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【花こよみ】やまと花ごよみ2018|第8回 馬見フラワーフェスタ|10月6日-14日

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やまと花ごよみ2018
第8回 馬見フラワーフェスタ
日  時  平成30年10月6日[土]-10月14日[日] 10時-17時  * 荒天中止
場  所  奈良県営馬見丘陵公園(奈良県北葛城郡河合町佐味田2202)* 入園無料
問合せ先  奈良県中和公園事務所(馬見丘陵公園館) TEL:0745-56-3851

※上記のイベント期間外もコスモスなどの花〻はご覧いただけます
※期間中は周辺道路および公園駐車場の混雑が予想されますので、ご来園は公共交通機関をご利用ください
※ペットを連れてのご入園はできません

→ 花の詳しい様子や開花状況は馬見丘陵公園ホームページ「馬見花だより」でご確認ください
→ 公園内のマップはリンクのPDFデーターからダウンロードできます 【PDF:4.4MB】

【 詳細: 奈良県 2018年 馬見フラワーフェスタ

【特別催事】1日限定!|富山祭り in サカキラボ 「うみとやまの幸とワインと手仕事」開催|9月24日

41384315_667822533604839_1301520148913455104_n-700x501Photo 小野田陽一

富山からとれたて直送!
1日限定! 富山祭りin サカキラボ

「うみとやまの幸とワインと手仕事」
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きっかけは富山を訪れた出張料理人の岸本恵理子さんとスタイリストの岩崎牧子さんでした。これまで西小山の「S/S/A/W」で料理家のたかはしよしこさんとのコラボレーションで開催してきた富山の美味しいものを集めた本企画、初の神保町での開催です!

うみとやまに囲まれた富山。天然の生け簀とも言われる豊かな富山湾の魚はもちろん、山では山菜、天然きのこにジビエ、雄大に連なる山々からの清らかな水に育まれた米や酒など、まさに食材の宝庫です。

今回、料理チームは岸本恵理子さんと富山の予約制レストラン「キッチン花水木」の田中裕信さん、「Rrose Sélavy Foodsの荒井江里の3人によるコラボレーション! 富山の秋のうみとやまの味覚を盛り込んだワンプレートを作ります。当日直送のお魚、天然きのこ、ジビエ、野菜などを富山から汲んできた水で贅沢に料理します。

ワインは東京初出店の「Wine bar Alpes」の池崎茂樹さんが、選りすぐりのワインをお届け。「uguisu」や「organ」で経験を積んだ池崎さんは、富山で自身の店を開く前にフランス・オーヴェルニュのパトリック・ブージュのもとで住み込みで働いた経験の持ち主です。また今回デザートは、妻の春佳さんが焼く「季節の果物のタルト」をご用意します!

また富山で国内外の民芸品や作家の手仕事を紹介している「林ショップ」も出店。店主、林悠介さんの独自のセレクトは富山でも随一! 彼が選んだ手仕事の品々を紹介していただきます。オリジナルの土人形や、陶額作品、富山の木工、染織、焼物、銅の作品などなど、普段東京ではなかなか見れないものがずらり並びます。

予約は必要ございませんので、どうぞ直接いらしてください。
富山の仲間たち、岸本恵理子さん、岩崎牧子さんとともにお待ちしています!
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1日限定! 富山祭りin サカキラボ
「うみとやまの幸とワインと手仕事」
日  時  9月24日[月・祝] 12:00-19:00 L.O.

場  所  サカキラボ(LAB & Kitchen) 千代田区神田小川町3-6-8 伸幸ビル6F →アクセス

□  メニュー

FOOD
◆富山プレート(とれたて直送!秋のうみとやまの味覚を盛り込んだ一皿)
◆出張「Wine bar Alpes」季節の果物のタルト
◆「Rrose Sélavy Foods」自家製酵母パン盛り合わせ
◆岸本恵理子さんの干し柿ビスコッティ

DRINK
◆出張「wine bar Alpes」グラスワイン
◆SAKAKI LAB×SAYS FARM「SALS FARM MERLOT CUVEE SAKAKI LAB 2015」
◆富山の焙煎店「koffe」の豆を使ったドリップコーヒー
◆富山の呉羽梨の酵素サワー

□ 物  販
◆出張「林ショップ」(国内外の民芸と手仕事)
◆氷見の魚問屋「つりや」(水産加工品)
◆「S/S/A/W」(富山のオリジナル調味料)
◆富山の焙煎店「koffe」(コーヒー豆)
そのほか料理チームが選んだ、富山の新米、青果などなど!

