カテゴリー別アーカイブ: 展覧会

【展覧会 予告】豊田市美術館|しないでおく、こと。― 芸術と生のアナキズム|’24年10月12日-’25年2月16日|

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豊田市美術館
しないでおく、こと。― 芸術と生のアナキズム
会  期  2024年10月12日[土]- 2025年2月16日[日]
会  場  豊田市美術館
      〠 471-0034 愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1 Tel:0565-34-6610
開館時間  10:00 - 17:30(入場は17:00まで)
休  館  日  月曜日[祝日の場合は開館]、12月28日-1月17日
観  覧  料  一 般 1,500円、 高校・大学生 1,100円、 中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  豊田市美術館
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芸術=創造とはそもそも、いまだ了解されない認識や知覚の領野を拡張していく営みです。ゆえに芸術とは、「芸術」として名づけられ、一つに回収されてしまうことへの抵抗をあらかじめ含んでいます。このことは、未知未踏の領野を取り込み制度化することで国⼟や資本を拡張してきた近代以降の思考自体への抵抗になぞらえることもできるでしょう。この制度化され、統治されることへの抵抗・逃⾛の姿勢=アナキズムに芸術の本来的な力を認め、その可能性を問うことは、硬直化した社会そのものを突破する契機にもなるのではないでしょうか。
近年芸術を含むあらゆる場で、旧来の制度や差別への連帯闘争が試みられています。それらは切実な抵抗の態度であり、私たちを鼓舞する重大な拠り所となるものの、ゆえにこそ小さな個別の差異を均してしまう危うさと隣り合わせにあるものともいえます。このギリギリの状況において、私たちの個々の表現や⽇常的な振る舞いは、いかに⼀つに回収されることなく共存し、それでも抵抗の力を持ち続けることができるのでしょうか。そのそれぞれの試みがアナキズムの実践だといえます。

19世紀末、近代化と背中合わせに気運の⾼まったアナキズム運動に共感した新印象主義の画家たち。第一次世界大戦と前後して、社会の中心から逃れ、スイスのモンテ・ヴェリタに集った芸術家を含む様々な思想の持ち主たち。第二次世界大戦後、急進する資本主義体制をかいくぐり日常の革命を試みたシチュアシオニスト・インターナショナルとその重要メンバーのアスガー・ヨルン。ソ連時代から現在まで、野外や自室で非公式芸術としてのアクションを展開し続けるロシアの集団行為。さらに自宅での制作と自主展覧会の運営を実践したマルガレーテ・ラスペや共同スタジオを運営するコーポ北加賀屋の面々、アーティスト集団のオル太や、生活も制作も発表もそれらの場所も、全てを自在に往来し続ける大木裕之。
本展では 芸術と社会にどっぷりと関わりながらも軽やかに抵抗・逃走し、あえて「しないでおく」ことの可能性も含めて生き、創造する人々の実践を紹介します。

< 主な出品作家 >
ポール・シニャック、ジョルジュ・スーラ、カミーユ・ピサロ、ラスロー・モホイ=ナジ、アスガー・ヨルン、イリヤ・カバコフ、集団行為、マルガレーテ・ラスペ、大木裕之、コーポ北加賀屋(adanda + contact Gonzo + dot architects + remo + FabLab Kitakagaya + 102木工所 + REUNION STUDIO)、オル太

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 豊田市美術館 

【展覧会】皇居三の丸尚蔵館|花鳥風月 ― 水の情景・月の風景|’24年9月10日-10月20日|

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皇居三の丸尚蔵館
花鳥風月 ― 水の情景・月の風景
Nature’s Splendor: Scenes of the Moon and Water
会  期  2024年9月10日[火]- 10月20日[日]
休  館  日  月曜日(ただし9月16日、9月23日、10月14日は開館し、翌火曜日休館)
      * その他諸事情により臨時に休館する場合があります
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * ただし9月10日[火]は午後1時開館
      ●毎週金曜・土曜は夜間開館。午後8時まで開館。(最終入館は午後7時30分まで)
      * ただし9月27日[金]と10月18日[金]を除く 
入  館  料  一 般 1,000円、大 学 生 500円 
      * 高校生以下及び満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるもの
       (生徒手帳、運転免許証、マイナンバーカードなど)をご提示ください。
      * 障がい者手帳をお持ちの方とその介護者各1 名は無料(日時指定は不要)。
      * 事前に 入館日時指定 をお願いします。無料入館対象の方も日時指定が必要です。
      * チケット各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
作品件数  27件 * 出品作品は全て皇居三の丸尚蔵館収蔵
会  場  皇居三の丸尚蔵館
      〠 100-0001 東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
      お問い合わせ TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  皇居三の丸尚蔵館
20240829194123_0001120240829194123_00012☆活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます☆ 

私たちの生活のなかで美しい自然をあらわすことば、「花鳥風月」。日本には四季折々の美しさがあります。美しい自然のなかでも水は、生命をつくりあげる重要な要素。気象では雨となり「花の父母」といわれるように、植物を育む恵みとなります。雨が集まり、川や滝となって、やがて海へと流れます。そして、月は、太陽とともに季節や暦を示す情報として、人間の生活に欠かせない標しるべでした。秋は空気が澄んで月が一年で最もきれいに見えると、江戸時代の書物にもあります。
本展では、自然の景色のなかで、雨などの水の景色や、月をあらわした風景などの作品を、皇室伝来の収蔵品のなかからご紹介します。

<本展覧会の3つの見どころ>
◆ 1 季節によって表情を変える水と月の多様な表現を、皇室ゆかりの書跡・絵画・工芸品を通じて、ご覧いただきます。
◆ 2 帝室技芸員*  として活躍した海野勝珉-うんのしょうみん、濤川惣助-なみかわそうすけ、川之邊一朝-かわのべいっちょう、香川勝廣-かがわかつひろ、塚田秀鏡-つかだしゅうきょうらの工芸品と川合玉堂-かわいぎょくどう、橋本関雪-はしもとかんせつ、上村松園らの日本画など、近代日本美術の粋をご堪能いただけます。
* 帝室技芸員とは:明治23年から昭和19年にかけて、美術の奨励と庇後を目的として任命された美術・工芸家。
◆ 3 伊藤若冲-いとうじゃくちゅう・国宝《動植綵絵-どうしょくさいえ》や、上村松園《雪月花-せつげつか》など、当館選りすぐりの名品を公開!

※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 皇居三の丸尚蔵館      皇居三の丸尚蔵館チケット専用サイト

【開館記念日フェスタ 予告】奈良県立万葉文化館|にぎわいフェスタ万葉 秋 文化の秋・食欲の秋・芸術の秋─万葉文化館で楽しもう♪|’24年9月15日-12月4日|予約・申込先着順イベントも有〼

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奈良県立万葉文化館
にぎわいフェスタ万葉 秋
文化の秋・食欲の秋・芸術の秋 ── 万葉文化館で楽しもう♪
会  期  2024年9月15日[日]- 12月4日[水]
会  場  奈良県立万葉文化館
      〠 634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10 電話 0744-54-1850
      ▶ アクセス  
      ◉ 各イベントの詳細は順次同館ウェブサイトに発表されます。下掲詳細参照。
主  催  奈良県立万葉文化館

240801nigiwaifesta_aki_final☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

古代につながる新たなる扉
◆ 9月15日[日]は・・・・・・奈良県立万葉文化館 開館記念日

万葉のふるさと・奈良にふさわしい『万葉集』を中心とした古代文化に関する総合文化拠点として、国内外から多くの人たちが訪れ、楽しみ、学ぶことのできる機能と魅力を備えた「万葉文化館」が平成13(2001)年9月15日、奈良県明日香村に開館しました。
『万葉集』は、古く5世紀から、8世紀にかけて詠まれた4,500余首を収めたわが国最古の歌集で、日本人の心の古典、言葉の文化遺産といえます。そのなかでも、奈良を対象に詠まれた歌が最も多く、また、県内各地には『万葉集』ゆかりの歴史的風土・自然景観が多く残されています。
万葉文化館は、日本の古代文化に関する調査・研究機能、万葉に関する文化の振興を図る展示機能(万葉ミュージアム)、万葉集に関する情報の収集提供を行う図書・情報サービス機能(万葉図書・情報室)を併せ持つとともに、事前の発掘調査で明らかにされた文化財についても、その保存に努め、復原展示などで創造的に活用することにより、遺跡と共存する総合文化施設をめざしています。

※ 奈良県立万葉文化館 開館記念日を祝うフェスティバル。詳細情報は順次追加されます。
※ 予約・申込先着順イベントも有〼。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 奈良県立万葉文化館

【展覧会 予告】奈良県立万葉文化館|特別展 富本銭特別展示| 天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化|’24年10月19日-12月8日|関連イベント欄参照/参加予約・事前登録申込開始

奈良県立万葉文化館10月全 チラシ

奈良県立万葉文化館
特別展 富本銭特別展示
天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化
会  期  令和6(2024)年10月19日[土]- 12月8日[日]
開館時間  午前10時-午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
会  場  奈良県立万葉文化館
      〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10
      TEL:0744-54-1850 FAX:0744-54-1852
観  覧  料  一 般 1,200円、高校・大学生 500円、小中学生 300円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  奈良県立万葉文化館
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万葉文化館は飛鳥時代に金属、ガラス、玉製品などを生産した「飛鳥池工房遺跡」の場所に建っています。1990年代に実施された調査では「富本銭」〔ふほんせん / ふとうせん ウィキペディア〕と呼ばれる銅銭が大量に出土し、それまで最古とされた「和同開珎」(708年初鋳)〔わどうかいちん / わどうかいほう ウィキペディア〕に先行する天武天皇時代の貨幣であることがわかりました。当館では特別展示室を設けて様々な出土品の複製を展示してきました。
さて、2024年10月、久々に実物の富本銭が生産工房の地(万葉文化館)に帰ってきます。当館ではこれに合わせて、七世紀後半、天武天皇から持統天皇へと継承された〈飛鳥・藤原〉の文化を紹介する展覧会を開催します。

この時期の日本は大陸の制度を積極的に採り入れ、中央集権国家としての体制を整えていきました。文化面においても中国や朝鮮半島から新しい情報が伝わり、官立の仏教寺院が造られ、中国の条坊制を採用した都城「藤原京」が誕生しました。『万葉集』にもこの時代の人々の歌が残っています。本展覧会では富本銭の特別展示とともに、天武天皇と関わりのある吉野や明日香地域に残る遺品や伝承、藤原京跡の出土品、万葉歌や近代の「万葉日本画」もあわせて紹介し、飛鳥時代の人々に思いを馳せる機会にしたいと思います。
出品目録 RDF

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
すでに有料・無料、申込先着順・申込抽選制など多彩な関連イベントが発表されています。
【詳細: 奈良県立万葉文化館

【イベント/展覧会 予告】大分県立美術館|OOITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024 竹 会 |’24年10月11日-10月26日|参加予約・事前登録申込開始

