作成者別アーカイブ: salama

【展覧会】ヨックモックミュージアム|ピカソ いのちの讃歌|’23年10月24日-’24年9月23日

20231120194503_00009 20231120194503_00010

ヨックモックミュージアム
ピカソ いのちの讃歌
会  期  2023年10月24日[火]- 2024年9月23日[月]
休  館  日  毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は翌平日)、
      年末年始(2023年12月25日 - 2024年1月5日)
開館時間  10時 - 17時 * 入館は閉館の30分前まで
      * 金曜日20時までの夜間開館は当面の間、延期とさせていただきます。
チケット  当館受付での当日価格・税込表示
      一 般:1,200円、学 生:800円、小学生以下:無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  ヨックモックミュージアム
      107−0062 東京都港区南青山6丁目15−1 TEL:03-3486-8000
──────────────────────────
南青山にある美術館「ヨックモックミュージアム」でピカソの創造性を体感しませんか? ヨックモックグループが30年以上かけて収集してきたピカソのセラミックコレクションをご覧いただけます。世界有数のピカソのセラミックコレクションの展示や、アートセラピーを取り入れたイベント、「お菓子とアート」の独自プログラムもご用意しております。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ ほぼ通年の展覧会ですが、期間中に多彩なイベントが開催されます。下掲詳細参照。

[ 詳 細 : ヨックモックミュージアム ] 

【展覧会】戸栗美術館|花鳥風月-古伊万里の文様-|’24年1月7日-3月21日|終了

A4チラシ_表 A4チラシ_裏

戸栗美術館
花鳥風月-古伊万里の文様-
会  期  2024年 1 月 7 日[日]- 3 月 21 日[木]

会  場  戸栗美術館 
      東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館。
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 1月7日[日]- 1月31日[水]まで、新成人は入館料無料
────────────────────
日本のやきもの史の中で、初の国産磁器として誕生した伊万里焼は、器面に筆で文様を描くことを施文方法の主流としました。江戸時代を通じて佐賀有田を中心とした地域で作られ、需要者の流行を反映しながら、様々な文様をあらわしていきました。
その表現は一筆ごと丁寧に描かれているものから、略筆で判別が難しいものまで多岐にわたります。ひとつひとつのモチーフを紐解いていくと、中国文化の受容に加え、国内で脈々と培われてきた日本文化の独自性を垣間見ることができます。
今展では古伊万里の文様から花・鳥・風景・月に注目。2 つの展示室をそれぞれ「花鳥の間」、「風月の間」として、四季折々の花鳥文、風情溢れる山水文のうつわをご紹介いたします。約 80 点の趣深い古伊万里をご堪能ください。

③染付 双鷺文 皿_ロゴ入り染付 双鷺文 皿
伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径21.0㎝ 戸栗美術館所蔵

⑤色絵 花卉文 鉢_ロゴ入り色絵 花卉文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径22.6㎝ 戸栗美術館所蔵

⑥色絵-赤玉雲龍文-鉢_龍_ロゴ入り色絵 赤玉雲龍文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径25.8㎝ 戸栗美術館所蔵

【 同時開催  干支セレクション 龍 】第3展示室
2024 年は辰年。今展では戸栗美術館収蔵の龍文様の作品約 30 点を出展。中国・景徳鎮官窯による皇帝専用の五爪二角の龍から、古伊万里の螭龍まで、龍文様の豊かなヴァリエーションをお楽しみください 。

※ 展示作品の写真画像は 戸栗美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】千葉市美術館|企画展 サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展|’24年1月6日 –3月3日|終了

千葉市美術館A1 千葉市美術館A2

千葉市美術館
企画展 
サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展
会  期  2024年1月6日[土] – 3月3日[日]  * 会期中大幅な展示替えがあります。

         前 期:1月6日[土] – 2月4日[日]
         後 期:2月6日[火] – 3月3日[日]
会  場  千葉市美術館
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
      
tel 043-221-2311(受付時間 10:00 – 18:00)

休  室  日  1月9日[火]、15日[月]、2月5日[月]、13日[火]
      * 第1月曜日は全館休館
観  覧  料  一 般 1,500円、大学生 800円、小・中学生、高校生 無料
      ◎ 本展観覧券で常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  千葉市美術館、東京新聞
──────────────────────────千葉市美術館A 千葉市美術館B☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆ 

鳥文斎栄之 (ちょうぶんさい・えいし   1756−1829) は、旗本出身という異色の出自をもち、美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師です。浮世絵の黄金期とも称される天明-寛政期 (1781-1801) に、同時代の喜多川歌麿 (?-1806) と拮抗して活躍しました。
当初栄之は、将軍徳川家治 (1737-86) の御小納戸役として「絵具方」という役目を務め、御用絵師狩野栄川院典信(1730-90)に絵を学びましたが、天明6年 (1786) に家治が逝去、田沼意次 (1719-88) が老中を辞した時代の変わり目の頃、本格的に浮世絵師として活躍するようになり、やがて武士の身分を離れます。
当時錦絵(浮世絵版画)は、一層華やかな展開期にありましたが、栄之もまた浮世絵師として数多くの錦絵を制作、長身で楚々とした独自の美人画様式を確立、豪華な続絵を多く手がけたことは注目されます。さらに寛政10年 (1798) 頃からは、肉筆画を専らとし、その確かな画技により精力的に活躍しました。寛政12年(1800)頃には、後桜町上皇の御文庫に隅田川の図を描いた作品が納められたというエピソードも伝わっており、栄之自身の家柄ゆえか、特に上流階級や知識人などから愛され、名声を得ていたことが知られています。  

