラスを媒介に、山野と多様な文化的背景をもつ画家たちは、言葉とイメージを通じた対話を経て作品を制作しました。ガラスの器と静物画、写真家の三部正博が撮り下ろした写真等で構成し、空間全体でアーティストたちの物語をつむぐ展覧会です。

< 参加作家 >
山野アンダーソン陽子、石田淳一、伊庭靖子、小笠原美環、木村彩子、クサナギシンペイ、小林且典、田幡浩一、八重樫ゆい、アンナ・ビヤルゲル、アンナ・カムネー、イルヴァ・カールグレン、イェンス・フェンゲ、カール・ハムウド、CM・ルンドベリ、ニクラス・ホルムグレン、マリア・ノルディン、レベッカ・トレンス、三部正博ほか

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京オペラシティアートギャラリー

【展覧会】ポーラ美術館 箱根仙石原|展覧会 モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン|’23年12月16日-’24年5月19日

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ポーラ美術館
展覧会 モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン
MODERN TIMES in Paris 1925 : Art and Design in the Machine-age
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年5月19日[日] 会期中無休
会  場  ポーラ美術館 展示室 1, 2
      〠 250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 TEL 0460-84-2111
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * ご来館に際しての日時指定予約は【不要】です。
      * 混雑状況に応じて〔展示室内のお客様人数を制限〕しています。
        展示室入口にて一時入室をお待ちいただく場合がございます。
入館料金  個人・当日・税込み料金
      大 人 ¥1,800、シニア割引(65歳以上)¥1,600、大学・高校生 ¥1,300、
      中学生以下 無料、障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,000
      * 優待価格での入館の際は、学生証、年齢がわかる身分証明書等のご提示が必要。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照   
後  援  在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
主  催  公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
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20231124173509_00002☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

1920年代を迎えたフランスの首都パリでは、第一次世界大戦からの復興によって急速に工業化が進み、「機械時代」(マシン・エイジ)と呼ばれる華やかでダイナミックな時代を迎えました。
本展覧会は、1920-1930年代のパリを中心に、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間との関係をめぐる様相を紹介します。特にパリ現代産業装飾芸術国際博覧会(アール・デコ博)が開催された1925年は、変容する価値観の分水嶺となり、工業生産品と調和する幾何学的な「アール・デコ」様式の流行が絶頂を迎えました。
日本では1923年(大正12)に起きた関東大震災以降、急速に「モダン」な都市へと再構築が進むなど、戦間期という繁栄と閉塞の狭間に、機械や合理性をめぐる人々の価値観は大きく変化していきました。

コンピューターやインターネットが高度に発達し、AI(人工知能)が生活を大きく変えようとする現在において、約100年前の機械と人間との関係は、私たちが未来をどのように生きるかを問いかけてくるでしょう。

※ 箱根仙石原での ほぼ半年間の大型展覧会。多彩で魅力的なイベントも多数発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : ポーラ美術館  本展特設サイト

【展覧会】東京国立博物館|平成館 特別展示室|特別展 本阿弥光悦の大宇宙|’24年1月16日-3月10日|終了

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東京国立博物館 平成館 特別展示室
特別展 本阿弥光悦の大宇宙
会  期  2024年1月16日[火]- 3月10日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
      〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)

開館時間  9時30分 - 17時00分   * 最終入場は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、2月13日[火]  * ただし、2月12日[月・休]は開館
観覧料金  本展は事前予約不要です。
      一  般  2,100円(一般前売 1,900円)、大学生  1,300円(大学生前売 1,100円)、
      高校生  900円(高校生前売 700円) 
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
       入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
      * 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
      * 本券で、会期中観覧日当日1回に限り、総合文化展もご覧になれます。
主  催  東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
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本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ 1558-1637)は戦乱の時代に生き、さまざまな造形にかかわり、革新的で傑出した品々を生み出しました。それらは後代の日本文化に大きな影響を与えています。しかし光悦の世界は大宇宙(マクロコスモス)のごとく深淵で、その全体像をたどることは容易ではありません。
そこでこの展覧会では、光悦自身の手による書や作陶にあらわれた内面世界と、同じ信仰のもとに参集した工匠たちがかかわった蒔絵など同時代の社会状況に応答した造形とを結び付ける糸として、光悦とその一族が篤く信仰した当代の法華町衆の社会についても注目します。造形の世界の最新研究と信仰のあり様とを照らしあわせることで、総合的に光悦を見通そうとするものです。
「一生涯へつらい候事至てきらひの人」で「異風者」(『本阿弥行状記』)といわれた光悦が、篤い信仰のもと 確固とした精神に裏打ちされた美意識によって作り上げた諸芸の優品の数々は、現代において私たちの目にどのように映るのか。本展を通じて紹介いたします。
20231110175733_00004☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

<本阿弥光悦とは>
◆ 刀剣鑑定の名門家系の生まれ
光悦自身も優れた目利きの力量を持ち、徳川将軍家や大名たちに一目置かれました。
◆ 篤い信仰の人々との強い結束
京都の町衆(裕福な商工業者)の一員として、さまざまな職種の工人(職人)たちと信仰と血縁を重ねて広範なネットワークを築いていました。
◆ 総合芸術家の光悦
家職(家業)だけでなく、能書(書の名人)として知られ、さらに漆芸や陶芸、出版などさまざまな造形に関わりました。
◆ 光悦芸術のすばらしさ
今に伝わる光悦が手がけた品々の多くが、国宝や重要文化財に指定されるなど、高く評価されています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展特設サイト ] 

【展覧会】文化庁国立近現代建築資料館|文化庁国立近現代建築資料館 [NAMA] 10周年記念アーカイブズ特別展|日本の近現代建築家たち|第1部 覚醒と出発 第2部 飛躍と挑戦|第2部 飛躍と挑戦 ’23年11月1日-’24年2月4日|終了乍暫

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文化庁国立近現代建築資料館
文化庁国立近現代建築資料館 [NAMA] 10周年記念アーカイブズ特別展
日本の近現代建築家たち
会  期  第1部 覚醒と出発
      会 期:令和5年7月25日[火]- 10月15日[日]
      休館日:毎週月曜日休館(但し、祝日の月曜は開館し、翌日休館。開館:9月18日、
      10月9日、休館:9月19日、10月10日)
      第2部 飛躍と挑戦
      令和5年11月1日[水]- 令和6年2月4日[日]
      休館日:12月28日[木]- 1月4日[木]年末年始休館、毎週月曜日休館
      (但し、祝日の月曜は開館し、翌日休館。開館:1月8日、休館:1月9日)
      ※ 土・日・祝は 旧岩崎邸庭園 のみからの入場(有料)となります
会  場  文化庁国立近現代建築資料館
      113-8553 東京都文京区湯島4-6-15 湯島地方合同庁舎内
      TEL 03-3812-3401 FAX 03-3812-3407
開館時間  10:00 - 16:30
協  力  公益財団法人東京都公園協会
主  催  文化庁
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文化庁国立近現代建築資料館(National Archives of Modern Architecture [略称 NAMA])は、平成24(2012)年11月に設置が決定され、平成25(2013)年5月に開館して、設立10周年を迎えました。日本の近現代建築は世界的にも評価が高く、それら資料の一部は有名海外美術館等でのコレクションにもなっています。こうした日本の新たな建築文化を国内で守り、アーカイブズとして発展させてゆくために当資料館は設立されました。
この10年でコレクション(所蔵資料群)は30を超え、手描き図面を中心とした建築資料の収蔵は、20万点を超えました。図面をはじめ、スケッチ、関連資料、写真アルバム等、多岐に渡り、コレクション毎に内容は異なります。多様な資料を通し、近現代建築家達の軌跡を見ることができます。
この10年の活動を紹介しながら、NAMAの建築家アーカイブズより、日本の近現代を創り上げてきた12名の建築家たちに関するコレクションを、2部に分けて紹介します。

第1部:覚醒と出発
建築家たちが建築界に名を刻んだ出発点となった作品や、日本の近現代建築の発展に大きく貢献した作品や活動を展示します。それぞれの建築家たちがどのような想いからこれらの作品を発想し、実現させたのか、これらの建築が社会や建築史においてどのような位置づけとなってゆくかをたどります。
第2部:飛躍と挑戦
建築家たちの飽くなき挑戦の数々を紹介します。代表的な作品のみならず、未完に終わった名作や、コンペへの意欲的な応募案を加えた展示を通じて、生涯をかけて挑み続ける建築家たちの創造力をご覧いただきます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 文化庁国立近現代建築資料館  本展ハンドアウト PDF