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大分県立美術館
OOITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024 竹 会 <たけえ>
会  期  2024年10月11日[金]- 10月26日[土]
開館時間  公開制作 10月2日[水]- 10月10日[木]
      * 金・土曜日は20:00まで (入場は閉館の30分前まで)
      * 11日および26日はイベント準備のため17:00-18:00は入場不可
会  場  大分県立美術館  アトリウム
      〠 870-0036 大分県大分市寿町2番1号 TEL:097-533-4500
問合せ先  NPO法人BEPPU PROJECT
      〠 874-0933 大分県別府市野口元町2-35 菅建材ビル2階
      mail:info☆beppuproject.com Tel:0977-22-3560 fax:0977-75-7012
観  覧  料  無 料

主  催  者  大分県
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OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024『竹 会 <たけえ>』
竹を 見る 知る 考える 作る 遊ぶ 聴く 語る 味わう 触れる そして好きになる……
竹の魅力に会える16日間

大分県は、日本一の「マダケ」の産地。国指定の伝統的工芸品でもある「別府竹細工」をはじめ、日用品から土産物、さらには芸術品まで、良質な竹をさまざまに活用し、幅広く愛されてきました。『竹 会 <たけえ>』は、見て、触れて、味わって、聴いて、竹の魅力や新たな一面に出会えるイベントです。

  • 竹工芸家が、竹の割り剥ぎから編みまでを会場で実演します。公開制作で日々変化していく展示をお楽しみください。
  • 夜は竹の作品がライトアップされ、OPAMが幻想的な空間に。
  • 竹にまつわるマーケットや音楽ライブなどイベント盛りだくさん。
  • 竹に触れるコーナーやワークショップブース、キッズコーナーもあります。
  • 竹の道具を使ったお茶会やフラワーアレンジも開催。特別な雰囲気をお楽しみください。

※ とても魅力的で多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上ご参加・観覧ください。
[ 詳 細 : 大分県立美術館
[ 関 連 : 大分県立美術館  YouTube  OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024『竹会』3:30 ]


この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】佐倉市立美術館|深沢幸雄展-彫版に依って歌う詩人|Yukio Fukazawa,A Retrospective: The poet of Engravings|’24年8月10日-9月29日|開幕壹个月再紹介

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佐倉市立美術館
深沢幸雄展-彫版に依って歌う詩人
Yukio Fukazawa,A Retrospective: The poet of Engravings
期  間  2024年8月10日[土]- 9月29日[日]
休  館  日  8月13日[火]、19日[月]、26日[月]、
      9月2日[月]、9日[月]、17日[火]、24日[火]
会  場  佐倉市立美術館 2・3階展示室
      〠 285-0023 千葉県佐倉市新町210
      電 話 043-485-7851 FAX 043-485-9892 Mail muse☆city.sakura.lg.jp
開館時間  午前10時 - 午後6時(入館は午後5時30分まで)
観  覧  料  一 般 600円、 大学生 400円、 高校生以下 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  千葉市美術館
主  催  佐倉市立美術館
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深沢幸雄(Yukio Fukazawa 1924--2017)は、山梨県南巨摩郡増穂町(現、富士川町平林)に生まれ、東京美術学校’現、東京藝術大学)の工芸科で彫金を学びました。戦後は千葉県市原市鶴舞に移り住み、油画の制作を行っていましたが、戦時中に受けた右膝の打撲痕から発病し、以降6年間にわたり右膝をコルセットで固めた不自由な生活を強いられることになります。
闘病中に机上でも制作できる銅版画に取り組み始め、独学で様々な技法を習得します。
1963(昭和38)年には、メキシコ国際文化振興会の依頼により、メキシコシティで銅版画の技法を教えるため初渡墨。以降、メキシコ文明に影響を受けた力強い色面の大型版画を多く制作しました。
また1981(昭和56)年にはチンタラ―一世と名付けた自動目立て機を開発し、メゾチントと呼ばれる技法を駆使した幻想的な作品を作り上げました。
深沢は、「もちろん豊富、自在な語彙を持つことは重要だが、それだけでは良き文学は生れないし、その反面それが無くては叶わぬから厄介なことである」と 自著『銅版画のテクニック』(1966年/株式会社ダヴィッド社発行)のなかで銅版画の制作を文学になぞらえて語りました。
その言葉のとおり、深沢は絶えず新たな画題と技法の研究に励み、得た知識を広く公開し、日本の銅版画のすそ野を広げるべく長年にわたり尽力しました。
深沢はその生涯で1,100点を超える作品を制作した多作な作家であり、展覧会でそのすべての作品を網羅することは叶いませんが、 本展は深沢の残した作品の中から作風の変遷をたどれる約200点の作品を選び、展示することで、 深沢が歩んだ長い制作の旅路を共にたどろうとするものです。
詩情あふれる深沢の作品を、ぜひご鑑賞ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 佐倉市立美術館

【展覧会】神奈川県立 神奈川近代文学館|企画展 没後10年 古田足日のぼうけん|’24年8月10日-9月29日|開幕壹个月再紹介

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神奈川県立 神奈川近代文学館
企画展 没後10年 古田足日のぼうけん
会  期  2024年8月10日[土]- 9月29日[日]
休  館  日  月曜日(8月12日、9月16日、23日は開館)
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 4時30分 まで)
会  場  神奈川県立 神奈川近代文学館 第2・3展示室
      〠 231-0862 神奈川県横浜市中区山手町110
      TEL 045-622-6666 FAX 045-623-4841
観  覧  料  一 般 500円、65歳以上・20歳未満及び学生 250円、高校生 100円、中学生以下は 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  神奈川県立 神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
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古田足日(ふるた・たるひ 1927-2014)が画家・田畑精一と共につくった絵本『おしいれのぼうけん』が生まれて今年で50年です。おしいれの中でくり広げられる子どもの不思議な冒険をえがいた同作をはじめ、『宿題ひきうけ株式会社』『ロボット・カミイ』など、はげしく変化する現代社会で育つ子どもの姿をあざやかにとらえた古田の作品は、子どもたちの支持を受けて読み継がれています。一方で古田は、児童文学の可能性をさぐる評論家としても活躍し、子どもを取りまく社会問題や平和運動にも、その中心となって取り組みました。
本展では、当館がご家族から受贈した原稿や創作メモのほか、白梅学園に寄贈された旧蔵書や、田畑精一、久米宏一、堀内誠一らによる代表作の原画をもとに、子どもたちの生きる力になる新しい児童文学を追い求めた〈古田足日のぼうけん〉をたどります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立 神奈川近代文学館

【展覧会 予告】龍谷大学 龍谷ミュージアム|秋季特別展「眷属」|’24年9月21日-11月24日|

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龍谷大学 龍谷ミュージアム
秋季特別展「眷属」
会  期  2024年9月21日[土]- 11月24日[日]
会  場  龍谷大学 龍谷ミュージアム  展示室
      〠 600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(京都駅から徒歩約12分・西本願寺前)
      TEL. 075-351-2500 FAX. 075-351-2577
時  間  10:00 - 17:00(最終入館は閉館30分前まで)
      * 10月4日、11日、18日、25日は 10:00-20:00
休  館  日  月曜日(ただし、9月23日[月]、10月14日[月]、11月4日[月]は開館)、
      9月24日[火]、10月15日[火]、11月5日[火]は休館
入  館  料  一 般 1,600円 、高大生 900円、小中生 500円、小学生未満 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  浄土真宗本願寺派、本願寺
主  催  龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞、朝日新聞社
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眷属(けんぞく)とは、仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格のことです。仏教美術では主尊のまわりを囲むようにあらわされ、仏法を守護したり、主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を担っています。龍谷ミュージアムで昨年度開催した特集展示「眷属─ほとけにしたがう仲間たち─」が、この秋、特別展としてパワーアップし、各地から約80件の作品が集います。仏教美術における名脇役ともいえる眷属の個性豊かな姿をご覧ください。

< 展示構成 >
第1章:眷属ってなんだ?
第2章:護法の神々
第3章:ほとけに仕える子ども
第4章:果てしなき眷属の世界

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 龍谷大学 龍谷ミュージアム ]

【展覧会イベント】山口情報芸術センター|Yamaguchi Seasonal 2024|Forest Symphony 坂本龍一 YCAM|’24年8月10日-12月15日|開幕壹个月再紹介

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山口情報芸術センター
Yamaguchi Seasonal 2024
Forest Symphony  坂本龍一 YCAM
開催日時  2024年8月10日[土]-12月15日[日] 10:00-16:30
イベント休止日  毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、
      8月11日[日]、8月14日[水] 10:00-13:00、11月2日[土]、11月3日[日]
会  場  常栄寺 雪舟庭
      〠 753-0011 山口県山口市宮野下2001-1  ▶ アクセス 
      電話番号:083-922-2272 メール:info☆sesshu.jp
関連イベント  3イベント
入  場  料  入場無料  * 常栄寺雪舟庭入場料は別途必要となります。ご注意ください
共同開発  YCAM InterLab
企画制作  山口情報芸術センター[YCAM]山口情報芸術センター[YCAM]
      〠 753-0075 山口県山口市中園町7-7 
      TEL: 083-901-2222 information☆ycam.jp
主  催  山口市、公益財団法人山口市文化振興財団
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森が奏でる交響曲
音楽家の坂本龍一(さかもと りゅういち 1952年〈昭和27年〉1月17日- 2023年〈令和5年〉3月28日)が、2013年にYCAMで制作/発表したインスタレーション作品《Forest Symphony》を展示する展覧会です。これまでYCAMで制作/発表してきたインスタレーション作品を、山口市の中心市街地や史跡で公開する「Yamaguchi Seasonal 2024」の一環として開催します。
本作は世界各地の樹木の生体データからサウンドを生成するサウンドインスタレーション作品で、メディア・テクノロジーを応用し、アーティストとYCAMのコラボレーションのもと制作された、YCAM発の代表的な作品のひとつです。2013年の初公開後、形態を変えながら国内外で多数展示されており、高い評価を受けています。2020年からは「雪舟庭」で知られる山口市の常栄寺にて、期間限定で展示を重ねており、今回が5年連続の展示となります。

<プロフィール>
◆ 坂本龍一 音楽家
1952年生まれ。1990年よりニューヨーク在住。78年にアルバム『千のナイフ』でデビュー、ryuichi-sakamoto_thumbnail@2x同年YMOに参加。YMO散開後、数々の映画音楽を手がけ、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している。99年に制作したオペラ「LIFE」以降は、環境・平和・社会問題に言及することも多く、2001年に発生した同時多発テロをきっかけに、論考集「非戦」を監修。
また、06年には新たな音楽コミュニティの創出を目指し「commmons」を設立。09年には、国連環境計画が世界環境デーの一環として実施する「ECHO Festival」において、音楽活動の現場における積極的な環境配慮への取り組みに対して「Echo Award」を受賞。さらに同年7月にはフランス共和国文化省より芸術文化勲章オフィシエを受勲する。このほか10年には文化庁より芸術選奨文部科学大臣賞を授与されるなど、活動全般において世界各国で高い評価を受けている。 11年に発生した東日本大震災に際しては、被災地復興支援プロジェクトとして「LIFE311 by more trees」、「kizunaworld.org」、「こどもの音楽再生基金」を立ち上げるなど、さまざまな活動を続けている。

◆ YCAM
山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media) 通称「YCAM(ワイカム)」open-collaboration-1は、山口県山口市にあるアートセンターです。展示空間のほか、映画館、図書館、ワークショップ・スペース、レストランなどを併設しています。2003年11月1日の開館以来、メディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を軸に活動しており、展覧会や公演、映画上映、子ども向けのワークショップなど、多彩なイベントを開催しています。