※予約不要です。
※イベントの内容は予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
※すべて売り切れ次第終了です。
※問い合わせ先 erinagahama@gmail.com

【艸木風信帖】合歓木、ハニーサックル、トロロアオイ ── 空中花壇花ざかり

《天候不順な昨今ではあるが、もう10年ほど、咲くときには咲いている合歓木-ねむのき》
五月の初旬、いつになくことしの東京は暑かった。
例年なら梅雨時に花をつける合歓木-ねむのき-が、なにか時期を間違えたのか、一輪、花をつけていた。もしかすると合歓木は眠い目をこすりながら、

「アレッ、開花時期を間違えたかな」とおもったらしい。夜になると葉と一緒にこうべをたれて、また眠っていた。
DSCN8730 DSCN8728 DSCN8731六月下旬、眠っていた合歓木が、吾が空中庭園の一隅で本格的に花をつけた。この木はここにきて10年ほどになるが、おおぶりとはいえ鉢植えであるから、高木にはなれない。それでも梅雨の曇天のもとで次〻と開花し、紅色の雄しべはほそい針のようにわれ、ここ数日愉しませてくれている。夜になると葉も花も眠ったようになる合歓木-ねむのき-、名前も雅味があるが、この細くて強靭な花も葉もよい。

《ハニーサックル、スイカズラ、忍冬、金銀花、Japanese Honeysuckle》
ノー学部が気まぐれに苗を買ってきて、円形の植木鉢だとスペースがないので、100円均一店で買ってきた長方形プラスチックごみ箱の底に、錐でいくつか穴をあけて植えた。花の名は「ハニーサックル」だという。活字結束用の麻紐を垂らしておいたら、蔓が巻きついて、陽当たりの良いところまで成長して開花した。少し水はけが悪いので、花のときが終わったら植えかえが必要かな。
DSCN8708 DSCN8714 DSCN8712ここのところ毎朝甘い香りがつよい。ロダンの椅子で一服しているとき、この芳香はエアコンの蔭になっている「ハニーサックル」からの香りだとわかった。花冠をみると、やつがれの幼年時代、戦後でまだあまい物が不足していた頃に「乳こぐさ」と呼んで、花の奥の密を吸うと甘い艸、「すいかずら」の一種だとわかった。そこで今朝試しに一輪だけ摘んで吸ってみたらとても甘かった。

花は楕円形で細長く、二個ずつ対をなして淡桃色の花をつけ、次第に黄色みを増していく。もともと「すいかずら」は東アジア原産らしい。山野に多いスイカズラ科のつる性低木。花冠の奥にみつがあり、吸うと甘いためにこの名があり、また冬でも枯れず、葉の一部が寒気を堪え忍んで残るために「忍冬-にんどう」ともいう。

この頃は空中花壇もにぎやかで、蜂や蝶もときおり戯れているが、ふしぎなことに「ハニーサックル」には近寄らない。「suck」とは、汁や蜜や母乳などを吸うという意であるのになぜだろうとみていた。
もともと「すいかずら」は、東アジア各国に自生し、北アメリカやヨーロッパでは観賞のために植えたものが野生化して、庭園や畑地の雑木となって嫌われているらしい。さしずめ北アメリカ原産で、大群落となる「アメリカ背高泡立ち艸」と似たもののようである。