【展覧会】日本民藝館|特別展 柳宗悦唯一の内弟子 鈴木繁男展 ― 手と眼の創作|’24年1月14日-3月20日|終了

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特別展  柳宗悦唯一の内弟子
鈴木繁男展 ― 手と眼の創作
会  期   2024年1月14日[日]- 3月20日[水・祝]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館は 16:30 まで)
休  館  日  毎週月曜日休館
会  場  日本民藝館 本館大展示室 他
      153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号
      TEL 03-3467-4527
入  館  料  入館はオンラインによる日時指定・事前予約制 予約サイト
      一 般 1,200円、 大高生 700円、 中小生 200円                
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その才能を柳宗悦によって認められた鈴木繁男(1914-2003)は、唯一の内弟子として1935年に入門、柳から工芸や直観について厳しく教育されました。陶磁器、装幀、漆絵など多岐な分野にわたる鈴木作品の特質は、筆や型を用いて施された品格ある模様の独自性でしょう。
本展は 鈴木繁男 没後20年 に合わせ、工芸家・鈴木繁男 の手と眼による仕事を顕彰するものです。
◉ 西館(旧柳宗悦邸)公開日 開館日カレンダー参照

※ 同館は予約不要。しかし西館公開日は特に混雑が予想されます〔開館日カレンダー参照〕。
※ 新型感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 日本民藝館    チケット予約サイト ]

【展覧会】永青文庫|令和5年度早春展|中国陶磁の色彩-2000年のいろどり|’24年1月13日-4月14日|終了

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永青文庫
令和5年度早春展
中国陶磁の色彩 ― 2000 年のいろどり ―
会  期  2024年1月13日[土]- 4月14日[日]
開館時間  10:00 - 16:30 (入館は 16:00 まで)
休  館  日  月曜日(ただし2/12 は開館し、2/13 は休館)
所  在  地  永青文庫
      112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 TEL:03-3941-0850
入  館  料  一 般:1000円、シニア(70歳以上):800円、大学・高校生:500円
      * 中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
主  催  永青文庫
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永青文庫には、漢時代から清時代までの中国陶磁100点以上が所蔵されています。コレクションは、当館の設立者・細川護立(もりたつ 1883-1970)による蒐集品と大名細川家の伝来品からなり、所蔵品を通しておよそ2000年にわたる中国陶磁の歴史をたどることができるのが特徴です。
このうち護立のコレクションは、日本において、鑑賞に主眼を置いた「鑑賞陶器」として中国陶磁の需要が高まるなか集められたものです。その価値をいち早く見出した護立は、「鑑賞陶器」蒐集の草分けの一人と位置付けられています。そして護立のようなコレクターばかりでなく、画家や工芸家たちもまた中国陶磁に魅せられ、自らの作品に取り込んでいきました。

本展では、主に護立の蒐集品より重要文化財3点を含む優品を展示し、唐三彩(とうさんさい)、白磁、青磁、青花(せいか)、五彩(ごさい)など、色をテーマに中国陶磁を紐解きます。
あわせて、近代の洋画家・梅原龍三郎(うめはらりゅうざぶろう 1888-1986)や、河井寬次郎(かわいかんじろう 1890-1966)、宇野宗甕(うのそうよう 1888-1973)といった陶芸家が中国陶磁を研究、題材にした作品を紹介します。紀元前から近代まで、色とりどりの多彩なコレクションをご堪能ください。

※ 状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。
※ ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※ 同館の感染症予防対策については、公式ウェブサイトをご覧ください。
[ 詳 細:永青文庫  永青文庫感染症対策 ]

【展覧会】栃木県立美術館|企画展 春陽会誕生100年|それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ|’24年1月13日-3月3日|終了

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栃木県立美術館
企画展 春陽会誕生100年
それぞれの闘い
岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ
開催期間  2024年1月13日[土]- 3月3日[日]
開催場所  栃木県立美術館 企画展示室・常設展示室1階
      320ー0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Tel. 028-621-3566 / Fax. 028-621-3569
観覧時間  午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(ただし、2月12日[月・祝]は開館)、2月13日[火]
観  覧  料  一 般 1,000円、 大高生 600円、 中学生以下 無 料
共  催  一般社団法人 春陽会、日本経済新聞社
主  催  栃木県立美術館
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1922年、再興院展洋画部から脱退した小杉放菴、山本鼎、森田恒友、長谷川昇らと、草土社の岸田劉生や木村荘八らを中心としたメンバーによって春陽会が発足し、翌23年に第1回展を開催しました。それぞれの個性を重視する各人主義をうたい、梅原龍三郎や萬鐵五郎などの著名画家を揃え、油彩、水墨画、素描をジャンルの隔てなく紹介するなど、その宣言通り「芸術は形式で差別されない」ものでした。
春陽会では、西洋の最先端の美術動向に眼を向けて精力的に紹介しようとするとともに、自らの内面にある風土的なものや土着的なもの、日本的なものや東洋的なものを表現することを意識する画家が次々に登場します。「日本人の絵画」への志向は春陽会の大きな特徴の一つといえるでしょう。
結成から100年を迎えた春陽会は、いかにして時代と連動しつつ、発展をとげ、今日に続く足場を築いたのでしょうか。本展では草創期から1950年代頃までに活躍した画家たちの作品を中心に約200点の名品を紹介し、日本近代美術史における春陽会の意義を改めて検証します。

< 展示構成 >
第 1 章 始 動:第3の洋画団体誕生: 小杉放菴、梅原龍三郎、岸田劉生、三岸好太郎ほか
第 2 章 展 開:それぞれの日本、それぞれの道: 森田恒友、足立源一郎、萬鉄五郎、林倭衛ほか
第 3 章 独 創:不穏のなかで: 石井鶴三、木村荘八、長谷川潔、鳥海青児ほか
第 4 章 展 望:巨星たちと新たなる流れ: 駒井哲郎、岡鹿之助、中川一政ほか
     * 会期中、一部作品の展示替えがあります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 栃木県立美術館

【展覧会 】パナソニック汐留美術館|開館20周年記念展/帝国ホテル二代目本館100周年|フランク・ロイド・ライト─世界を結ぶ建築|’24年1月11日-3月10日|終了

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パナソニック汐留美術館
開館20周年記念展/帝国ホテル二代目本館100周年
フランク・ロイド・ライト ── 世界を結ぶ建築
会  期  2024年1月11日[木]- 3月10日[日] * 会期中、一部展示替えします。
      前 期 1月11日-2月13日、後 期 2月15日-3月10日。
      * 2月15日以降に再入場の場合は、半券提示で100円割引となります。
開館時間  午前10時 - 午後6時(入館は 午後5時30分 まで)
      * 2月2日[金]、3月1日[金]、8日[金]、9日[土]は夜間開館
        午後8時まで開館(入館は 午後7時30分 まで)
休  館  日  水曜日(ただし3月6日は開館)
入  館  料  一  般  1,200円、65歳以上  1,100円、大学生・高校生 700円、中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照 
主  催  パナソニック汐留美術館、フランク・ロイド・ライト財団、東京新聞
──────────────────────────20231120195623_00001☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは  図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

アメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト (1867–1959)。「カウフマン邸(落水荘)」や「グッゲンハイム美術館」で知られるライトは、「帝国ホテル二代目本館(現在は博物館明治村に一部移築保存)」や「自由学園」を手がけ、熱烈な浮世絵愛好家の顔も持つ、日本と深い縁で結ばれた建築家です。
2012年にフランク・ロイド・ライト財団から図面をはじめとする5万点を超える資料がニューヨーク近代美術館とコロンビア大学エイヴリー建築美術図書館に移管され、建築はもちろんのこと、芸術、デザイン、著述、造園、教育、技術革新、都市計画に至るライトの広範な視野と知性を明らかにすべく調査研究が続けられてきました。こうした研究成果をふまえ、本展はケン・タダシ・オオシマ氏(ワシントン大学教授)とジェニファー・グレイ氏(フランク・ロイド・ライト財団副代表、タリアセン・インスティテュート・ディレクター)を迎えて日米共同でキュレーションを行ない、帝国ホテルを基軸に、多様な文化と交流し常に先駆的な活動を展開したライトの姿を明らかにします。
精緻で華麗なドローイングの数々をお楽しみください。世界を横断して活躍したライトのグローバルな視点は、21世紀の今日的な課題と共鳴し、来るべき未来への提言となるはずです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : パナソニック汐留美術館