※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 山口情報芸術センター

【展覧会】国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館|特別展 野川中流域の旧石器時代―ホモサピエンス 氷期の暮らし|◆関連公開講座:野川中流域の旧石器時代─共催:三鷹まるごと博物館|’24年9月10日ー11月14日|

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国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館
特別展 野川中流域の旧石器時代
― ホモサピエンス 氷期の暮らし
◆ 関連公開講座:野川中流域の旧石器時代 ── 共催:三鷹まるごと博物館

開  館  日  2024年9月10日[火]ー 11月14日[木] 毎週火曜日・水曜日・木曜日
      9月21日[土]、10月13日[日]、10月14日[月・祝]
      * 10月15日[火]は、祝日開館の振替として閉館
開館時間  午後1時 - 午後5時  * 最終入館:午後4時30分
入  館  無 料
見学方法  ご来館後、受付で記帳ください。
アクセス  国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館
      〠 181-8585 東京都三鷹市大沢3−10−2 ▶ アクセス情報 
      TEL: 0422-33-3340 FAX: 0422-33-3485 MAIL: museum-office☆icu.ac.jp
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本展示では、日本有数の旧石器時代遺跡の密度の高さで知られる野川流域の暮らしを取り上げます。特にICU キャンパスのある野川中流域は、X層という日本列島最古級の時代から、Ⅲ層という旧石器時代終末期までのほぼすべての層より、資料が豊富に出土する地域として知られています。今回、この地域の資料を集成し、層位と地点により大きく異なる石器の違いが何を意味するのか、また間氷期と氷期の環境変動のはざまに生きた人類の具体的生活の営みについて、一般向けに分かりやすく解説します。

◆ 関連公開講座:第122回湯浅八郎記念館公開講座── 共催:三鷹まるごと博物館
野川中流域の旧石器 人と文化   [ 詳 細 : 三鷹市考古学展示室

お願い ご来館時の注意事
  37.5度以上の発熱を伴う風邪症状(咳・くしゃみなど)がある、または体調の優れない方は
  来館をお控えください。入館前に正面玄関のアルコール消毒液で手指消毒にご協力ください。
※ 感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

【展覧会】国立公文書館|令和6年度 第2回企画展 龍 ―日常にとけこむ神秘 ―|’24年10月19日-12月15日|

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国立公文書館
令和6年度 第2回企画展
龍 ―日常にとけこむ神秘 ―
会  期  令和6年(2024年)10月19日[土]- 12月15日[日]
開館日時  月 - 日曜日  午前9時15分 - 午後5時00分
      * 閲覧室の開室日時とは異なります。ご注意ください。
会  場  国立公文書館 東京本館
      〠 102-0091 東京都千代田区北の丸公園3番2号
      電話:03-3214-0621(代表)
入  場  料  無 料
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令和6年(2024)の干支は辰です。「動物」としては龍が充てられています。龍は、想像上の存在であるにもかかわらず、日本文化に深く浸透し、多くの人が、その姿をイメージできる不思議な「生き物」です。
本展では、辞典類での龍の解説や、物語や逸話に登場する龍、龍にあやかり名付けられたものなどを、当館所蔵資料からご紹介します。

< おもな展示資料 >
0610_01◉ 説文解字(せつもんかいじ)
後漢の学者許慎(きょしん)著による、中国の現存する最古の漢字字書です。画像は、「龍」の説明箇所。それによると、「龍」は鱗(うろこ)のある動物の「長」であり、春分に天に登り秋分に淵に潜むなどと記されています。展示資料は文政9年(1826)に印刷・刊行されたもので、昌平坂学問所旧蔵書です。

0610_02◉ 源平盛衰記(げんぺいじょうすいき)
「治承・寿永の内乱(いわゆる源平合戦)」を中心に、説話を織り交ぜながら平家滅亡に至る歴史を紡いだ軍記物語。 壇ノ浦の戦いで海に沈んだ宝剣をめぐる段では、宝剣がヤマタノオロチの体から取り出されたものであることが語られます。文では「大蛇(をろち)」の字を充てられたヤマタノオロチですが、挿絵では龍によく似た姿をしています。ここでは、「蛇」と「龍」が同一視されていた様が伺えます。 展示資料は延宝8年(1680)に刊行されたもので、昌平坂学問所旧蔵書です。

0610_03◉ 阿蘭陀本草和解(おらんだほんぞうわげ)【重要文化財】
8代将軍徳川吉宗の命を受けた、幕府医官で本草家である野呂元丈(のろ・げんじょう)が、ヨンストン著述の『動物図説』及びドドネウスによる植物百科事典『草木誌』のオランダ語版を、寛保元年(1741)3月から寛延3年(1750)3月までの10年の年月を費やして抄訳したもの。自然のなかに薬効を求めた生薬(しょうやく)には「龍」を冠する名を付けられたものもあります。画像は、龍脳樹(りゅうのうじゅ)という木の樹脂の結晶である「龍脳(りゅうのう)」について説明した箇所です。「専ラ目薬ノ用ニ入」と、専ら目薬(目の薬)として用いられたとあります。
展示資料は紅葉山文庫旧蔵書で、平成11年(1999)に重要文化財に指定されました。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立公文書館

【展覧会】国立科学博物館 附属自然教育園|企画展 自然教育園の非公開地域|’24年7月13日-9月16日|会期末

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国立科学博物館 附属自然教育園
企画展 自然教育園の非公開地域
開催期間  2024年7月13日[土]- 9月16日[月・祝]
休  園  日  7月/ 16日㈫、22日㈪、29日㈪ 8月/ 5日㈪、13日㈫、19日㈪、26日㈪
      9月/ 2日㈪、9日㈪  
入  園  料  一 般・大学生 320円、高校生(高等専門学高生含む)以下・65歳以上:無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
開園時間  7月-8月 9:00-17:00 (入園は16:00まで)
      9月     9:00-16:30 (入園は16:00まで)
所  在  地  国立科学博物館 附属自然教育園
      〠 108-0071 東京都港区白金台5-21-5 
      お問合せ TEL:03-3441-7176
主  催  国立科学博物館 附属自然教育園
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「植生管理シリーズ」の企画展第3弾。自然教育園は、大都会東京にありながら豊かな自然が残る巨大な森。その面積の85%を占める非公開地域は、人の立ち入りが制限され、めったに入ることができない場所です。いったいどんなところ? なぜ非公開なの? 中では何をしているの? 今まで、ほとんど明かされてこなかった非公開地域を、コミック風のパネル展示でご紹介します。乞うご期待!
※ 園内の非公開地域にお入りいただくことはできません。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立科学博物館 附属自然教育園
[ 関 連 : YouTube   国立科学博物館公式チャンネル 【特別公開】東京都港区の「なぞの森」に入ってみた!企画展「自然教育園の非公開地域~『植生管理はしない』ってなんでだよ!」特別映像 10:57 ]

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【展覧会】ふじ・紙のアートミュージアム|青木一香展 IKKOH AOKI EXHIBITION|’24年7月15日-9月16日|会期末

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ふじ・紙のアートミュージアム
青木一香展
IKKOH AOKI EXHIBITION
会  期  2024年7月15日[月・祝]- 9月16日[月・祝]
開館時間  10:00 - 18:00
休  館  日  8月19日[月]- 22日[木]、9月9日[月]
      * ロゼシアター休館日に休館
料  金  無 料
会  場  ふじ・紙のアートミュージアム
      〠 416-0953 静岡県富士市蓼原町1750番地 富士市文化会館ロゼシアター1階 東側奥
      TEL:0545-32-6581 FAX:0545-32-6582
主  催  富士市 (主管:一般社団法人富士芸術村)
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作品によせて
呼吸を墨による「無」の文字に置きかえ
その集合をイメージとして作品をつくっています。

文字の線は重なりながら
墨の世界への扉を開けてくれます。
それを宇宙の、地球の声として聞いています。

作品は地球と、
そこからとび出した小さな声として作ってみました。

               2024年5月1日  青木一香 

< 青木一香 IKKOH AOKI EXHIBITION プロフィール>
1942
岐阜市生まれ。4歳から沼津市在住。幼少より父から書の手ほどきを受ける。
1960
現代美術研究所にて、川口軌外、田口安男 等に学ぶ。
1966
東京藝術大学油絵科卒業(牛島教室)
1968
沼津美術研究所設立。
1967年以降、国内外において多数の展覧会を開催。
1987年には『日仏現代美術展』(パリ、東京)水墨画部門優秀賞を受賞。
主な展覧会に、1986年『現代の白と黒展』(埼玉県立近代美術館) 、1994年『郷土ゆかりの画家展』(佐野美術館)、2022年『墨のこえ』(知半アートプロジェクト)、『日本現代画家グループ展』(パリ)、『日仏現代美術展』(パリ)、『A-value展』(メトロポリタン美術館、マニラ)、その他 ウクライナ(キーウ)、沼津御用邸記念公園 等 多数。

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[ 詳 細 : ふじ・紙のアートミュージアム

【展覧会】吉村昭記念文学館|「解体新書」刊行250年 第25回トピック展示 吉村昭「冬の鷹」を読み解く|’24年6月21日-9月18日|◆映画「桜田門外ノ変」上映会開催のお知らせ◆9月18日応募〆切り抽選!

吉村昭文学記念館解体新書

吉村昭記念文学館
「解体新書」刊行250年 第25回トピック展示
吉村昭「冬の鷹」を読み解く
会  期  令和6年(2024年)6月21日[金]- 9月18日[水]
休  館  日  第3木曜、9月6日[金]
開館時間  9時00分 ー 20時30分
会  場  吉村昭記念文学館 2階エントランス 著作閲覧コーナー
      〠 116-0002 東京都荒川区荒川二丁目50番1号(ゆいの森あらかわ内)
      TEL. 03-3891-4349
入  館  料  無 料
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「解体新書」は、ドイツ人医師クルムスの医学書『ターヘル・アナトミア』を主な底本として日本語に翻訳された西洋医学の解剖書である。明88年(1771)、小塚原の刑場にて行われた罪人の解剖を見学した前野良沢と杉田玄白は意気投合し、艱難辛苦の末、安永3年(1774)にこの書を刊行した。
吉村昭は小説「冬の鷹」で、前野良沢に光を当てながら「解体新書」成立までの過程を克明に描いた。「解体新書」が刊行されてから250年の節目となる本年、吉村作品を通して前野良沢・杉田玄白両者の人物像を浮き彫りにしながら、「解体新書」のもたらした歴史的意義について考えます。
その他展示では、両者ゆかりの寺院や史跡などについて写真パネルにて紹介し、各パンフレット等を配布します。