重要な浮世絵師の一人でありながら、明治時代には多くの作品が海外に流出したため、今日国内で栄之の全貌を知ることは難しくなっています。世界初の栄之展となる本展では、ボストン美術館、大英博物館からの里帰り品を含め、錦絵および肉筆画の名品を国内外から集め、初期の様相から晩年に至るまで、栄之の画業を総覧しその魅力をご紹介します。

※ 会期中大幅な展示替えがあります。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 千葉市美術館 ]  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ }
[ 関 連 : 千葉市美術館公式  YouTube  サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展  予告  0:16 ]


この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】千葉市美術館|企画展 武士と絵画―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで―|’24年1月6日–3月3日|終了

千葉市美渡辺崋山_佐藤一斎像稿第五_rgb-636x1280渡辺崋山《佐藤一斎像画稿 第五》文政4年(1821)頃 千葉市美術館蔵 同館URLゟ

千葉市美術館
企画展 武士と絵画
― 宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで ―
会  期  2024年1月6日[土] – 3月3日[日]
会  場  千葉市美術館
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8 TEL 043-221-2311
休 室 日  1月9日[火]、15日[月]、2月5日[月]、13日[火]
      * 第1月曜日は全館休館
観 覧 料  一 般 500円、大学生 400円、小・中学生、高校生 無料
      ◎ 本展観覧券で5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  千葉市美術館
──────────────────────────
「サムライ、浮世絵師になる!  鳥文斎栄之展」と同時開催の所蔵作品展として、江戸時代の武士と絵画の関係をテーマに、千葉市美術館収蔵作品で構成した小特集を開催いたします。
鳥文斎栄之は、家禄500 石の旗本でしたが、武士の身分を離れ、浮世絵師として活躍するようになります。栄之はなぜ浮世絵をそれほど描いたのか、栄之とその周辺で武士らしき一派がかくも描いた意味について、他の事例と比べて見えることがあるでしょうか。
絵筆によって名を残す “描いた武士” をたどってみるならば、戦国の世に武家に生まれながら家の滅亡から武門を捨て絵筆で身を立てることになった武人画家たちがいました。江戸幕藩体制が確立すると、その中で御絵師という役職につき家業として務めを果たした武士たちがいます。
武家においては、幼少期から教養として絵を学びます。殿様自身も描きましたがここでは、藩務に忠勤しながら絵に秀でて名をなした者や、学問によって藩に仕えた者。退隠し、さらには藩から脱して文人として生き、絵筆をふるった武士たちをとりあげます。また逆に絵の技芸によって召し出され藩の絵師として活躍するという経歴をたどった者もいました。そして動乱激動の幕末期に絵筆を持っていたラストサムライは、維新後どう生きたのか。武士と浮世絵ということでは、絵師に身を転じ残 照の浮世絵を担ったラストサムライもいました。

本展示では、描いた武士たちという側面からのごく一部の紹介とはなりますが、同時に受容する側の思いにも触れ、刀と絵筆のさまざまな交錯のあり方から、江戸絵画に武士が果たした役割や意味についてもご覧いただければ幸いです。
本展出品目録 PDF

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 千葉市美術館  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ
[ 関 連 : 千葉市美術館|サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展|’24年1月6日–3月3日 ]

【展覧会】ニュースパーク (日本新聞博物館)|企画展 2023年 報道写真展|’24年1月6日-4月14日|終了

しんぶんA しんぶんBニュースパーク (日本新聞博物館)
企画展 2022年 報道写真展
会  期  2024年1月6日[土]- 4月14日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)
会  場  ニュースパーク(日本新聞博物館) 2階企画展示室
      〠 231-8311 神奈川県横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
      電話:045-661-2040  ファクス:045-661-2029
入  館  料  (常設展含む、税込み)
      一般 400円、大学生 300円、高校生 200円、中学生以下 無 料
主  催  ニュースパーク(日本新聞博物館)、東京写真記者協会
────────────────────
2023年は新型コロナウイルスが収束の兆しを見せ、人の動きがコロナ禍前へと戻り始めました。野球のWBC日本優勝や、アジア大会、ラグビーW杯、バスケットボールW杯などスポーツでの日本人選手の活躍、藤井聡太八冠による将棋界全タイトル制覇などの明るい話題がありました。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとイスラム組織ハマスの対立など、世界では今も紛争が絶えません。芸能界の性加害問題にも注目が集まりました。
本展では、東京写真記者協会に加盟する新聞、通信、放送(NHK)35社の記者が2023年に撮影した報道写真の中から、政治・経済・社会・スポーツ・芸能など幅広いジャンルの決定的瞬間を捉えた約300点を展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ニュースパーク(日本新聞博物館)

【展覧会】樂美術館|新春展 うたと樂焼|’24年1月6日-4月21日|終了

2401樂美術館

樂美術館
新春展
うたと樂焼
会  期  2024年1月6日[土]- 4月21日[日]
休  館  日  月曜日(但し 祝日は開館)
時  間  10:00 ー 16:30 (入館は16時まで)
会  場  公益財団法人 樂美術館
      〠 602-0923 京都市上京区油小路通一条下る   TEL:075-414-0304
料  金  一 般 1,000円  大学生 800円  高校生 500円  中学生以下 無 料
      * 福祉割引:手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無 料
────────────────────
茶の湯では和歌や漢詩の詞から引用し体現することが多く、茶道具の魅力をより一層引き立てるため、銘の多くが和歌の季の詞や漢詩の一文からとられております。
藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」
藤原家隆の「春をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや」
この二首は、侘び茶の心髄を表現したといわれている歌です。
樂歴代作品もまた和歌や漢詩から引用された銘により、樂焼ならではの土のあたたかみ、釉薬による柔らかさ、そして器形の静かな趣に、より一層の余情を催します。
本展覧会では、和歌や漢詩に詠み込まれた季の詞にちなんだ銘や文様のある茶道具を取り合わせました。和歌と茶の湯に共通する風雅な世界をご覧ください。

