カテゴリー別アーカイブ: 展覧会情報

【展覧会予告】生誕150年 横山大観展 ─ 画は人なり。─ 東京国立近代美術館 4月13日ゟ

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東京国立近代美術館 企画展
生誕150年 横山大観展
2018年4月13日[金]-5月27日[日]
開館時間:10:00-17:00(金曜・土曜日は20:00まで) * 入館は閉館の30分前まで
休  館 日: 月曜日  * 4月30日は開館
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横山大観(1868-1958)の生誕150年、没後60年を記念し、回顧展を開催します。

東京美術学校に学んだ大観は、師の岡倉天心とともに同校を去り、日本美術院を設立。新たな時代における新たな絵画の創出を目指しました。西洋からさまざまなものや情報が押し寄せる時代の中、日本の絵画の伝統的な技法を継承しつつ、時に改変を試み、また主題についても従来の定型をかるがると脱してみせました。
やがてこうした手法はさらに広がりを見せ、自在な画風と深い精神性をそなえた数々の大作を生み出しました。

本展では、40メートル超で日本一長い画巻《生々流転》(重要文化財)や《夜桜》《紅葉》をはじめとする代表作に、数々の新出作品や習作などの資料をあわせて展示し、制作の過程から彼の芸術の本質を改めて探ります。
総出品数約100点。本画約90点、習作ほか資料約10点を展観する大回顧展です。

【詳細情報: 東京国立近代美術館  特設コーナー

【展覧会予告】東京都美術館 プーシキン美術館展 ── 旅するフランス風景画 4月14日─7月8日

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東京都美術館 特別展
プーシキン美術館展 ── 旅するフランス風景画

Masterpieces of French Landscape Paintings from
The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow
2018年4月14日[土]-7月8日[日]
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プーシキン美術館展 ── 旅するフランス風景画のポスタ ー 珠玉のフランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、17世紀から20世紀の風景画65点が来日します。
神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。

なかでも、初来日となるモネの《草上の昼食》では、同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。
ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。初夏の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」をどうぞお楽しみください。

【 詳細:東京都美術館 特設WEBサイト

【展覧会】根津美術館 企画展 ── 香合 百花繚乱 ── 2月22日─3月31日

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根津美術館 企画展
香合 百花繚乱
2018年2月22日[木]-3月31日[土]

◯ 休  館  日   月曜日 
◯ 開館時間  午前10時-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
◯ 入  場 料   一般1100円、学生[高校生以上]800円
* 20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
◯ 会      場        根津美術館 展示室 1 
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「香合」は、「香」を入れる蓋付きの容器のこと。茶の湯の道具のなかでも特に人気の高いものです。
初期の香合は唐物漆器(からものしっき)でしたが、茶の湯の流行に従い、黄瀬戸や志野など国内で作られた最新のやきものや、蒔絵の古い箱、さらに螺鈿(らでん)・染付・青磁などの新しい唐物も使われるようになります。素材は漆からやきものまで多岐にわたり、形状も丸・角だけではなく、動物や楽器などバラエティーに富みます。香合ほど種類が豊富な茶道具は他にありません。
このたびの展覧会では香合約160点を展示し、その世界が花開いていく様子をご覧いただきます。茶席を彩る小さな香合の愛らしい姿をお楽しみください。

【 詳細情報 : 根津美術館 】 { 文字壹凜Summary }

【展覧会】山種美術館企画展「桜 さくら SAKURA 2018 ─ 美術館でお花見! ─ 3月10日開始

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「桜 さくら SAKURA  2018 ─ 美術館でお花見! ─

会期: 2018年3月10日[土]-5月6日[日]
会場: 山種美術館
主催: 山種美術館、朝日新聞社
開館時間: 午前10時-午後5時    * 入館は午後4時30分まで
休館日: 月曜日  * 4/30[月]、5/1[火]は開館
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日本の春を象徴する桜。このたび、山種コレクションの中から、桜が描かれた作品を厳選し、一堂に公開する展覧会を6年ぶりに開催いたします。