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[ 詳 細 : 吉村昭記念文学館

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映画「桜田門外ノ変」上映会開催のお知らせ

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[ 詳 細 : 吉村昭記念文学館 ]

sakuradamonposter吉村昭記念文学館上映会申込

【展覧会】京都工芸繊維大学美術工芸資料館|パリをめぐるデザイン|’24年7月19日-9月14日|会期末

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京都工芸繊維大学美術工芸資料館
パリをめぐるデザイン
開催期間  2024年7月19日[金]- 9月14日[土]
休  館  日  日曜日・祝日、8月12日[月]- 8月17日[土]
開館時間  10時 - 17時(入館は 16時30分 まで)
会  場  京都工芸繊維大学美術工芸資料館 2階
      〠 606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
      電話番号 075-724-7924 ファックス 075-724-7920
入  館  料  一 般 200円、大学生 150円、高校生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
協  力  京都・大学ミュージアム連携
主  催  京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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美術工芸資料館では、展覧会「パリをめぐるデザイン」を開催します。
この展覧会はパリ2024オリンピック開催にちなみ博物館実習の一環として、本学学生がキュレーションと展示全般を担いました。

本展では、ジャポニスムに始まり、アール・ヌーヴォー、アール・デコというモダン・デザインの二大潮流を経て、20世紀後半のヴィジュアル・イメージまで、広告ポスターを中心に約50点の作品を通して、パリのデザインを紹介します。

19世紀末のパリでは、産業革命やパリ万博など華々しい時代ベル・エポックを象徴する出来事が多数ありました。多くの美術館や教育施設があることから、パリには各地から若い芸術家たちが集まり、新聞や雑誌による美術批評が盛んに行われました。多色リトグラフという印刷技術の大きな進歩によって、美しい広告ポスターが街を彩るだけでなく、百貨店や地下鉄などの建築物や、家具、書籍も華やかなデザインで装飾されていきました。
展覧会の前半ではポスターの「スタイル」に焦点を当てて、デザインとイメージの変遷を紐解きます。後半ではポスターの「広告」としての機能に焦点を当てて、お酒のポスターと交通のポスターを中心に、ポスターの社会的役割とデザインの関係を探ります。
日本の影響を受けたデザインであるジャポニスムから始まり、後に海外のデザインにも影響を及ぼすアール・ヌーヴォーとアール・デコのデザイン、19世紀末から20世紀後半のパリの街を彩る広告ポスターの展示を通して、パリのデザインの変遷をお楽しみください。

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[ 詳 細 : 京都工芸繊維大学美術工芸資料館

【展覧会 予告】竹中大工道具館|企画展 開館40周年記念企画展 日光の彩色と金工 — 社寺建築の美しさの謎を解く|’24年9月14日-12月15日|

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竹中大工道具館
企画展 開館40周年記念企画展
日光の彩色と金工 — 社寺建築の美しさの謎を解く
会  期  2024年9月14日[土]- 12月15日[日]
会  場  公益財団法人 竹中大工道具館  1 F ホール
      〠 651-0056 兵庫県神戸市中央区熊内町7-5-1
      Tel. 078-242-0216   Fax. 078-241-4713
開催時間  9:30 - 16:30(入館は 16:00 まで)
休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌日)
入  館  料  大 人 700円、大高生・65歳以上の方 500円、中学生以下 無料 (常設展観覧料を含む)
特別協力  日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社
協  力  日光社寺文化財保存会、社寺建造物美術保存技術協会、日本うるし掻き技術保存会、
      金沢金箔伝統技術保存会、石川県箔商工業協同組合、鈴木錺金具工芸社、
      浄法寺歴史民俗資料館、TOPPAN
主  催  竹中大工道具館、伝統建築工匠の会
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世界遺産「日光の社寺」。国宝9棟、重要文化財94棟の文化財建造物を中核とする日本が世界に誇る文化遺産です。17世紀の日本を代表する天才的芸術家の作品群といわれ当時最高水準の建築技術によって作られました。
その魅力は、なんといっても日光東照宮や日光山輪王寺大猷院などの圧倒的に絢爛豪華な建築装飾です。これらの建造物は、今日までその輝きを失っていません。伝統的な技と技術、そしてそれらを活かす知識を確実に継承し、保存修理を繰り返してきた匠の力がそれを成し遂げているのです。これらの「伝統建築工匠の技」は、2020年12月にユネスコ無形文化遺産として登録されました。
本展では、伝統建築工匠の技のうち、日光の社寺を彩り、比類のない豪華さときらびやかさを際立たせている装飾技術の「彩色」と「金工」に着目し、その美しさの謎に迫ります。普段は遠目にしか見ることができない、きらびやかな建築装飾の世界と伝統技術の粋をぜひ間近でご鑑賞ください。

※ 新型感染症予防対応実施中です。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 竹中大工道具館
竹中大工道具展トップ

[ 参 考 : 竹中大工道具館<公式PV> YouTube   未来へ伝える匠の技と心  3:30 ]


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{新宿餘談}〔竹中大工道具館  ウェブサイト&メルマガゟ編集〕
<わが国唯一、大工道具の博物館「公益財団法人 竹中大工道具館」と 竹中工務店>
大工道具は、品質のよいものほど摩耗するまで使われ、消滅するという厳しい宿命をもっている。また戦後の高度成長を経て、機械製材と電動工具が広まり、今日ではテクノロジーの発達とともに、手道具を使う職人は急激に少なくなってきた。消えてゆく大工道具を民族遺産として収集・保存し、さらに研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的に、1984年神戸市に設立されたのが日本で唯一の大工道具の博物館「公益財団法人 竹中大工道具館」〔登録博物館〕である。
同財団を全面的に支援しているのが株式会社竹中工務店で、姉妹施設に東京都江東区の竹中工務店東京本店 1F「GALLERY A4-ギャラリー エー クワッド」がある。同社は大阪市中央区本町に本社を置く大手総合建設会社(ゼネコン)で、スーパーゼネコン5社(大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店)のひとつであり、これまでに施工した建築物は、東京タワー・日本武道館、5大ドーム球場(札幌・東京・ナゴヤ・大阪・福岡)をはじめ、全国有名美術館や商業施設、さらには病院、オフィスビル、ホテルなど多岐にわたる。また、大手ゼネコン5社の中では唯一の非上場企業である。

【展覧会】東京ステーションギャラリー|空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン|’24年7月13日-9月23日|会期末

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東京ステーションギャラリー
空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン
会  期  2024年7月13日[土]- 9月23日[月]
休  館  日  月曜日(ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館)、7月16日[火]
開館時間  10:00-18:00
      * 金曜日は 20:00 まで開館  * 入館は それぞれ 閉館30分前 まで
会  場  東京ステーションギャラリー
      〠 100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 TEL : 03-3212-2485
入  館  料  当日・個人 一 般 1,500円、高校・大学生 1,300円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
特別協力  ベルギー王国フランス語共同体政府 国際交流振興庁(WBI)
主  催  東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]
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ジャン=ミッシェル・フォロン(Jean-Michel Folon, 1934-2005)は、20世紀後半のベルギーを代表するアーティストのひとりです。若き日に偶然出会ったマグリットの壁画に感銘を受け、絵画世界に惹きつけられたフォロンは、1955年に移住したパリ近郊でドローイングを描く日々を送ります。フランスではなかなか芽が出ませんでしたが、アメリカの『ザ・ニューヨーカー』『タイム』などの有力誌で注目され、1960年代初頭にはそれらの表紙を飾るようになります。その後、各国で高く評価され、世界中の美術館で個展が開催されるなど目覚ましい活躍をみせました。
色彩豊かで詩情あふれるその作品は一見すると美しく爽やかにさえ感じられますが、そこには環境破壊や人権問題など厳しい現実への告発が隠れていると同時に、孤独や不安の感情が通奏低音のように流れています。
本展は初期のドローイングから水彩画、版画、ポスター、そして晩年の立体作品まで約230点を紹介する、日本で30年ぶりの大回顧展です。デジタル化やパンデミック、戦争など、社会的に大きな曲がり角にある現代、環境や自由への高い意識をもち、抑圧や暴力、差別などに静かな抗議を続けてきたフォロンの芸術を、いま、あらためて見直します。

◆ Sections 章立て
プロローグ  旅のはじまり
第1章  あっち・こっち・どっち?
第2章  なにが聴こえる?
第3章  なにを話そう?
エピローグ  つぎはどこへ行こう

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京ステーションギャラリー

【展覧会】宇都宮美術館|企画展 コスチュームジュエリー|― 美の変革者たち ― シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより|’24年9月8日-12月15日|

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宇都宮美術館
企画展 コスチュームジュエリー
―美の変革者たち― シャネル、ディオール、スキャパレッリ
小瀧千佐子コレクションより 
開催期間  2024年9月8日[日]- 12月15日[日]
開館時間  午前9時30分-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、9月17日[火]、9月24日[火]、10月15日[火]、11月5日[火]
      * ただし9月16日[月]、9月23日[月]、10月14日[月]、11月4日[月]は開館
観  覧  料  一 般 1,000円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  宇都宮美術館
      〠 320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077
      TEL:028-643-0100 FAX:028-643-0895
監  修  小瀧千佐子
特別協力  William Wain(コスチュームジュエリー研究家/イギリス、ロンドン)
学術協力  Deanna Farneti Cera(コスチュームジュエリー研究家/イタリア、ミラノ)
主  催  宇都宮美術館、下野新聞社
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20世紀はじめ、ポール・ポワレが嚆矢となり、シャネルによって広く普及したコスチュームジュエリー。宝石や貴金属といった素材の既成観念から解放され、優れたデザインや衣服との組み合わせの魅力によりパリのモード界を席巻、やがてアメリカへも伝わりました。
ディオールやスキャパレッリなどオートクチュールのコレクションのために生み出された作品はもちろん、それらのブランドからの依頼も受けたジュエリー工房による精緻なネックレスやブローチに、リーン・ヴォートランやコッポラ・エ・トッポらによる独創的な逸品、そしてミリアム・ハスケルやトリファリに代表される、幅広い層に支持されたアメリカン・コスチュームジュエリーまで。
国内髄一のコレクションから選りすぐった400点あまりの作例を通じて、コスチュームジュエリーの展開を包括的に紹介するとともに、各デザイナーが素材の自由を獲得することで生み出した、それぞれの様式美を探ります。

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[ 詳 細 : 宇都宮美術館

【展覧会】田端文士村記念館|企画展 芥川龍之介 田端転入110周年記念|友情から生まれたもの 文士村の青春アンサンブル|’24年6月8日-9月21日|会期終盤

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芥川龍之介 田端転入110周年記念
友情から生まれたもの 文士村の青春アンサンブル
期  間  2024年6月8日[土]- 9月21日[土]  * 休館日を除く
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は4時30分まで)
休  館  日  月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日と水曜日が休館)
      祝日の翌日(祝日の翌日が土・日曜日の場合は、翌週火曜日が休館)
      その他展示替え等で臨時休館することがあります
展示会場  田端文士村記念館 企画展示スペース
      〠 114-0014 東京都北区田端6-1-2
      TEL 03(5685)5171  FAX 03(5685)5662
入  場  料  無 料
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大正時代後期、文壇で活躍する作家たちが田端に集まり、文士村は最盛期を迎えました。その中で、友人や後進を誘引し文士村形成へと大きく貢献したのが芥川龍之介と室生犀星です。田端に集った20~30代の若き文士たちは肩を寄せ合い、時には鼓舞し合いながら創作をし、お互いを高めていきました。本展では彼らの交流から生まれた雑誌『新思潮』『感情』『文藝春秋』『驢馬』や、初版本、直筆の作品、寄せ書きなどを紹介します。
若き文士たちが田端で育んだ友情物語をご堪能ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 田端文士村記念館 ] 