それでも「すいかずら」は効用の多い植物で、葉を乾燥させたものはタンニンを含み、お茶の代用とされる。
生薬では花を金銀花と呼び、解熱、解毒薬として、また流行性感冒、おできの治療などにもちいられる。
茎および葉を忍冬-にんどう-という。忍冬も金銀花と同様に用いられるほか、利尿の効がある。さらに忍冬または金銀花水は、夏季には清涼飲料となるという。
また香りが強いこともあって、酒にいれて「忍冬酒」ともする。どうやら蜂や蝶は生薬の元となるような艸木はあまり好まないようである。
街角にカフェが増えた。競争も激しいようである。「ハニーサックル茶」、はたまた古風に「忍冬茶」のメニューはいかがだろう。スイーツの乱立よりは良いとおもうが、やはり素人考えか…… 。

《ウィリアム・モリス、メイ・モリス父子によって壁紙紋様としてのこされたハニーサックル》

ロンドン関連写真は 故 松本八郎氏提供

ケルムスコット・ハウス(モリス晩年の自宅兼工房)
半地下部分に活版印刷工房が移設・保管されている。
テムズ河畔に面し、邸宅前には元の馬車のUターン場所があり、現在は駐車場。
技芸者が軒をつらねたアッパーマルの路地はこのすぐ右手にある。
〔26 Upper Mall, Hammersmith, London W6 9TA〕

20180626184905_00001小型車も入れない細い路地「アッパーマル」で、19世紀末にプライベート・プレス運動が展開した。
左テムズ川との間にコブデン・サンダースンのダヴス・バインドリー(低く白い塗装)、右にエマリー・ウォーカーの写真凸版工房(サセックス・ハウス)、ケルムスコット・プレス(サセックス・コテッジ)のほか、皮革工房・レース編み工房・ステンドグラス工房などが軒を連ねていた。
この路地を出たすぐ右手におおきなケルムスコット・ハウスがある。
〔26 Upper Mall, Hammersmith, London W6 9TA〕
20180626184905_00002反対側からみたアッパーマルの路地。ランタンが下がっているのが多くの造形家が集まったコーヒーハウス「パブ・ダヴ」。店の床には石版石が流用されており、一部にはまだ絵柄がのこっている。店の背後はテムズ川に突きだしたテラスになっていて、川風に吹かれて味わう珈琲は絶品。
下戸にはわからないが、常温のビールも旨いらしい。低い白い壁の家屋が元ダヴス製本所とダヴス印刷所跡。

正面突き当たりに、19世紀世紀末に新造形運動を牽引したピットマン父子が経営していた小規模出版社「SIR ISAAC PITMAN & SONS, LTD」とプライベート・スクール(私塾)があったが、独逸軍のロケットが着弾して焼失し、現在はポケットパークになっている。
20180626184905_0000320180626194451_00001 20180626194451_00002ウイリアム・モリスとメイ・モリスがのこした壁紙紋様の「ハニーサックル」
この父子は葉が主体となるアカンサス紋様とならんで、蔓草のおもしろさと、可憐な花をつけるハニーサックルの作品をたくさん残した。下掲は市販の壁紙から。
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《ごてごてと 草花植ゑし 小庭かな : 正岡子規》
よくもまぁここまでごちゃごちゃと植えまくったものだと呆れることがある。大半はノー学部が勝手に植えている。やつがれはほとんど名も知らぬ艸木である。やつがれのお気に入りのスミレやタンポポは開花期をおえた。
ここにみる艸木は「ペチュニア、ホットリップス、ナスタチウム、ベコニア」だそうである。
DSCN7232この時期やつがれがこだわるのは、なんといっても「トロロアオイ」。この歌壇の女王である。
いっときは工事のため手入れができず、葉はわくらばになって、かろうじて一輪花をつけていたが、ここのところ元気を恢復して、次〻と花をつけ、種子もしっかりしたものになっている。
この花に関しては、あきもせで「花 筏 活版アラカルト」でさんざんしるしてきた。関心のある方はリンク先で。
それにしても妙な気候で、暑くなったり寒くなったりしていたが、いまは梅雨。記録に写真をのこそうとおもった。