爛漫と咲き誇り、やがて散りゆく桜の美しさは、古くから詩歌に詠まれ、調度や衣装などの文様に表されるとともに、絵画にも盛んに描かれてきました。桜を愛でる人々を描いた物語絵や風俗画から、奈良の吉野など、桜の名所を舞台とした名所絵や風景画、そして花が主役となる花鳥画や花卉画まで、さまざまなジャンルで絵画化され、時代とともに多彩な表現が展開しています。

近代・現代の日本画においても、桜は重要な題材であり続けました。歴史や物語の一場面で桜を印象的に表した橋本雅邦の《児島高徳》や小林古径の《清姫》「入相桜」、江戸時代の風俗画に範をとった上村松園の《桜可里》では、過去の時代をテーマとする中で桜が効果的に用いられています。また、京都の桜を描いた奥村土牛の《醍醐》や東山魁夷の《春静》には、桜の咲く光景が描写されるだけでなく、桜に対する画家それぞれの思いまでもが映し出されています。さらに、夜桜をクローズアップして幻想的に描き出した速水御舟《夜桜》をはじめ、桜そのものを主題とした作品では、画家の個性や美意識が反映され、日本画の表現の幅広さをみてとることができます。

2018年春、山種美術館は名だたる日本画家たちによる桜の絵画で満開となります。会場でお花見を楽しみながら、季節を満喫していただければ幸いです。

【 詳細情報 : 山種美術館 】

【展覧会】河口聖展 -Recollectionー GalleryBar Kajima 加島牧史

20180219171824_00001 20180219171824_00002河口 聖  展
-Recollectionー
2018年2月19日[月]-3月10日[土]
GalleryBar Kajima  加島牧史

営業時間:14:00-24:00 *日祝日休み
Mail :gbkajima@gmail.com
Web&Blog : https://gbkajima.jimdo.com/
104-0061 中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
Tel : 03-3574-8720
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哲学の勉強会を始めることになった。思想史を学んでいくうちに、やはりギリシャ哲学を学びたくなった。同時にユークリッド幾何学を学ばなければいけないことに気づく。幾何学の証明から論理学が生まれ、数学的思考の演繹法が生まれ、その推論の上でこの近代という時代の事態が生まれたのだということに気づく。
その基礎、根はどこかと尋ねれば、ギリシャ哲学を探訪することになるのだ。河口聖さんのRecollection シリーズ ― 彼方の記憶が甦る ― を拝見した。その幾何学的構成もまたギリシャを思ってのことだろうか。(加島牧史)

文字壹凜 Summary }

【展覧会】Bunkamura ザ・ミュージアム ── 神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展 3月11日まで開催中

20180205165405_00001 20180205165405_00002Bunkamura ザ・ミュージアム
神聖ローマ帝国皇帝
ルドルフ2世の驚異の世界展
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☆開催期間:2018年1月6日[土]-3月11日[日]
      * 2/13[火]のみ休館
☆開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)

      * 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
☆会    場:Bunkamura ザ・ミュージアム
☆主    催:Bunkamura、テレビ朝日、読売新聞東京本社
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好奇心のコレクター  ルドルフ2世の壮大なプライベートミュージアムとは?

プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世(1552-1612)は、稀代の収集家として、また芸術の庇護者として知られています。16世紀末から17世紀初頭、彼の宮廷には世界各地から優れた人物たちが集結し、芸術作品、あるいは科学機器などのあらゆる優れた創作物、更には新たに発見された珍奇な自然物などが集められ、文字通り「驚異の部屋」とでも呼ぶべき膨大なコレタションが形成され、当時のヨーロッパの芸術文化の一大拠点ともなりました。

本展は、ジュゼッペ・アルチンボルドをはじめ、ルドルフ2世が愛好した芸術家を中心に、版画を含む絵画作品約80点と、当時のコレクターズアイタムであった工芸品や天文道具約20数点、天文学や錬金術に関する貴重な資料など、120点余りの作品で構成され、イッカクの牙、鉱物などの自然物(ナトゥラリア)も併せてご紹介。占星術や錬金術にも強い関心を示した皇帝の、時に魔術的な魅力に満ちた芸術と科学の世界へご案内いたします。
【詳細情報: Bunkamura ザ・ミュージアム 】
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20180205145914_00001Bunkamura ザ・ミュージアム 神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展 図録
とても丁寧につくられており、資料性も十分な図録でした
DSCN7381 DSCN7379同展会場入口で撮影が許されていた、フィリップ・ハースによるアーチンボルドの立体作品