【展覧会】熊本県立美術館|細川コレクション特別展 土方歳三資料館 × 肥後熊本藩|’24年1月10日-3月24日|終了

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熊本県立美術館
細川コレクション特別展 土方歳三資料館 × 肥後熊本藩
会  期  2024年1月10日[水]- 3月24日[日] * 作品保護のため会期中に展示替えを実施。
会  場  熊本県立美術館 本館 別棟展示室
      860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸2番 Tel:096-352-2111
開館時間  9時30分-17時15分(入館は16時45分まで) * 1月10日のみ12時00分- 開館
休  館  日  月曜日。月曜祝日の場合は翌平日休館。
観  覧  料  一 般 700円、大学生 500円
      * 高校生以下は無料。障がい者手帳をお持ちの方無料。
特別協力  公益財団法人永青文庫、熊本大学永青文庫研究センター
共  催  ​土方歳三資料館
主  催  熊本県立美術館、熊本日日新聞社、RKK熊本放送
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天保6年(1835)5月5日、武蔵国多摩郡石田村(現・東京都日野市石田)に生まれた土方歳三(ひじかた としぞう 1835-1869)は、11歳で江戸に出て奉公を経験し、その後薬の行商のかたわらで天然理心流を研鑽。この剣術を通じて、4代目宗家を継いだ近藤勇との出会いがありました。
文久3年(1863)、将軍・徳川家茂の上洛に際し、幕府が剣術心得のあるものを徴募したため、歳三は近藤ら試衛館の同志と共に上京。その後浪士組を母体とする政治集団「新選組」を発足させ、洛中洛外の警備にあたりました。とくに有名なのは「池田屋事件」に功績を挙げたことでしょう。

明治元年(1868)の鳥羽・伏見の戦いでは、歳三は怪我の近藤に代わって隊を指揮します。敗れて東帰した後は、幕府主戦派の一隊と合流。宇都宮、会津と転戦し、仙台にて幕臣・榎本武揚と諮り、蝦夷へ渡り箱館五稜郭に入城。ここで歳三は、蝦夷仮政権の陸軍奉行並という重職に就き、新政府軍と壮絶な戦いを繰り広げました。そして、明治2年(1869)5月11日、諸兵隊を馬上で指揮している中、流れ弾に当たり、35年の生涯に幕を降ろしました。
本展は土方歳三資料館の所蔵品を中心にして、激動の幕末維新期を駆け抜けた、“ 新選組副長・土方歳三 ” の軌跡をご紹介するものです。また、この機会に合わせて、永青文庫所蔵の肥後熊本藩が記録した“新選組”にまつわる古文書等を展示します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 熊本県立美術館

【展覧会】東京国立博物館|本館 特別5室|特別展 建立900年 中尊寺金色堂|’24年1月23日-4月14日|終了

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東京国立博物館 本館 特別5室
特別展 建立900年 中尊寺金色堂
会  期  2024年1月23日[火]- 4月14日[日]

会  場  東京国立博物館 本館 特別5室(上野公園)
      〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分   * 最終入場は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、2月13日[火]  * ただし 2月12日[月・休]、3月25日[月]は開館
観覧料金  本展は事前予約不要です
      一  般  2,100円(一般前売1,900円)、大学生 1,300円(大学生前売1,100円)、
      高校生 900円(高校生前売700円) 
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
       入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
      * 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
      * 各種割引・優待情報などは下掲 チケット情報 を参照。
後  援  天台宗、岩手県、平泉町
主  催  東京国立博物館、中尊寺、NHK、NHKプロモーション、
      日本芸術文化振興会、文化庁
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本展は上棟の天治元年(1124)を建立年ととらえ、中尊寺金色堂の建立900年を記念して開催する特別展です。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が一堂にそろうほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々を紹介します。また、会場では、900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く金色堂を8KCGの技術を用い原寸大で再現します。世界遺産にも登録される平泉の文化遺産の粋をご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展公式サイト   チケット情報

【展覧会】ヨックモックミュージアム|ピカソ いのちの讃歌|’23年10月24日-’24年9月23日

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ヨックモックミュージアム
ピカソ いのちの讃歌
会  期  2023年10月24日[火]- 2024年9月23日[月]
休  館  日  毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は翌平日)、
      年末年始(2023年12月25日 - 2024年1月5日)
開館時間  10時 - 17時 * 入館は閉館の30分前まで
      * 金曜日20時までの夜間開館は当面の間、延期とさせていただきます。
チケット  当館受付での当日価格・税込表示
      一 般:1,200円、学 生:800円、小学生以下:無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  ヨックモックミュージアム
      107−0062 東京都港区南青山6丁目15−1 TEL:03-3486-8000
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南青山にある美術館「ヨックモックミュージアム」でピカソの創造性を体感しませんか? ヨックモックグループが30年以上かけて収集してきたピカソのセラミックコレクションをご覧いただけます。世界有数のピカソのセラミックコレクションの展示や、アートセラピーを取り入れたイベント、「お菓子とアート」の独自プログラムもご用意しております。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ ほぼ通年の展覧会ですが、期間中に多彩なイベントが開催されます。下掲詳細参照。

[ 詳 細 : ヨックモックミュージアム ] 

【展覧会】戸栗美術館|花鳥風月-古伊万里の文様-|’24年1月7日-3月21日|終了

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戸栗美術館
花鳥風月-古伊万里の文様-
会  期  2024年 1 月 7 日[日]- 3 月 21 日[木]

会  場  戸栗美術館 
      東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館。
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 1月7日[日]- 1月31日[水]まで、新成人は入館料無料
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日本のやきもの史の中で、初の国産磁器として誕生した伊万里焼は、器面に筆で文様を描くことを施文方法の主流としました。江戸時代を通じて佐賀有田を中心とした地域で作られ、需要者の流行を反映しながら、様々な文様をあらわしていきました。
その表現は一筆ごと丁寧に描かれているものから、略筆で判別が難しいものまで多岐にわたります。ひとつひとつのモチーフを紐解いていくと、中国文化の受容に加え、国内で脈々と培われてきた日本文化の独自性を垣間見ることができます。
今展では古伊万里の文様から花・鳥・風景・月に注目。2 つの展示室をそれぞれ「花鳥の間」、「風月の間」として、四季折々の花鳥文、風情溢れる山水文のうつわをご紹介いたします。約 80 点の趣深い古伊万里をご堪能ください。

③染付 双鷺文 皿_ロゴ入り染付 双鷺文 皿
伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径21.0㎝ 戸栗美術館所蔵

⑤色絵 花卉文 鉢_ロゴ入り色絵 花卉文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径22.6㎝ 戸栗美術館所蔵

⑥色絵-赤玉雲龍文-鉢_龍_ロゴ入り色絵 赤玉雲龍文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径25.8㎝ 戸栗美術館所蔵

【 同時開催  干支セレクション 龍 】第3展示室
2024 年は辰年。今展では戸栗美術館収蔵の龍文様の作品約 30 点を出展。中国・景徳鎮官窯による皇帝専用の五爪二角の龍から、古伊万里の螭龍まで、龍文様の豊かなヴァリエーションをお楽しみください 。

※ 展示作品の写真画像は 戸栗美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】千葉市美術館|企画展 サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展|’24年1月6日 –3月3日|終了

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千葉市美術館
企画展 
サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展
会  期  2024年1月6日[土] – 3月3日[日]  * 会期中大幅な展示替えがあります。

         前 期:1月6日[土] – 2月4日[日]
         後 期:2月6日[火] – 3月3日[日]
会  場  千葉市美術館
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
      
tel 043-221-2311(受付時間 10:00 – 18:00)

休  室  日  1月9日[火]、15日[月]、2月5日[月]、13日[火]
      * 第1月曜日は全館休館
観  覧  料  一 般 1,500円、大学生 800円、小・中学生、高校生 無料
      ◎ 本展観覧券で常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  千葉市美術館、東京新聞
──────────────────────────千葉市美術館A 千葉市美術館B☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆ 

鳥文斎栄之 (ちょうぶんさい・えいし   1756−1829) は、旗本出身という異色の出自をもち、美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師です。浮世絵の黄金期とも称される天明-寛政期 (1781-1801) に、同時代の喜多川歌麿 (?-1806) と拮抗して活躍しました。
当初栄之は、将軍徳川家治 (1737-86) の御小納戸役として「絵具方」という役目を務め、御用絵師狩野栄川院典信(1730-90)に絵を学びましたが、天明6年 (1786) に家治が逝去、田沼意次 (1719-88) が老中を辞した時代の変わり目の頃、本格的に浮世絵師として活躍するようになり、やがて武士の身分を離れます。
当時錦絵(浮世絵版画)は、一層華やかな展開期にありましたが、栄之もまた浮世絵師として数多くの錦絵を制作、長身で楚々とした独自の美人画様式を確立、豪華な続絵を多く手がけたことは注目されます。さらに寛政10年 (1798) 頃からは、肉筆画を専らとし、その確かな画技により精力的に活躍しました。寛政12年(1800)頃には、後桜町上皇の御文庫に隅田川の図を描いた作品が納められたというエピソードも伝わっており、栄之自身の家柄ゆえか、特に上流階級や知識人などから愛され、名声を得ていたことが知られています。  