DSCN8686 DSCN8696 DSCN8680【参考:活版アラカルト〔会員からの情報〕 英国 BBC News, テムズ川河床から<Doves Type>を発掘と報じた。ー 故 松本八郎のこと 】
【参考:花筏 年越しの古株からトロロアオイの花が咲きました

【映画】シネマ歌舞伎上映中 歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉全国各地で上映中

aterui_hyokinashi_Sシネマ歌舞伎上映中 < 第24弾 >
歌舞伎NEXT  阿弖流為〈アテルイ〉
市川染五郎(現 松本幸四郎) × 中村勘九郎 × 中村七之助
これが新しい歌舞伎!新しいエンターテインメント!
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2015年7月、新橋演舞場で上演され、連日客席を興奮と感動の渦に巻き込んだ、歌舞伎NEXT『阿弖流為』をシネマ歌舞伎第24弾作品として公開。
歌舞伎は400年の歴史の中で、時代時代の最先端の流行を吸収し常に革新してきました。劇団☆新感線で数々の傑作を世に送ってきた いのうえひでのりと中島かずきが、満を持して初めて歌舞伎に挑んだ 歌舞伎NEXT「阿弖流為」は、心揺さぶる壮大なドラマや勢い溢れるアクションと共に、連綿と受け継がれてきた歌舞伎の様式美が、染五郎(現・松本幸四郎)をはじめとする歌舞伎俳優によって体現され、かつてない新感覚のエンターテインメントとなりました。演劇の可能性を広げた新たな歌舞伎誕生の瞬間を、躍動感溢れる映像美で目撃してください。

【詳細:歌舞伎美人-かぶきびと-シネマ歌舞伎 アテルイ特設サイト
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〔弥生三月春をまつ〕きょうは冴返る朝だったが 空中庭園にもすこしずつ春が ……

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歳時記でいう ── ようやく暖かくなりかけたのに、また寒さがもどってくることを「冴え返る」という。凍イテ返る・寒戻るともいうし、余寒・春寒ともいう。
ようするに今朝(3月8日)は息が白くなるほど寒かった。

翻然とまた敢然と冴返る  相生垣瓜人

無精で寒がりの「空中庭園造園家」を見るに見かねたのか、ノー学部がヒヤシンスとマーガレットのような、黒ポットにはいった小鉢を(勝手に)花屋から購入してきた。
野面で摘んできた艸花をこのみ、花屋の植木鉢で育った花卉を苦手とするやつがれ、そのまま放っておいた。急速にマーガレットの花勢が衰微してきたので調べたら、ちいさな黒ポットのなかで根がすっかり巻いていた。あわてて大きな鉢に植え替えをしたら、また元気を恢復した。
けさは余寒にも負けず敢然と冴返っていた。

【Season’s Greetings】アテネの古澤宣子さんからのクリスマスカード&実弟:古澤省吾さん

card 20171228151054_00001 アテネの古澤宣子さんからのクリスマスメッセージ

<厄介なギリシャ正教の理解、大きく前進したわが国のアクロポリス探し>
2017年5月にギリシャに出かけました。その際アテネでとてもお世話になったのが古澤宣子さん。その旅の報告はまだできていません。

関連記事は<花筏 【良書紹介】 『おにぎり オリーブ 赤いバラ ーー あっという間にギリシャ暮らし40年』 (ノリコ・エルピーダ・モネンヴァシティ著 幻冬舎ルネッサンス新社)&ギリシャへの旅>にあります。とても可愛らしく、素敵な女性でした。

5月1日はメイ・デイ、ギリシャでは公共交通機関の多くが停止します。そんな日にパルテノン神殿を臨むホテルのテラスで、ウェイターさんにお願いして撮影した写真が下掲のもの。強い逆光でしたし背景のパルテノン神殿は暈けてしまっていますが…… 。
アテネにて宣子さんと 宣子さんの手作りお弁当五月のアテネは艸花が咲きみだれていました。
そうです、帰国の日にアテネ空港に差し入れていただいた宣子さんの手づくりお弁当は「おにぎり オリーブ そして赤いバラ」でした。空港での数時間、別包装で用意された海苔を巻きながら食したおにぎりは、とびっきりおいしいものでした。
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いい訳めきますが、報告遅延のおおきな理由が「ギリシャ正教会 Greek Orthodox Church」の理解不足でした。ともかく宗教に無関心なやつがれですから、もうすこしギリシャ正教会の理解なしにはギリシャへの旅報告はできずにいます。