ボヘミアン

チェコの首都、プラハの街は、神秘の都とも、魔法の都、ときとして魔都ともされる。
花筏 }と本欄{ 活版 à la carte }でも、かつてプラハを何度か取りあげたが、どうしてもかつてこの街を首都とした「神聖ローマ帝国」のことがわかりづらい。

辞書的には、「神聖ローマ帝国 ドイツ語 : Heiliges Römisches Reich,  ラテン語 : Sacrum Romanum Imperium,  イタリア語 : Sacro Romano Impero,  英語 : Holy Roman Empire)は、現在のドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部を中心に存在していた国家。9-10世紀に成立し、1806年まで続いた。西ローマ帝国の後継国家を称した」
となるが、これでは到底新興勢力のプロテスタントと争い、勃興したオスマン帝国に圧迫された歴史を有する「 神聖ローマ帝国 」の説明にはならない。ウィキペディアにリンク設定をしたので、これ以上はそちらで確認をお願いしたい。

プラハ絵はがき01プラハ絵はがき02プラハ絵はがき03プラハ絵はがき04プラハ市販の長尺絵はがきより。下から二段目、プラハ城脇、かつて錬金術士が居住したことから「黄金の小径」と呼ばれる長屋街。いまはみやげ店がならぶ人気の観光スポット。左手の青い22番の建物は、フランツ・カフカがここで『城』などの作品を執筆していたとされる家。

プラハ城内の「黄金の小径」で購入した「ブック・クリップ」(勝手にそう呼んでいる)がお気に入りである。そのひとつがルドルフ2世であった。お気に入りアイテムなので、タグをつけたまま保管している。
プラハのビールは旨いそうである。やつがれは下戸ゆえその味を知らぬが、カフェのテラスで喫す珈琲は絶品である。プラハ城は観光客で溢れているが、わが国からは直行便がないためか、日本人はわりと少ない。カレル橋をわたり、プラハ城への散策はまことに心地好いものがあった。

DSCN7361 DSCN7375『陽だまりの樹』(手塚治虫 小学館)(お玉が池 種痘所)と「ブック・クリップ」

【展覧会】[館蔵]中国の陶芸展  五島美術館 2月24日─3月25日

20180206132117_00008 20180206132117_00009 五島美術館2-3月展ポスター五島美術館
[館蔵]中国の陶芸展
2018年2月24日[土]-3月25日[日]

漢時代から明・清時代にわたる館蔵の中国陶磁器コレクション約60点を展観。戦国時代の計量道具から、唐三彩の壺、宋時代の砧青磁、明時代の青花・五彩まで、時代順に展示し、2000年にわたる中国のやきものの歴史を展望します。館蔵の中国古鏡約30面も同時公開。

【 詳細情報 : 五島美術館 】 { 文字壹凜Summary }

【GOOD DESIGN Marunouchi】 #36 喜多俊之 「自生素材を新素材として使う」

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GOOD DESIGN Marunouchi  #36
喜多俊之 「自生素材を新素材として使う」 
地域で自生する「すぎ」と「竹」を新素材として生かすテクノロジーとデザインの力
会期:2月26日[月]- 3月11日[日]
時間:11:00-20:00   入場無料
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島根県の竹、秋田県の県産材を素材に、2年間に渡って海外で発表したコレクションの新作を展示します。竹は、2017年4月のミラノサローネの期間中、インテリア誌 INTERNI 20 周年イベント「MATERIAL IMMATERIAL」で「FLAT BAMBOO SHIMANE」と題して椅子や テーブルを出展、島根県産の竹を皮付きのまま平板にする新しい技術が開発され、海外でも注目されています。