重要な浮世絵師の一人でありながら、明治時代には多くの作品が海外に流出したため、今日国内で栄之の全貌を知ることは難しくなっています。世界初の栄之展となる本展では、ボストン美術館、大英博物館からの里帰り品を含め、錦絵および肉筆画の名品を国内外から集め、初期の様相から晩年に至るまで、栄之の画業を総覧しその魅力をご紹介します。

※ 会期中大幅な展示替えがあります。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 千葉市美術館 ]  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ }
[ 関 連 : 千葉市美術館公式  YouTube  サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展  予告  0:16 ]


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【展覧会】京都国立近代美術館|開館60周年記念 小林正和とその時代 ― ファイバーアート、その向こうへ|’24年1月6日-3月10日|終了

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京都国立近代美術館
開館60周年記念
小林正和とその時代 ― ファイバーアート、その向こうへ
会  期  2024年1月6日[土]- 3月10日[日]
開館時間  午前10時 - 午後6時   * 金曜日は 午後8時 まで開館
      *入館はいずれも 閉館の30分前 まで
休  館  日  月曜日(ただし1月8日[月・祝]、2月12日[月・祝]は開館)、
      1月9日[火]、2月13日[火]
観  覧  料  一般:1,200円、大学生:500円、高校生以下・18歳未満は無料
      * 前売り拳、各種割引、優待情報などは、下掲公式詳細サイト参照。
主  催  京都国立近代美術館
────────────────────────20231128203829_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

1960年代以降、欧米において従来のテキスタイルの概念を超えるような作品群が数多く登場しました。伝統的な技法を踏まえつつも、天然・合成繊維のみならず、金属や鉱物など様々な素材を取り込み、平面から立体へ、そして空間へと展開した作品群は、ファイバーアートと呼ばれ、その新たな潮流は、とりわけ1962年から1995年までスイスのローザンヌで開催された国際タペストリー・ビエンナーレを中心に世界へと波及していきました。
日本におけるこの領域のパイオニアである小林正和(1944 – 2004)は、京都市立美術大学(後の京都市立芸術大学)で漆工を学んだものの、川島織物在職時の「1本の糸との出会い」を起点に、糸を「垂らし」「張り」「緩め」集積させた立体造形作品を発表します。そして第6回国際タペストリー・ビエンナーレへの入選を皮切りに、国際テキスタイル・トリエンナーレ(ウッヂ、ポーランド)や国際テキスタイルコンペティション(京都)などでの活躍を通して、国際的に高く評価されるようになりました。糸を含む「ファイバーは人間と密接に結びついている」と考える小林の作品は、常に空間と関係を切り結ぶことを志向し、最終的には戸外でのインスタレーションへと展開していきます。
また小林は、成安女子短期大学(後の成安造形短期大学)そして岡山県立大学で教える傍ら、1981年には国内で初めてのファイバーアート専門ギャラリーを開設し、そこでの展覧会活動などを通じても、多くの後進に大きな刺激と影響を与え続けました。
2024年に生誕80年・没後20年をむかえる小林正和の初めての回顧展として開催される本展では、小林の代表作や関連資料約80点に、彼と歩みをともにした作家たちの作品を加えた約100点を紹介します。そうすることで、1970年代から90年代にかけて京都に発したファイバーアートの動向を振り返り、そこでの小林の活動とその意義、さらには国際的な位置づけについて、そして今後のファイバーアートの展開について、改めて考える機会にしたいと考えます。

※ 本展は日時予約制ではありません。同館の券売窓口でも購入いただけます。
※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 京都国立近代美術館    本展特設サイト ]

【展覧会】茨城県陶芸美術館|企画展 グラスアート・ライジング 藤田喬平、リトルトン、リベンスキーと世界の作家|’24年1月2日-4月7日|終了

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茨城県陶芸美術館
企画展 グラスアート・ライジング
藤田喬平、リトルトン、リベンスキーと世界の作家
会  期  2024年(令和6年)1月2日[火]- 4月7日[日]
会  場  茨城県陶芸美術館 地下1階企画展示室
      309-1611 茨城県笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内)
      TEL:0296-70-0011
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(ただし、1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館)
      1月9日[火]、2月13日[火]は休館
観  覧  料  一 般 840円、70歳以上 420円、高大生 630円、小中生 320円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照。
      * 企画展観覧券にて同時開催中のテーマ展、コレクション展もご覧いただけます。
特別協力・協賛  関彰商事株式会社
主  催  茨城県陶芸美術館
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1960年代以降、ガラスの作品制作は大きく変化し、素材の可能性を追求する世界各国の作家によって、多様な表現が生み出されました。ガラスの造形表現の黎明期ともいえるこの時代を牽引した、世界の作家23名の作品を、茨城県に拠点を置く関彰商事株式会社の貴重なガラスコレクションから一挙公開します。また、アールヌーボー期のボヘミア地方で表面を虹色に輝かせたガラスで世界的に名声を博した貴重なレッツ工房の作品28点を同時に展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 茨城県陶芸美術館

【展覧会】静岡市美術館|特別展 高畑勲展 -日本のアニメーションに遺したもの|’23年12月27日-’24年3月31日|終了

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静岡市美術館
特別展 高畑勲展
-日本のアニメーションに遺したもの
会  期  2023年12月27日[水]- 2024年3月31日[日]
      ★ 年内は12月27日[水]、28日[木]のみ開館、新年は1月2日[火]より開館
開館時間  10:00 - 19:00(展示室への入場は 閉館の30分前 まで)
休  館  日  毎週月曜日、1月9日[火]、2月13日[火]、年末年始[12月29日-1月1日]
      * ただし1月8日[月・祝]、2月12日[月・祝]は開館
会  場  静岡市美術館
      420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー 3階
      TEL. 054-273-1515 (代表)
観  覧  料  日時指定予約制
      当日・個人 一 般 1,500円、大高生・70歳以上 1,100円、中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳等をご持参の方および必要な付添の方原則1名は無料。
      * 展示室内の混雑緩和のため、日時指定制(web予約)を導入しています。
      * 日時指定予約制、前売りチケット、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
企画協力  スタジオジブリ
主  催  静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、Daiichi-TV
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日本のアニメーションの礎を築いた
スタジオジブリ・高畑アニメーション創造の軌跡

1960年代から日本のアニメーションを牽引し続けた高畑 勲(たかはた いさお 1935-2018)。
『アルプスの少女ハイジ』や『火垂るの墓』、『かぐや姫の物語』などの監督(演出)を務め、それまで映画化は不可能とされてきた題材や新しい表現に次々と挑戦し、国内外の制作者にも大きな影響を与えました。
本展では宮﨑駿や大塚康生、小田部羊一など、初期から高畑作品を支えたスタッフによる絵コンテやレイアウト、原画、背景画とともに、高畑直筆の制作ノートや企画書、音楽設定など、1300件超の作品や資料をとおして名作アニメーション誕生の裏側を展観します。また、絵を描かない高畑の「演出術」というポイントに注目し、多数の未公開資料も紹介しながら多面的な作品世界の秘密に迫ります。
20231110175733_00002☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは、画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静岡市美術館

【展覧会】国文学研究資料館|通常展示 書物で見る 日本古典文学史|<コーナー展示> 「不用之品」袋に残された風説・事件 ― 松代商人の情報収集 ―|’23年10月5日-’24年2月15日

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国文学研究資料館
通常展示 書物で見る 日本古典文学史
会  期  令和5(2023)年10月5日[木]- 令和6(2024)年2月15日[木]
開室時間  午前10時 - 午後4時30分
休  室  日  水曜、土曜、日曜、祝日、年末年始:12月25日[月]- 1月5日[金]
場  所  国文学研究資料館 1 階  展示室
      190-0014 東京都立川市緑町10-3
      電話:050-5533ー2900 (I P 電話 代表)
主  催  国文学研究資料館
入場無料
──────────────────────
本展示では、上代から明治初期までの文学を、書物(古典籍)によってたどります。
最近の研究動向にも配慮はしましたが、むしろ教科書でなじみの深い作品を中心に据えて、文学史の流れを示しました。写本の表情や版本の風合いに触れながら、豊かな日本古典文学史の諸相をお楽しみください。
国文研内部 同館Urlより

