【展覧会 予告】長野県立美術館|生誕150年 池上秀畝 高精細画人|’24年5月25日ー6月30日|第一報 続報予想|前後期二期制開催

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長野県立美術館
生誕150年池上秀畝 高精細画人
開催期間  2024年5月25日[土]ー 6月30日[日] * 会期中、一部作品の展示替えがあります
          前 期:5月25日[土]- 6月11日[火]
          後 期:6月13日[木]- 6月30日[日]
休  館  日  水曜日
開館時間  9:00 - 17:00(展示室入場は 16:30 まで)
観  覧  料  個人・当日券
      一 般 1,000円、 大学生及び75歳以上 700円、高校生以下又は18歳未満 無 料
      * 前売り券、割引券、各種優待情報などは下掲詳細参照
会  場  長野県立美術館 展示室1・展示室2・展示室3
      〠 380-0801 長野市箱清水1-4-4(城山公園内・善光寺東隣)
      TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル) FAX 026-232-0050
特別協力  東京国立近代美術館
共  催  長野県教育委員会、練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
主  催  長野県、長野県立美術館
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池上秀畝(いけがみ  しゅうほ   明治7-昭和19 1874-1944)は、現在の長野県伊那市高遠町に生まれ、荒木寛畝の最初の門人・内弟子となり、大正5 (1916) 年から3 年連続で文展特選を受賞、帝展では無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
池上秀畝の作品は、旧派と一括りにされることが多いですが、表現の多様性や、同い年で同じく長野県南部出身の菱田春草に代表される新派とは、また異なる立場から 新しい日本画 を実践しました。秀畝は、展覧会芸術だけでなく、襖絵や障壁画といった、室内装飾などにも取り組んでおり、同時代の人々に支持されていましたが、近年では新派ほど研究がされておらず、展覧会などで取り上げられる機会も多くはありませんでした。
生誕150 年を機に、旧派の代表格とされた池上秀畝の人生と代表作をたどり、決して「 旧 」ではない秀畝の画業の全体像を振り返ります。

✿ 動画で展覧会の見どころを紹介しています。
・展覧会PR動画 : https://youtu.be/gHZDmAcAK64   0:34
◉ 本展のPRイベントを2024年1月7日[日]東京都銀座 NAGANO にて開催。 PRイベントでは池上秀畝の画業を紹介しつつ、展覧会の企画にかかわった学芸員がこぼれ話も交え、池上秀畝の魅力を紹介しています。 こららの動画はイベントの記録動画であり、聞きづらい箇所もございますが、ご覧いただきますと幸いです。
・学芸員対談:https://youtu.be/H0JgU9bi7VQ  25:48
       練馬区立美術館:加藤陽介 長野県立美術館:松浦千栄子
・1/7開催 アートこぼれ話 (概要):https://youtu.be/AwnGGV73mo4   9:54
・1/7開催 アートこぼれ話 (トーク編):https://youtu.be/8EQpHWCAn0Q   57:54

✿ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
【巡回展】練馬区立美術館 会 期 : 2024年3月16日[土]ー 4月21日[日]

【関連展】
伊那市立高遠町歴史博物館 会 期 : 2024年2月24日[土]ー 6月16日[日]
信州高遠美術館 会 期 : 2024年2月24日[土]ー 6月16日[日]
伊那市創造館 会 期 : 2024年2024年2月24日[土]ー 6月16日[日]
長野県伊那文化会館 会 期 : 2024年3月30日[土]- 5月12日[日]
*伊那市内の「池上秀畝生誕150年展」をめぐって秀畝カードを集めよう!
▶ 詳細は伊那市 こちら
✿ 詳細は各館へお問合せください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長野県立美術館
[ 関 連 : 長野県立美術館/練馬区立美術館 YouTube |生誕150年 池上秀畝 高精細画人|学芸員対談 25:48 ]


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【展覧会】東京富士美術館|没後70年 戦争を越えて―写真家ロバート・キャパ、愛と共感の眼差し―|’24年4月9日-6月23日

キャパ5月A キャパ5月B

東京富士美術館
没後70年 戦争を越えて―写真家ロバート・キャパ、愛と共感の眼差し―
開催期間  2024年4月9日[火]- 6月23日[日]
休  館  日  月曜休館(祝日の場合は開館。翌日火曜日が振替休館)
開館時間  10:00 - 17:00(16:30受付終了)
会  場  東京富士美術館:本館・企画展示室1-4
      〠 192-0016 東京都八王子市谷野町492-1
主  催  東京富士美術館
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戦争の世紀と呼ばれた激動の20世紀、カメラを武器に五つの戦場を駆け抜けた伝説の写真家ロバート・キャパ。本年はキャパが1954年にインドシナの戦場で亡くなって70年の節目を迎える。本展では、キャパが伝説の写真家となるまでの軌跡を、彼の代表作によってたどる。また当館が所蔵するキャパのヴィンテージ・プリント75点を2期に分けて展示するほか、キャパがインドシナの戦場で最後に所持していたカメラを特別公開する。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京富士美術館

【上映】国立映画アーカイブ|上映企画 生誕100年 高峰秀子 Hideko Takamine Retrospective at Her Centenary|’24年4月9日-5月5日

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上映企画 生誕100年 高峰秀子
Hideko Takamine Retrospective at Her Centenary
会  期  2024年4月9日[火]- 5月5日[日]
会  場  国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
      〠 104-0031 東京都中央区京橋 3-7ー6
      お問い合わせ(9時-20時)ハローダイヤル:050-5541-8600
開室時間  11:00 am - 6:30 pm(入室は 6:00 pm まで)
      * 1/26、2/23の金曜日は 11:00 am - 8:00 pm(入室は 7:30 pm まで)
休  室  日  月曜日
定  員  310名(各回入替制・全席指定席)
観  覧  料  一 般 520円 / 高校・大学生・65歳以上 310円 / 小・中学生 100円
      * チケット購入・優待情報などは下掲詳細参照
主  催  国立映画アーカイブ
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無声映画期に松竹で天才子役としてデビューし、その後に移籍したP.C.L.と続く東宝では「デコちゃん」の愛称で親しまれ、昭和のただ中を半世紀にわたり駆け抜けた偉大な映画俳優・高峰秀子(1924-2010)。戦後の新東宝時代を経てフリーとなる頃にはスター俳優としての地位を確固とし、小津安二郎、五所平之助、豊田四郎、木下惠介、成瀬巳喜男ら名匠の作品を中心に300本余りに出演しました。
この不世出の映画俳優・高峰秀子の生誕100年を記念し、デビュー作の『母』(1929)から最後の出演作にあたる『衝動殺人 息子よ』(1979)まで、多彩な役柄を演じた22作品(20プログラム)を厳選し、日本映画の黄金期に大スターへと歩みを進めた足跡を回顧します。国立映画アーカイブの大スクリーンで高峰の新たな魅力の発見に立ち会い、たえず深化し続けたその演技を是非ご堪能ください。皆さまのご来場をお待ちしています。

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[ 詳 細 : 国立映画アーカイブ  ▶ チケット購入情報 こちら  ]

【展示/上映】国立映画アーカイブ|企画展 日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち|’24年4月9日-8月23日

国立映画アーカイブと音楽 映画アーカイブ

国立映画アーカイブ
企画展 日本映画と音楽
1950年代から1960年代の作曲家たち
Japanese Cinema and Music: Composers in the 1950s and 1960s
会  期  2024年4月9日[火]- 8月23日[日]
会  場  国立映画アーカイブ  展示室(7階)
      〠 104-0031 東京都中央区京橋 3-7ー6 
      お問い合わせ(9時-20時)ハローダイヤル:050-5541-8600
開室時間  11:00 am - 6:30 pm(入室は 6:00 pm まで)
      * 4/26、5/31、6/28、7/26の金曜日は 11:00am-8:00pm(入室は 7:30 pm まで)
休 室 日  ★月曜日および5月7日[火]-12日[日]は休室です。
定  員  310名(各回入替制・全席指定席)
観 覧 料  一 般 250円 / 大学生 130円 / 65歳以上、高校生以下及び18歳未満 無料
      * チケット購入・優待情報などは下掲詳細参照
協  力  株式会社スリーシェルズ
主  催  国立映画アーカイブ
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日本において映画産業が隆盛を極めた1950年代から1960年代にかけて、映画界はさまざまな芸術分野のエキスパートたちに協力を仰ぎ、作品を続々と送り出していました。その最たるものの一つが音楽です。とりわけ、日本で当時活躍した作曲家たちの多くが映画界と手を結び、その繁栄を力強く支えました。作曲家たちにとっても、映画のために音楽を書き下ろす仕事は自らの創作意欲を実践に移すための貴重な機会でもありました。彼らによって映画のために書かれた諸作品は、演奏会用作品とはまた一味違った魅力に溢れています。
本年(2024年)は、團伊玖磨、眞鍋理一郎、斎藤高順といった日本映画に深く関わった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える年でもあります。それを記念して、撮影所システムのもと各社が映画作品を量産していた1950年代から1960年代に映画界で活躍していた作曲家たちを取り上げ、貴重な自筆譜や製作資料などを通じて彼らの功績を顕彰します。
また、本展覧会と連動して大規模な特集上映企画も開催、さらには当館初の試みとなる上映ホールを会場とした演奏会も催すことで、数多の作曲家たちがフィルムに刻み付けた音の軌跡を多面的に体感いただくことができます。日本映画の黄金時代を視覚面・音響面両方から深く味わうことのできるまたとない機会をお楽しみください。

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[ 詳 細 : 国立映画アーカイブ

【公演】東京オペラシティ コンサートホール|N響 Music Tomorrow 2024|’24年5月28日|チケット前売り開始

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東京オペラシティ コンサートホール
N響 Music Tomorrow 2024
公演期日  2024年5月28日[火] 開演 7:00pm [開場 6:15pm]
会  場  東京オペラシティ コンサートホール  ▶ 座席表 PDF  
      〠 163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
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抽象絵画、猛々しい自然、哀惜の心 …… 森羅万象を音に純化する、匠たちの技に耳を傾ける。
毎年〈MusicTomorrow〉で演奏される「尾高賞」(N響制定)の受賞作品として今回選ばれたのは、湯浅譲二の《打楽器、ハープ、ピアノ、弦楽オーケストラのための哀歌(エレジィ)》。湯浅の作品が同賞を受賞するのは5回目である。玲子夫人を喪った悲しみを乗り越えようともがく湯浅が一音一音に込めたエネルギーと、人間的で温かい眼差しが聴く人の心を打つ。
湯浅は1970年の大阪万博で、2つのパビリオンの音楽を担当していたが、このときドイツ館で演奏していたシュトックハウゼンのアンサンブルのメンバーに、その後作曲家・指揮者として大成したペーテル・エトヴェシュがいた。「ロシア・アヴァンギャルド」の芸術家、マレーヴィチ(1879–1935)の抽象絵画を題材にした《マレーヴィチを読む》では、種々の楽器を知り尽くしたエトヴェシュの熟練の技が、色彩感に富んだ絢爛たる響きを作りだす。《ハープ協奏曲》は、今年80歳を迎えた作曲家の活気と躍動感にあふれた新作。世界的名手グザヴィエ・ドゥ・メストレの妙技が冴えわたる。
エトヴェシュはかつて、トリスタン・ミュライユの代表作となった《デザンテグラシオン》(1982–83)の初演を指揮していた。音響を分析し作曲するスペクトル楽派の中核を担ったミュライユは、理知的な創作手法にもかかわらず、水や風といった自然をしばしば発想の源とする。煌びやかな音と瑞々しい抒情が魅力的なピアノ協奏曲《嵐の目》のソリストは、作曲者が厚い信頼を寄せるフランソワ・フレデリック・ギイ。エトヴェシュに学んだ現代音楽に定評ある指揮者、ペーター・ルンデルの鮮やかな手腕にも期待したい。
                                                                                                   平野貴俊(音楽学・音楽評論)