『おにぎり オリーブ 赤いバラ』 p.158 – 9
日本に旅行したギリシヤ人グループの皆さんが、東京で「はとバス」観光中、
「ねェねェ、東京のアクロポリスは、一体どこにあんのよ」
と、ガイドさんに質問したとか。彼らにしてみれば、当然な質問ではある。
古代ギリシヤでは、紀元前九世紀頃より、ポリスと呼ばれる都市国家が成立していた。ポリスは大小さまざまで、その頃のアテネは人口約三十万人。それぞれが独立し、独自の政治を行っていた。
アクロポリスの「アクロ(アクロス)」というのは、「突端、先端、はしっこ」という意味。ポリス(都市国家)にある突端、とんがっているところ、つまり小高い丘ということになる。当時のギリシャには数百ものポリスがあり、そこにある小高い丘は全て「アクロポリス」と呼ばれていたわけで、「東京のアクロポリスは?」と質問した彼らの意図するところはよくわかる。

わが国の、東京のアクロポリス探しをつづけている。そんなやつがれに「わが社-株式会社エヌ・ビー・アールは東京のアクロポリス」にある……とされて、神田駿河台の「ニコライ聖堂」の写真を送付されたのは古澤省吾さん。ニコライ聖堂はロシア正教会 Russian Orthodox Church に属している。
このかたはノリコさんの実弟、エヌ・ビー・アール社はニコライ聖堂のすぐ脇にある。林立するビル群に紛れているが、まさしく駿河台は東京のアクロポリスのひとつである。
そして世代も近いので古澤省吾さんとすっかり意気投合、省吾さんが主宰されている勉強会にお招きいただき、ついでに懇親会にもまぎれこんだ。

古澤姉弟とのご交誼をえた2017年、そして2018年は古澤省吾さんが 立ち上げられた新ブランド “LINEN & BASIC” のお手伝いができたらうれしくおもう。

ニコライ堂 17.05.09 朗文堂主人片塩二朗さんと 古澤さん勉強会resized

【催事】{歌川広重 王子装束ゑの木 大晦日の狐火}再現 第25回 王子 狐の行列 大晦日夜九時ゟ

王子大晦日狐オモテ 王子大晦日狐ウラ

第25回 王子 狐の行列
平成29年12月31日-平成30年1月1日開催

{歌川広重 王子装束ゑの木 大晦日の狐火}再現
2017年12月31日 大晦日 午後九時ゟ
装束稲荷から王子稲荷神社へ
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王子装束ゑの木 大晦日の狐火王子装束ゑの木 大晦日の狐火 国立国会図書館 請求記号:寄別1-8-2-1

王子には古くから大晦日に各地から集まった狐が大きな木の下で装束を整えて王子稲荷神社に詣でたという伝承があります。
その木の下に狐が集まる様子を描いた歌川広重の浮世絵、その木の脇に祀られた社が「装束稲荷」です。

平成5年大晦日からその伝承を元にここをお護りする者同士が集ったとき、広重の浮世絵 にならって揃って 王子稲荷神社に初詣をしました。ささやかな行列でしたが、 それが「狐の行列」のはじまりでした。以来、王子の街の私たちは、古い文化を新しい街づくりに生かそうと、ずっとこの風習を大切に大切に守り育てているのです。