【講演】田端文士村記念館|講演会 室生犀星・芥川龍之介・堀辰雄の交友と文学 ~軽井沢を中心に~|’24年9月14日開催

田端文士村9.14イベント

田端文士村記念館
講演会
室生犀星・芥川龍之介・堀辰雄の交友と文学 ~軽井沢を中心に~
入 場 料  無 料
期  間  2024年9月14日[土]-[金・祝] 14:00開演
定  員  100名(全席自由・応募多数の場合抽選)
会  場  田端文士村記念館
      〠 114-0014 東京都北区田端6-1-2  
      TEL 03(5685)5171  FAX 03(5685)5662
申  込  往復はがき、または下掲の ◆申込フォーム◆ よりお申し込みください。
締  切  8月26日[月]
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田端で親しくなった室生犀星、芥川龍之介、堀辰雄は大正14年ごろ軽井沢でともに過ごし、交友を深めました。堀は犀星や龍之介を師としてあおぎ、犀星の誘いで軽井沢へも訪れました。今年は堀辰雄生誕120年という記念すべき年であることから、彼らの友情と創作についてご紹介します。

<講師プロフィール>
大藤 敏行 (軽井沢高原文庫館長)
1963年埼玉県生まれ。筑波大卒。開館記念堀辰雄展、室生犀星展、芥川龍之介展、川端康成展、遠藤周作展、辻邦生展、谷川俊太郎展など、約百余りの文学展に携わり、軽井沢ゆかりの文学の世界を伝え続ける。著書『軽井沢と文学』『ふるさと文学さんぽ長野』など。30年ほど前から一般対象の文学散歩も継続的に行っている。深沢紅子野の花美術館館長を兼任。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 田端文士村記念館

【展覧会 予告】不忍画廊|山田純嗣 個展『Junji Yamada – Metsä-』|’24年9月21日ー10月5日|

不忍画廊9.21絵柄面 不忍画廊9.21宛名面

不忍画廊
山田純嗣 個展『Junji Yamada – Metsä-』
会  期   2024年9月21日[土]ー 10月5日[土]
会  場  不忍画廊
      〠 103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第二中央ビル 4F
開廊時間  12:00 - 18:00
休 廊 日  火曜
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2022年から2023年まで文化庁新進芸術家海外研修制度で滞在した、フィンランドで習得したドライポイント技法による新作を中心とした展示。
個展タイトル – metsä – はフィンランド語で “森” という意味。
これまでのさまざまな技法を駆使した独自の表現から、フィンランドの地で到達した1本のニードルで銅板に線を刻み込むだけのミニマルな表現への変化。描くモチーフはフィンランドの平凡な森の風景。併せて渡航以前の作品を展示し、作品の変化と、その背後にある絵画への変わらない姿勢を見通す。

プロフィール
山田 純嗣|Junji Yamada(1974 – )
長野県飯田市に生まれる。1999年愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了。令和4年度文化庁新進芸術家海外研修制度によりフィンランドに滞在。
途方もなく時間のかかる制作プロセスを得て完成させる作品で、「絵画とは何か?」について考察する現代アーティスト。代表作は、「貴婦人と一角獣」(東京ステーションギャラリー蔵)、ボッス「快楽の園」(愛知県立美術館蔵)、モネ「睡蓮」、雪舟「秋冬山水図」などの名画(二次元)を、まず立体(三次元)にして元の名画と同じ構図(ジオラマ)にして撮影、撮影した写真(二次元)上にマチエールとして銅板を刷り樹脂を施して完成させるという<絵画をめぐって>シリーズを展開している。
2015年、パークホテル東京(汐留)の「アーティスト・イン・ホテル」プロジェクトで、半年間をかけ客室壁画「アーティストルーム【 山水/Landscapes】」を制作。

<受賞>1999年熊谷守一大賞展《優秀賞》受賞。2010年平成21年度愛知県芸術文化選奨《文化新人賞》受賞。2016年第2回PATinKyoto京都版トリエンナーレ2016《一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団賞》 他 <収蔵>愛知県美術館、東京ステーションギャラリー、町田市立国際版画美術館、神奈川芸術文化財団、桜ヶ丘ミュージアム(愛知県)、上山田文化会館(長野県)、はるひ美術館(愛知県)、浙江省美術館(中国)、国立台湾美術館(台湾)他

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 不忍画廊  アクセス・問い合わせ 】

【展覧会】入江泰吉記念 奈良市写真美術館|中西敏貴 The New Land|’24年9月7日-11月24日|

中西敏貴

入江泰吉記念 奈良市写真美術館
中西敏貴 The New Land
会  期  2024年9月7日[土]- 11月24日[日]
場  所  入江泰吉記念 奈良市写真美術館
      〠 630-8301 奈良市高畑町600-1 TEL: 0742-22-9811 / FAX:0742-22-9722
      ▶ アクセス 
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * 毎月第2・第4土曜日は、午後2時から展示担当者による作品解説があります。
休  館  日  月曜日(休日の場合は最も近い平日)
観覧料金  一 般 500円、高校・大学生 200円(高校生のみ土曜日無料)、
      小・中学生 100円(土曜日無料)、奈良市在住の70歳以上の方 無料
      * 身体障がい者手帳などをお持ちの方(要手帳)とその介護者 無料
協  力  写真文化首都 北海道「写真の町」東川町
主  催  奈良市、入江泰吉記念奈良市写真美術館(一般財団法人奈良市総合財団)
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中西敏貴は自然の気配を見事に掬(すく)いあげる写真家である。
「The New Land」は、北海道を舞台にした2つのシリーズで構成される。
多彩なモノクロームの「オプタテシケ」は、壮大な大雪山の風の音や土の声を
感じるままに描いたシリーズである。
そして、オホーツク文化に辿る「地と記憶」。
緻密な調査を重ね、俯瞰した視点で淡々と生み出されたイメージは
風景写真の概念を拡張していく挑戦でもある。
稀有な感性を備えた中西敏貴の世界を堪能してほしい。
静かに耳を澄ませ、想像を膨らませていただけると幸いである。
〈梶川由紀(何必館・京都現代美術館キュレーター)〉

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 入江泰吉記念 奈良市写真美術館   TOSHIKI NAKANISHI PHOTOGRAPHY ] 

【展覧会】茨城県天心記念五浦美術館|企画展 顔展 ― どうしてそんな表情|’24年9月7日ー10月20日|

9月茨城県天心記念五浦美術館茨城県天心記念五浦美術館
企画展   顔展 ― どうしてそんな表情
会  期  2024年9月7日[土]ー 10月20日[日]
休  館  日  月曜日  * ただし、9月16日[月・祝]、9月23日[月・振]は開館。
      9月17日[火]、10月15日[火]は休館。      
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
会  場  茨城県天心記念五浦美術館
      〠 319-1703  茨城県北茨城市大津町椿2083  TEL 0293-46-5311
入  場  料  一 般 320円 / 満70歳以上 160円 / 高大生 210円 / 小中生 150円
      * 身体障害者手帳等提示の方、および付き添いの方(1人まで)は無料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  茨城県天心記念五浦美術館
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本展覧会は、作品に描かれた人物の顔に焦点を当てた展覧会です。
作品に描かれた人物の顔を見てみると、嬉しそうな笑顔、物思いにふける顔、不機嫌な顔、怒った顔など実に多様な表情をしていることがわかります。中には、何を考えているのかすぐには分からない顔もあります。
画家は、作品に描いた人物の仕草や表情、様々なモチーフで、人物のプロフィールや、彼らを巡る物語を示します。描かれた内容と関連づけ、人物の表情の理由を考えながら作品を見ることで、画家の思いや意図に気づきます。
本展覧会では、茨城県近代美術館の所蔵作品を中心に、肖像画や歴史画、仏画など複数のジャンルの日本画を紹介し、作品に描かれた人物が「どうしてそんな表情をしているのか」を探ります。

※ 感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県天心記念五浦美術館 ]

【展覧会】ニュースパーク (日本新聞博物館)|企画展 ニュースを伝える情報デザイン ~インフォグラフィックスと新聞整理の世界~|’24年9月7日-12月22日|

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ニュースパーク (日本新聞博物館)
企画展 ニュースを伝える情報デザイン 
~インフォグラフィックスと新聞整理の世界~
会  期  2024年9月7日[土]- 12月22日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)
会  場  ニュースパーク(日本新聞博物館) 2階企画展示室
      〠 231-8311 神奈川県横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
      電話:045-661-2040  ファクス:045-661-2029
入  館  料  (常設展含む、税込み)
      一般 400円、大学生 300円、高校生 200円、中学生以下 無 料
主  催  ニュースパーク(日本新聞博物館)
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新聞社や通信社の記者は、ニュースを多くの人に伝えるため、分かりやすい文章で記事を書こうと努めています。そうして書かれた記事をもっと多くの人に、もっと分かりやすく伝えるためには、「情報デザイン」が欠かせません。大きな新聞紙面を生かし、グラフや図表、写真とテキストを組み合わせた迫力あるインフォグラフィックスは、その優れたデザインが評価されています。
新聞紙面には、たくさんの情報を素早く読み解くための工夫が凝らされています。記事の書体(フォント)も、読みやすさを求めて進化しています。
デジタル版では、より多くの情報を伝えるため、動画や音声とテキストを組み合わせたり、ユーザーが操作できるグラフィックスを作成したりしています。
本展では、社会生活に欠かせないニュースを届け、社会の共通理解を作っていくために、新聞社・通信社が取り組んでいる「情報デザイン」をご紹介します。

< 展示構成 >
◆ 1章 インフォグラフィックスの世界
◆ 2章 フォントの世界
◆ 3章 新聞整理の世界
◆ 4章 これからの情報デザインの世界

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ニュースパーク(日本新聞博物館)] 

【展覧会】入江泰吉記念 奈良市写真美術館|入江泰吉 大和し美し|’24年9月7日-11月24日|

奈良市写真美術館09月ポスター

入江泰吉記念 奈良市写真美術館
入江泰吉 大和し美し
My Dearest Yamato IRIE Taikichi
会  期  2024年9月7日[土]- 11月24日[日]
場  所  入江泰吉記念 奈良市写真美術館
      〠 630-8301 奈良市高畑町600-1 TEL: 0742-22-9811 / FAX:0742-22-9722
      ▶ アクセス 
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * 毎月第2・第4土曜日は、午後2時から展示担当者による作品解説があります。
休  館  日  月曜日(休日の場合は最も近い平日)
観覧料金  一 般 500円、高校・大学生 200円(高校生のみ土曜日無料)、
      小・中学生 100円(土曜日無料)、奈良市在住の70歳以上の方 無料
      * 身体障がい者手帳などをお持ちの方(要手帳)とその介護者 無料
主  催  奈良市、入江泰吉記念奈良市写真美術館(一般財団法人奈良市総合財団)
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やまとは くにのまほろば たたなづく あをかき
やまごもれる やまとしうるはし