* 新型感染症拡大予防のため、開館時間などを変更する場合がございます。
* 入館に際して予約は必要ございません。
[ 詳 細 : 樂美術館

【展覧会】京都国立近代美術館|開館60周年記念 小林正和とその時代 ― ファイバーアート、その向こうへ|’24年1月6日-3月10日|終了

20231128203829_00001 20231128203829_00002

京都国立近代美術館
開館60周年記念
小林正和とその時代 ― ファイバーアート、その向こうへ
会  期  2024年1月6日[土]- 3月10日[日]
開館時間  午前10時 - 午後6時   * 金曜日は 午後8時 まで開館
      *入館はいずれも 閉館の30分前 まで
休  館  日  月曜日(ただし1月8日[月・祝]、2月12日[月・祝]は開館)、
      1月9日[火]、2月13日[火]
観  覧  料  一般:1,200円、大学生:500円、高校生以下・18歳未満は無料
      * 前売り拳、各種割引、優待情報などは、下掲公式詳細サイト参照。
主  催  京都国立近代美術館
────────────────────────20231128203829_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

1960年代以降、欧米において従来のテキスタイルの概念を超えるような作品群が数多く登場しました。伝統的な技法を踏まえつつも、天然・合成繊維のみならず、金属や鉱物など様々な素材を取り込み、平面から立体へ、そして空間へと展開した作品群は、ファイバーアートと呼ばれ、その新たな潮流は、とりわけ1962年から1995年までスイスのローザンヌで開催された国際タペストリー・ビエンナーレを中心に世界へと波及していきました。
日本におけるこの領域のパイオニアである小林正和(1944 – 2004)は、京都市立美術大学(後の京都市立芸術大学)で漆工を学んだものの、川島織物在職時の「1本の糸との出会い」を起点に、糸を「垂らし」「張り」「緩め」集積させた立体造形作品を発表します。そして第6回国際タペストリー・ビエンナーレへの入選を皮切りに、国際テキスタイル・トリエンナーレ(ウッヂ、ポーランド)や国際テキスタイルコンペティション(京都)などでの活躍を通して、国際的に高く評価されるようになりました。糸を含む「ファイバーは人間と密接に結びついている」と考える小林の作品は、常に空間と関係を切り結ぶことを志向し、最終的には戸外でのインスタレーションへと展開していきます。
また小林は、成安女子短期大学(後の成安造形短期大学)そして岡山県立大学で教える傍ら、1981年には国内で初めてのファイバーアート専門ギャラリーを開設し、そこでの展覧会活動などを通じても、多くの後進に大きな刺激と影響を与え続けました。
2024年に生誕80年・没後20年をむかえる小林正和の初めての回顧展として開催される本展では、小林の代表作や関連資料約80点に、彼と歩みをともにした作家たちの作品を加えた約100点を紹介します。そうすることで、1970年代から90年代にかけて京都に発したファイバーアートの動向を振り返り、そこでの小林の活動とその意義、さらには国際的な位置づけについて、そして今後のファイバーアートの展開について、改めて考える機会にしたいと考えます。

※ 本展は日時予約制ではありません。同館の券売窓口でも購入いただけます。
※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 京都国立近代美術館    本展特設サイト ]

【展覧会】河鍋暁斎記念美術館|企画展「暁斎・暁翠 初春(はつはる)の慶び」展|同時開催・特別展「『猿楽図式』の世界」|’24年1月5日-2月25日|終了

2401河鍋暁斎

公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
企画展「暁斎・暁翠 初春(はつはる)の慶び」展
同時開催・特別展「『猿楽図式』の世界」
会  期  2024年1月5日[金]- 2月25日[日]
会  場  公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
      〠 335-0003 埼玉県蕨市南町4-36-4
      TEL. 048-441-9780 / FAX. 048-445-3755
開館時間  10:00-16:00
入  館  料  一 般 600円、高校生・大学生 500円、小・中学生 300円、65歳以上の方 500円
      * 割引、優待情報は下掲詳細参照。学生・ご高齢者は年齢のわかる証明書の提示を。
休  館  日  毎週火・木曜、毎月26日-末日 * 展示替えのため
────────────────────
新たな年を寿ぎ、縁起物や干支の辰(竜)を描いた作品と、能・狂言の版本をテーマにした2つの展覧会を開催いたします。
※ 河鍋暁斎記念美術館では、2ヶ月ごとにテーマを決めて展覧会を開催しております。
  常設展はありません。館長の自宅を改装した小さな美術館です。
 そのため各室が狭いため、館内ではマスクの着用が推奨されています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館 ] 

【展覧会】 ❖ 弥生美術館|デビュー50周年記念 槇村さとる展|ー「愛のアランフェス」から「おいしい関係」「モーメント」までー ❖|❖ 竹久夢二美術館|夢二の旅路 画家の夢・旅人のまなざし❖|’24年1月5日-3月31日|終了