【詳細情報:王子 狐の行列

【公演】国立劇場 ─ 初春歌舞伎公演『世界花小栗判官』

国立劇場オモテ 国立劇場ウラ

国立劇場
初春歌舞伎公演『世界花小栗判官』
平成三十年1月3日[水]-27日[土]
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初春にふさわしい華やかさと楽しさに溢れた舞台!!
平成三十年の幕開けを飾る国立劇場の初芝居では、中世以降語り継がれてきた「小栗判官」伝説を題材とした歌舞伎作品の決定版と言われる『姫競双葉絵草紙』を新たに補綴し、全体のテンポアップを図ると共に、面白い趣向や演出を工夫して上演します。
江戸時代の絵入り小説「絵草紙」が立体的になるような感覚でお楽しみいただけます。

【 詳細情報 : 国立劇場   特設コーナー

【艸木風信帖】 06 新潟県長岡市の会員「紙漉 サトウ工房」さんからトロロアオイと吾亦紅の開花のお便りをいただきました

【紙漉 サトウ工房 佐藤徹哉さんからのメール】

サラマ・プレス倶楽部の皆さま
ごぶさたしております。
『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35 』無事に到着しております。
会報誌35号表紙resized

『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35 』 (Previous 2017 )
表紙使用活字 : 36 pt.  セントール〔Centaur〕、 18 pt.  花形活字
★ 【会員からのお知らせ】
新潟会員 紙漉き「サトウ工房」佐藤徹哉さんからの「良寛と巻菱湖」展報告レポート

秋のバタバタにとり紛れ、お礼遅くなり申し訳ありませんでした。
ひと月ほど前からでしょうか、種を分けて頂いた背の高い方のトロロアオイ〔東京都あきる野市五日市町由来〕がようやく花を咲かせています。よかったです。
この先が心配になるほど肌寒くなったと思ったら、明日はまた暑くなるとか、ややこしい陽気で勘弁してもらいたいですが、皆さまどうかお体に気をつけてお過ごし下さい。
それではまた!
* 
紙漉 サトウ工房 佐藤徹哉
新潟県長岡市軽井沢
IMG_3086【サラマ・プレス倶楽部から 紙漉 サトウ工房さんへの返信メール】

紙漉 サトウ工房
佐藤 徹哉 様  奥 様

こちらこそご無沙汰いたしております。
このたびはサラマ・プレス倶楽部会報誌に寄稿くださりありがとうございました。
おかげさまで、今号は充実した掲載内容となりました。
 
また今般はトロロアオイの写真を添付くださりありがとうございます。
吾亦紅 ワレモコウ とトロロアオイが一緒に咲いている風景をはじめて見ました。なんと風情があることでしょう。
両方の花の色や質感、大きさの対比も素敵ですね。トロロアオイの花の芯と顎の赤茶色がかった部分の色と、吾亦紅の渋みのある赤との色味に共通するものがあり、とてもおもしろいコラボレーションですね。
 
ご報告が遅れましたが、佐藤さんからいただいた背の低いトロロアオイの種から、田中智子さんが育てた株に、花が咲いた写真と記事を サラマ・プレス倶楽部の website に掲載しておりますのでご覧ください。
このように背の低いトロロアオイを鉢植えにしたものを写真で見ると、なんだか黄色いハイビスカスの鉢植えにも似て見える気がします。
 
気温の変化の激しい時節ですし、これからますます紙漉きのお仕事のお忙しい季節到来
となるのではと思います。
佐藤さんも奥さんも、お身体をおいたいのうえ、どうかお健やかにお過ごしください。
朗文堂 サラマ・プレス倶楽部  大石 薫

{文字壹凜 トロアオイ Summary

鹿児島イベント DSCN7733[1] DSCN7734[1]2014年 Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO  出品作品紹介

【 テーマ 】     コトバと活字
【 作品名 】    連作 『 秋 』 より ― 吾 亦 紅 ―
【 作者名 】    桐島カヲル ( Lingua Florens )
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )  図版 : 凸版 ( 樹脂凸版 )