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京オペラシティ コンサートホール   NHK SO TOKYO ]
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【展覧会】水野美術館|特別企画展 THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦|’24年4月6日-5月26日

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水野美術館
特別企画展 THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦
会  期  2024年4月6日[土]- 5月26日[日]
開館時間  9時30分 - 17時30分(入館は17時まで)
休  館  日  毎週月曜日(但し4月29日、5月6日は開館、4月30日、5月7日は振替休館)
入  館  料  一 般 1,200円、中高生 700円、小学生 400円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  水野美術館
      〠 380-0928 長野県長野市若里6-2-20 TEL:026-229-6333
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世界を魅了した、新しき木版画の世界
新版画は、伝統的な浮世絵版画の技術を用い、高い芸術性を意識した新時代の木版画です。これを牽引し世に広めたのが、版元・渡邊庄三郎(わたなべしょうざぶろう 1885-1962)です。
明治以降の木版技術は、西洋の写真や印刷技術の導入によって衰退の一途を辿っていました。そのなかで庄三郎はあえて伝統的な絵師・彫師(ほりし)・摺師(すりし)による分業体制を活かしながら、来日した外国人作家や当時の新進気鋭の画家とともに新たな木版画の制作に取り組みます。
こうして世に送られた新版画は、摺り数を重ねた緻密な表現と美しい色彩によって、国内外の人々を魅了しました。戦争による不幸な断絶がありましたが、近年再評価が進み、その人気は再び高まりをみせています。アップルの創業者スティーブ・ジョブズが魅了され、蒐集したエピソードは特に有名です。
本展では、新版画の精神を今なお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的な協力のもと、特に希少な初摺(しょずり)の作品を通して新版画の魅力を伝えるとともに、庄三郎の挑戦の軌跡を辿ります。伊東深水の美人画、川瀬巴水(かわせはすい)の風景画、小原祥邨(おはらしょうそん)の花鳥画、名取春仙(なとりしゅんせん)の役者絵をはじめとする、モダンな精神に彩られた瑞々しい表現の魅力をどうぞご堪能ください。

※ 水野美術館は、岡倉天心の流れをくむ、横山大観、菱田春草、下村観山、川合玉堂らの近代日本画を系統立てて集めた美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 水野美術館

【展覧会】入江泰吉記念 奈良市写真美術館|◆ アンジュン「重力へ」方向と座標|◆ 入江泰吉「塔のある風景」|’24年4月6日-6月30日

20240405204939_00017 20240405204939_00018入江泰吉記念 奈良市写真美術館
◆ アンジュン「重力へ」方向と座標
“On Gravity : Directions and Coordinates” Ahn Jun
◆ 入江泰吉「塔のある風景」
“Scenery with Pagoda in the Nara-Yamatoji” IRIE TAIKICHI
会  期  2024年4月6日[土]- 6月30日[日]
場  所  入江泰吉記念 奈良市写真美術館
      〠 630-8301 奈良市高畑町600-1 TEL: 0742-22-9811 / FAX:0742-22-9722
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * 毎月第2・第4土曜日は、午後2時から展示担当者による作品解説があります。
休  館  日  月曜日(休日の場合は最も近い平日)
観覧料金  一 般 500円、高校・大学生 200円(高校生のみ土曜日無料)、
      小・中学生 100円(土曜日無料)、奈良市在住の70歳以上の方 無料
      *身体障がい者手帳などをお持ちの方(要手帳)とその介護者 無料
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ニューヨークとソウルを中心に活動している写真家・アンジュンによる
日本初の個展です。彼女の代表作である「Self-Portrait」と「One Life」を
中心に約70点で展示構成しています。
写真から感じ取れる重力の世界をお楽しみください。
同時開催として、入江泰吉がこだわり撮り続けてきた奈良大和路の
「塔のある風景」を35点で紹介します。

入江泰吉 塔のある風景

“ Scenery with Pagoda in the Nara-Yamatoj ” IRIE TAIKICHI
会  期  2024年4月6日[土]- 6月30日[日]
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「大和の自然は、千何百年という古い歴史と風雪に耐えて残る堂塔が、四季折々の風景にうまく溶け合って、人と自然が、豊かに調和した独特の景観を見せてくれます」と入江は語り、さらに「現代から古代を眺望するように、時間を超えた幻想的なイメージを醸し出しているように思われます」と語っていました。

入江がとらえた大和路を象徴する堂塔のある風景を35点で紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 入江泰吉記念 奈良市写真美術館 ]

【展覧会】弥生美術館|マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア|+|竹久夢二美術館|夢二がえがく動物ワンダーランド|~大正ロマンのイラスト&デザインを中心に~|’24年4月6日-6月30日

弥生美術館

弥生美術館
マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア
会  期  2024年(令和6)4月6日[土]-6月30日[日]

開館時間  午前10時-午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日  * ただし、GW中の4/29[月・祝]、5/6[月]開館。5/7[火]休館。
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      (竹久夢二美術館と2館あわせてご覧いただけます)
会  場  弥生美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 Tel 03(3812)0012
特別協力  実業之日本社 河出書房新社 玄光社
主  催  弥生美術館 毎日新聞社
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レトロモダンな世界を美麗に描いて人気のイラストレーター・マツオヒロミ(1980- )。匂いたつような色香をまとった女性像はもちろんのこと、衣装・装飾品・建物・ロゴなど、画面の隅々にまで  “ マツオヒロミイズム ”  が貫かれており、独自の作品世界がみる人を魅了してやみません。
本展では代表作『百貨店ワルツ』『マガジンロンド』(実業之日本社)をはじめとして、2024年4月刊行予定の最新刊(河出書房新社)についても、いち早く展観いたします。
気鋭のイラストレーターの、記念すべき東京初個展です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
【詳細: 弥生美術館

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竹久夢二美術館

竹久夢二美術館
夢二がえがく動物ワンダーランド
~大正ロマンのイラスト&デザインを中心に~
会  期  2024年(令和6)4月6日[土]-6月30日[日]
開館時間  午前10時-午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日  * ただし、GW中の4/29[月・祝]、5/6[月]開館。5/7[火]休館。
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      (弥生美術館もご覧いただけます)
会  場  竹久夢二美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-2 Tel 03(5689)0462
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動物は、生活の上で人間と様々な関わりを持ちながら、美術の分野においても数多く題材となり、幅広い表現が展開されています。
大正ロマンの画家・竹久夢二(1884-1934)は小動物を飼育し、また動物園にも足を運んで、動物に関心を寄せていました。夢二が描く女性絵や童画は、犬・猫をはじめとする動物が人に寄り添い、さらに書籍装幀やすごろくでは、遊び心を加えて動物の姿を図案化しました。
本展では、夢二が描き表した鳥・虫・魚類を含む生き物に着目し、ユニークで個性的な動物表現を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 竹久夢二美術館

【展覧会】パナソニック汐留美術館|テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本|’24年4月6日-6月9日

パナソニック汐留トップ

パナソニック汐留美術館
テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本
会  期  2024年4月6日[土]- 6月9日[日] * 会期中、一部展示替えします。
      前 期:4月6日[土]- 5月7日[火]/後 期:5月9日[木]- 6月9日[日]
会  場  パナソニック汐留美術館
      〠 105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
      電話番号 ハローダイヤル 050-5541-8600
開館時間  午前10時 - 午後6時(入館は 午後5時30分 まで)
      * 5月10日㈮、6月7日[金]、6月8日[土]は夜間開館
       午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
休  館  日  水曜日(ただし6月5日は開館)
入  館  料  一 般 1,200円、65歳以上 1,100円、大学生・高校生 700円、中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照 
主  催  パナソニック汐留美術館、朝日新聞社
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人類史上に輝く繁栄を誇った古代ローマ。なかでも、その豊かなくらしと優れた建築技術を象徴するのがテルマエ(公共浴場)です。無類のお風呂好きと言われる日本人が高い関心を寄せるテルマエは、とりわけヤマザキマリ氏の漫画『テルマエ・ロマエ』によって多くの人の知るところとなりました。本展は、ナポリ国立考古学博物館所蔵の絵画、彫刻、考古資料を含む100件以上の作品や映像、模型などを通して、テルマエを中心に古代ローマの人々の生活を紹介します。また、本展では、独自の風土のなかで育まれた日本の入浴文化もとりあげます。『テルマエ・ロマエ』の主人公ルシウスが浴場を通して日本とローマを往復したように、それぞれの入浴文化を体感することのできる機会となるでしょう。

☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆
パナソニック汐留 パナソニック汐留B

<展覧会の見どころと特徴>
❖ 1.イタリア・ナポリ国立考古学博物館から《恥じらいのヴィーナス》や《アポロとニンフへの奉納浮彫》など、32件が来日!
古代ローマでは、ローマ市内に大規模なテルマエがいくつも建設され、温泉もまた、医療や健康と結びついて利用されていました。庶民は、毎日の仕事のあとのテルマエでのひと時と、特別な日の見世物でくらしを彩りました。一方で富裕な者たちは、家で豪華な饗宴を繰り広げました。そんな古代ローマのテルマエと人々のくらしを伝える貴重な絵画、彫刻、考古資料が来日します。
❖ 2.映像や模型などを通して古代ローマと日本の浴場文化を分かりやすくご紹介!
古代ローマのテルマエを想像復元したCG映像や、カラカラ浴場を250分の1のサイズで復元した模型など様々な展示作品、資料を通して古代ローマと日本の入浴文化を身近に感じていただきます。
❖ 3.温泉や銭湯から内風呂まで、国内のお風呂文化の歴史と地域性にも着目!
家で風呂に入り、時に銭湯に行き、旅行で温泉を訪れるなど、現代の日本人にとって、入浴は日々のくらしに欠かせない習慣と愉しみになっています。こうした日本の入浴に関する美術品や資料も紹介し、入浴文化を通して日本の歴史の一端を垣間見ます。