< 展示解説 >
Ⅰ  上代の文学  (PDF:113KB)  
Ⅱ  中古の文学  (PDF:175KB)  
Ⅲ  中世の文学  (PDF:192KB)  
Ⅳ  近世の文学  (PDF:244KB)  
Ⅴ  近代の文学  (PDF:138KB) 
   参考展示   (PDF: 95KB) 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 遠方の方には 電子展示室「書物で見る 日本古典文学史」もありますのでご検討を。

[ 詳 細 : 国文学研究資料館 ]

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国文研不要品松代国文学研究資料館  <コーナー展示>
不用之品」袋に残された風説・事件 ― 松代商人の情報収集
会  期  令和5(2023)年10月5日[木]-
開室時間  午前10時 - 午後4時30分
休 室 日  水曜、土曜、日曜、祝日、年末年始:12月25日[月]- 1月5日[金]
場  所  国文学研究資料館 1 階  展示室
      190-0014 東京都立川市緑町10-3
      電話:050-5533ー2900 (I P 電話 代表)
      * 通常展示の一部のスペースを使って、当館所蔵の作品を展示いたします。
主  催  国文学研究資料館
入場無料
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国文学研究資料館には、信濃国松代伊勢町で代々町年年寄を務めた商家、八田家の文書群(約3万5000点)が保存されています。八田家では、3代目孫左衛門の時代より町年寄に加えて松代藩から給人格御勝手御用役という格式を与えられ、4代目嘉右衛門の代には、産物御用掛、川船運送方御用、社倉調役、糸会所取締役、産物会所取締役など、藩の財政を担う要職を歴任します。
その嘉右衛門が晩年の天保14年(1843) 7月、たまっていた書類を験理する一環で「諸方変事風説聞書其外種々不用之品小書付入袋」という袋をつくり、仕事のうえで要らないと判断した文書を収納しました。この中には、江戸中期から後期にかけて、江戸その他で起こった事件に関する聞書や書状、幕府の達書の写などが収められています。今回はそのうちのいくつかをご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 遠方の方には 電子展示室「書物で見る 日本古典文学史」もありますのでご検討を。

[ 詳 細 : 国文学研究資料館

【展覧会】春日大社 国宝殿|冬季特別展 貴族の誇り・武士の魂 ― 関白・将軍の刀など ―|’23年12月23日-’24年3月31日

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春日大社 国宝殿
冬季特別展 貴族の誇り・武士の魂 
― 関白・将軍の刀など ―
開催期間  2023年12月23日(土)- 2024年3月31日(日)
         前 期:2023年12月23日[土]- 2024年 2 月 4 日[日]
         後 期:2024年 2 月 6日[火]- 2024年 3 月31日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(16:30 受付終了)
休  館  日  令和6年(2024年)2月5日[月]
拝  観  料  一  般  500円、 大学・高校生  300円、 中・小学生  200円
      * 障害者手帳・奈良市の老春手帳・奈良市ななまるカードをお持ちの方は本人のみ無料
      ※ 入館当日、受付で手帳もしくはカードを提示された場合に限ります
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冬季特別展 貴族の誇り・武士の魂 ― 関白・将軍の刀など ―
古事記などの日本神話でも、古代の人々が刀剣を神あるいは霊力の宿るものと考えていた事がうかがえます。当社の御神宝としても不可欠な器物で大宮・若宮の神々には数多くの刀剣が捧げられています。古来、貴族たちは皇室や国家を護るため刀剣を持ち伝えました。武士たちも様々な武器を持つ中で特に刀を愛し自分たちの魂として、大切に扱いました。
春日大社には関白や将軍たちが奉納した最高級の刀剣が伝わります。また祭礼の中でも奈良・平安の昔から刀剣が用いられています。刀剣が祭礼の中でどんな役割を果たしているのか? 絵画にはどのように描かれているのか、春日大社で生きている刀剣の文化もご紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 春日大社 国宝殿 ] 

【展覧会】ギャラリー エー クワッド|建築家・吉村順三の眼 ーアメリカと日本ー|’23年12月22日-’24年3月28日|終了

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ギャラリー エー クワッド
建築家・吉村順三の眼 -まなざし-
ーアメリカと日本ー
会  期  2023年12月22日[金]- 2024年3月28日[木]   
会  場  GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド)
      136-0075 東京都江東区新砂1-1-1
      お問合せ ギャラリー エー クワッド事務局 TEL 03-6660-6011
      E – mail gallery☆a-quad.jp
開館時間  10:00 - 18:00(土曜、最終日は17:00まで)
      * トークショー開催日の10月17日[火]は20:30まで夜間開館
      * その他の夜間開館日については公式HPにて順次お知らせします
休  館  日  日曜・祝日、12月28日[木]-1月4日[木]
入  館  料  無料
特別協力  吉村隆子(公益財団法人ソルフェージスクール理事長)  
監  修  松隈 洋(神奈川大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授)
協  力  吉村順三記念ギャラリー、吉村設計事務所、神奈川大学建築学部、レーモンド・
      ファーム・センター、株式会社レーモンド設計事務所、米国議会図書館、丸亀市猪熊
      弦一郎現代美術館、高知県立美術館 石元泰博フォトセンター、Japan Society、
      ニューヨーク近代美術館、ペンシルベニア大学アーカイブ、株式会社北澤建築設計
      事務所、一般社団法人住宅遺産トラスト、公益財団法人ソルフェージスクール、
      隈研吾建築都市設計事務所、青山タワービル、八ヶ岳高原音楽堂、公益財団法人国際
      文化会館、一般財団法人脇田美術館
主  催  公益財団法人 ギャラリー エー クワッド

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吉村 順三(よしむら じゅんぞう 1908-1997)は、第二次世界大戦をはさんで日本とアメリカを行き来し、日本の建築文化をアメリカに伝えた建築家です。
1940年、吉村はペンシルベニア州ニューホープに帰国していたアントニン・レーモンドに招かれ、開戦の直前までの14か月間、レーモンド夫妻とともに暮らし、コロニアル建築の素朴な空間やニューヨークの摩天楼に至るまでを間近に経験します。その経験は、吉村が日本建築の伝統の中に潜む、近代建築の要素を再発見するきっかけとなりました。
戦後、吉村は、アメリカで経験したモダンライフを日本の建築に取り込むと同時に、日本の感性や思想を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の中庭に建設した「松風荘」をはじめ、モテル・オン・ザ・マウンテンなどの作品を通じてアメリカに紹介し話題となります。本展は、吉村がアメリカで担当した作品から、国際的に活躍する芸術家等との交流から生まれた日本の作品までを、スケッチや写真、映像を交えて紹介し、その業績を明らかにするものです。
吉村の作品は、今でも精彩を失わず、時を経ることで、むしろ使い手の心地よさが増す建築として継承されています。それらの事例から、真伨で誠実な吉村順三の建築家としての眼差しに触れる機会となれば幸いです。

< 展覧会のみどころ >
1章 吉村順三の歩み 生い立ちと出会い
*幼少時代からの生い立ちを追い、ゆかりの写真、絵画、スケッチブックなどの実物資料を紹介し   つつ、吉村が出会った人々との相関図を展示。
2章 吉村順三とレーモンド夫妻 <戦前アメリカ> アメリカとの出会い
*吉村がアメリカに滞在するきっかけの一つとなった斎藤博駐米大使記念図書室の設計にあたり、
 アメリカ議会図書館の司書であった坂西志保との書簡のやりとり、また東京のレーモンド事務所
を任されていた杉山雅則とのやりとり、ほか吉村自身のスケッチや写真を紹介。

3章 吉村順三が紹介した日本 <戦後アメリカ> アメリカで日本をひらく
*MoMAの中庭で展示した「松風荘」をはじめとし、アメリカで吉村が携わったプロジェクトを紹   介。また当時のアメリカで吉村が紹介された雑誌『LIFE』ほか、パンフレット資料なども展示。
4章 吉村順三のインターナショナル <戦後日本> 音楽とともに…
*国際文化会館、青山タワービルのなりたちを追いながら、図面、建設当初の写真、映像、模型を
紹介。また妻であるバイオリニストの大村多喜子のソルフェージスクールでの活動とその理念を
吉村が建築とデザイン(教材、ポスターなど)で支えたエピソードを紹介。

5章 吉村順三の生活と藝術 <住い手が受け継ぐもの> 暮らしにひらく
*吉村順三と日本の芸術家や文化人との交流から生まれた作品を、スケッチや写真、映像、
 図面、模型を交えて紹介。
6章 吉村順三の建築 <インタビュー> 住まい手の声を聴く
*現在、吉村順三の建築を継承する人々へのインタビュー映像を紹介

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 公益財団法人 ギャラリー エー クワッド ]