一方、秋田県産の木材を使った「AKITA COLLECTION」は国際見本市「ミラノHOMI」で2017, 2018年に発表し、「日本独自の素材を匠の技術で世界製品にする」というコンセプトが、会場を訪れた人達の注目を集めました。日本独自のものづくりをテーマに、地域で自生する資源をそれぞれの土地で育まれた匠の技や新しいテクノロジーを組合わせ、オリジナリティの高い独自の製品を世界に向けて発信していくというプロジェクトです。

【詳細情報: GOOD DESIGN Marunouchi 】

【展覧会】東京国立博物館 特別展「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」3月11日まで

20180206132117_00001 20180206132117_00002真言宗御室派総本山の仁和寺と、全国の御室派寺院が誇る寺宝が、一挙、上野へ
特別展「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」
Treasures from Ninnaji Temple and Omuro

◯ 会       期 : 2018年1月16日[火]-3月11日[日]
* 会期中に展示替があります
◯ 会       場 : 東京国立博物館 平成館(上野公園)
◯ 開館時間 : 午前9時30分-午後5時
* 毎週金・土曜日は、午後9時まで  * 入館は閉館の30分前まで
◯ 休  館  日 : 月曜日  * 2月12日[月・休]は開館、2月13日[火]は休館
◯ 主       催  : 東京国立博物館、真言宗御室派総本山仁和寺、読売新聞社
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御室桜で知られる仁和寺は、光孝天皇が仁和2年(886)に建立を発願し、次代の宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた真言密教の寺院です。
歴代天皇の厚い帰依を受けたことから、すぐれた絵画、書跡、彫刻、工芸品が伝わります。創建時の本尊である阿弥陀如来坐像(国宝)は、当時もっともすぐれた工房の作品です。
また、高倉天皇宸翰消息(国宝)は皇室との深いかかわりを物語るものです。
本展覧会では、それら仁和寺に伝わる名品を一堂に紹介します。

仁和寺を総本山とする御室派寺院は全国に約790箇寺あり、すぐれた仏像も少なくありません。天平彫刻の名品として知られる葛井寺の千手観音菩薩坐像(国宝)が、江戸時代の出開帳以来初めて東京で公開されるほか、普段目にすることができない多くの秘仏が見られる貴重な機会になります。

仁和寺では現在、観音堂の解体修理が行われています。観音堂は修業の場であるため非公開ですが、本展覧会では33体の安置仏を展示するとともに、堂内の壁画を高精細画像によって再現して、一般にはふれることのできない堂内の厳かな空気を体感していただきます。

【 詳細情報 : 東京国立博物館 】 初出:2017年12月15日

【森鷗外記念館】「鴎外・ミーツ・アーティスト ─ 観潮楼を訪れた美術家たち」1月 13日-4月1日

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文京区立森鷗外記念館
コレクション展
「鷗外・ミーツ・アーティスト ─ 観潮楼を訪れた美術家たち」

会  期:2018年1月13日[土]-4月1日[日]
     * 休館日は2月26日[月]、27日[火]、3月27日[火]
開館時間:10時-18時(最終入館は17時30分)
料  金:一般300円(20名以上の団体:240円)
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小説家、翻訳家、陸軍軍医など八面六臂の活躍で知られる鷗外ですが、実は美術とも深いつながりを持っており、沢山の美術家の知己を得ています。
鷗外は美術家たちの良き理解者でありながら、時には厳しい批評者でもあり、また美術庇護者としても彼らを支えます。鷗外にとっても、彼らは仕事仲間であり、一方で創作の源泉となる存在でもありました。

鷗外が出会った美術家たちの中から、鷗外の居宅・観潮楼(現・文京区立森鴎外記念館)を訪れた美術家に、100年以上の歳月を経て、再び集まってもらいましょう。
鷗外に作品を評価された洋画家・藤島武二、鷗外作品のモデルにもなった水彩画家・大下藤次郎、東京美術学校で鷗外の講義を受けた彫刻家・高村光太郎、鷗外の著書の装丁を多数手がけた洋画家・長原孝太郎…… 。
美術界における旧派と新派、あるいは明治美術界から白馬会、太平洋画会との価値観がせめぎ合う中で、鷗外は彼らにどのような眼差しを向けてきたのでしょうか。
そして美術家たちの眼は鷗外自身と鷗外作品に何を見出したのでしょうか。観潮楼に届いた美術家たちの書簡、鷗外の美術批評、鷗外作品を彩った装丁本など当館のコレクションを通して、「鷗外が見つめた美術家」と「美術家が見つめた鷗外」に迫ります。