◉ 序 章:テルマエ/古代都市ローマと公共浴場
テルマエとは、狭義には皇帝らによって建設された大規模公共浴場を、広義には古代ローマの版図内の公共浴場全体を指します。4世紀のローマ市内には、大規模な公共浴場は11を数え、小規模なものは約900軒にのぼっていたといいます。
ローマ市で最初のテルマエは、初代皇帝アウグストゥスの右腕のアグリッパによって建設されました(前25年)。その後、ネロ帝(60-64年頃)やティトゥス帝(80年)、トラヤヌス帝(109年)らにより大規模なテルマエが建設されました。ローマ市内のテルマエで今も遺構がよく残っているのは有名なカラカラ浴場(216年)と、ディオクレティアヌス浴場(306年頃)です。その他の都市でも数多くのテルマエ遺跡が見つかっています。
◉ 第1章:古代ローマ都市のくらし
ローマをはじめとした大都市には、政府高官、貴族、商人、職人、労働者、奴隷たちなど多様な人々がひしめくようにくらすようになります。富裕な者たちの家では、しばしば友人たちを招いて豪華な饗宴が催されました。一方、下層民の住空間は狭く、水道や台所、風呂の設備もありませんでした。
皇帝たちは大衆の不満を解消すべく、食糧の施与や見世物など娯楽の提供という施策を行いました。テルマエも、大衆からの人気を得るのに大いに役立ちました。庶民たちのくらしは、特別な日の見世物と、毎日の仕事のあとのテルマエによって彩られていたのです。
◉ 第2章:古代ローマの浴場
テルマエのルーツには、古代ギリシャの運動施設の水風呂や、医療行為として神域に設けられた入浴施設があります。それらを大衆の娯楽のために、驚くほどの規模へと発展させたのはローマ人でした。
ローマ人にとって、テルマエは単なる体を洗う場所ではなく、身体を動かし、汗を流し、多くの人と交流して、心身の健康を保つための場所でした。種々の浴室のほかに、運動場やいくつもの部屋が付随していたのは、テルマエの複合施設としての性格を示しています。
大規模なテルマエをつくるには、用地と水道が必要でした。紀元前19年にウィルゴ水道が敷設されると、水や湯をふんだんに使用する正真正銘のテルマエとなりました。
◉ 第3章:テルマエと美術
テルマエは、大衆が美術品を間近に見ることのできる場でもありました。床には水に強いモザイクが好まれました。また、ローマの大規模なテルマエには、数多くの大理石彫刻も飾られ、皇帝や浴場の建設者の肖像のほかに、神々の像や古代ギリシャの有名作品のコピーが壁面のニッチや円柱の間の台座の上に並んでいました。主題は適当に選ばれたわけではなく、浴場にふさわしいものが選択されました。
◉ 第4章:日本の入浴文化
日本の入浴は、おおまかに、天然の温泉と、人工的な施設で行うものとに分けられるでしょう。火山列島のため豊富に温泉の湧く日本では、古くから各地の温泉が地域の住民によって守られ利用されてきました。戦国時代には、武田信玄の隠し湯のように、武将たちが療養のため領内の温泉を訪れることもありました。
人工的な入浴施設は、仏教の寺院内につくられ、汚れと穢れを清める場として広まっていきました。江戸時代には町の中に湯屋が整備され、お湯につかるという現代にいたる入浴のスタイルが定着します。本章では、こうした日本の入浴に関する美術品や資料を紹介します。江戸・東京からアクセスがあった箱根や熱海の温泉や東京にも今なお多く残る銭湯にまつわる資料も展示し、また家庭内の内風呂にも着目します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : パナソニック汐留美術館  テルマエ展特設公式サイト

【展覧会/ワークショップ】多治見市文化工房 ギャラリー ヴォイス|わんの形 Part 3|’24年4月6日ー5月26日

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多治見市文化工房 ギャラリー ヴォイス
わんの形 Part 3
期  間  2024年4月6日[土]ー 2024年5月26日[日]   
休  館  日  水曜定休(祝日を除く)
会  場  多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
      〠 507-0033 岐阜県多治見市本町5-9-1 陶都創造館 3F
      TEL:0572-23-9901 FAX:0572-23-9902 E-Mail : g-voice☆ob2.aitai.ne.jp
入場無料
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陶芸を中心に、ガラス・金属など、全国から集まった388名の作家による「わん」をテーマにした小品展です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 多治見市文化工房 ギャラリーヴォイス ] 

【展覧会】長崎歴史文化博物館|企画展 浦上コレクション「北斎漫画」|~驚異の眼・驚異の筆~|’24年4月6日-5月26日

浦上コレクション 北斎漫画 ~驚異の眼・驚 浦上コレクション 北斎漫画 ~驚異の眼・驚長崎歴史文化博物館
企画展 浦上コレクション「北斎漫画」~驚異の眼・驚異の筆~
会  期  2024年4月6日[土]- 5月26日[日]
会  場  長崎歴史文化博物館 3階企画展示室
      〠 850-0007 長崎県長崎市立山1丁目1−1
休  館  日  毎月第1・第3月曜日
開館時間  9:00 - 18:00(最終入館 17:30)
料  金  大 人 1,000円、高校生 500円  * 小中学生は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
監  修  浦上 満(浦上蒼穹堂代表)
企画協力  山形美術館、株式会社アートワン      
主  催   長崎歴史文化博物館
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江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)は19歳で絵師となってから90歳で亡くなるまで、数多くの名作を残しました。
その中でも「冨嶽三十六景」と並び代表作として知られているのが『北斎漫画』です。文化11年(1814)、門人たちの絵手本として初版が刊行されると、庶民からも好評を博し、北斎没後の明治11年(1878)まで60年余にわたり全15編が刊行されました。活き活きとした人物表現、ユーモアに満ちた内容、独自の視点に基づいた構図などは自ら「画狂人」と称して90歳まで絵を描き続けた北斎の驚くべき画力、眼力を雄弁に物語っています。
本展では、世界一の質と量と評される浦上満氏の『北斎漫画』コレクションより、北斎の魅力が凝縮された作品約200点を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長崎歴史文化博物館 ]

【公演】国立文楽劇場|令和6年4月文楽公演|’24年4月6日-4月29日|チケット3月8日発売開始

4gatsu_arasujichirashi_omote 4月分樂A 11gatsu_arasuji_ura_230812☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

国立文楽劇場
令和6年4月文楽公演
公演期間  2024年4月6日[土]- 2024年4月29日[月]
開演時間  第 1 部 午前11時  (午後2時終演予定)
      第 2 部 午後2時30分(午後5時30分終演予定)
      第 3 部 午後6時15分(午後8時25分終演予定)
休 演 日  4月17日[水]
会  場  国立文楽劇場
      〠 542-0073  大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10
      TEL 06-6212-2531(代表)
チケット  プレイガイド発売 3月8日[金] 午前10時ゟ
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問い合せ  国立劇場チケットセンター (午前10時-午後6時)
      TEL. 0570-07-9900
      TEL. 03-3230-3000 〔一部IP電話等〕
インターネット購入
      ▶ パソコン・スマートフォン共通  https://ticket.ntj.jac.go.jp/
配役表  配役表(▶ PDF データー 201.83KB

※ 演目・出演者・前売り開始日・等級別料金などは 掲載フライヤーを拡大表示するか、下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立劇場/国立文楽劇場 ]
[ 参 考 : 国立劇場 National Theatre   YouTube   国立文楽劇場令和5年文楽鑑賞教室   12:03 ]

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】千葉市美術館|企画展 板倉 鼎・須美子展|’24年4月6日-6月16日|

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千葉市美術館
企画展 板倉鼎・須美子展
会  期  2024年4月6日[土] – 6月16日[日]
会  場  千葉市美術館
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
      tel 043-221-2311(受付時間 10:00 – 18:00)
休  室  日  4月15日[月]、5月7日[火]、20日[月]、6月3日[月]
      * 第1月曜日は全館休館
観  覧  料  一 般 1,200円、大学生 700円、小・中学生、高校生 無料
      ◎ 本展観覧券で5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  松戸市教育委員会
後  援  一般社団法人板倉鼎・須美子の画業を伝える会
主  催  千葉市美術館
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板倉 鼎(いたくら かなえ・1901-29)は埼玉県北葛飾郡旭村(現在の吉川市)の生まれ。幼い頃より松戸市に過ごし、県立千葉中学校で堀江正章に学びました。1919年(大正8)東京美術学校西洋画科に進み、在学中に早くも帝展への入選を果たします。1925年(大正14)、ロシア文学者:昇 曙夢(のぼり しょむ・1878-1958)の長女 須美子(すみこ・1908-34)と与謝野鉄幹・晶子夫妻の媒酌により結婚。翌年須美子とともにハワイ経由でパリに留学しました。須美子は鼎の影響により、1927年(昭和2)頃より油彩画を手がけています。

パリでは斎藤豊作や岡鹿之助と親しみ、アカデミー・ランソンでロジェ・ビシエールに学びました。そして次第に穏やかな写実的スタイルを脱し、簡潔な形と鮮烈な色彩による詩的な構成に新境地を拓き、1927年にはサロン・ドートンヌに初入選しました。
一方須美子は、ホノルルの風物を純心な筆致で描き、やはり同展で初入選。当時の評価は、鼎よりもむしろ高かったといいます。鼎は以後も精力的に制作を続け、須美子をモデルに、あるいは窓辺の静物に取材して多くの佳作を残しますが、1929年(昭和4)に惜しくも28歳で客死しました。
ふたりの娘たちも、須美子も相次いで亡くなっています。早世したため評価の機会を逸しましたが、パリで確立した斬新・華麗な作風により、近年評価が高まっています。須美子の油彩画もまた、そのまっすぐで明朗な造形に注目が集まっています。

千葉市美術館では、2021年(令和3)に、板倉 鼎のご遺族より鼎の作品33点をご寄贈いただく機会に恵まれました。本展はこれを記念して、鼎と須美子を長く顕彰してきた松戸市教育委員会の全面的なご協力のもと、ふたりの画業を総覧します。代表作を網羅するとともに書簡などの資料を展観し、夫妻の軌跡と作品世界の全貌を浮き彫りにします。
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※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 下掲 企画展コーナー には、極めて多彩で魅力的な作品紹介・関連コンテンツが紹介されている。

[ 詳 細 : 千葉市美術館 ]  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ }

【会員情報】ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本 新作 ── ウディ・アレン『心霊現象を探る』