【展覧会】国立工芸館|企画展 印刷/版画/グラフィックデザインの断層 19571 - 1979|’23年12月19日-’24年3月3日|終了

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国立工芸館
企画展 
印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1 9 5 7 - 1 9 7 9
会  期  2023年12月19日[火]- 2024年3月3日[日]
会  場  国立工芸館
      920-0963 石川県金沢市出羽町3-2 TEL. 050-5541-8600
休  館  日  月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)、
      年末年始(12月28日-1月1日)、1月9日、2月13日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時30分 * 入館時間は閉館30分前まで
観  覧  料  一 般 300円、大学生 150円、高校生以下および18歳未満、65歳以上は 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
共  催  北國新聞社
主  催  国立工芸館、京都国立近代美術館
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マス・コミュニケーション時代が到来した戦後の日本では、印刷技術の飛躍的な発展とともに美術と大衆文化の結びつきが一層強まり、複製メディアによる表現が関心を集めました。印刷/版画/グラフィックデザインという領域は近接し重なり合いながらも決定的なズレのある、まるで〈断層〉のような関係性であり、その断層の意味を積極的にとらえ直して自在に接続したり、あるいはその差異を強調するような、さまざまな実践が展開されていきました。

その舞台の一つとなったのが「東京国際版画ビエンナーレ展」です。同展は世界各国から作品を集めた国際的な規模の版画展で、1957年から1979年まで東京国立近代美術館、京都国立近代美術館などを会場に全11回が開催され、当時の気鋭の版画家やデザイナーの活躍の場となりました。本展は国立美術館のコレクションから東京国際版画ビエンナーレ展の出品作家を中心にご紹介します。同時代の多様な視覚表現のなかに交錯した版画とグラフィックデザインの様相を通して、印刷技術がもたらした可能性とその今日的意義を改めて検証します。

あわせて、1977年に開館した東京国立近代美術館工芸館の記念すべき第1回目の展覧会「現代日本工芸の秀作:東京国立近代美術館工芸館 開館記念展」をふり返る特集展示も行います。東京国際版画ビエンナーレ展が開催されていた当時の、工芸の現代性にも目を向けていただく機会になれば幸いです。

< 展覧会のポイント >
国立美術館のコレクションから、東京国際版画ビエンナーレ展の受賞作、出品作が勢ぞろい!浜口陽三、池田満寿夫、菅井汲、加納光於、野田哲也、高松次郎、木村秀樹、井田照一など、「版」表現に挑んだ作家たちの代表作を一挙にご紹介。
戦後美術の動向と切っても切れないのが、印刷技術の発展。当時は版画とグラフィックデザインの関係性も議論の対象になりました。原弘、田中一光、永井一正、横尾忠則、杉浦康平など、日本を代表するグラフィックデザイン界の巨匠たちが手がけた、東京国際版画ビエンナーレ展の貴重な展覧会ポスターも展示します。

※ 本展は京都国立近代美術館での巡回展が予定されています。2024年5月30日- 8月25日
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立工芸館

【展覧会】青梅市立美術館|共催展 アートビューイング西多摩2023 “アート” を俯瞰する|’23年12月16日-’24年2月4日

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青梅市立美術館
共催展 アートビューイング西多摩2023
“アート” を俯瞰する

会  期  2023年12月16日[土]- 2024年2月4日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(ただし、1月8日[月・祝]は開館し、翌9日[火]は休館します)
      年末年始(12月29日[金]- 1月3日[水])
観  覧  料  大 人 200円、小・中学生 50円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  青梅市立美術館
       198-0085 東京都青梅市滝ノ上町1346-1 電話:0428-24-1195
主  催  アートビューイング西多摩2023実行委員会、青梅市立美術館、
西多摩地域広域行政圏協議会

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アートビューイング西多摩は、青梅市立美術館を会場に、西多摩地域で活動するアーティストを中心として開催する現代美術の展覧会です。2019年から隔年で開催され、今回が3回目となります。
西多摩地域に在住・活動する芸術家達を紹介し、身近なアーティストの存在を市民に知ってもらい、美術の魅力を伝えます。本展覧会では、西多摩に縁のあるアーティストの作品展示の他に、西多摩地域で展開される「創造行為」に注目し、地域でアートの普及活動などを行う方々を招いて話を聞く「トークイベント」を開催し、様々な角度からアートについて考え、アートの全体を捉えます。
また、学校との連携事業として西多摩地域の小学校で行うアーティストとの交流授業の中で制作した「小学生の作品展示」、子どもから大人までを対象にした「ワークショップ」もおこないます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 青梅市立美術館

【公開制作】府中市美術館|第88回公開制作|髙田安規子・政子 くり返すカタチ|’23年12月16日-’24年2月25日

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府中市美術館
第88回公開制作 髙田安規子・政子
くり返すカタチ
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年2月25日[日]
会  場  府中市美術館 1階 公開制作室
      183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
      電話:042-336-3371
休  館  日  月曜日(1月8日、2月12日は開館)年末年始休館日:12月29日[金]-1月3日[水]
      1月9日[火]、2月13日[火]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
観覧料金  無 料
主  催  府中市美術館
公開制作日時  いずれも正午から午後5時まで
      12月16⽇[土]、23日[土]、27日[水]
      1月7日[日]、14日[日]、17日[水]、24日[水]、28日[日]
      2月7日[水]、10日[土]
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髙田安規子・政子は、身近な日用品に丁寧に手を加えてスケール(縮尺)を変化させ、密やかなワンダー(驚き)を引きおこすユニットです。
スケールが変わると、見慣れたものが全く違って見えてくるものです。刺繍が施されて絨毯に変容したトランプ、12分の1に縮小したタイルで修復された床。私たちも小さな穴へと吸い込まれるようにして、ささやかな世界へと意識を誘われていきます。彼女たちの作品を前にすると、スイッチがそっと押されて、たちまちにあたたかな想像が広がっていくのです。
公開制作にあたり、髙田安規子・政子は、府中市美術館の周辺の公園、そこに広がる自然に着目します。部分と全体が同じ構造を持つという「フラクタル」の原理をベースにして、植物の葉や実のかたちにひそむ真理や法則を見出していきます。コラージュや刺繍、ドローイングなどのさまざまな方法をもちいて、ときに実験的に、新たな表現を探します。小さなさざなみに耳を傾けるようにして、ふたりの詩的で密やかな営みを、どうぞ観察してみてください。

< 髙田安規子・政子(たかだあきこ・まさこ)>
一卵性双生児のアーティスト。東京の美術大学で学んだ後、ロンドン大学スレード校で修士課程を修了する。身近な日用品に丁寧に手を加えてスケールを変化させ、密やかなワンダー(驚き)を引きおこす。近年の展覧会に、「部屋のみる夢ーボナールからティルマンス、現代の作家まで」(2023年 ポーラ美術館、神奈川)、「日常のあわい」(2021年 金沢21世紀美術館、金沢)。作品は東京都現代美術館、横須賀美術館など国内だけでなく、ロンドン大学ほか海外の機関に所蔵されている。

※ インスタレーション期間中のイベント、作品完成後の展示を含めて情報満載です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。

[ 詳 細 : 府中市美術館 ]

【展覧会】岡山県立美術館|『鬼滅の刃』 吾峠呼世晴原画展|’23年12月15日-’24年2月18日

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岡山県立美術館
『鬼滅の刃』  吾峠呼世晴原画展
会  期  2023年12月15日[金]- 2024年2月18日[日]
休  館  日  月曜日、年末年始(’23年12月29日-’24年1月3日)、1月9日[火]、2月13日[火]
      * 12月25日[月]、1月8日[月]、2月12日[月]は開館
開館時間  9:00 - 17:00
      * 12月23日[土]、1月27日[土]は19:00まで。 * 入場は閉館30分前まで。
会  場  岡山県立美術館 地下展示室
      700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
      TEL. 086-225-4800  FAX. 086-224-0648
共  催  山陽新聞社
主  催  岡山県立美術館、OHK岡山放送
──────────────────────20231215201140_00024☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

「週刊少年ジャンプ」2016年11号より連載が開始された、漫画家・吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』。主人公・竈門炭治郎を中心に、人と鬼とが紡いだ切ない物語は鬼気迫る剣戟、時折コミカルに描かれるキャラクターたちが人気を呼び、コミックス全23巻で累計発行部数が1億5000万部を突破(電子版含む)。
本展覧会では作者・吾峠呼世晴氏の想いの詰まった直筆原画を多数展示し、連載終了後も注目を集める本作の魅力、世界観を余すことなく伝えます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立美術館