【展覧会】弥生美術館|デビュー50周年記念 槇村さとる展| ー「愛のアランフェス」から「おいしい関係」「モーメント」までー|’24年1月5日-3月31日

2401弥生弥生美術館
デビュー50周年記念 槇村さとる展
ー「愛のアランフェス」から「おいしい関係」「モーメント」までー
会  期  2024年1月5日[金]- 3月31日[日]
会  場  弥生美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 TEL 03(3812)0012
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日、1月9日、2月13日[火] * 1月8日、2月12日[月・祝]開館
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      * 竹久夢二美術館と2館併せてご覧いただけます
──────────────────────
2023年にデビュー50周年を迎えた槇村さとるは、ポジティブに活躍する女性たちとダイナミックなダンスを主題とした作品で知られています。1973年『別冊マーガレット』でデビューすると、1978年にフィギュアスケートを題材にした「愛のアランフェス」で一躍人気に。その後も「ダンシング・ゼネレーション」「N★Yバード」「白のファルーカ」などの作品を発表、自分自身と戦い続けるダンサーたちを美しく表現しました。1990-2000年代には「おいしい関係」「イマジン」「Do Da Dancin’!」「Real Clothes」など、自立した女性を描いた作品を中心にヒット作を生み出し、テレビドラマ化もされました。
数々の作品を生み出す傍ら、1998年に発売されたエッセイ「イマジン・ノート」では、複雑な生い立ちや漫画家としての半生を赤裸々に語って話題となりました。槇村は作品を描くことで、“幸せ” とは何かを追い求め続けていたのです。ファッションや健康法についてのエッセイ本も多数発売されており、ライフスタイルも注目されています。
本展では現役漫画家として走り続ける槇村さとるの、作品の数々をご紹介いたします。

◆プロフィール
まきむら・さとる。1956年10月3日、東京都葛飾区生まれ。1973年「白い追憶」(『別冊マーガレット』)でデビュー。1978年にフィギュアスケートを題材にした「愛のアランフェス」で人気を獲得する。『別冊マーガレット』の看板漫画家として活躍し、『マーガレット』『YOUNG YOU』『コーラス』『ココハナ』など多数の雑誌に作品を発表。その他の代表作に「ダンシング・ゼネレーション」「N★Yバード」「白のファルーカ」「おいしい関係」「イマジン」「Do Da Dancin’!」「Real Clothes」「モーメント 永遠の一瞬」など。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 弥生美術館 竹久夢二美術館 ] 

【展覧会】竹久夢二美術館|夢二の旅路 画家の夢・旅人のまなざし|’24年1月5日-3月31日0401夢二

竹久夢二美術館
夢二の旅路 画家の夢・旅人のまなざし
会  期  2024年1月5日[金]- 3月31日[日]
会  場  竹久夢二美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 TEL 03(3812)0012
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日、1月9日、2月13日[火] * 1月8日、2月12日[月・祝]開館
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      * 弥生美術館と2館併せてご覧いただけます
────────────────────
大正ロマンの画家・詩人として知られる 竹久夢二 (1884-1934) は、生涯の多くの時間を旅に過ごし、制作のインスピレーションを受けました。東北から九州まで訪れた土地は数多く、晩年には2年4か月をかけて欧米を回る外遊を経験しています。見知らぬ土地をさまよいながら、夢二は自らの孤独や愁いを作品に表現し続けました。
旅を重ねる一方で夢二は、新鮮な感受性をもった旅人の視点で日常の物事をも見つめ、様々な驚きや発見を制作に反映しました。また、異国情緒あふれる作品には夢二の豊かな想像力が発揮され、独自の世界が表れています。
本展では、旅に憧れを抱いた少年時代の思い出から、長年願い続けた外遊まで、夢二の旅の軌跡をご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 弥生美術館 竹久夢二美術館 ] 

【展覧会】北九州市立美術館|北九州市制60周年記念 コレクション展Ⅲ|特集 磯崎 新「還元」シリーズ|’24年1月4日-5月6日

北九州市立美術館磯崎新

北九州市立美術館
北九州市制60周年記念 コレクション展Ⅲ
特集 磯崎 新「還元」シリーズ
会  期  2024年1月4日[木]- 5月6日[月・祝]
会  場  北九州市立美術館 本館 コレクション展示室
      804-0024 福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21番1号
      TEL:093-882-7777 FAX:093-861-0959
開館時間  9:30 - 17:30(入館は17:00まで)
休  館  日  毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
観覧料金  一 般 300円、高 大 生 200円、小 中 生 100円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
──────────────────────────
北九州市立美術館、北九州市立中央図書館、西日本総合展示場、北九州国際会議場を設計した建築家・磯崎新(1931-2022)が、2022年12月に逝去しました。磯崎は、ポストモダン建築の旗手として国内外の建築界を牽引するとともに、世界各地での建築展、美術展のキュレーションや、国際的なシンポジウムの議長をつとめるなど、思想、美術、デザイン、文化論、批評など多岐にわたる領域で活躍してきました。
1970年代からは継続的に版画制作にも取り組み、300点以上の作品を残しています。1983年に発表された「還元」シリーズでは、北九州市立美術館を含め、1970年代から1980年代に磯崎が設計した住宅以外の仕事が版画のモチーフとなっています。まさに、建築が、建築家の手からうまれでていくその瞬間のイメージが視覚化されています。
コレクション展Ⅲでは、磯崎を偲び、2023年度、新たに収蔵した「還元」シリーズ12点を特集展示します。併せて開化絵に描かれた擬洋風建築など、建築をめぐる所蔵作品を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細:北九州市立美術館 ] 

【コンサート】東京音楽大学 ACT Project / チェコセンター 東京|あの作曲家のウラオモテ VOL.2 ショパンとスメタナ アニバーサリーイヤーの作曲家たち|’24年3月10日|終了