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

ウディ・アレンの『心霊現象を探る』です。
この話は短篇集『羽根むしられて』に掲載されています。
彼の映画(どちらかといえば初期の頃)をそのまま活字にしたような
ギャグやパロディがぎっしりつめ込まれ、おおいに笑わせてくれます。
ほかにもいくつか作りたくなる話がありました。

ニューヨーカーらしい彼のイメージを伝えるため写真を使いました。
表紙は、タイトルの位置や紙の厚さが気に入らず、何度もやり直しました。
予定ではもっとおしゃれな本になるはずだったのですが……。
本文用紙を含め、紙の選定を間違ったようです。
まあ、至らないところは次の糧にして、
気ままな一人遊びを楽しみたいと思います。
花曇り【 詳 細 : ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】  { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【平野富二の会】長崎直近情報|「平野富二生誕の地」碑前、三の堀跡の櫻が満開に!|日本二十六聖人記念館:宮田和夫会員情報ゟ|

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「平野富二の会」 ── 皆さま
2024年04月01日 日本二十六聖人記念館 宮田和夫

ご無沙汰をいたしております。「平野富二生誕の地」記念碑前の桜が満開となりましたので、今朝撮影しましたものをお送りいたします。
顕彰碑もきれいな状態です。文字が深彫りされているため黄砂が少し溜まっていましたが、一雨あるときれいに洗い流されます。
富二さんはことしも花見を楽しんでおられることと思います。
平野富二の会 ── 皆さまお元気でご活躍ください。[宮田和夫]
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「平野富二生誕の地」碑は2018年11月24日、長崎県勤労福祉会館(長崎県長崎市桜町9 ― 6)脇、長崎市の歩道に設置されました。
碑は江戸時代の 三の堀跡 の方向をむいていますが、ここは現在櫻並木になっています。
宮田会員の写真で、前方突き当たり、満開の櫻並木の坂道を左手に曲がると、そこから信号ひとつ、三分ほどで長崎奉行所立山役所(現:長崎歴史文化博物館)裏門です。すなわち、安政4年-1857-数えて12歳の 矢次富次郎少年 ── のちの 平野富二 が、幼少ながら「特例をもって」、また当時のならいで家僕(中間)ひとりをともなって長崎奉行社へ勤務した「通勤路」にあたります。
奉行所表門にまわっても七-八分ほどでしょうか、どうやら富次郎少年の運動不足はいなめなかったようです。
長崎訪問の折は、ぜひともここにお立ち寄りいただき、平野富二の「通勤路」を追体験していただき、またできましたら碑周辺の清拭にあたっていただけたらと勝手なお願いを。
そして宮田さん、いつもながらご負担をおかけしまして恐縮です。

[ 参考 : 長崎歴史文化博物館 日本二十六聖人記念館 ]
[ 関連 : 平野富二-明治産業近代化のパイオニア ]

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|2023年度 武蔵野美術大学 卒業制作・修了制作 優秀作品|’24年4月2日-4月30日|会期末

武蔵野美術大学 美術館・図書館04月再開展

武蔵野美術大学 美術館・図書館
2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展
会  期  2024年4月2日[火]- 4月30日[火]
開館 時間  11:00-19:00  * 土・日曜・祝日は 10:00-17:00
休  館 日  水曜日
入  館  料  無 料
会  場  武蔵野美術大学美術館  美術館全館
      武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
      〠 187-8505 東京都小平市小川町1-736
      電 話:042-342-6003 Eメール:m-l☆musabi.ac.jp
      ▶ お問い合わせフォーム https://mauml.musabi.ac.jp/contact/ 
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
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武蔵野美術大学 美術館・図書館では、「2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展」を開催します。
武蔵野美術大学では、学部卒業制作および大学院修了制作において、特に優れた作品や研究成果を発表した学生に対し「優秀賞」が贈られます。優秀作品展は約100名の受賞者の作品や研究成果を学科やコースを越えて一堂に展示する、1967年の当館開館以来続く展覧会です。
本学の学生たちが在学期間中に取り組んできた制作・研究の集大成はいずれも秀作揃いであり、本学で実践される美術教育のいまが映し出されています。美術とデザインをめぐる、新たな世代の活力に満ちた作品を総覧することで、これからの表現の可能性を感じていただけますと幸いです。

【 詳 細: 武蔵野美術大学 美術館・図書館 】 

【展覧会】九州大学総合研究博物館|総合知とデザインと未来|’24年4月1日-5月1日|終了

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九州大学総合研究博物館
総合知とデザインと未来
開催期間  2024年4月1日[月]- 5月1日[水]
会  場  九州大学総合研究博物館 伊都キャンパス フジイギャラリー
      〠 819-0395 福岡県福岡市西区元岡744 Tel: 092-802-6973
      E-mail: fujiigallery [at] jimu.kyushu-u.ac.jp
      お問い合わせ 芸術工学部 未来構想デザインコース
      電話:092-553-4542  E-mail: o-office [at] design.kyushu-u.ac.jp
      ※ 当ギャラリーへは、公共交通機関でお越しください。▶ アクセス
協  力  九州大学 大学院工学研究院/工学府 君塚研究室、
      九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 藤川研究室
共  催  九州大学総合研究博物館、九州大学未来社会デザイン統括本部シンクタンクユニット
主  催  九州大学芸術工学部 未来構想デザインコース プロダクトデザイン研究室、
      九州大学ネガティブエミッションテクノロジー研究センター
      未来システムデザイン研究部門
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九州大学芸術工学部 未来構想デザインコース プロダクトデザイン研究室は、伊都キャンパス内のフジイギャラリーにて、「総合知とデザインと未来」をテーマにした展示を行います。
技術をどのように使うか、どのように社会に適応させていくか、そのためにはどのようなコミュニケーションが必要かを、そもそも技術は私達を幸せにしてくれるのか、総合知としてのデザインの立場から、具体的なプロダクトデザイン、グラフィックデザイン、サービスデザイン、社会づくり・未来づくりのデザインとして考えます。
今回の展示では、ダイレクト・エアー・キャプチャーやアップコンバージョンなど技術を利用した未来社会のデザイン、学生が考えた未来のモビリティやロボット、交通、その他製品デザインやグラフィックデザインなどを展示します。また、4月12日と4月19日にはギャラリートークの開催も予定しています。未来社会を一所懸命考えた妄想する・構想するデザインを御覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 九州大学総合研究博物館

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|富田菜摘展 TOMITA Natsumi [1F] 古き良きものたち [B1F] 密やかな棘|’24年4月1日-4月20日|終了

ユマニテ絵柄面 ユマニテ宛名面

ギャルリー東京ユマニテ
展 TOMITA Natsumi
[1F] 古き良きものたち  [B1F] 密やかな棘
会  期  2024年4月1日[月]- 4月20日[土]
会  場  ギャルリー東京ユマニテ *1F, B1F 同時開催
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30 - 18:30(日曜日休廊)最終日 17:00
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富田菜摘は1986年東京生まれ。多摩美術大学油画科在学中の2007年に初個展を開催。以来、東京、名古屋、大阪など各地で個展を中心に発表を続けています。2009年にはシンガポールに滞在し、現地で集めた金属廃材や新聞紙などの素材で制作。シンガポールや香港のギャラリーで個展を行いました。その他、身近にある廃材を使ったワークショップ、店舗やTVスタジオのディスプレイなど多方面で活躍。
2019年には廃車になった地下鉄車両の部品を素材に使用した幅9mのレリーフ作品「いのちの木」を制作し、大阪梅田の地下街に設置。2020年にはヤマザキマザック美術館、2022年には中村屋サロン美術館にて大規模な個展を開催するなど、現在最も注目される若手作家のひとりです。

富田の代表的な作品は、自転車やキッチン用品、電子機器などの金属廃材で作られたキュートで愛らしいカメやサル、鳥、恐竜など動物の立体作品で、大きいものは約2m、中にはキャスター付きの椅子をそのまま仕込み、上に乗って動かすことができる作品もあります。
富田が金属廃材の作品と並行して発表しているのが、新聞や雑誌の切り抜きを使った人物作品です。流行や社会現象など時代を表すメディアである新聞や雑誌で、その時々の人物像を発表してきました。今回は、1階と地下の2会場でそれぞれの作品群を展示いたします。

1階では「古き良きものたち」と題した動物作品の新作展を開催いたします。
古いミシンやタイプライターを使用した鳳凰、茶釜のガマガエルや花鋏の鳥、アルトサックスと羽釜を使用したバクなど、歴史が刻まれた様々な金属廃材のパーツを組み合わせて制作した表情豊かな動物の立体作品約15点を発表いたします。

〈作家コメント〉
一度役割を終えたものを生きものに生まれ変わらせたいという思いで、金属廃材で動物作品を20年ほど制作し続けてきました。
作品を見てくださった方から色々な廃材をいただくようになり、中にはとても古い骨董やアンティークと呼ばれるようなものもあります。
そういったものは、たどってきた歴史が表面に錆や傷として刻まれ、その姿からは凄みのようなものを感じます。
とても魅力的ですが作品には気軽に使いづらく、素敵な材料たちはその魅力を損なわないよう作品に生まれ変わらせられるタイミングまで寝かせていました。
最近になってやっと今ならできるかもしれないと感じ、生きものの形が発想できるまで材料と向き合いました。
大正時代からのミシン、骨董の茶釜、兜飾りなど、人々の思い入れの詰まった古き良きものから、沢山の味わい深い生きものたちが誕生しました。

地下で展示する人物作品は「密やかな棘」。
新聞紙を用いて制作した人物像には、その人物の特徴を表すような言葉が記事からコラージュされています。今回はその人物にとって “少しだけ自分を強くしてくれる特別な何か” にのみ色が使われた23点の新作を壁一面に展示いたします。

〈作家コメント〉
真っ赤なハイヒール、高級腕時計、お気に入りの口紅、大切な人からの贈り物。
他の人には分からないけれど、身につけているだけで
ほんのちょっと強くなれる 密やかな棘
落ち込んだ時ほど、強くあるための武器を身につける。
自分だけのお守りであり、その人のシンボルでもある。
そんな密やかな棘を誰しも持っているのではないだろうか。

常に現代の世相をリアルに見つめ、造形の精巧さや観察力にますます磨きがかかった富田菜摘の新作を今回もお見逃しなくぜひご高覧ください。
>> 富田菜摘 略歴 

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]    {活版 à la carte  過去ログ まとめ