【 詳細情報 : 文京区立森鷗外記念館

【展覧会】太田記念美術館 企画展 江戸の女装と男装 2018年3月2日[金]─3月25日[日]

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太田記念美術館 企画展
江戸の女装と男装

2018年3月2日[金]-3月25日[日] * 3月5, 12, 19日は休館します。
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男女の境界を行き来する江戸文化

女装や男装の文化は、洋の東西を問わず、古くから見られるものです。日本では、女装といえば『古事記』に見える、ヤマトタケルが女装して熊襲を退治した話が思い出されますし、また中世の稚児による女装、芸能に見られる女装など、古くから異性装の風俗がありました。
江戸時代にも祭礼で芸者などの女性が男装して出し物を演じたり、男性役者が女装して女性を専門に演じる歌舞伎の女形など、男装や女装の風俗が見られます。
また、歌舞伎に登場する女装の盗賊、弁天小僧をはじめ、物語で活躍する異性装の登場人物も広く親しまれました。

浮世絵では歴史や物語に登場する人物の男女を入替えて、当世風の人物に置き換えるやつし絵や見立絵も多く描かれています。
男女が入れ替わる趣向という意味では、近年の映画「君の名は。」の大ヒットも思い起こされるところですが、既に江戸時代には、異性装や男女を入れ替えるという発想が、庶民にとって身近なものであったことがうかがえます。
本展では、描かれた浮世絵を通して、男女の境界を自由に行き来する江戸時代の風俗や文化の諸相に迫ります。

【 詳細情報 : 太田記念美術館

【展覧会】東京国立近代美術館工芸館 開館40周年記念 所蔵作品展 ─ 名工の明治

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工芸館開館40周年記念 所蔵作品展

名工の明治
開催期間:2018年3月1日[木]-5月27日[日]
休  館 日:月曜日 * 3月26日、4月2日、4月30日は開館
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
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明治時代、その優れた技術によって帝室技芸員に任命された鈴木長吉(1848-1919)。同館所蔵の《十二の鷹》は彼の代表作の一つで、1893年アメリカ開催されたシカゴ・コロンブス世界博覧会で発表されました。古来より武将たちが好んで行った鷹狩りで用いられる鷹をモチーフに、本物と見紛うリアルな表現と、金、銀、銅、赤銅、四分一といった金属の色を巧みにちりばめた華やかさで、世界の人々を驚かせました。

同館では、数年をかけてこの《十二の鷹》の修復に取り組んできましたが、このたび修復後初のお披露目をいたします。長らく失われていた鉾垂れ(鷹の止まり木に使用される装飾布)も復元され、発表当初の鮮やかな色合いがよみがえりました。
「明治150年」にもちなみ、本展では、高い技術力と表現力を兼ね備え明治の精神を今に伝える名工たちの作品もあわせてご覧いただきます。
現代の工芸作品も含めた当館所蔵作品約100点を通して、技と表現が現代にいかに継承されたのか、その展開を探ります。

【詳細情報: 東京国立近代美術館工芸館 】

【個展】たなか鮎子個展 ‘ ささやく町 ─ A Whispering Town ’

たなか_01 たなか_02たなか鮎子個展
‘ ささやく町 ─ A Whispering Town ’
おしゃべりな家、きまぐれな道しるべ、哲学する森。
人びとの心のささやきでできた、小さな町があったとしたら……
ヨーロッパの町での暮らしから着想をえた架空の町の風景を
絵と半立体作品で表現いたします。
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2018年2月26日[月]-3月3日[土]
11時30分-19時まで(最終日17時まで)
会 場
GALLERY HOUSE MAYA
107-0061 東京都港区北青山2-10-26
03-3402-9849
http://www.gallery-h-maya.com