おもて チエコセンターうら

東京音楽大学 ACT Project / チェコセンター 東京
<コンサート> あの作曲家のウラオモテ VOL.2
ショパンとスメタナ アニバーサリーイヤーの作曲家たち
日  時  2024年3月10日[日] 15:00開演 (14:30開場)
開催場所  神奈川県民ホール 小ホール ※ 全席自由  
      〠 231-0023 神奈川県横浜市中区山下町3-1
問い合せ  TEL 0570-015-415(10:00-18:00)
料  金  一般・学生共通  1,000円 全席自由
チケット  * チケット販売場所 
      東京音楽大学中目黒・同学代官山キャンパス内カワイ店/チケット かながわ
曲  目  F. ショパン/前奏曲集より「雨だれ」
      スメタナ、岩河三郎作詞/モルダウ(オルガン伴奏)
      フォーレ/レクイエムより「ピエ・イエス」    ほか
協  力  チェコセンター東京
共  催  神奈川県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
主  催  東京音楽大学 ACT Project
──────────────────────
神奈川県民ホール・小ホールにて、東京音楽大学ACT Projectによる音楽コンサートが開かれます。今年それぞれ節目を迎えるショパン(ポーランド)とスメタナ(チェコ)の楽曲に焦点をあてたプログラムとなっており、合唱やオルガン、ピアノなどの演奏がお楽しみいただけます。
チェコセンター東京が歌唱の発音指導に協力したチェコ語の合唱曲も見どころです。ぜひお気軽にお越しください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京音楽大学 ACT Project  神奈川県民ホール チェコセンター東京

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|井上雅之展 ― 形に囲まれる|INOUE Masayuki Surrounded by Forms|’24年3月4日-3月23日|終了

20240227192943_00001

20240307172933_00004ギャルリー東京ユマニテ
井上雅之展 ―形に囲まれる―
INOUE Masayuki Surrounded by Forms
会  期  2024年3月4日[月]- 3月23日[土]
会  場  ギャルリー東京ユマニテ 1 F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
──────────────────────
井上は1957年神戸市生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を修了後、1980年代から陶を素材に立体作品を国内外の展覧会で発表、多くの美術館に作品が収蔵されています。2022年には初期作品から新作まで約70点による回顧展が茨城県陶芸美術館にて開催され、大型作品が並ぶ圧倒的な空間は好評を博しました。
土を捏ね焼しめて生成される陶は古くから器など日常の中で使われてきましたが、井上はその身近な素材で作られたいくつものパーツを積み重ね、大規模な形を構築するという新たな手法で日本を代表する現代陶芸作家の一人です。大作になると100以上のパーツをボルトで組み上げる事でダイナミックな造形を生み出し、陶による表現の可能性を追求し続けています。

昨年の個展では、作品の制作プランや実験として作られるマケット190点を展示し、陶よりも手軽に扱える段ボールや布などから生み出された様々な造形が、陶による作品の新たな展開を予感させました。今展は、マケットにより研究された形が土から生み出され陶となり、90点の作品が並ぶ展覧会となります。これまでとは違い両掌にのる小さな作品ながら、圧倒的な物量のみならず、一つ一つの密度の高さからも井上の尽きることのない形への探求心が伺えます。この機会をお見逃しなく、ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。

<作家コメント>
自作の更新のため、小作品に挑んで見たいと考える様になりました。サイズの小さい世界に、どれだけ強度ある造型を手にすることができるか、まず身近な素材で10センチに満たない大きさのマケットを190点制作しました。これらを手掛かりした焼き物による小作品は90点となり、制作者も「形」だけではなく「色彩」にも囲まれることとなりました。

>> 井上雅之 略 歴

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 米田有甫展|YONEDA Yusuke 「微風状態」|’24年2月26日-3月2日|終了

20240130163127_00005 20240130163127_00008

ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
米田有甫展 YONEDA Yusuke
「微風状態」
会 期 2024年2月26日[月]- 3月2日[土]
会 場 ギャルリー東京ユマニテ
〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間 10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
*各日10:30よりインスタレーション公開設置

──────────────────────
〈作家コメント〉
明瞭な造形操作と、既存の形態の強調を手がかりにして、造形を成り立たせている背景を意識しようとする制作を行っています。特に、形態を、人間の営みや情感が連続的に展開する場における現象として捉え、造形操作の反復や、形態の空間的展開の中で、人間とそうした場との関わりに目を向ける表現を試みています。
本展では特に、隙間を持った「風通しの良い」造形に注力し、材と場との接触を増やすことによって、造形を介した、場の感触の拡張を試みるインスタレーションを展開します。会期中、作品の一部は毎晩閉廊後に解体し、翌開廊時刻よりその日の設置を行います。

>> 作家ウェブサイト

米田 有甫|YONEDA Yusuke
平成09(1997) 東京都生まれ
令和03(2021) 筑波大学人文・文化学群人文学類哲学主専攻哲学コース卒業
[公募展]
令和05(2023) 「SICF24」 Spiral、東京

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis|米田有甫展 YONEDA Yusuke 「微風状態」|’24年3月4日- 3月9日|終了

20240227192943_00003

ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
都丸志帆美展 TOMARU Shihomi
内側に溜まった水溜り
会  期  2024年3月4日[月]- 3月9日[土] 会期中無休
会  場  ギャルリー東京ユマニテ  B 1 F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
──────────────────────
<作家コメント>
重ねる暮らしの中でいつの間にか静かに溜まった内側にある水たまりをみつけた気がした。外側の乾燥した肌と内側にあるヌルッとした五臓六腑。自分というカタマリを日々動かし終わることを知りつつ繋げていく毎日を愛しく思い、内側と外側の出来事を絵を描くことでボンヤリ眺めてるのかもしれない。