これは倭建命(やまとたけるのみこと)が詠んだ辞世の句であり、大和を思う望郷の歌で知られています。これらの歌を胸に入江は大和路を歩きまわり、古代の歴史美が色濃く残る場所を求めて撮影してきました。
「 “まほろば” といわれる大和の自然とわずかに残された飛鳥や、天平文化の遺構が美しく調和し、溶け合って味わい深い風物を醸し出している。これが、大和独自の『きれい詫び』の世界だと思います」と入江は語っていました。
四季折々に色づく草木やそよぐ風、夕焼けの空色など、自然の一瞬の表情から歴史の気配をとらえ大和の美を奏でてきた入江作品29点を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 入江泰吉記念 奈良市写真美術館 

【展覧会】樂美術館|樂歴代 特別展 樂之器 萬華乃彩|’24年9月7日-12月24日|

樂美術館9.70001膳

樂美術館
樂歴代 特別展
樂之器 萬華乃彩
会  期  2024年9月7日[土]- 12月24日[火]
休  館  日  月曜日(但し 祝日、11月11日は開館)
時  間  10:00 ー 16:30 (入館は16時まで)
会  場  公益財団法人 樂美術館
      〠 602-0923 京都市上京区油小路通一条下る
      TEL:075-414-0304 ▶ アクセス
料  金  一 般 1,200円  大学生 1,000円  高校生 500円  中学生以下 無 料
      * 福祉割引:手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無 料
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大皿、小皿、向付、蓋物、様々な器の数々。懐石料理に華を添える器は、茶の湯の趣向に合わせて、また季節感を演出するにも欠かせないものです。樂の器は黒樂、赤樂、白樂はじめ、緑釉、黄釉、飴釉など、色調も豊か、様々なデザインがあり、料理をひきたて楽しませてくれます。樂家の窯で焼かれた器には、茶碗と同じように柔らかな味わいがあり、温かさがあります。
本展では、樂歴代の制作した向付、皿を中心に展示致します。
初代の長次郎作とされているものは三彩瓜文平鉢(東京国立博物館蔵)がありますが、今回は二代常慶から樂歴代オールキャスト、まさに百花繚乱・萬華乃彩、季節の華が咲き乱れます。
なお、第三展示室には「100年ごとに見る歴代の茶碗」を展示致します。
また、第二展示室では「京料理 老舗之樂」と題し、京都の老舗の料亭にご協力を仰ぎ、料亭ご所蔵の樂の器の逸品をご出品戴いております。
*出品料亭 菊乃井、京都吉兆、京大和、瓢亭、和久傳 (敬称略 五十音順)

〔関連特別企画〕申込制有〼
▶︎ コラボレーションイベント 「京料理 老舗之樂」
▶︎ 特別茶会 「萬華之器 彩乃菓子」
▶︎ Zoom de ギャラリートーク in RAKM

※ 入館に際して予約は必要ございません。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 樂美術館

【展覧会】細見美術館|美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-|’24年9月7日ー11月24日|前後期二期制開催

細貝美術館9月おもて 細貝美術館9月うら

細見美術館
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-
会  期   2024年9月7日[土]ー 11月24日[日]
        [前 期]   9月   7日[土]- 10月14日[月・祝]
        [後 期]  10月16日[水]- 11月24日[日]
所  在  地  細見美術館 Hosomi Museum
      〠 606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 TEL 075-752-5555
開館時間   午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
チケット  当日券 2,200円 前売り券 2,000円 
      <お得な前売りペアチケット 2枚 1組 3,800円>
      * 前売り券は 8月7日から 9月6日までプレイガイドにて販売
      * 18 歳未満は入場禁止(会場にて年齢の分かるものを提示いただく場合があります)
      * 団体・学生・障がい者などの割引はありません
特別協力  角 匠
主  催  細見美術館、朝日新聞社、京都新聞
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人間の性愛を描いた「春画」は、男女の姿がおおらかに、時にユーモアをもって描かれています。江戸時代には「笑い絵」とも呼ばれ、浮世絵の普及とともに、大名から庶民まで貴賤を問わず、男女対等に楽しまれました。
本展は、版画・版本の作品に加え、特に1点ものである「肉筆春画」に焦点をあて、これまで書籍などでその存在は知られながらも、美術館での展示が叶わなかった作品を中心にご紹介します。中でも、葛飾北斎の幻の名品「肉筆浪千鳥」は、1976年にパリで展示されて以来、長らく公開されず、今回、日本の美術館では初の展示となります。
春画は個人の密かな楽しみというこれまでの常識を覆す喜多川歌麿の大作や、海外から里帰りを果たした作品約20件を含む、精選された美麗な春画約70件を心ゆくまでご堪能ください。

展覧会の見どころ
◆ 北斎の肉筆春画の傑作「肉筆浪千鳥」、日本の 美術館で初公開 !
幻の名品「肉筆浪千鳥」、かつて春画の最高峰とされた『浪千鳥』、北斎自身の筆とされる『富久寿楚 宇』の3作品を比較しながらご覧いただける初の機会となります。
◆ “秘かに愉しむもの” という春画のイメージを覆す歌麿の大作2点を日本の美術館で初公開 !
歌麿の「夏夜のたのしみ」は、横幅が1メートルを超える大きな掛軸です。掛軸は、原則的に床に掛けて 複数の眼で鑑賞する絵画。これらの春画掛軸がどのようなシチュエーションに置かれたのか、想像しな がらご鑑賞ください。
◆ 美しい春画 22点が里帰り
浮世絵のコレクターとして名高いミカエル・フォーニッツ氏のコレクションから、初公開作品を含む、これまでで最大となる22点の優品が里帰りします。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 18 歳未満は入場禁止 (会場にて年齢の分かるものをご提示いただく場合があります)

[ 詳 細 : 細見美術館 Hosomi Museum ]

【展覧会】いわき市立美術館|企画展 new born 荒井良二|いつも しらないところへ たびするきぶんだった|’24年9月7日-10月20日|

いわき市立美術館9月7日AAAAAA BBBBBいわき市立美術館9月7日

いわき市立美術館
企画展 new born 荒井良二
いつも しらないところへ たびするきぶんだった
会  期  2024年9月7日[土]- 10月20日[日]
開館時間  9時30分 - 17時(最終入場16時30分)
休  館  日  月曜日、9月17日[火]、9月24日[火]、10月15日[火]
      * 9月16日[月・祝]、9月23日[月・振]、10月14日[月・祝]は開館
観  覧  料  一 般 1,100円、 高・高専・大生 500円、 小・中生 300円
      * いわき市内在住の65歳以上の方、身体障害者手帳などをお持ちの方は無料
      * チケット各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  いわき市立美術館 企画展示室
      〠 970-8026 福島県いわき市平字堂根町4-4
      電話番号:0246-25-1111 ファックス:0246-25-1115
協  力  偕成社、積水ハウス、宮本武典
主  催  いわき市立美術館、福島民報社、福島放送、朝日新聞社
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荒井良二(1956- )は、2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、世界的な評価を受けるアーティストです。彼の幅広い活動は、絵本だけでなく、絵画、音楽、舞台美術にまでおよびます。本展では、絵画や絵本原画、イラストレーション、そして新作となる立体インスタレーションや愛蔵の小物たちを通して、その創作活動を紹介します。まさに旅をする時のように、先が見えない不安や恐れをも楽しみに変えてしまうような気持ちで活動の幅を広げてきた荒井良二。その旅の軌跡と現在地を語る作品たちからなる、これまでにない展示空間が、みなさんをお迎えします。荒井は、これまでどんなところを旅して、次はどこへ出かけていくのか。ここからまた新しい荒井良二が誕生=new bornする展覧会を、一緒に体感しましょう。

写真:志鎌康平

写真:志鎌康平

< 荒井良二|ARAI RYOJI >
1956年山形県生まれ。『たいようオルガン』でJBBY賞を、『あさになったのでまどをあけますよ』で産経児童出版文化賞・大賞を、『きょうはそらにまるいつき』で日本絵本賞大賞を受賞するほか、2005年にはアジアで初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得る。2012年NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラストを担当。ライブペインティングやワークショップのほか、作詞・作曲やギターも演奏するなど音楽活動も行っている。2018年まで「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督を務め、さらにその活動の幅を広げている。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : いわき市立美術館       本展特設サイト ] 

【展覧会】致道博物館|企画展 白甕社創立100年記念 ART de Shonai 庄内の美術|’24年8月23日-9月16日|会期末

庄内致道博物館08月0もて 庄内致道博物館08月うら

致道博物館
企画展 白甕社-はくおうしゃ-創立100年記念
ART de Shonai 庄内の美術
会  期  2024年8月23日[金]- 9月16日 [月・祝]
休  館  日  会期中無休
開場時間     9:00 -17:00
会  場  公益財団法人 致道博物館 美術展覧会場
      〠 997-0036 山形県鶴岡市家中新町10-18 
      Tel.0235-22-1199 Fax.0235-22-3531
観  覧  料  大 人 1000円 / 学生400円 / 小中生300円(20名以上で団体割引有り)
      * この料金で致道博物館内にある常設展示施設・庭園などすべてを見学できます。
共  催  山形県・公益財団法人山形県生涯学習文化財団・鶴岡市教育委員会
主  催  公益財団法人 致道博物館
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厳しくも温かな自然風土から生まれ出で、脈々と繋がれてきた庄内人が有する美の感性を紹介する新シリーズ。
白甕社-はくおうしゃ-は、大正13年(1924)年に設立された庄内を代表する美術団体で、優れた美術家を輩出してきました。本展では地方美術の動向を展観し、行方を探ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 歴史薫るまち 鶴岡 致道博物館 ] 

【展覧会】東京藝術大学大学美術館|黄土水とその時代 ― 台湾初の洋風彫刻家と20世紀初頭の東京美術学校 ―|’24年9月6日-10月20日|

東京藝大9月6日-10月20日

東京藝術大学大学美術館
黄土水とその時代
― 台湾初の洋風彫刻家と20世紀初頭の東京美術学校 ― 
会  期  2024年9月6日[金]- 10月20日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日、9月17日[火]、9月24日[火]、10月15日[火]
* ただし9月16日[月・祝]、9月23日[月・振休]、10月14日[月・祝]は開館
会  場  東京藝術大学大学美術館 本館 展示室 3、4
〠 110-8714 東京都台東区上野公園12-8
TEL 050-5541-8600 (ハローダイヤル)
観  覧  料  一 般 900円、大学生  450円、 高校生および18歳以下 無 料
* 障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料(要証明)
主  催  東京藝術大学、国立台湾美術館

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台湾出身者初の東京美術学校留学生として知られる、彫刻家・黄 土水(こう どすい Huang Tu-Shui 1895-1930)。 東アジアの近代美術に独自の光彩を与える彫刻家として近年ますます評価を高めており、本国では2023年に代表作《甘露水》(1919)が国宝に指定されました。
本展では、国立台湾美術館から、この《甘露水》を含む黄土水の作品10点(予定)と、資料類を迎えて展示するとともに、藝大コレクションより、彼が美校で学んでいた大正から昭和初期の時期を中心として、洋画や彫刻の作品48点(予定)をあわせて紹介します。
日本の伝統的感性と近代美術との融合をめざした黄土水の師・高村光雲と、その息子高村光太郎、《甘露水》にも通じる、静かな情念をたたえた荻原守衛や北村西望の人物像、あるいは藤島武二、小絲源太郎らが手掛けた、20世紀初頭の都市生活をモチーフとした絵画、台湾出身の東京美術学校卒業生の自画像作品など、バラエティに富んだ作品群を用意してお待ちしております。台湾随一の彫刻家・黄土水が母校に帰ってくる ── その歴史的瞬間を自らの眼でお確かめください。