【展覧会】Hideharu Fukasaku Gallery|東尾文華 -華榮-|’24年4月1日-4月13日|終了

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Hideharu Fukasaku Gallery
東尾文華-華榮-
会  期  2024年4月1日[月]- 4月13日[土]
時  間  11:00 - 19:00  * 最終日 17:00 まで
休廊日時  日曜, 祝日
展示会場  Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
      〠 106-0032 東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1F・B 1
      電話:03-5786-1505 Mail : fei☆fukasaku.jp
入場無料
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このたび、Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi では東尾文華個展「東尾文華-華榮-」を開催致します。
東尾は日本大学芸術学部にて版画を専攻、現在日本大学大学院博士後期課程に在籍中です。第45回全国大学生版画展収蔵賞(2020年)・日本大学芸術学部湯川制賞(2022年)・FACE2024入選(2023年)、最近では第22回南島原市セミナリヨ現代版画展にて準大賞(渡辺千尋賞・2024年)を受賞するなど受賞・入選歴を重ね、今後の活動が期待される作家です。
水性木版画と銅版画を併用した技法を用い、主に女性をモチーフに作品を発表する東尾。表情を大きく捉えた構図は観る人を惹きつけます。木と水性絵具のもつ柔らかさが人物に優しさと瑞々しさを与える一方で、銅版画の強弱ある際立った描線が人物の心に秘める様々な感情も描き出します。
とりわけ東尾が制作において重視するのが、人物の肌や髪、メイク、服装です。それらの違いを描き分けることで、人物の個性も浮かび上がってくるようです。そこには、メイクやファッションが辛いことや悲しいことを癒す小さな幸せという東尾の思いが込められています。豊かな色彩を幾重に纏い、生き生きとした女性たちの姿は、私たちに生きる喜びと勇気を与えることでしょう。是非ご高覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
[ 関 連 : 活版アラカルト 第22回南島原市セミナリヨ現代版画展 東尾文華氏 準大賞(渡辺千尋賞・2024年)受賞 ]

【展覧会】神奈川県立 神奈川近代文学館|特別展 帰って来た橋本治展|’24年3月30日-6月2日

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神奈川県立 神奈川近代文学館
特別展 帰って来た橋本治展
会  期  2024年3月30日[土]- 6月2日[日]
      * 本展は会期中、一部の展示物、展示箇所の変更を行います。
      【 前 期:3月30日[土]- 4月30日[火]/ 後期:5月1日[水]- 6月2日[日]】
休  館  日  月曜日(4月29日、5月6日は開館)
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 4時30分 まで)
会  場  神奈川県立 神奈川近代文学館 第 2・3 展示室
      〠 231-0862 神奈川県横浜市中区山手町110
      TEL 045-622-6666 FAX 045-623-4841
観  覧  料  一 般 700円、65歳以上・20歳未満及び学生 350円、高校生 100円、中学生以下は 無料
          * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
編集委員  松家仁之
主  催  神奈川県立 神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
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平成の時代とともにその生涯を終えた橋本治が、令和6年春、横浜に帰って来ます―――

橋本治(1948-2019)は、1977年に高校生の日常を描いた「桃尻娘ももじりむすめ」で小説家としてデビューし、それまでにないスタイルと内容で世間に衝撃を与えました。すでにイラストレーターとして活躍していた橋本は、以後、小説執筆と併行して、恋愛や性、家族、時代を論じ、舞台やイベントを演出し、セーターの編み方を教え、古典をひもとくなど、八面六臂の活躍を繰り広げました。どんな未知の分野にもひるまず分け入った橋本の原動力は「わからない」ことを解明したいという思いだったといいます。その成果は膨大な数の著作となって、我々に大きな〈恵み〉をもたらし続けています。
神奈川近代文学館は、2019年以降、橋本治の直筆原稿をはじめとする資料をご家族、ご関係の方々から寄贈いただき〈橋本治文庫〉として保存しています。本展は、時代を先取りし、さらに、人間と人間の生きた時代を描きだそうとした橋本の生涯を、所蔵資料を中心にたどります。
「桃尻娘」シリーズの最終章は、同館のある港の見える丘公園で、未来への希望を示唆して締めくくられます。この地で、帰って来た橋本治の新たな一面に触れていただければ幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立 神奈川近代文学館 ] 

【展覧会】そごう美術館|再興第108回 院 展|’24年3月30日ー 4月21日|終了

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そごう美術館
再興第108回 院 展
会  期  2024年3月30日[土]ー 4月21日[日]
会  場  そごう美術館
       〠 220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階
      TEL:045(465)5515(美術館直通)
時  間  午前10時 - 午後8時(入館は 閉館の30分前 まで)
      * そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります。
休  館  日  会期中無休
入  館  料     〔 事前予約不要 〕
      一 般 800円、大学・高校生 600円、中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  そごう美術館、神奈川新聞社、公益財団法人日本美術院
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日本美術院は、横浜出身の岡倉天心を中心となり1898(明治31)年に創立された日本画の研究団体です。一時上野・谷中から茨城・五浦へ拠点を移しますが、1914(大正3)年に上野・谷中に再興しました。現在にいたるまで、日本画の名だたる巨匠を数多く輩出しています。
毎年9月の東京展を皮切りに全国巡回する再興院展。第108回の本展では、同人作家の作品33点をはじめ、受賞作品および神奈川県ゆかりの作家の作品など合計85点を一堂に展覧いたします。
現代日本画壇で活躍する巨匠から若手までの力作の数々をご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : そごう美術館 ] 

【展覧会】永井潔アトリエ館|第10回企画展 水辺の記憶|’23年9月2日-’24年7月27日 * 毎週土曜日に開館

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永井潔アトリエ館
第10回企画展 水辺の記憶
開館期間  2023年9月2日[土]- 2024年7月27日[土]* 毎週土曜日に開館
開館時間  毎週 土曜日  11:00 - 17:00(入館は16:30まで)
      * 年末年始と展示替えを行う 2月・8月 は休館。
      * 臨時休館する場合は、トップページでお知らせします。
所  在  地  〠 179-0085 東京都練馬区早宮4-6-5
​入  館  料  一 般 300円(維持協力費として)
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水面に画家は何を見たか?
永井潔の風景画について、絵画修復家の山領まり氏はかつて、「その風景の中を歩けるような気がする」と評しました(当館撮影の動画より)。それは、写実的であるという以上に、まるで画家の隣で同じ陽射しを浴び、同じ風に吹かれているような体感を呼び起こされるからではないでしょうか。画中には、その眺めを前にした、画家の思いさえ記憶されているのかもしれません。
今回は、そんな永井の風景画の中から、水辺を描いた作品を34点選び、展示します。
海を描いた作品は18点。『寺泊海岸』(1939年/油彩)は戦時下、兵役の合間に描いたもので、砕け散る波しぶきが時代に翻弄される青年の心を象徴しているかのようです。『網代港』(1968~9年頃/水彩)、『土肥の海辺』(1991年/油彩)、『海辺の家』(制作年不明/油彩)からは、洋々と広がる海のもとにつましく立つ家々や漁船が、その地に生きる人々の暮らしを想起させます。『ゴミを選る人々』(1960年/油彩)は、横須賀湾に面したゴミ捨て場に通って描いた異色作で、高度成長期を支えた人々の働く姿が印象的。ほかにも、伊根、房総、佐渡の風景など、海に寄り添う人々の営みに向けた画家の視線がやわらかです。

川を描いた作品は10点。『川べりの工場』(制作年不明/油彩)、『船と工場』(同)は、町工場と地元の川の密接な関係を物語ります。住宅街の川と民家ののどかな共生をとらえた『川べりの木立』(同)、コンクリートに囲まれた『堀割のある風景』(1969~70年頃/油彩)からは、失われた自然を惜しむ眼差しも感じられます。ほかにも、12歳で描いた八木ヶ鼻・五十嵐川の絶景、氷見の上庄川、下津井を流れる川など、各地の姿を映して流れる川に永井は絵心をかきたてられたようです。
池、湖、水田を描いた作品は6点。涼感漂う『石神井公園三宝寺池』(1960年/水彩)、『水辺の東屋』(制作年不明/水彩)、少年の姿が微笑ましい『秩父の魚つり』(同)、『下野風景』(1986年/水彩)の水の恵み、『The water side』(1972年/リトグラフ)の春まだ浅いクールな水面。そして、『水面に映る木立』(制作年不明/油彩)は絵の大半が水面という、まさに「水面」そのものを描く試みだったといえるでしょう。
さざ波に揺れながら逆さまに映り込む現実の虚像 ―――「反映」を描くことは、永井潔が生涯魅せられ続けた画題でした。そんな彼の思いが宿る「水辺の記憶」の数々をどうぞお楽しみください。

※ 館内は靴を脱いでお上がりいただいております。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 永井潔アトリエ館

【展覧会】21_21 DESIGN SIGHT|企画展 未来のかけら: 科学とデザインの実験室|’24年3月29日-8月12日

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21_21 DESIGN SIGHT
企画展 未来のかけら: 科学とデザインの実験室
会  期  2024年3月29日[金]- 8月12日[月・休]
会  場  21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2
      〠 107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 tel: 03-3475-2121
休  館  日  火曜日
開館時間  10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
入  場  料  一 般 1,400円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
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21_21 DESIGN SIGHTでは、2024年3月29日より企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」を開催します。展覧会ディレクターには、幅広い工業製品のデザインや、先端技術を具現化するプロトタイプの研究を行うデザインエンジニアの山中俊治を迎えます。
みなさんが思い浮かべる未来は、どのような姿でしょうか。あまりに壮大で漠然としており、はっきりとした輪郭をつかむことは難しいかもしれません。しかし、だからこそクリエイターたちは、未来に対するさまざまな可能性に思いをはせます。美しく、驚きにあふれた、より魅力的な世界を想像し、プロトタイプを通じて確かめるのです。今わたしたちが未来のかたちをはっきりと描くことはできなくても、生み出された「未来のかけら」を通じて、その一部にそっと触れることはできるかもしれません。

本展では、山中が大学の研究室でさまざまな人々と協働し生み出してきたプロトタイプやロボット、その原点である山中のスケッチを紹介するとともに、専門領域が異なる7組のデザイナー・クリエイターと科学者・技術者のコラボレーションによる多彩な作品を展示します。最先端技術や研究における先駆的な眼差しとデザインが出合うことで芽生えた、未来のかけらたちを紹介します。
多様な視点が交わり、想像力が紡がれる会場で、科学とデザインが織りなす無数の可能性と、まだ見ぬ未来の世界に向かうデザインの楽しさを体感する機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 21_21 DESIGN SIGHT