都丸 志帆美 TOMTARU Shihomi
1977 群馬県生まれ
2002 創形美術学校ファインアート科卒業
[個 展]
2006 ギャラリー坂巻、東京 (’11, ’12)
2008 現代HEIGHTS Gallery DEN、東京
2013 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 (’17)
2014 入間市文化創造アトリエAMIGOエントランス、埼玉
[グループ展]
2002 「パブリックスペース展」 D.Hギャラリー、東京
2004 「第2回新地ビエンナーレ」 福島
   「第6回国際交流展日本―メキシコ」
2005 「〈dailyrecords〉展」 exhibit LIVE&MORIS gallery、東京
    「HOPE 日韓交流美術展」 韓国文化院ギャラリー、東京
    「Branch Exhibition」 川越市立美術館市民ギャラリー、埼玉
2007 「横浜美術短期大学助手展」 Art Gallery 山手、神奈川
2008 「THE LIBRARY 2008」 人形町Vision’s、東京 ギャラリーはねうさぎ、京都
2009 「TOKYO STORIES VOL.3」 ガレリア・プント、東京
    「THE LIBRARY 2009」 トキ・アートスペース、東京
    「A trace of 10 years in Gallery Den」 現代HEIGHTS Gallery Den、東京
    「フユノマチ展2009」 ギャラリースペースQ、東京
2010 「Silent Diamond 展 4人に内在するもの」 現代HEIGHTS Gallery Den、東京
2016 「あなたのためのカレンダー展」 うしお画廊、東京 (~’23)
2018 「代田橋 ナンドナーレ」 代田橋 納戸 galleryDEN5、東京 (~’23)
[受 賞]
2003 「群馬青年ビエンナーレ」 群馬県立近代美術館 <奨励賞>
2004 「東京コンペ♯1」 東京丸の内エリア <入選>

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]

【四館連携展覧会】東京国立博物館/台東区立書道博物館/台東区立朝倉彫塑館/兵庫県立美術館|特別連携企画|生誕180年記念 呉昌碩の世界 — 金石の交わり —|’24年1月2日-3月17日|前後期二期制開催|各館独自会期・独自内容展示|㊟ 此処は東京国立博物館分を紹介 ㊟|全館終了

書道博物館240101 書道博物館240102

東京国立博物館
アジアギャラリー(東洋館 4階 8室)
生誕180年記念 呉昌碩の世界 — 金石の交わり —
会  期  2024年1月2日[火]- 2024年3月17日[日]
         ○ 前 期 = 2024年1月 2 日-2024年2月12日
         ● 後 期 = 2024年2月14日-2024年3月17日
           作品リストに前期、後期の記載がない作品は全期間展示
会  場  東京国立博物館 アジアギャラリー(東洋館 4階 8室)
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分 毎週 金・土曜日は 9時30分 - 19時00分まで
      (入館はいずれも閉館の30分前まで)
料  金  総合文化展観覧料
      一 般 1,000円、大学生 500円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
休  館  日  月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
──────────────────────書道博物館2401中面☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

清朝末期から中華民国初期に活躍した呉昌碩(ごしょうせき 1844-1927)は、書画篆刻の芸術に偉大な業績を遺しました。 中国では18世紀後半以降、古代の金属器や石刻など、金石の銘文を制作の拠りどころとする碑学派-ひがくは-や、金石画派-きんせきがは-が興ります。呉昌碩もまた奥深い金石の研究に没頭しました。とりわけ「石鼓文-せっこぶん」の臨書は、呉昌碩の芸術を「金石の気」に満ちた素朴で重厚なものへと昇華させます。

呉昌碩は安吉(あんきつ 中国浙江省)の知識人の家系に生まれました。太平天国の乱(たいへいてんごくらん 1851-64)により、苦難の生活を強いられたものの、学問への志を絶やさず、杭州(こうしゅう 浙江省)、蘇州(そしゅう 江蘇省)、上海へと活動の場を広げます。各地で金石を介して師友と親交を深め、研鑽を積んだ呉昌碩は、後年、上海芸術界の中心人物となり、日本にも多大な影響を与えました。

令和6年(2024)は呉昌碩の生誕180年にあたります。本展はこれを記念し、呉昌碩の芸術活動に焦点をあてます。
第1部「呉昌碩前夜」では、金石を尊重した先学や、呉昌碩に先行する上海の芸術家たちの作品をご覧いただきます。
第2部「呉昌碩の書・画・印」は、呉昌碩の書画や印譜-いんぷ-を概観し、作風の変遷をたどります。
第3部「呉昌碩の交遊」では、師友や弟子の作品に注目します。

本展を通して「金石の交わり」のなかで築かれた呉昌碩の世界をご堪能いただけますと幸いです。

< 担当研究員のひとこと >
本展で21回目を迎える台東区立書道博物館との連携企画。呉昌碩生誕180年記念事業として、両館のほか台東区立朝倉彫塑館、兵庫県立美術館でも同時期に展示が開催されます。各館で「呉昌碩の世界」をご堪能いただけますと幸いです。            担当研究員:六人部克典
展示作品リスト > 118件

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館 東京国立博物館  東洋館 4階8室 ][ 関 連 : 台東区立書道博物館
[ 関 連 : 台東区立朝倉彫塑館 ]  [ 関 連 : 兵庫県立美術館