【詳細情報: たなか鮎子 http://ayukotanaka.com/

【展示会】福井県ふるさと文学館 {国立公文書館所蔵資料展 明治日本とふくいの軌跡}1月20日─3月18日

福井おもて 福井うら福井県ふるさと文学館
国立公文書館所蔵資料展 明治日本とふくいの軌跡
会 期: 平成30年1月20日[土]-3月18日[日]
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、第4木曜日
開催時間 :火-金曜日  午前9時-午後7時
土・日・祝日 午前9時-午後6時
会 場: 福井県ふるさと文学館 (福井県福井市下馬町51-11)
観覧料 :無 料
* 会場は国立公文書館ではありませんので、ご注意ください.
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国立公文書館では、所蔵資料をより多くの方々にご覧いただくため、平成24年度より、各地の公文書館等で展示会を開催しています。
このたび、福井県文書館・福井県ふるさと文学館と共催で、所蔵資料展を開催します。
本展では、国立公文書館で所蔵している、明治時代前期の重要な公文書や、福井ゆかりの人物に関する資料、福井県の成り立ちに関する資料などを、福井県文書館などで所蔵する資料とあわせて展示し、明治時代前期の日本と福井の軌跡をたどります。
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《主要展示から》
福井01国立公文書館蔵◯ 福井県ヲ置キ堺県ヲ廃スルノ件(国立公文書館蔵)
現在の福井県は、明治14年(1881)2月7日に設置されましたが、設置に至るまでには隣県を含めた合併・分割といった紆余曲折がありました。掲載資料は、「公文録(副本)」に収録されている、福井県の設置に関する布告案です。
* 「㫖」は「旨」の異体字
福井02国立公文書館蔵◯ 議事之体大意(福井県立図書館蔵)
慶応4年(1868)1月に、新政府の参与であった三岡八郎(のち由利公正)によって著された、議事(会議)による政治のための方針です。福岡孝弟(たかちか)・木戸孝允らによる加筆・修正を経て、同年3月に発せられた「五箇条の御誓文」の原案にあたります。
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{新宿餘談}
【五箇条御誓文】ごかじょう‐の‐ごせいもん
明治天皇が御所紫宸殿で、公家、諸侯や百官を率いて天地神明に誓約する形で発表した維新政府の基本方針。慶応四年(一八六八)三月一四日、江戸城総攻撃の前日に発表された。
一 広く会議を興し万機公論に決すべし
一 上下心を一にして盛に経綸を行ふべし
一 官武一途庶民に至る迄各其志を遂げ人心をして倦まざらしめんことを要す
一 旧来の陋習を破り天地の公道に基くべし
一 智識を世界に求め大に皇基を振起すべし
の五か条からなる。五箇条の誓文。
[参考:『日本国語大辞典』]

【詳細情報: 福井県ふるさと文学館  国立公文書館

【展覧会】阿部真弓さん つぶつぶ ∞ もくもく{くも うつわ ふね ⇨ のような}個展開催 ウィリアム モリスにて 2月1日─28日

20180207191951_00002 20180207191951_00001阿部真弓個展
くも うつわ ふね ⇨ のような
期 間:2月1日[木]-28日[水]

時 間:12:30-18:30   * 最終日は17:00まで
休廊日:日・月・第1・3土曜日(2/17日休廊)
会 場:ウィリアム モリス  珈琲&ギャラリー
150-0002 東京都渋谷区渋谷1-6-4  The Neat 青山 2F
TELEPHONE 03-5466-3717