【展覧会】信州高遠美術館|「気韻生動」の画人 池上秀畝 生誕150年展|’24年3月2日-5月19日

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信州高遠美術館
「気韻生動」の画人 池上秀畝生誕150年展
会  期  令和6年3月2日[土]- 5月19日[日]
      * 5月18日[土]は国際博物館の日により入館料無料
会  場  信州高遠美術館 全館
      〠 396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠400番地
      電話:0265-94-3666 ファックス:0265-94-3936
開館時間  午前9時 - 午後5時 (最終入館時間 午後4時30分)
入館料  一 般 500円、 高校生以下、および18歳未満の方は無料
休館日  3月5日[火]、3月12日[火]、3月19日[火]、3月21日[木]、3月26日[火]、
      5月7日[火]、5月14日[火]
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晩年に至るまで純粋に画道を求め、伝統に立脚した写実に基づく花鳥画を追求した高遠出身の日本画家・池上秀畝の作品を、周辺作家の作品とあわせて一堂に展示します。
2024 (令和6) 年は池上秀畝の生誕150年にあたり、信州高遠美術館、高遠町歴史博物館、伊那市創造館、長野県伊那文化会館では、それぞれの館で企画した展覧会を開催します。また、長野県立美術館と練馬区立美術館でも代表作品を展示する巡回展を開催します。
今回、6つの美術館・博物館において、ほぼ同時期に同一の作家の展覧会を実施する稀な機会を捉えて、池上秀畝の作品を載せたカードを作成しました。カードは4種類作成し、長野県伊那文化会館、高遠町歴史博物館、信州高遠美術館、伊那市創造館に配置し、展覧会を鑑賞した方に配布します。全種類収集した方への特典として、長野県立美術館「生誕150年 池上秀畝ー高精細画人ー」の入場券引換券を贈呈します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市役所  信州高遠美術館  伊那市立高遠町歴史博物館

【展覧会】伊那市立高遠町歴史博物館|企画展 秀畝の画業|’24年2月23日-6月16日

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伊那市立高遠町歴史博物館
企画展 秀畝の画業 
期  間  令和6年2月23日[金]- 6月16日[日]
休  館  日  2月26日㈪、3月4日㈪、3月11日㈪、3月18日㈪、3月21日㈭、4月22日㈪、4月30日㈫、
      5月7日㈫、5月8日㈬、5月13日㈪、5月20日㈪、5月27日㈪、6月3日㈪、6月10日㈪
開館時間  午前9時 - 午後5時(最終入館は 午後4時30分)
会  場  伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
      〠 396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠457番地 電話:0265-94-4444
入  館  料  一般 400円、高校生以下、および18歳未満の方の入館は無料です。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  伊那市教育委員会、伊那市立高遠町歴史博物館
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令和6年(2024年)は池上秀畝-しゅうほ-が高遠に生まれて150年という節目の年にあたります。
秀畝といえば、小坂芝田、中村不折と並ぶ伊那の三筆の一人と賞賛され、上伊那地域の代表的な日本画家として知られています。幼少期から父の影響でよく絵を描き、15歳のとき東京の荒木寛畝に弟子入りして画力を高めました。精緻な絵を得意とし、日本美術展覧会(日展)の前身に当たる文部省美術展覧会(文展、新文展)や帝国美術院展覧会(帝展)、日本美術協会展に出品すること多数、幾度も受賞し、帝展の審査員まで務めました。
当館では、収蔵資料のほか、他の施設や個人から借用した作品を展示し、池上家三代の足跡と秀畝の画業を振り返ります。秀畝が日本画家として大成した背景には、絵描きとしての祖父休柳と父秀花の存在、写生や臨写の励行、故郷の風景や様々な古典に基づく独自の画風の形成、故郷の人々との交流による多彩な作品の制作といった様々な要素がありました。秀畝の活動を知りながら作品を鑑賞することで秀畝の作品をもっと身近に感じていただく機会となりましたら幸いです。

なお、今年は秀畝生誕150年を記念して、長野県立美術館、長野県伊那文化会館、東京都練馬区立美術館、信州高遠美術館、伊那市創造館、当伊那市立高遠町歴史博物館の6館が池上秀畝の展覧会を開催します。これだけ多くの館で、同じ人物に注目した展覧会が開催できることは大変喜ばしいことです。ぜひとも、他館の展覧会もお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市役所 伊那市立高遠町歴史博物館 信州高遠美術館

【展覧会】長野県伊那文化会館 美術展示ホール|生誕150年 池上秀畝展 ― ただ絵が好きで好きで ―|’24年3月30日-5月12日

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長野県伊那文化会館 美術展示ホール
生誕150年 池上秀畝展
― ただ絵が好きで好きで ―
会  期  2024年3月30日[土]- 5月12日[日]
開館時間  9:00 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日  4/1日[月]、8日[月]、15日[月]、22日[月]、30日[火]、5 /7日[火]
会  場  長野県伊那文化会館 美術展示ホール
      〠 396-0026 長野県伊那市西町5776(春日公園内)
      Tel 0265-73-8822 
料  金  一 般 500円、 大学生・75歳以上 300円、高校生以下 又は18歳未満 無料
共  催  長野県教育委員会、伊那市、伊那市教育委員会
主  催  長野県、長野県伊那文化会館
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池上秀畝(いけがみ しゅうほ 1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京。当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となります。大正5年(1916)から3年連続で文展特選を受賞。また、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
同じく長野県出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ、秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることは少なく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。
しかし、伝統に基づく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基づく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気感の表現なども取り入れ、伝統に固執しない日本画表現を見せています。
本展は生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てる展覧会です。

※ 長野県中東部の佐久地域が、郷土出身の画家:池上秀畝の顕彰で大賑わい。東京都練馬区立美術館、長野県立美術館が大型連携展。伊那市立高遠町歴史博物館、長野県伊那文化会館、信州高遠美術館、伊那市創造館が一斉に独自資料での展開を開始。でづすからここではすこし名寄せをして、いずれこの伊那・旧高遠藩時代をふり返ってみます。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長野県伊那文化会館

【展覧会】伊那市創造館|第31回企画展|「池上秀畝生誕一五〇年記念展」 ~ 伊那・高遠との交流を中心に ~|’24年3月16日-5月27日

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伊那市創造館
第31回企画展「池上秀畝生誕一五〇年記念展」
~ 伊那・高遠との交流を中心に ~
期  間  令和6年(2024年)3月16日[土]- 5月27日[月]
時  間  午前10時 - 午後5時(最終入場は4時45分)
会  場  伊那市創造館 2階 企画展示室
      〠 長野県伊那市荒井3520番地 電話:0265-72-6220       
問い合せ  伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館
      電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メール:szk☆@inacity.jp
休  館  日  毎週火曜日/3月21日[木]
観  覧  料  無  料
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池上秀畝(いけがみしゅうほ 1874-1944)は、長野県伊那市高遠町出身の日本画家です。
明治から昭和にかけて、特に花鳥画を得意とし、日本画壇の中心人物のひとりとして活躍しました。高遠藩御用達の紙問屋の次男として生まれた秀畝ですが、祖父 池上休柳-きゅうりゅう、父 池上秀花-しゅうか、両者とも本格的に絵を学び、俳句や短歌、茶道や華道にも秀でていたという文化的な環境にあったことから、絵の描き方を自然に覚えることとなりました。

明治22(1889)年、15歳で小学校を卒業後、絵を学ぶために上京、荒木寛畝-あらきかんぽーの門人となり、写生に基づく写実的な表現の日本画を体得していきました。明治40(1907)年、第41回日本美術協会・正派同志会連合展で2等賞銀牌、翌年の文部省美術展覧会(文展)で初入選、以来大正5(1916)年から3年連続で文展特選となるも、同志と共に新結社を結び、文展改革の口火を切る存在となりました。大正8(1919)年、発足したばかりの帝国美術院展覧会(帝展)で無鑑査となり、名実共に日本画壇中心の一人となりました。晩年になっても後進の指導と作品制作に力を注ぎましたが、第2次世界大戦中の昭和19(1944)年に、東京下谷の自宅で死去。

生涯を通じて、故郷伊那・高遠への愛を忘れず、学校や図書館、寺社などさまざまな施設へ作品が贈られるなど、今もこの地には多くの作品が残っています。本年令和6(2024)年が池上秀畝生誕150年であることから、今回各地の施設が連携して企画展示を行います。

【池上秀畝生誕150年展 開催情報】
伊那市立高遠町歴史博物館/令和6年2月23日[金・祝]- 6月16日[日]
信州高遠美術館/令和6年3月2日[土]- 5月19日[日]
練馬区立美術館/令和6年3月16日[土]- 4月21日[日]
伊那市創造館/令和6年3月16日[土]- 5月27日[月]
長野県伊那文化会館/令和6年3月30日[土]- 5月12日[日]
長野県立美術館/令和6年5月25日[土]- 6月30日[日]

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市創造館 ] 

【公演】花巻市 賢治まちづくり課|令和6年度宮沢賢治創造芸術公演|人形劇団プーク「オッペルと象」|開催 : ’24年4月28日|終了

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花巻市 賢治まちづくり課
令和6年度宮沢賢治創造芸術公演
人形劇団プーク「オッペルと象」
開  催  日  令和6年(2024年)4月28日[日]
開演時間  午後2時 から 午後3時45分 まで
        一 幕:午後2時-午後2時50分(50分)
        休 憩:午後2時50分-午後3時5分(15分)
        二 幕:午後3時5分-午後3時45分(40分)
開催場所  花巻市文化会館 大ホール
      〠 025-0097 岩手県花巻市若葉町三丁目16-22
      問い合わせ:花巻市賢治まちづくり課 電話 0198-41-3591
費  用  個人・当日券 全席自由券です。
      一 般 2,500円、小中高生 1,500円、未就学児の観覧不可。
      * チケット各種割引・優待情報、前売り券販売所情報などは下掲詳細参照
主  催  花巻市
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宮沢賢治創造芸術公演は、宮沢賢治を顕彰し、花巻の芸術・文化振興を図る目的で実施しています。
これまで賢治作品を取り上げた演劇や、賢治も親しんだ音楽の演奏会などを開催してきました。
令和6年度は人形劇団プークによる「オッペルと象」をお送りします。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 花巻市賢治まちづくり課

【展覧会】不忍画廊|〈生誕100年 中村正義展〉&〈小さな从展 2024〉|’24年3月26日ー4月6日|終了

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不忍画廊
〈生誕100年 中村正義展〉&〈小さな从展 2024〉
会  期   2024年3月26日[火]ー 4月6日[土]
会  場  不忍画廊
      〠 103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第二中央ビル 4F
開廊時間  12:00 - 18:00 / 最終日17:00まで
休  廊  日  月曜・火曜 (4月1日, 2日)
関連イベント
❖『小さなギャラリートーク』不忍画廊 ’24年3月30日[土] 17:30-
❖『第47回 从展』 ’24年3月25日[月]- 31日[日]
   東京都美術館・1階 第4展示室 (上野公園内)
   ▶ 詳細は 美術団体 人人会 公式ホームページ でご確認ください。
❖ ギャラリートーク 3月25日[月]14:00-  場所:東京都美術館从展本展会場
❖ 中村正義の美術館『中村正義生誕100年展・春』’24年4月5日[金]- 5月6日[月]
   ※ 開館日:金、土、日、祝日
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我ら人人展に参集す。