【展覧会】浜田市世界こども美術館|企画展 第27回 浜田こどもアンデパンダン展|’24年1月13日-3月3日|終了

040101浜田市世界こども美術館 040102浜田市世界こども美術館

浜田市世界こども美術館
企画展 第27回 浜田こどもアンデパンダン展
期  間  2024年1月13日[土]- 3月3日[日]
時  間  午前9時30分 - 午後5時(最終入館 午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、(ただし 2/12は開館)、2/13[火]
会  場  浜田市世界こども美術館
      697-0016 島根県浜田市野原町859-1
      TEL. 0855-23-8451 FAX. 0855-23-8452
観  覧  料  一 般 200円、高校・大学生 100円、小・中学生 50円、未就学児は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人浜田市教育文化振興事業団(浜田市世界こども美術館)
──────────────────────
子どもたちが主役の展覧会『浜田こどもアンデパンダン展』を開催します。
“アンデパンダン” とは「審査なく誰でも自由に参加することができる」という美術用語。本展も作品に優劣をつけることなく、子どもたちの表現をありのままに紹介する展覧会として、1997年より毎年続けて開催しています。
今年も地元《浜田の小学生》と《海外の子どもたち》から、たくさんの作品が寄せられました! 思いのままに手を動かして作られたパワフルな作品や、じっくりと時間をかけて丁寧に作られた作品など、それぞれのアイデアや工夫がつまった個性あふれる作品ばかり……。子どもたちの豊かな創造力には、驚きと感動がいっぱいです。
ぜひこの機会に、夢あふれる子どもたちの作品をじっくりとお楽しみください。

   ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖

浜田こどもアンデパンダン展について

浜田市世界こども美術館では、平成9年に開館1周年を記念して『第1回浜田こどもアンデパンダン展』を開催しました。
当時、各地で児童美術展が数多く実施されていましたが、そのほとんどが応募された作品を審査し賞を与えるコンクール方式でした。こども美術館ならではのユニークな試みを志向したいとの思いから、無審査・無賞を意味する “アンデパンダン” と称し、全ての作品に優劣つけることなく、その創造性や表現をありのままに紹介する内容としました。
それ以来毎年つづけて開催してきた本展は、今回で24回目となります。地元浜田の子どもたちに呼びかけてはじまった本展ですが、今や世界中の子どもたちを巻き込んだ国際的な展覧会として広がりをみせています。

※ 下掲詳細公式サイトで盛りたくさんなイベントの最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 浜田市世界こども美術館 ] 

【展覧会】茨城県陶芸美術館|企画展 グラスアート・ライジング 藤田喬平、リトルトン、リベンスキーと世界の作家|’24年1月2日-4月7日|終了

240101茨城県陶芸美術館 1茨城県陶芸美術館24010

茨城県陶芸美術館
企画展 グラスアート・ライジング
藤田喬平、リトルトン、リベンスキーと世界の作家
会  期  2024年(令和6年)1月2日[火]- 4月7日[日]
会  場  茨城県陶芸美術館 地下1階企画展示室
      309-1611 茨城県笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内)
      TEL:0296-70-0011
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(ただし、1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館)
      1月9日[火]、2月13日[火]は休館
観  覧  料  一 般 840円、70歳以上 420円、高大生 630円、小中生 320円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照。
      * 企画展観覧券にて同時開催中のテーマ展、コレクション展もご覧いただけます。
特別協力・協賛  関彰商事株式会社
主  催  茨城県陶芸美術館
──────────────────────
1960年代以降、ガラスの作品制作は大きく変化し、素材の可能性を追求する世界各国の作家によって、多様な表現が生み出されました。ガラスの造形表現の黎明期ともいえるこの時代を牽引した、世界の作家23名の作品を、茨城県に拠点を置く関彰商事株式会社の貴重なガラスコレクションから一挙公開します。また、アールヌーボー期のボヘミア地方で表面を虹色に輝かせたガラスで世界的に名声を博した貴重なレッツ工房の作品28点を同時に展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 茨城県陶芸美術館

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 齋藤りえ展 SAITO Rie 「2020~2024」|’24年3月18日-3月23日|終了

ユマニテ齋藤オモテ 20240307172933_00004

ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
齋藤りえ展 SAITO Rie 「2020~2024」
会  期  2024年3月18日[月]- 3月23日[土]
会  場  ギャルリー東京ユマニテ B1F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30 - 18:30(3.20、日曜、祝日休廊)最終日 17:00
──────────────────────
<作家コメント>
「物事の本質を⾒つめてみたい」という思いがある。
「本質を」というと⼤層な物に聞こえるが、多様な情報が⼊り乱れる⽇々を過ごしていると、何が⼤切な事なのかが⾒えにくくなってしまう時がある。
銅版画は、描くことで刻まれた線やインクの盛り上がりといった物質性が何とも⾔えない実感を持たせてくれる。この感覚が交錯した物事をうまく解してくれるのではないか。
そんな考えから⽣まれた版画作品を数点、今回は展⽰している。

齋藤 りえ SAITO Rie
1998 神奈川県生まれ
2022 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業
現在 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻在籍
[個展]
2024 ギャルリー東京ユマニテbis、東京

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]    {活版 à la carte  過去ログ まとめ

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis|吉川 薫展 YOSHIKAWA Kaoru いらくさが灰色の剥片を持ち上げる|’24年3月11日-3月16日|終了