吾 亦 紅 ―― ワレモコウ ――
―― 野辺に咲く すべての紅い花を集めよ ――
と命じた殿様の
帰路を眺める いにしへの女 ひとり
―― ワレも紅ナリ ――

気位という 衣を纏い
乞うことも 恋がれることもなく
古血の味のみぞ知る

さりとて
女は産まれながらにして 女
そしてまた
女は枯れ尽き果てて なおも 女

【展覧会】 東京大学総合研究博物館 特別展示「赤門」— 溶姫御殿から東京大学へ

東大総研赤門展東京大学総合研究博物館
特別展示 「赤門」— 溶姫御殿から東京大学へ」
2017年3月18日-5月28日[日]
入館無料  お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600
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東京大学本郷キャンパスの大半は加賀百万石、前田家本郷邸跡地と重なっている。
したがって、数〻の加賀前田家ゆかりの歴史的遺構が本郷キャンパスの景観をいろどっている。中でも最も著名なのは旧加賀屋敷御守殿門、すなわち赤門であろう。

現在ある赤門は文政10年(1827)、徳川家斉の息女溶姫が前田家13代藩主、斉泰へ輿入れするにあたって建立された。以来、190年、本郷邸の歴史の半分近くもの間、赤門は、江戸の終焉から東京大学の創設、発展の歴史を見守ってきた。
加えて、2017年は本郷邸開設400年の節目の年にあたり、かつ、東京大学設立140周年の節目の年にあたる。これらを機に、赤門という国指定重要文化財が語る本郷邸の歴史を提示するのが本展である。

近年著しく進展した本郷キャンパス埋蔵文化財の発掘、歴史文書の集成、そして本学施設部記録の調査。それらの成果をあわせ、赤門の由来を本郷邸開設にまでさかのぼって知る機会としたい。

【 詳細 : 東京大学総合研究博物館

{ 新宿餘談 }
800px-University_of_Tokyo_Tetsumon東京大学には正門・赤門などのほかにも、いくつかの著名な門がある。森鷗外や夏目漱石の時代、帝国大学(現:東京大学)の正門は<鉄門>であった。
この門は同大の源流のひとつ、神田和泉町「種痘所・西洋医学所・医学所」の遺構を移築したのであった。
(「医学部付属病院〔鉄門〕再見記念式典」
『東大病院だより No.54』 PDF 1.50 MB)。

東大医学部は安政5年(1858年)に、長崎や大阪でオランダ医学を学んだ伊東玄朴を中心とする82名の者の寄附金で設立された〝お玉ヶ池種痘所〟をルーツとする(中略)。すでに種痘は全国で実施されていたが、江戸では江戸城の将軍の御典医の漢方学派の多紀グループが反対したためにそれまで実施できなかった。

これはジェンナーの種痘のことで、日本中に猛威を振るった天然痘の予防ワクチンのことである。伊東玄朴らは拒否され続けた種痘所が遂に設立が認められた年である。しかし〔お玉ヶ池種痘所は設立後〕たった6ヶ月で火事で類焼した。
佐倉の豪商の援助で、すぐに現在の三井記念病院のある下谷の和泉橋通りに再建され、〝西洋医学所〔種痘所・医学所〕〟と名称を変えた。医学所は教育・診療をかねた医学校の前身であった。医学所には鉄の門扉が取り付けられていたので、江戸町民はこの医学所そのものを鉄門と呼んだ。

明治10年に東京大学が10万坪もある加賀藩のお屋敷跡に設立された。しかしすべての学部が同時に出来たのではない。一番目にやってきたのが医学部である。
大学構内の南側に医学部本館、病院、教室が置かれた。無縁坂寄りに第4通用門があって、ここから入ると富山藩の御殿があった。この門は明治12年医学部の開業式が行われたときには表門と呼ばれた。この表門は鉄製の美しいデザインで鉄門と呼ばれるようになった。
(上掲『東大病院だより No.54』より抜粋。同資料は豊富な図版も掲載されている)

したがって鷗外や漱石がのこした作品には、しばしば無縁坂とあわせて<鉄門>が登場する。現在は改装されて昔日の面影は少ないが、不忍池から上野へとくだる無縁坂にそって、東大医学部中央診料棟 2 の前にある。
「赤門展」とあわせて、ぜひおたずねいただきたいものである。