【展覧会】紙の博物館 企画展 ─ 紙で旅するニッポン~四国編~ 3月4日まで

紙の博物館オモテ 紙の博物館ウラ

紙の博物館 企画展 
紙で旅するニッポン~四国編~
2017年09月16日[土]-2018年03月04日[日]
休館日:月曜日 * ただし2月12[月]は開館、2月13[火]休館
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日本各地の和紙・洋紙業の歴史や現状、その特色や様々な資料を紹介するシリーズ展示の第四弾。
今回は、四国編です。
香川は、中世には檀紙の名産地、徳島は忌部氏により麻を原料とする和紙がつくられていたといわれる、古くからの紙産地です。近世には土佐・伊予でも紙づくりが奨励され、土佐の七色紙や伊予宇和島の泉貨紙が有名になりました。
近代には、吉井源太が製紙技術改良を行い、高知は和紙王国になっていきました。洋紙は、特殊機能紙の工場が多いことでも知られています。この展示を通して、香川、徳島、高知、愛媛県の紙について知っていただければ幸いです。

【詳細: 紙の博物館

【展覧会】東京都写真美術館 ── 写真発祥地の原風景 長崎 ── 3月6日─5月6日 展示作品入替有り

20180206132117_00004 20180206132117_00005東京都写真美術館
写真発祥地の原風景 長崎
Geneses of Photography in Japan : Nagasaki
会  期: 2018 年 3 月 6 日[火]- 5 月 6 日[日]
* 4 月 9 日[月]に展示替えをおこないます
主 催 :公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/国立大学法人長崎大学/読売新聞社/美術館連絡協議会
協 賛 :ライオン/大日本印刷/損保ジャパン日本興亜/日本テレビ放送網/ 東京都写真美術館支援会員
協 力: 長崎県/一般財団法人長崎県観光連盟/長崎市/長崎歴史文化博物館
後   援: オランダ王国大使館
会 場: 東京都写真美術館 2 階展示室
開館時間: 10:00-18:00(木・金は 20:00 まで)
休館日: 毎週月曜日  * 月曜日が祝日の場合は開館、翌平日が休館
観覧料 :一般 700 円/学生 600円/中高生・65 歳以上 500円
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東京都写真美術館では、古い写真に関する新たなシリーズである「写真発祥地の原風景」を開幕します。このシリーズでは、日本の写真発祥地と言われる 3 都市にフォーカスし、初期写真* を核に幕末・明治の日本を展示室に再構築します。
第一段となる本展は、「明治 150年」を記念し、長崎学に造詣の深い姫野順一博士(長崎外国語大学特任教授/長崎大学名誉教授)監修のもと、写真を中心としたオリジナル作品のほか、古地図や絵画・工芸作品など、ジャンルや時代を超えて、幕末・明治の「長崎」を展示室に再構築します。
* 初期写真(Early Photograph)とは、古写真のなかでも特に 19 世紀の写真を指します。

【詳細情報: 東京都写真美術館

【展覧会】川越市立美術館特別展:生誕130年 小村雪岱 ─「雪岱調」のできるまで ─

20180119193938_00001 20180119193938_00002川越市立美術館 特別展
生誕130年 小村雪岱 ― 「雪岱調」のできるまで ―
会  期
2018年1月20日(土曜)から3月11日(日曜)
開館時間
午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
休  館  日
月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日(火曜)休館
観  覧  料
一般 600円  大学生・高校生 300円  中学生以下 無料
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川越市立美術館の開館15周年を記念し、川越ならではの特色のある展示を試みる〈小江戸文化シリーズ〉の第四弾として、川越に生まれ、装釘・舞台装置・挿絵など多分野で才能を発揮した小村雪岱(こむら-せったい 1887-1940)の展覧会を開催いたします。

荒木寛畝塾や東京美術学校(現・東京藝術大学)で日本画の基礎を学んだ雪岱は、当初は主に本の装釘や舞台装置の世界で活躍していました。そんな雪岱を一躍有名にした決定的な仕事が、昭和8年(1933)に朝日新聞に連載された邦枝完二作「おせん」の挿絵でした。以降、挿絵画家としても人気を得た雪岱は、多忙を極めながらも数々の名作を生み出しました。

華奢な人物像、極細の線による無駄のない描写、余白を生かした画面構成、そして挿絵における白黒二階調の明快な配色は、雪岱画の特徴であり、大きな魅力です。
本展では、多岐にわたる雪岱の画業から、とりわけ挿絵の仕事と、その中で育まれた「雪岱調」とよばれる独自の絵画スタイルに注目します。