<みどころ>
◆ 1 台湾の国宝《甘露水》、日本初上陸!
昨年国宝に指定されたばかりの黄土水の代表作《甘露水》。台湾本国では同年、国立台湾美術館にて本作を含む黄土水の大回顧展が開かれ大きな話題を集めました。早くも本年、彼の母校(東京美術学校)の後身である東京藝術大学に本作がお目見えします。彼の他の作品群とともに本作を観る絶好の機会となります。
◆ 2 黄土水の学んだ時代、日本の美術界は……?
黄土水が東京美術学校に入学した1915年から東京で病にて夭折した1930年までの時代は日本の近代美術においても大きな激動期でした。本展ではこの時代に活躍した高村光雲、高村光太郎、平櫛田中、荻原守衛、朝倉文夫、建畠大夢といった彫刻家、あるいは藤島武二、和田英作、小絲源太郎、津田青楓、石井鶴三(彼は彫刻家でもあります)ら洋画家の作品を紹介します。台湾からやってきた青年黄土水が東京で何を学んだか。それを知ることで黄土水への理解がより深まることでしょう。
◆ 3 台湾出身の洋画家たち
東京藝術大学大学美術館の顕著な特長として、卒業生たちの作品が遺されていることを挙げなければなりません。本展でもその利点を活かし、陳澄波や顔水龍、李梅樹といった近年評価を高めている台湾出身の近代洋画家たちの作品群約10点を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[詳 細 : 東京藝術大学大学美術館 ] 

【展覧会】国立工芸館|企画展  心象工芸展|’24年9月6日-12月1日|

国立工芸館9月6日全

国立工芸館
企画展  心象工芸展
会  期  2024年9月6日[金]- 12月1日[日]
会  場  国立工芸館
      〠 920-0963 石川県金沢市出羽町3-2 TEL. 050-5541-8600
休  館  日  月曜日(ただし9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館)、
      9月17日、24日、10月15日、11月5日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時30分   * 入館時間は閉館30分前まで
観  覧  料  一 般 1,000円、大学生 800円、高校生 500円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  国立工芸館
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絵画や彫刻作品は、描かれているモチーフや色合い、その制作された背景、または制作した画家や彫刻家の歴史を知ることでより深い感動や共感を覚え、楽しめるにもかかわらず、工芸作品は見どころや見方がわからないという声を耳にすることがあります。確かに工芸は素材に対する深い理解とそれに伴う技術で表現されているので「何が表現されているのか」といったことよりも「どのようにこの作品が制作されているのか」といった点に注目が集まりがちかもしれません。しかし実際には多くの工芸家が自身の心象や社会とのかかわりといったモチーフにも重点を置いて制作しています。

本展では、現代の表現を提示する6名の作家の作品を展示します。刺繍の沖潤子は生命の痕跡を刻み込む作業として布に針目を重ねた作品を、ガラスの佐々木類は土地と自然の記憶を留める作品を、金工の髙橋賢悟は現代における「死生観」と「再生」をテーマにした作品を制作しています。また金工の人間国宝である中川衛は伝統工芸の世界で各国の風景を抽象模様化した作品を、漆芸の中田真裕は心奪われた一瞬の光景を共有するための作品を、陶芸の松永圭太は自身の原風景と時間を留める地層を重ねモチーフにして作品を制作しています。
この機会に、工芸家それぞれの技術だけでなく今を生きる作家としての彼らの心の表現をご覧ください。

<展覧会のポイント>
◆ 心に寄り添いながら、 工芸の見方を再発見
素材と技術から工芸を読み解くだけではなく、作家の個人的な創作背景や感情に注目することで没入感のある新しい鑑賞体験を生み出します。
◆ 世界でも評価される日本工芸の最前線を知る
工芸や現代美術の領域で国際的に活躍する6名の作家が集います。作家たちの代表作や最新作に込められた、柔軟な発想と伝統への敬意を感じ取ることができるでしょう。
◆ 幅広い分野の作品展示と大胆な会場空間を実現!
刺繍、漆芸、陶芸、ガラス、金工と幅広い分野の作品が本展で展示されます。その特色を活かし、展示空間を作家ごとのイメージで統一するなど深みのある会場を作り上げます。

※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立工芸館 ]

【展覧会】大和文華館|特別企画展 禅宗の美|’24年9月6日-10月14日|

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大和文華館
特別企画展 禅宗の美
会  期   2024年9月6日[金]- 10月14日[月・祝]
休  館  日  毎週月曜日
      * ただし9月16日[月・祝]、23日[月・振休]、10月14日[月・祝]は開館し、
       9月17日[火]、24日[火]が休館。
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
所  在  地  大和文華館
      〠 631-0034 奈良市学園南1-11-6 TEL 0742-45-0544 FAX 0742-49-2929
入  館  料  一 般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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中国で成立し、日本で発展した禅宗は、座禅や禅問答を通じて、言葉による論理的な説明ではなく「以心伝心」のことばのように、心を通じて教えを伝えることを目指しました。このような禅宗の教えは芸術制作にも大きな影響を与え、禅僧が自身の到達した心の境涯を墨蹟や絵画を通して表現することで独自の美術を生み出してきました。
大和文華館所蔵の重要文化財、虎関師錬筆「墨蹟 法語」には、中洞禅人に与えた「心の外に法はなく、法の外に心はなし。心身一如、故に禅と云ふ。」の教えが説かれ、気迫にあふれる書風は虎関師錬の禅の心が反映されているかのようです。本作品は令和4-5年度に保存修理を実施し、このたび修理完成の初めて公開となります。また同作品の対となる諸戸財団所蔵「虎関師錬墨蹟 坐禅語」の出陳が実現し、両幅が揃う初めての機会となります。
本展は、虎関師錬筆「墨蹟 法語」とともに、当館が所蔵する墨蹟・頂相・道釋人物画や、禅僧にまつわる水墨画のほか、特別出陳品を一堂に展示します。
本展を通して、禅宗の歴史や精神に触れていただき、中世に花開いた禅宗文化の多様な美術品の魅力を感じていただける機会となれば幸いです。

特別企画展 禅宗の美 出陳目録:PDF          

特別企画展 禅宗の美 開催期間中のイベント
◆ 9月22日(日)午後2時 特別講演
「言葉と絵画―室町時代の詩画軸と肖像画をめぐって―」 広島市立大学 准教授 城市真理子氏
◆ 9月29日(日)午後2時 日曜美術講座
「虎関師錬筆「墨蹟 法語」をめぐって― 修理報告をかねて―」 当館学芸部係長 一本崇之

※ 大和文華館、松伯美術館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 大和文華館

【展覧会】日本民藝館|生誕130年 芹沢銈介の世界|’24年9月5日-11月20日|

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日本民藝館
生誕130年
芹沢銈介の世界
会  期   2024年9月5日[木]- 11月20日[水]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館は 16:30 まで)
休  館  日  月曜日休館(ただし祝日の場合は開館し翌日休館)
会  場  日本民藝館 本館大展示室 他
      〠 153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号
      TEL 03-3467-4527
入  館  料  一 般 1,200円、 大高生 700円、 中小生 200円                            
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自由な色彩感覚と模様を生む天賦の才に恵まれた染色家・芹沢銈介(1895-1984)。身辺の品々などを日々スケッチしていた芹沢の日常への眼差しに裏打ちされた多彩な作品は観る者の心を躍らせます。また、「本当の美しさがわかっている」と柳宗悦が評した芹沢の蒐集にも注目。来年生誕130年を迎える芹沢の手と眼の世界を堪能ください。
◉ 西館(旧柳宗悦邸)公開日 開館日カレンダー 参照   

※ 同館は予約不要。しかし西館公開日は特に混雑が予想されます。
※ 建物保存のため、館内ではスリッパのご利用をお願いしています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 日本民藝館 ]

【展覧会】ホテル雅叙園東京|和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~|’24年7月5日-9月23日|開幕貳个月紹介

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ホテル雅叙園東京
和のあかり×百段階段2024
~妖美なおとぎばなし~
期  間  2024年7月5日[金]- 9月23日[月・休] * 会期中無休
時  間  11:00-18:00(最終入館 17:30)
      * 8月17日[土]は 17:00 まで(最終入館 16:30)
会  場  ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
      〠 153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 Tel. 03-3491-4111 (代表)
入  場  料  当日・個人 一 般 1,600円、 大学生・高校生 1,000円、 中学生・小学生 800円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照 
主  催  ホテル雅叙園 東京
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竹取物語、葛の葉伝説、見るなの花座敷、天女の羽衣……。
普段使われない奥の間から見つかった巻物には、
昔この場所で起こった不思議な話が綴られていました。

美しい月が眺められる「十畝の間」での幻想的な世界。
池の鯉が龍と化す様子を垣間見る「草丘の間」。

夢か現かまるでおとぎばなしのような物語の扉が、階段をあがる度に開いていきます。
音楽や香りとともに美しく妖しいおとぎばなしを、
五感で体験する夏のひと時をお愉しみください。

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東京都指定有形文化財「百段階段」とは ✿
「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を愉しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
“ 昭和の竜宮城 ” と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものともいえ、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009 (平成21) 年3月、東京都の有形文化財に指定されました。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ホテル雅叙園 東京  東京都指定有形文化財「百段階段」]

【展覧会】東京都板橋区 植村冒険館|企画展 北極点単独到達 植村直己、たったひとりで地球のてっぺんに立つ|’24年6月4日ー10月6日|開幕参个月再紹介

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東京都板橋区 植村冒険館
企画展 北極点単独到達」
植村直己、たったひとりで地球のてっぺんに立つ
期  間  令和6年(2024年)6月4日[火]ー 10月6日[日]
所  在  地  東京都板橋区 植村冒険館 3階
      〠 173-0003 東京都板橋区加賀 1-10-5
      TEL 03-6912-4703  FAX 03-6912-4705
開館時間  10時 ー 18時(3階展示室の最終入館は17時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)
入  館  料  無 料
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冒険家・植村直己の冒険精神「ウエムラ・スピリット」を新たなスポーツ文化基地である植村記念加賀スポーツセンターから発信するため、令和3年12月18日にリニューアルオープンしました。
1階の「ウエムラチャレンジベース」と3階の「植村冒険館」では、「今『ここ』にいる冒険家・植村直己」という視点で、植村直己の冒険を紹介しています。また、スポーツセンター館内では「言葉の回廊」(階段)で、彼の冒険精神である「ウエムラ・スピリット」を感じていただけるような言葉を選び、紹介しています。2階には大型の写真を中心に、冒険に関連するパネル展示を予定しています。植村直己が冒険で見た美しい景色をご覧ください。

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今から46年前の昭和53年 (1978年) 4月29日、植村直己さんは北極点単独到達を果たしました。

たったひとりの北極点までの道のりをご紹介します。

<主な展示品>
冒険で使用した装備/北極地域の民芸品など
<上 映>
スライドショー「単独冒険 セルフタイマーの記録」 約9分

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都板橋区 植村冒険館 ]