【展覧会】岡山県立美術館|収蔵品特集 中山 巍 – なかやまたかし -|’23年12月15日-’24年2月18日

20231215201140_00008 20231215201140_00009岡山県立美術館
収蔵品特集 中山 巍 – なかやまたかし -
会  期  2023年12月15日[金]- 2024年2月18日[日]
休 館 日  月曜日、年末年始(’23年12月29日-’24年1月3日)、1月9日[火]、2月13日[火]
      * 12月25日[月]、1月8日[月]、2月12日[月]は開館
開館時間  9:00 - 17:00
      * 12月23日[土]、1月27日[土]は19:00まで。 * 入場は閉館30分前まで。
会  場  岡山県立美術館
      700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
      TEL. 086-225-4800  FAX. 086-224-0648
観  覧  料  一 般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円*、高校生以下:無料*
      *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
      ◎ 同時開催の特別展「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展」観覧券でも入場できます
主  催  岡山県立美術館
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中山 巍(なかやま たかし 1893-1978)は岡山市に生まれました。東京美術学校西洋画科を卒業して、同校研究科を大正11(1922)年に修了したあと渡仏します。パリでは美術学校以来の友人たちと交友しながら、ヴラマンク、シャガールと接して感化を受けました。昭和3(1928)年に帰国後、滞欧作を二科展で発表します。昭和5(1930)年に独立美術協会を創設して、生涯この協会で活動しました。
岡山県立美術館では平成11(1999)年に中山の個展を開催しています。以後ご遺族などから寄贈があり、このうち8点の作品を修復しました。現在所蔵品は69点です。滞欧中の《男の全身》(1924)、また帰国後に制作した《窓辺肖像》(1929)、《海浜》(1931)と《日曜画家と静物》(1932)、そして戦後の《鳥を飼う室内》(1964)などが興味深い作品です。《窓辺肖像》では着物姿の日本人女性を、《海浜》では水泳を楽しむ若者を、そして《日曜画家と静物》では和式住宅で油絵を制作する画家自身を取り上げました。ヨーロッパとは異なる日本の風土のなかで意欲作を描いています。
中山は生誕130年になりました。50点あまりの収蔵品(所蔵品と寄託品)を選んだうえで、滞欧期から太平洋戦争後にいたる画業を、帰国後間もない頃の作品を中心にして振り返ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立美術館 ]

【展覧会】松本市美術館|企画展 須藤康花 ― 光と闇の記憶 ―|’23年12月9日-’24年3月24日

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松本市美術館
企画展 須藤康花 ― 光と闇の記憶 ―
会  期  2023年12月9日[土]- 2024年3月24日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入場は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(休日の場合翌平日)、年末年始(12/29-1/3)
会  場  松本市美術館 企画展示室
      390-0811 長野県松本市中央4-2-22 TEL : 0263-39-7400
観  覧  料  大人:1,000円、大学高校生・70歳以上の松本市民:700円、
      中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名無料
      * 本展観覧券で3階の各コレクション展示もご覧いただけます。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  康花美術館
共  催  SBC信越放送、信濃毎日新聞社、市民タイムス
主  催  松本市美術館
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夭折の画家 須藤康花
闘病の末、30歳という若さで夭折した画家・須藤康花(すどう・やすか 1978-2009年)。
最愛の母親が思春期に他界し、本人も病魔との永い闘いを強いられます。生と死との葛藤の間で絵や詩を通して “光” の世界を追い続け、自らの心の底知れない “闇” と対峙し続けました。
須藤康花は、1978年、福島県に生まれ、父親の仕事の関係で横須賀市、札幌市、沼津市、東京、長野県 東筑摩郡麻績村 に転居しています。神奈川に在住した幼少期、ネフローゼ症候群を発症して入退院を繰り返しながら、描くことに執着していきます。2001年からは多摩美術大学で版画を研究しながら、週末には麻績村で父とともに農作業に勤しみますが、2007年、同大学院修了と同時期に癌発症の告知を受けます。須藤は自らの生の終わりをさらに強く意識しながらも創作に没頭していきました。
死期を予感する中で描かれた人物、自画像、心象風景や自然風景、そこに込められた歓びと苦悩、希望と絶望、生と死。あまりにも短すぎる生涯に残した作品は 1,000 点余り。それらの散逸を防ぐため、2012年に、父親が松本市内に康花美術館を設立、作品を大切に守り続けています。本展は康花美術館の全面的な協力のもと、知られざる須藤康花の全貌に迫る初めての大規模回顧展です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 :松本市美術館

【展覧会】富弘美術館|第11回 富弘美術館 詩画の公募展 作品展示|’23年11月28日-’24年2月25日

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[日]
      みどり市小中学生の部 本年度は期間中、全作品を展示します。
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月26日-1月4日)
入  館  料  大人 520円、小中学生 310円、幼児 無料
      * 障がい者手帳をお持ちの方、およびその介護の方1名は5割引
会  場  富弘美術館
      376-0302 群馬県みどり市東町草木 86       
──────────────────────
富弘美術館「詩画の公募展」は、絵と言葉(詩文)をひとつの画面に収め、絵が言葉を生かし、言葉が絵を生かしている画文一体の「詩画」という表現を現代芸術の新たな表現形式として広く一般に普及させることを目的にしています。今年7月から9月にかけて詩画作品を募集し、老若男女問わず多くの方が作品を応募してくださいました。一般の部737点、みどり市小中学生の部899点、あわせて1,636点もの詩画作品が集まりました。厳正な審査の結果、各部門の入賞者・入選者が決定しました。本展では、一般の部・みどり市小中学生の部の入賞者18名と入選者74名の方の作品を展示します。また、みどり市小中学生の部に出品された方々の作品はすべて展示します。
作者一人ひとりの体験や感性から生まれる「いのちの尊さ・いのちの輝き」が表現された、見応えのある詩画作品をご覧ください。

< 星野富弘 プロフィール >
1946年  群馬県勢多郡東村(現みどり市東町)に生まれる
1970年  群馬大学教育学部体育科卒業
     中学校の教諭になるがクラブ活動の指導中頸髄を損傷、手足の自由を失う
1972年  病院に入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める
1979年  前橋で最初の作品展を開く
     退院
1981年  雑誌や新聞に詩画作品や、エッセイを連載
1982年  高崎で「花の詩画展」。以後各地で開催の「花の詩画展」は大きな感動を呼ぶ
1991年  群馬県勢多郡東村に村立富弘美術館開館
1994年  ニューヨークで「花の詩画展」
2000年  ホノルルで「花の詩画展」
2001年  サンフランシスコ・ロサンゼルスで「花の詩画展」
2004年  ワルシャワ国立博物館での「花の詩画展」
2005年  (新)富弘美術館新館開館
2006年  群馬県名誉県民となる
2010年  富弘美術館開館20周年 富弘美術館の入館者600万人
2011年  群馬大学特別栄誉賞(第一回)
     現在も詩画や随筆の創作を続けながら、全国で「花の詩画展」を開いている

著書に、新版「愛、深き淵より。」「新編 風の旅」「かぎりなくやさしい花々」「鈴の鳴る道」「銀色のあしあと(三浦綾子氏との対談)」「速さのちがう時計」「あなたの手のひら」「花よりも小さく」「山の向こうの美術館」「たった一度の人生だから(日野原重明氏との対談)」「ことばの雫」「風の詩」「種蒔きもせず」「詩画とともに生きる」「あの時から空がかわった」「足で歩いた頃のこと」

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 群馬県みどり市 富弘美術館 ]

【展覧会】菊池寛実記念 智美術館|第10回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の今|’23年12月16日-’24年3月17日

20231124174048_00005 20231124174048_00006菊池寛実記念 智美術館
第10回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の今
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年3月17日[日]
会  場  菊池寛実記念 智美術館
      105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル  
休  館  日  月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)、
      1月9日[火]、2月13日[火]、年末年始(12月28日-1月1日)
開館時間  11:00-18:00  * 入館は17:30まで
観  覧  料  一 般 1100円、大学生 800円、小・中・高生 500円、未就学児は無料
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社
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菊池ビエンナーレは、2004年度から隔年で開催しているやきものの公募展で、このたび第10回を迎えます。本公募展は、現代陶芸の「今」とその可能性を探るために年齢や制作内容に制限なく陶芸作品を募集し、20年にわたり意欲的な作品発表の場となってきました。今回からは郵送だけでなくウェブからのお申込みも可能となり、過去最多に次ぐ359点のご応募をいただきました。本年8月7日に第一次画像審査を、9月7日に第二次作品審査を行い、入選作53点を選出し、入選作の中から大賞1点、優秀賞1点、奨励賞3点が決定いたしました。制作者の創意と技術が結実した多彩な作品を通し、現代陶芸の「今」をご高覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 菊池寛実記念 智美術館   菊池ビエンナーレ特設サイト