人を縦でなく横に並べて人人と称してきた。
私たちは、新しい仲間を加え、それぞれの作家が触れている “現代(いま)” という時代を、
それぞれの思考と感性によって造形化し、表現してゆこうとする集団である。
人人会

「从会」は1974年に中村正義を中心に、旧態依然とした縦系列の画壇機構に抵抗し、反権力を標榜する個性的な7名の作家(星野眞吾・山下菊二・斎藤真一・大島哲以・佐熊桂一郎・田島征三)により創立されました。そして結成から2024年現在に至るまで、創設時の精神を受け継ぐ個性豊かな作家が集結し活動を続けています。
「小さな从展」では、「人人展」本展(東京都美術館にて毎年開催)の関連企画として、2022年より文京区・羽黒洞(1936年 木村東介により創立)から会場を引き継ぎ、从作家の小品展を開催いたします。
同時に「日本画壇の風雲児」と呼ばれた画家・中村正義の生誕100年を記念する回顧展を開催いたします。会場では日本画・ドローイング・版画などの希少な作品に加え、画集や資料などを公開します。

▶ < 从展 - Online Exhibition > 作品をみる

〈中村正義 プロフィール〉
中村 正義|Masayoshi Nakamura(1924 – 1977)
1924年、愛知県豊橋市生まれ。はやくから将来を期待されていたにもかかわらず、いまだ制度的であった戦後の日本画壇で因習的風潮徹底して退け、モディリアーニやデュビュッフェからポップアートまでを消化して独自のスタイルを確立し貫いた「日本画壇の風雲児」。1964年、小林正樹監督・映画「怪談」劇中画「源平海戦絵巻・全5図」を描き、東京国立近代美術館所蔵となる。1974年には斎藤真一、山下菊二らと人人会を結成し、「人人展」を開催する(現在も継続)。1975年、事務局長として第1回東京展開催。その2年後、1977年に52歳の若さで逝去した。
没後は「異端の天才画家 中村正義」展(1980年、豊橋市美術博物館)、「反骨・奔走の偉材 中村正義」展(1983年、神奈川県立近代美術館)、「中村正義 日本画壇の風雲児、新たなる全貌展」(2011年、名古屋市美術館)、「岡本太郎と中村正義『東京展』」(2015年、川崎市岡本太郎美術館)など大規模な回顧展が開催され、また数回にわたりNHKの日曜美術館でも特集が組まれ、評価は不動のものとなった。1988年、中村正義の美術館(川崎市)が開館。

〈小さな从展 2024〉 参加アーティスト
赤城美奈/綺朔ちいこ/宇里香菜/大野俊治/大野泰雄/岡田慶隆/奥津幸浩/亀井三千代/木村浩之/久保俊寛/古茂田杏子/髙橋千裕/高橋美子/丹澤和美/豊泉朝子/鳥居洋治/内藤瑶子/成田朱希/西川芳孝/林晃久/原歩/前原涼輔/馬籠伸郎/美濃瓢吾/山川真太郎/吉田佑子/米田称侑/米田昌功/LUNE/渡辺つぶら

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 不忍画廊 】

【展覧会】SOMPO 美術館|北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画|’24年3月23日-6月9日|開催中

SOMPO B (2)SOMPO B (1)

SOMPO 美術館
北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
会  期  2024年3月23日[土]- 6月9日[日]
会  場  SOMPO 美術館 
      〠 160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
休  館  日  月曜日
      * ただし4月29日、5月6日は開館
開館時間  午前10時 - 午後6時 * 金曜日は午後8時まで(最終入館は 閉館30分前 まで)
観  覧  料  一 般 1,600円、 大学生 1,100円、小中高校生 無料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲詳細参照。
特別協力  スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館、
      ノルウェー国立美術館、損保ジャパン
主  催  SOMPO 美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
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本邦初、北欧の絵画にフォーカスした本格的な展覧会

ヨーロッパの北部をおおまかに表す北欧という区分は、一般的にノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5 か国を含みます。このうち最初に挙げた3 か国はヨーロッパ大陸と地続きにありながらも、北方の気候風土のもとで独特の文化を育みました。
本展覧会は、この3 か国に焦点を定め、ノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館という3つの国立美術館のご協力を得て、各館の貴重なコレクションから選び抜かれた約70点の作品を展覧するものです。
19 世紀から20世紀初頭の国民的な画家たち、ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクやフィンランドの画家アクセリ・ガッレン=カッレラらによる絵画などを通して、本展で北欧の知られざる魅力に触れていただければ幸いです。

※ 「北欧の神秘」展は一部の作品につきまして撮影が可能です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : SOMPO 美術館

【展覧会】国立科学博物館 附属自然教育園|企画展 都 市 蝶|’24年3月23日-4月21日|終了

科博白金

国立科学博物館 附属自然教育園
企画展 都 市 蝶
開催期間  2024年3月23日[土]- 4月21日[日]
休  園  日  4月8日[月]・4月15日[月]
入  園  料  一 般・大学生 320円、高校生(高等専門学高生含む)以下・65歳以上:無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
開園時間  9:00-16:30(入園は16時まで)
所  在  地  国立科学博物館 附属自然教育園
      〠 108-0071 東京都港区白金台5-21-5 お問合せ TEL:03-3441-7176
主  催  国立科学博物館 附属自然教育園、関 洋(写真家)
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写真家:関 洋がとらえた都心に息づくちいさな命をご紹介。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立科学博物館 附属自然教育園 ]
[ 関 連 : YouTube   自然教育園ってどんなところ?   国立科学博物館公式チャンネル   2:23 ]
自然教育園は、大都市「東京」の中心部:東京都港区白金台にあって、今なお豊かな自然が残る、都会の中のオアシスともいえる貴重な緑地。なぜ、緑地は残されたのでしょうか? 自然を守るために、どのような維持管理をおこなっているのでしょうか? スダ爺 と めばえん が紹介します。

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バジルの花{新宿餘談}
白金の国立科学博物館附属自然教育園には及びもつかないが、吾が空中庭園-別称乃至蔑称:ベランダ花壇もこのところの陽気で賑わいを取りもどした。蜻蛉と蝶の飛来はめっきり減ったが、ほぼ通年におよんで数種の蜂の人気を集めるのは写真の「バジル」である。ノー学部が苗から育てて鋏でチョッキン、香草として食した時期もあった。バジルはもう三年以上ここで経過、さすがのノー学部も葉は硬くなってもはや食草には適さないとする。それに代えて紫蘇の花にも似た房状の小さな花をたくさんつける。これが蜂の好物らしく、数種の蜂がこちらも通年でちいさな花から競って蜜を摂っている。また花茎は丈夫で密生しているので雀のお宿でもある。ときおりヒヨドリが雨宿りする。雀は吾輩をみると逃散するが、ヒヨドリは吾輩をギロリと睨んで動かない。

【展覧会】府中市美術館|春の江戸絵画まつり|かっこいい油絵 司馬江漢と亜欧堂田善|’24年3月15日-5月11日

府中市美術館
春の江戸絵画まつり
かっこいい油絵 司馬江漢と亜欧堂田善
会  期  2024年3月15日[土]- 5月11日[日]         E354-4891
会  場  府中市美術館 2階 企画展示室
〠 183-0001
東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
電話:042-336-3371
休  館  日  月曜日
開館時間  午前10時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
観覧料金  一 般 800円、 高校・大学生 400円、 小・中学生 200円
* 各種割引、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  府中市美術館
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司馬江漢と亜欧堂田善は、江戸時代に油絵や銅版画を手がけた洋風画家です。風雅を愛する文人だった江漢と、西洋の技術にのめり込んで「ものづくり」に熱中した田善。二人の作品の特徴は異なりますが、共通して感じられるのは、遠近法への素直な驚きから生まれた造形の「かっこよさ」でしょう。二人の持ち味の違いにも注目しつつ、洋風画の魅力に迫る展覧会です。
[右] 司馬江漢《円窓唐美人図》 江戸時代中期(18 世紀)府中市美術館蔵

E354-4910
※ 作品画像は 府中市美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 府中市美術館

【展覧会】東京黎明アートルーム|洛中洛外図屛風と縄文土器|’24年3月17日ー5月5日

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東京黎明アートルーム
洛中洛外図屛風と縄文土器
開室期間  2024年3月17日[日]ー 5月5日[祝]
休  室  日  3月20日[祝]、4月3日[水]、4月21日[日]、5月3日[祝]
開室時間  10:00 - 16:00 * 最終入室は 15:30
入室料金  一 般 600円 / 20歳未満は無料
      * 障害者手帳をお持ちの方及び介護者の方は300円引き
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  東京黎明アートルーム
      〠 164-0003 東京都中野区東中野2-10-13 TEL 03-3369-1868
主  催  東京黎明アートルーム
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縄文土器を15点、土偶を2点展示します。
自然界の摂理にしたがい、ゆっくりと進化した縄文人の知識・技術・思想。縄文土器を通し、独創的な造形力や装飾性をお楽しみいただき、縄文人の豊かな世界観に思いを馳せていたただければと思います。
洛中洛外図屏風(六曲一双)も展示します。洛中(京都の市街)と洛外(京都の郊外)の景観や人々の様子が豊かに描かれています。京都観光気分を味わっていただけるようImage Projection(映像)も用意しました。
その他、アジアの彫刻や岡田茂吉作品も展示します。
皆様のご来室を心よりお待ちしています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京黎明アートルーム

【展覧会】練馬区立美術館|生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―|’24年3月16日-4月21日|終了

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練馬区立美術館
生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―
会  期  2024年3月16日[土]- 4月21日[日]
      * 4月1日[月]に一部展示替えを行います。
休  館  日  月曜日
開館時間  10:00-18:00  * 入館は17:30まで
観  覧  料  一 般 1,000円、 高校・大学生 および 65-74歳 800円
      * 中学生以下および75歳以上 無料
      * 同館は事前予約制ではありません。当日チケットカウンターでお求めください。
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
アクセス  練馬区立美術館
〠 176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16 TEL 03-3577-1821
西武池袋線中村橋駅下車 徒歩3分 ▶ 詳しくは こちら をクリック!