【展覧会】TOTO ギャラリー・間|大西麻貴 + 百田有希 / o+h 展:⽣きた全体 ― A Living Whole onishimaki + hyakudayuki / o+h: A Living Whole|’24年9月4日-11月24日|

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TOTO ギャラリー・間
大西麻貴 + 百田有希 / o+h 展:⽣きた全体 ── A Living Whole
onishimaki + hyakudayuki / o+h: A Living Whole
会  期  2024年9月4日[水]- 11月24日[日]
開館時間  11:00 - 18:00
休  館  日  月 曜
入  場  料  無 料
会  場  TOTO ギャラリー・間-TOTO GALLERY – MA
      〠 107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO 乃木坂ビル 3F
      ▶ 交通アクセス 
      TEL=03-3402-1010 URL=https://jp.toto.com/gallerma
主  催  TOTO ギャラリー・間
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TOTO ギャラリー・間では、「大西麻貴+百田有希 / o+h 展:生きた全体 ── A Living Whole」を開催します。
詩人の T.S.エリオットは、「今までに書かれたあらゆる詩の生きた全体(a living whole)」が詩の概念だという考えを提示し、現在は過去によって導かれながらも、新しい詩が挿入されることによって過去は変化し、新しい複合体となり、そこに伝統が成立すると説きました。*1
大西と百田は、建築をつくることは、その建築を含む「生きた全体」を考えることだと言います。彼らが建築をつくるとき、多様な背景や特性をもつ利用者や地域の人々の声、その土地に伝わる物語にまで耳を傾け、人の営みを丁寧に拾い上げながら建築に翻訳してきました。日本建築学会賞(作品)を受賞した児童遊戯施設「シェルターインクルーシブプレイス コパル」では、スロープが車椅子を含むすべての人の動線でありながら、同時に子どもたちの遊び場でもあるように、一部分だけを取り出すことができない複雑な総体を生み出しています。個々の価値観や機能を出発点に、それらが折り重なり合うことによって誰もが自分の居場所を見つけることができるように、「生きた全体」を考えることとは、各存在のかけがえのなさを大切にし、寛容で多様な社会の理想形を、建築を通して示そうとしていると言い換えられるのではないでしょうか。
展覧会では、彼らの作品や人の営みが織りなす「生きた全体」がどう建築の風景として立ち上がってくるのか、模型や言葉、インスタレーション等で紹介します。本展を通じて、o+h の眼差しと世界観を体感いただければ幸いです。
                                 TOTO ギャラリー・間
         *1 出典:T.S.エリオット著、矢本貞幹訳『文芸批評論』 岩波書店(1938)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : TOTO ギャラリー・間

【展覧会 予告】東京国立博物館|平成館 特別展示室|挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」|’24年10月16日-12月8日|

20240712190104_00020 20240712190104_00021東京国立博物館 平成館 特別展示室
挂甲の武人 国宝指定50周年記念 
特別展「はにわ」
会  期  2024年10月16日[水]- 12月8日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館 特別展示室
      〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分   * 最終入場は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日
      * ただし、11月4日[月]は開館、11月5日[火]は本展のみ開館
観覧料金  本展は事前予約不要です。
      一 般 2,100円(一般前売 1,900円)、大学生 1,300円(大学生前売 1,100円)、
      高校生 900円(高校生前売 700円) 
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
       入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
      * 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
      * 本券で、会期中観 覧日当日1回に限り、総合文化展もご覧になれます。
      * 詳細は、展覧会 公式 チケットページ で確認ください。
主  催  東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
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20240809201533_00005
☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼります。古墳時代の350年間、時代や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。
なかでも、国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品です。この埴輪が国宝に指定されてから50周年を迎えることを記念し、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が空前の規模で集結します。素朴で “ユルい” 人物や、愛らしい動物から、精巧な武具や家にいたるまで、埴輪の魅力が満載の展覧会です。東京国立博物館では約半世紀ぶりに開催される埴輪展にどうぞご期待ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展特設公式サイト

【展覧会】高島屋史料館 TOKYO |さらに装飾をひもとくー日本橋の建築・再発見|’24年9月14日-’25年2月24日|

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高島屋史料館 TOKYO
さらに装飾をひもとくー日本橋の建築・再発見
会  期  2024年9月14日[土]- 2025年2月24日[月・振休]
開館時間  10:30 - 19:30
入  館  料  無 料
会  場  高島屋史料館 TOKYO 4F 展示室
      〠 103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋髙島屋S.C.本館5階
      TEL:03-3211-4111(代表)
休  館  日  月・火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月30日-1月2日)
監  修  五十嵐太郎(東北大学大学院教授)
協  力  菅野裕子(横浜国立大学大学院特別研究教員)
主  催  高島屋史料館 TOKYO
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今回の企画展は、「装飾をひもとく〜日本橋の建築・再発見」展(監修:五十嵐太郎, 2020年9月-2021年2月開催)の続編として開催するものです。
前回の「装飾をひもとく」展では、それがきっかけとなり、日本橋地域のタウン誌『月刊 日本橋』にて、五十嵐太郎氏による「日本橋の建築装飾」の連載が開始されました。この連載は、すでに4年目に突入し、45回を超える人気コンテンツとなっています。
この度の展示では、この『月刊 日本橋』におけるこれまでの連載を参照しながら、前回対象とした地域(中央通り沿い)を、さらに広げてみたいと思います。例えば、今回は当館から徒歩約10分圏にある、渋沢栄一ゆかりの地で、新紙幣の発行で盛り上がる兜町エリアにも目を向け、山二証券(1936年)やKABUTO ONE(2021年)などの建築をご紹介します。

また今回は、取り上げる建築が多岐にわたる点も特徴の一つです。いち早く近代化を遂げた日本橋は、日本銀行本店本館(1896年)や、三井本館(1929年)などに代表されるように、古典主義の影響が強い街並みとして知られていますが、今回は、中世風の佇まいをもつ丸石ビルディング(1931年)や、厳格な古典主義とは異なる光世証券兜町ビル(1998年)、さらには、看板建築、ポストモダン、都市のレガシーを引き継いだリノベーション建築、そしてインテリアまで、幅広い建築装飾に注目いたします。
加えて、前回、ハンドアウトとして大変好評をいただいた「日本橋建築マップ」も、今回は「日本橋高島屋S.C.装飾スタンプラリー」の要素を入れて、パワーアップする予定です。

本展は、当館の展示会場を出てからが本番です。マップを片手に、オリジナルの建築群をめぐってください。日本橋の街そのものが、拡張した展示会場として立ち現れることでしょう。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 高島屋史料館 TOKYO ] 

【展覧会 予告】三鷹市山本有三記念館|企画展 山本有三没後50年|濁流 雑談 近衛文麿 -燃ゆる創作への想い-|’24年9月14日-’25年5月11日|

三鷹市山本有三9.14展示おもて うら三鷹市山本有三9.14展示

三鷹市山本有三記念館
企画展 山本有三没後50年
濁流 雑談 近衛文麿 -燃ゆる創作への想い-
会  期  2024年9月14日[土]- ’25年5月11日[日]
会  場  三鷹市山本有三記念館
      〠 181-0013 東京都三鷹市下連雀2-12-27 電話 0422-42-6233
開館時間  9:30 - 17:00
休  館  日  月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、休日を除く翌日・翌々日が休館)
      9/17[火]、9/18[水]、9/24[火]、9/25[水]、10/15[火]、10/16[水]、
      11/5[火]、11/6[水]、年末年始 (12/9–’25年1/4)、
      ’25年1/14[火]、1/15[水]、2/25[火]、2/26[水]、5/7[水]、5/8[木]
      ▶ 三鷹市山本有三記念館 休館日一覧
入  館  料  一 般 300円(20名以上の団体 200円)
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
協  力  栃木市立文学館 / 山本有三ふるさと記念館 / 杉並区立郷土博物館 /
      株式会社クリーク・アンド・リバー社
主  催  公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団/三鷹市
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令和6(2024)年は、山本有三の没後50年という節目の年にあたります。三鷹市山本有三記念館では、有三が昭和48(1973)年に連載を開始し、翌年亡くなったことで未完のまま絶筆となった「濁流 雑談 近衛文麿」を取り上げた企画展を開催します。
有三は、かねてから親交の深かった近衞文麿について緻密な調査を重ね、長年の構想の末、85歳という老齢に至って連載に踏み切りました。戦争終結をめぐって複雑に絡み合う昭和史の一幕を、熟練した語り口によって描き出そうとした本作は、完成していれば作家畢生の大作となったことを予感させます。

本展では、有三と近衛文麿の親交を示すエピソードや、「濁流」の構想メモとみられる、書き込みの入った創作ノートなどとともに、作品内容をご紹介し、大作の構想の一端を紐解きます。
また、本展の会期中、文豪転生シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト(DMM GAMES)」とのタイアップ企画として、山本有三とゆかりの深い、栃木市立文学館、山本有三ふるさと記念館との3館連携スタンプラリーを開催します。三鷹市山本有三記念館と栃木市立文学館でスタンプを押した方に、デザインの異なるポストカードをプレゼント。(山本有三ふるさと記念館でのポストカードプレゼントはありません)
3館すべてのスタンプを集めた方には、描き起こしイラスト入りの特典カードをプレゼントいたします。 ※ ポストカード、特典カードは無くなり次第終了となります。
会期中、三鷹市山本有三記念館及び栃木市立文学館では、館内に等身大パネルを設置。オリジナルグッズも販売いたします。※ 詳細は各館にお問い合わせください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 三鷹市山本有三記念館

【展覧会 予告】鹿児島市立美術館|特別企画展 鹿児島市立美術館開館70周年記念|松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界 ― 反復と増殖 ―|’24年9月27日ー11月10日|

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鹿児島市立美術館
特別企画展
鹿児島市立美術館開館70周年記念 松本市美術館所蔵
草間彌生 版画の世界 ― 反復と増殖 ―
会  期  2024年9月27日[金]ー 11月10日[日]
休  館  日  9月30日[月]、10月7日[月]、10月15日[火]、10月21日[月]、10月28日[月]
開館時間  9:30 ー 18:00(入館は17:30まで)
会  場  鹿児島市立美術館 一般展示室(1・2)
      〠 892-0853 鹿児島市城山町4-36
      電話番号:099-224-3400 ファクス:099-224-3409
観  覧  料  一般:1,200円、高大学生:800円、小中生:600円
      * チケット各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  松本市美術館
企画協力  朝日新聞社
協  力  株式会社草間彌生
主  催  鹿児島市立美術館、南日本新聞社、KTS鹿児島テレビ、KKB鹿児島放送
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世界的前衛芸術家・草間彌生(1929- )の版画の世界をご紹介する展覧会です。
草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。
草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、具体的なモチーフが色彩豊かに表現されています。南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったといっても過言ではないでしょう。
近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表しています。
本展覧会では、世界最大の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する340点にも及ぶ版画作品から厳選した作品に作家蔵の作品を加え、草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観します。
※ 本展は2022年夏、松本市美術館で開催された特別展「草間彌生 版画の世界」の巡回展です。
※ 展示作品数は会場によって異なります。

※ 感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 鹿児島市立美術館   本展特設サイト