【展覧会】山梨県立文学館|2023年度 冬の常設展 期間限定公開コーナー|作家の肖像Ⅱ 芥川龍之介|’23年12月5日-’24年3月3日

山梨県立文学館イメージ芥川

山梨県立文学館
2023 (令和5) 年度 冬の常設展 期間限定公開コーナー
作家の肖像Ⅱ 芥川龍之介
会  期  2023年12月5日[火]- 2024年3月3日[日]
会  場  山梨県立文学館 2F 展示室A
      400―0065 山梨県甲府市貢川1-5-35 TEL:055-235-8080 FAX:055-226-9032
休  館  日  月曜日(1月8日、2月12日は開館)、12月26日[火]-2024年1月1日[月]、
      1月9日[火]-14日[日]、2月13日[火] 
開館時間  展示室 9:00 - 17:00(入室は16:30まで)
観  覧  料  常設展観覧料でご覧いただけます
      一 般 330円(260円)、大学生 220円(170円)
      * ()内は20名以上の団体料金・県内宿泊者割引料金です。
      * 高校生以下の児童・生徒、65歳以上のかたは無料です。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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冬の常設展では、作家の肖像Ⅱとして芥川龍之介の肖像写真を紹介します。旧制第一高等学校時代に、親友の井川恭(後の恒藤恭)と撮影した若き日の作家の表情を、在学中の作文やエピソードとともにご覧いただけます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 山梨県立文学館

【展覧会】国立映画アーカイブ|企画展 和田誠 映画の仕事|’23年12月12日-’24年3月24日|終了

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国立映画アーカイブ
企画展 和田誠 映画の仕事
会  期  2023年12月12日[火]- 2024年3月24日[日]
会  場  国立映画アーカイブ 展示室(7階)
      104-0031 東京都中央区京橋 3-7ー6
      お問い合わせ(9時-20時)ハローダイヤル:050-5541-8600
開室時間  11:00 am - 6:30 pm(入室は 6:00 pm まで)
      * 1/26、2/23の金曜日は 11:00 am - 8:00 pm(入室は 7:30 pm まで)
休  室  日  月曜日および12月26日[火]- 1月4日[木]は休室
観  覧  料  一 般 250円 / 大学生 130円 / 65歳以上、高校生以下及び18歳未満 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
協  力  和田誠事務所、多摩美術大学アートアーカイヴセンター
主  催  国立映画アーカイブ
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日本を代表するグラフィックデザイナー、イラストレーターの和田誠(1936-2019)にとって、映画は人生の友であり、創造の泉でもありました。
少年期からの映画への情熱に支えられ、若手デザイナーとして頭角を現すや、本職の傍ら映画ポスターの制作やアニメーション映画にも挑みました。やがてその味わいある画風は広く支持され、世界の映画人を描いた無数のイラストレーションや、映画をめぐる著書や対談集を続々と送り出してゆきます。さらにその情熱は日本映画界を動かし、監督修業の経験なしに『麻雀放浪記』(1984年)をはじめ4本の優れた長篇娯楽映画を監督するに至りました。
また私生活でも、熱意をもってアメリカ映画のフィルムやポスターのコレクションを築き、当館も2015年の展覧会「ポスターでみる映画史 Part 2 ミュージカル映画の世界」にそのコレクションをご貸与いただきました。
その博覧強記にもかかわらず、「評論家」ではなく常に “映画ファン” を自称していた和田誠。この展覧会は、日本が生んだこの最高の “映画ファン” の限りない映画愛を感じ取れる絶好の機会となるでしょう。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立映画アーカイブ  同サイト上映・展示 ] 

【展覧会】すみだ北斎美術館|特別展 北斎サムライ画伝|’23年12月14日-’24年2月25日|前後期二部制開催

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すみだ北斎美術館
特別展 北斎サムライ画伝
会  期  2023年12月14日[木]- 2024年2月25日[日] * 前後期で一部展示替えを予定
         前 期:2023年12月14日[木]- 2024年1月21日[日]
         後 期:2024年 1 月23日[火]- 2024年2月25日[日]
開館時間  9:30 - 17:30(入館は 17:00 まで)
休  館  日  毎週月曜日
        開 館:1月2日[火]、1月3日[水]、1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]
        休 館:12月29日-1月1日、1月4日[木]、1月9日[火]、2月13日[火]
会  場  すみだ北斎美術館 3 階企画展示室、4 階企画展示室
      130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号 TEL. 03-6658-8936
観覧料金  一   般  1,200円、  高校生・大学生・65歳以上  900円、  中学生 / 障害者  400円、
      小学生以下無料
      * 個人、当日、税込み料金を表示。各種割引・優待などは下掲公式サイトを参照。
主  催  墨田区・すみだ北斎美術館
───────────────────────20231115193435_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆ 

サムライは、江戸時代に生きた北斎にとって身近な存在でした。本展では、源頼朝や徳川家康など名の知れたサムライだけでなく、北斎と門人たちの目に映った江戸市中に暮らす太平の世のサムライを描いた作品も展示します。また、実際にあった戦いや物語の中の戦う場面を描いた作品もご覧いただきます。
江戸時代の人々が抱いていたサムライのイメージにふれるとともに、北斎たちによるサムライの姿をご堪能ください。さらに、刀や鑓といった戦いの道具を取り上げた作品も紹介し、刀剣博物館所蔵の「太刀 銘 信房作」(重要文化財)なども展観します。刀剣そのものと描かれた刀剣を見比べて、イメージをふくらませながら北斎の表現力をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : すみだ北斎美術館 ] 

【展覧会】東京都立中央図書館|東京都立中央図書館50周年記念|企画展示 図書館の図書館展|’23年12月9日-’24年3月6日|終了

東京都立中央図書館12月

東京都立中央図書館
東京都立中央図書館50周年記念
企画展示 図書館の図書館展
会  期  2023年12月9日[土]- 2024年3月6日[水]
休  館  日  12月15日[金]、12月29日[金]-1月4日[木]、1月19日[金]、2月1日[木]、
      2月16日[金]
時  間  午前10時 - 午後8時45分(土日祝は 午後5時30分 まで)
会  場  東京都立中央図書館 4階 企画展示室
      106-8575 東京都港区南麻布5-7-13(有栖川宮記念公園内)
      お問い合わせ 03-3442-8451(代)
入場無料
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東京都立中央図書館が、1973年に開館して、2023年で50周年!
開館50周年を記念して「図書館の図書館展」を実施します。 都立中央図書館の50年間の歴史、「図書館の図書館」としての仕事、 東京都内にあるたくさんの楽しい図書館を紹介します。 図書館による図書館好きのための展示です!

第1章 中央図書館の今まで
東京都立中央図書館50年の歴史を、 図書館のレトログッズや写真で紹介します。 50年間の世相を映すベストセラーも展示!
第2章 図書館の図書館って!?
本を運んで東京都内の図書館に届けています。 都内の図書館を支える都立図書館の協力サービスを紹介します。
第3章 東京図書館めぐり
あなたの行きたい図書館はどこですか? 東京都内のたくさんの図書館をガイド! いろんな図書館の利用カードも見られます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都立中央図書館

【展覧会】文化学園服飾博物館|魔除け -見えない敵を服でブロック|’23年12月9日-’24年2月14日|終了

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魔除け
-見えない敵を服でブロック!-
会  期  2023年12月9日[土]- 2024年2月14日[水]
開館時間  10:00 - 16:30  * 入館は 閉館の30分前 まで
休  館  日  日曜日・祝日、12月28日-1月5日は閉館 12/15、1/19は19:00まで開館
入  館  料  一 般 500円、大学・専門学校・高校生 300円、小中学生 200円
      * 障がい者とその付添者1名は無料
会  場  文化学園服飾博物館
      151-8529 東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 1階
      TEL. 03-3299-2387
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新型コロナウィルスの世界的な流行は、病気の恐ろしさや、人生でままならぬ事態が突然起こりうることを改めて実感させました。科学の知識がない時代、病気や死は目に見えない「魔」によって引き起こされるものと信じられ、人体と外界との境目にある衣服には、「魔」から身を守る役割も求められました。人々は、「魔」を追い払い、さらに幸運を引き寄せる力があるとされる文様を衣服に表したり、装身具によって結界を築くなど、「見えない敵」から身を守り、より良い人生となるよう衣服に願いを込めました。本展では、日本と世界各地の民族衣装や装身具に見る魔除けや招福の役割を探ります。

※ 事前予約の必要はありませんが、混雑時には入館をお待ちいただく場合があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 文化学園服飾博物館 ]