共  催  長野県立美術館
主  催  練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
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池上秀畝(いけがみ  しゅうほ   1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京。当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となります。大正5年(1916)から3年連続で文展特選を受賞。また、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
同じく長野県出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ、秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることは少なく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。
しかし、伝統に基づく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基づく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気感の表現なども取り入れ、伝統に固執しない日本画表現を見せています。

本展は生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てる展覧会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 練馬区立美術館
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】水野美術館|水野コレクション「花鳥を愉しむ ― 池上秀畝、松林桂月、花鳥画の名手たち」|’23年1月3日-3月26日|終了 ]
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】伊那市立高遠町歴史博物館|企画展 秀畝の画業|’24年2月23日-6月16日 ]
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】信州高遠美術館|「気韻生動」の画人 池上秀畝 生誕150年展|’24年3月2日-5月19日 ]
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】練馬区立美術館/長野県立美術館|生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―|’24年3月16日-4月21日|
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】長野県伊那文化会館 美術展示ホール|生誕150年 池上秀畝展 ― ただ絵が好きで好きで ―|’24年3月30日-5月12日 ]

〔 参 考 : 練馬区立美術館/長野県立美術館 YouTube  「生誕150年池上秀畝-高精細画人-」  0:33 〕

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【展覧会】神奈川県立歴史博物館|特別陳列 戦国大名北条氏と西相模・伊豆|’24年3月16日-4月14日|終了

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神奈川県立歴史博物館
特別陳列
戦国大名北条氏と西相模・伊豆
会  期  2024年3月16日[土]- 4月14日[日]
休  館  日  月曜日、3月21日[木]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧いただけます。
      一 般 300円、20歳未満・学生 200円、65歳以上・高校生 100円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室 第1室
      〠 231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通5-60
      TEL:045-201-0926/FAX:045-201-7364
主  催  神奈川県立歴史博物館
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神奈川県立歴史博物館が所蔵する 江梨鈴木家文書 をはじめとする 北条氏関係文書 などにより、戦国大名北条氏の当主が直轄統治した相模国西部および伊豆国の様相を紹介します。

<展示構成と主な展示資料>
1 二つの性格を持つ地域
西相模、伊豆地域は北条領国の中枢であり、かつ西の端でもありました。北条氏の支配体制や領国接する他大名との関係の推移を紹介します。
     大道寺盛昌書状(年未詳)4月2日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条氏規掟書(天正8年カ)6月26日 北条家文書 当館所蔵
     北条氏照書状(永禄12年)10月24日 山吉家文書 神奈川県立公文書館蔵
2 海からもたらされたもの ~海産物と人、もの、情報~
北条氏が海を利用した様子を紹介します。相模湾、駿河湾で獲れる海の幸を酒宴の席で用いるとともに、海上交通を利用して西国とのやり取りを行いました。
     伊藤家祐書状(年未詳)1月17日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     小田原天文記(快元僧都記)天文年間 神奈川県立図書館所蔵
     北条家法度書
     北条家法度書(元亀4年)7月16日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
3 北条家朱印状の謎を追う
海上交通の法度周知のため複数作成された北条家朱印状は個別対応を前提とした様式を持っています。同地域の文書に見える特徴を類例と比較しながら考えます。
     北条家船手形朱印状
     北条家船手形朱印状(天正2年)7月10日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条家朱印状(天正14年)7月19日 関山家文書 個人所蔵
     北条家朱印状(天正17年)12月8日 桜井家文書 当館所蔵

※ 混雑時は入場制限をする場合があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立歴史博物館

【展覧会】北澤美術館|特別展 エミール・ガレ没後120年記念|北澤美術館のガレ|’24年3月16日-’25年3月11日|ほぼ通年企画

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北澤美術館
特別展 エミール・ガレ没後120年記念
北澤美術館のガレ
会  期  2024年3月16日[土]- 2025年3月11日[火]
会  場  北澤美術館 1階 ガラス工芸展示室
      〠 392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 電 話 0266-58-6000
開館時間  04月 - 09月 |9:00 - 18:00
      10月 - 03月 |9:00 - 17:00
      * 最終入場-いずれも 閉館時間の30分前まで。
休  館  日  会期中 無 休   * ※10月1日[火]、12月31日[火]、1月1日[水]は休館
駐  車  場  バ ス:10台 / 乗用車:50台 駐車場併設
入  館  料  大 人: 1,000円 / 中 学生: 500円 / 小学生以下: 無 料
      * 各種割引・優待などは下掲詳細参照。
主  催  公益財団法人 北澤美術館
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── 我が根は森の奥深くにあり ──
諏訪湖のほとりにたたずむ北澤美術館は
エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどの
ガラス工芸と現代日本画を展示しています

19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれた、エミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。

2024年はガレの没後120年目に当たります。ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者:北澤利男(1917-1997)でした。
「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。

没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。

※ ほぼ通年企画の展覧会です。本稿では数度の反復紹介を予定。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 北澤美術館 ] 

【展覧会)ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第401回企画展|TDC 2024|’24年4月1日-5月15日

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ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第401回企画展
TDC 2024
(TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB EXHIBITION 2024)
会  期  2024年4月1日[月]- 5月15日[水]
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
      〠 104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP 銀座ビル
      TEL:03-3571-5206/FAX:03-3289-1389
開館時間  11 : 00 am - 7 : 00 pm 日曜・祝日休館
入場無料
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「文字や言葉の視覚表現」を軸に開催するグラフィックデザインの国際賞「東京TDC賞」は、1990年より毎年開催し、今年34回目を迎えます。
この度の応募には、昨年8月1日から10月5日までの期間に、国内外から大変に質の高い3675作品(国内1830作品、海外1845作品)が寄せられ、 40名の選考委員によるデータや作品実物の長期の審査を経て、デザイン年鑑に掲載する486の入選作品が選出。同時に10の受賞作品、52のノミネート作品が決定しました。
「TDC2024」展では、その中から、受賞作品とノミネート作品を中心に 特に評価の高かった約130作品を展覧します。今年も話題性のある豊かな作品が揃いました。ご期待ください。

※ 下掲公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧下さい。
【 詳 細 : ggg ギンザ・グラフィック・ギャラリー

【展覧会】京都dddギャラリー|第241回企画展 永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅|’24年3月27日-5月26日

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京都dddギャラリー第241回企画展
永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅
会  期  2024年3月27日[水]- 5月26日[日]
会  場  京都 ddd ギャラリー
      〠 600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON 烏丸 3 F
      TEL:075-585-5370  FAX:075-585-5369
開館時間  火曜-金曜は 11:00-19:00 土日祝は 11:00-18:00
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日は開館)
      * 4月30日[火]、5月7日[火]は祝日の翌日のため休館
主  催  公益財団法人DNP文化振興財団
入場無料
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永原康史は、マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代からメディアとデザインの可能性を探求してきた先駆者のひとりです。Macintoshが日本に最初に紹介された1984年から、永原はいち早くコンピューターを使ったデザインに取り組んできました。グラフィックデザイナーがコンピューターを使うのは今でこそ当たり前のことですが、永原が特殊なのは、コンピューターをペンや定規の代替物としてではなく、新しいメディアとして捉えていた点です。デジタルとフィジカルをつなぐ新たなデザイン表現を生み出す彼の実験は、一連の電子ブック作品やアルゴリズミック・タイポグラフィ作品に結実していきました。
「メディアとはなかだちするもののこと、メディアデザインとはなかだちのデザイン」とは、永原がさまざまな場所で表明してきたキーワードです。展覧会タイトルの「時間のなかだち」は、40年以上にわたる永原のメディアデザインの実践を振り返るとともに、メディアの過去と未来を橋渡しするという意味が込められています。パーソナルコンピューターにつづくインターネットの到来、さらにはグローバル資本主義経済の発展のなかで、メディアとデザインを取り巻く環境は様変わりしました。直近では、生成AIや空間コンピューティング、NFTなどの新たなデジタル技術の波が、デザイナーの仕事にも大きな影響を与えようとしています。展覧会サブタイトル「デザインとNFTの邂逅」は、NFTを新しいメディアとして捉えた永原の最新の試みを表しています。
本展が、ひとりでも多くの方に、とりわけ、生まれたときからコンピューターやインターネットが存在していた若いクリエーターたちに、グラフィックデザイナー/メディアデザイナー、永原康史の業績を知っていただく機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都 ddd ギャラリー 

【展覧会/イベント】東京国立近代美術館|美術館の春まつり|’24年3月15日-4月7日|終了

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東京国立近代美術館
美術館の春まつり
Spring Festival in The National Museum of Modern Art, Tokyo
会  期  2024年3月15日[金]- 4月7日[日]
会  場  東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
      〠 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
      050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休  館  日  月曜日(ただし3月25日は開館)
開館時間  10:00 - 17:00(金曜・土曜は 20:00まで) * 入館は閉館30分前まで
主  催  東京国立近代美術館、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
──────────────────────
花咲く名作が、会場のいたるところに。
水面に散る長瀞の桜を描いた川合玉堂《行く春》(重要文化財)や、
菊池芳文《小雨ふる吉野》など、春にちなんだ絵画が満開。
さらに四季のうつろいを堪能できる、芹沢銈介の染色作品も見どころです。
千鳥ヶ淵をはじめ、周辺に咲きほこる桜とともに、美術館で味わう春を、ぜひお楽しみください。

※ フライヤー裏面、中平卓馬展関連情報に訂正が告知されています。下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立近代美術館 美術館の春まつり 特設サイト

【展覧会】ハーモ美術館 HARMO MUSEUM|企画展 岩合光昭写真展 ねこ の とけい|’24年3月20日-5月6日

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企画展 岩合光昭写真展 ねこ の とけい
開催期間  2024年3月20日[水・祝]- 5月6日[月・祝]
開催時間  9:00 - 17:00  会期中無休
観  覧  料  一般・大学生 1,200円、小・中・高校生 600円(土曜日は保護者同伴の場合は無料)
* 障がい者手帳をお持ちの方 1,000円(同伴者1名まで無料)。未就学児無料
会  場  ハーモ美術館 ティーセントホール
〠 393-0045 長野県諏訪郡下諏訪町10616-540
TEL 0266-28-3636 FAX 0266-28-6446
主  催  公益財団法人ハーモ美術館
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岩合光昭写真展「ねこのとけい」は、人気が高いイワゴーネコたちの自由気ままな “ネコの一日” を楽しめる約80点で構成された写真展です。
ネコは居心地がいいところが好き。自分の好きなところで、自分の好きなように暮らしている。そんな自由気ままなネコたちの1日をお楽しみください。

<岩合光昭氏プロフィール>
1950年東京生まれ。動物写真家。身近なネコを半世紀以上ライフワークとして撮り続けている。2012年からNHK BSP4K、NHK BS「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組撮影を開始。著書に「ねこ」「ねことじいちゃん」「こねこ」「パンターナル」「岩合さんちのネコ兄弟玉三郎と智太郎」「岩合光昭の日本ねこ歩き」「岩合光昭の日本ねこさがし」「ねこがお」などがある。
2019年「ねことじいちゃん」、2021年「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あつがままに、水と大地とネコ家族」で監督をつとめる。
岩合光昭氏オフィシャルサイト 

〔 同時開催 〕
おすわりねこ 写真大募集!! 
会期中、皆さまからご応募いただいた「座っている猫」の写真を館内に展示します。
受付期間:2024年2月11日[日]- 4月20日[土]
* 応募方法・受付場所はパンフレットをご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ハーモ美術館 HARMO MUSEUM ]