【 詳細情報 : 川越市立美術館
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{新宿餘談}
DSC03991.JPG本展の関連イベントに、「小村雪岱をこよなく愛する」装本家にして小村雪岱研究家、朗文堂新宿私塾講師・タイポグラフィ学会会員の 真田幸治さん が特別講演会講師として参加されます。
ご聴講をお勧めいたします。

講演会(2)「小村雪岱の挿絵の描線」

講師:真田幸治さん(小村雪岱研究家)
日時:2月25日(日曜)午後2時から3時
会場:川越市民美術館アートホール
定員:80名(要申込 無料 先着順)
申込:1月20日(土曜)午前9時から、電話 049-228-8080
または FAX 049-228-7870にて、川越市立美術館まで申込

【展覧会】 太田記念美術館企画展 明治維新150年 幕末・明治 ── 激動する浮世絵 後期展示2月2日─25日

20180129192330_00001太田記念美術館 企画展
明治維新150年 幕末・明治 ―― 激動する浮世絵

2018年1月5日[金]-2月25日[日]
      前期 1月5日[金]-28日[日]
      後期 2月2日[金]-25日[日]
      * 前後期で展示替え
                     * 2月1、5、13、19日は休館します。
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今から約150年前、長らく続いた江戸幕府が崩壊し、新たに明治政府が樹立するという、時代の大きなうねりが起こりました。幕末・明治の浮世絵師たちは、時には、戊辰戦争や文明開化といった社会の変化を描き、時には、西洋文明の影響を受け入れながら、新たな絵画表現にチャレンジしました。
本年、平成30年(2018)は、明治維新からちょうど150年にあたります。それを記念し、本展覧会では、幕末から明治にかけて制作された浮世絵約150点(前後期で展示替えあり)を紹介します。幕末・明治という時代にあわせて激動していく浮世絵をお楽しみください。

【 詳細情報 : 太田記念美術館 】 ☆初出:2017年12月26日
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DSCN7297{新宿餘談}
なごり雪を踏みしめて、01月27日午後、太田記念美術館「明治維新150年 幕末・明治 ―― 激動する浮世絵」前期展示を展観した。寒い日だったが館内には相当の来場者がいた。
錦絵・浮世絵を美術や芸術ととらえるのがふつうであろうが、やつがれ、写真撮影術が普及する前、景観資料などで絵師たちがのこした版画に助けられることが多い。そこでの絵師はジャーナリストであり、報道カメラマンであり、もちろんすぐれた技芸者でもあった。
太田記念美術館は絵士だけでなく、無名の彫刻士・摺り士にもあたたかい視線を向けていることに好感をもった。

収穫の多い展観となった。2月2日からは後期展示が開始される。

【展覧会】お札と切手の博物館 日本近代紙幣の礎となった男たち ─ 日本近代紙幣の礎となった男たち ─ 3月4日まで

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お札と切手の博物館
明治150年関連施策特別展(平成29年度 第2回特別展)

日本近代紙幣の礎となった男たち
── 明治150年 ── 印刷局はじまりの物語 ──

開  催 日:平成29年12月19日[火]-平成30年3月4日[日]
開催時間: 9:30-17:00 * 2月23日[金]は、19:00まで
休  館 日 :月曜日(祝日の場合は翌平日)、2月11日[日]
開催場所:お札と切手の博物館 2階展示室
入  場 料:無 料
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国立印刷局は、明治4(1871)年の創設以来、日本の紙幣製造に携わってきました。
明治10年には西欧の先進技術を習得して、近代国家にふさわしい紙幣の完全国産化を実現し、日本の紙幣製造元としての第一歩を踏み出しました。この技術が現在の日本銀行券の製造技術の基盤となっています。

このように印刷局において、創業期にあたる明治時代は重要な時代です。特に明治時代初期から中期にかけては経営基盤を確実なものとするために本業の技術を生かして様々な製品を製造、販売することが行われており、他の時代とは一線を画しています。
本展では、キーパーソンとなった人物の事績を紹介しながら、当時の印刷局の事業について解説します。

【詳細情報: お札と切手の博物館