20240227192943_00005

20240307172933_00004ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis

吉川薫展 YOSHIKAWA Kaoru
いらくさが灰色の剥片を持ち上げる
会  期  2024年3月11日[月]- 3月16日[土] 会期中無休
会  場  ギャルリー東京ユマニテ  B 1 F〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306  humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
──────────────────────
<作家コメント>
亡父への想いをイメージの根源とし、愛を武器に戦う子ども達に自身の感情を投影させ具象と抽象を織り交ぜながら表現しています。「愛」を武器に作者が創り出す「実態を掴むことができない何か」と戦う子供達を描いています。
子ども達は「愛」だけで立ち向かっていくことができるのだろうか?
作者にとっての「実態を掴むことができない何か」は、父親への自身の感情であり、子ども達は作者の意志を投影しています。
作品を通して子ども達がこれからの未来を力強く切り拓いていくことを願っています。

吉川 薫 YOSHIKAWA Kaoru
[個 展]
2021    月光荘ギャラリー、東京
2022    ギャラリーニイク、東京
2023    始弘画廊、東京
[グループ展]
1999   梅田造形センター、大阪
2022 「美術新人賞デビュー2022入選展」 泰明画廊、東京
2023 「美術新人賞デビュー2023入選展」 ギャラリー和田、東京鈴画廊、東京
「KENZAN 2023」 東京芸術劇場、東京
2024 「BrainBrunnGALLERY Art award2024 入選展」 BrainBrunnGALLERY、東京
[受 賞]
2013 「霧島美術展」 市民文化賞
2015 「霧島美術展」 優秀賞
2022 「美術新人賞デビュー2022」 入選
2023 「美術新人賞デビュー2023」 入選
2024 「BrainBrunnGALLERY Art award2024」 大賞

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]    活版 à la carte  過去ログ まとめ

【イベント/展覧会】EDO TOKYO KIRARI|江戸東京リシンク展 −旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−|’24年3月1日-3月10日|終了

240128_RETHINK_KV

EDO TOKYO KIRARI
江戸東京リシンク展
−旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−
開催期間  2024年3月1日[金]- 3月10日[日]
時  間  午前9時 - 午後5時(入園は午後4時30分まで)
主  催  東京都・江戸東京きらりプロジェクト
共  催  公益財団法人東京都公園協会
会  場  重要文化財 旧岩崎邸庭園
      〠 110-0008 東京都台東区池之端1-3-45
入  園  料  旧岩崎邸庭園への入園にあたり以下の入園料が必要となります。
      一 般 400円、 65歳以上 200円
      * 小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
      * 身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と
       付添の方は無料
出展事業者
      江戸うちわ・江戸扇子 伊場仙
      江戸刷毛・東京手植ブラシ 宇野刷毛ブラシ製作所
      江戸組子 建松
      新江戸染 丸久商店
      和太鼓 宮本卯之助商店
      東京くみひも 龍工房
      金唐革紙 金唐紙研究所(特別協力)
担当部署  東京都産業労働局総務部企画調整課
      〠 163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1
      電話番号 03-5320-4685
──────────────────────
江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」では、江戸東京の伝統ある技や老舗の産品といった「東京の宝物」の新たな価値を伝える展覧会イベントを実施しています。
この度、現代アートの分野で国内外問わず幅広く活躍する現代美術家・舘鼻則孝氏を展覧会ディレクターとして招聘し、重要文化財にも指定されている旧岩崎邸庭園を会場として「江戸東京リシンク展 −旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−」を一般公開します。
本展覧会は、江戸東京きらりプロジェクトのモデル事業者を舘鼻氏のコラボレーターとして迎え、「日本古来の伝統文化をみなおし、未来に向けて何を表現すべきか」という舘鼻則孝氏の創出プロセスである「Rethink(リシンク)」を起点として、歴史ある伝統産業の価値や魅力を新たなかたちで提案します。
2021年より開催している本展覧会では、毎年新たに制作されるアート作品やモデル事業者が保有する貴重な歴史的資料が展示公開されます。会場となる旧岩崎邸庭園・洋館の内装には「金唐革紙(きんからかわし)」で装飾が施された部屋もあり、そのような工芸的な内装も展示作品と共鳴し、本展覧会の大きな魅力となっています。
240130_RETHINK_Banner

展覧会ディレクター 現代美術家 舘鼻則孝 – たてはな のりたか
1985年、東京都生まれ。東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒。卒業制作として発表したヒールレスシューズは、花魁の高下駄から着想を得た作品として、レディー・ガガが愛用していることでも知られている。現在は現代美術家として、国内外の展覧会へ参加する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などに永久収蔵されている。

重要文化財 旧岩崎邸庭園
旧岩崎邸庭園は1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造られました。往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは洋館・撞球室・和館の3棟です。
木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせています。
別棟として建つコンドル設計の撞球室(ビリヤード場)は当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の木造建築で、洋館から地下道でつながっています。洋館と結合された書院造りの和館は当時の名棟梁大河喜十郎の手によるものと言われています。床の間や襖には、明治を代表する日本画家・橋本雅邦が下絵を描いたと伝えられる障壁画などが残っています。現存する大広間を中心に巧緻を極めた当時の純和風建築をかいま見ることができます。大名庭園を一部踏襲する広大な庭は、建築様式と同時に和洋併置式とされ、「芝庭」をもつ近代庭園の初期の形を残しています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : EDO TOKYO KIRARI  旧岩崎邸庭園オフィシャルサイト
[ 参 考 : 東京都産業労働局 YouTube 江戸東京リシンク展 –旧岩崎邸庭園で見るアートが紡ぐ伝統産業の未来– 24:40 ]


この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 上岡ひとみ展 UEOKA Hitomi ―Melting Time―|’24年3月25日-3月30日|終了

ユマニテ上原おもて 20240307172933_00004

ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
上岡ひとみ展 UEOKA Hitomi    ―Melting Time―
会  期  2024年3月25日[月]- 3月30日[土] 会期中無休
会  場  ギャルリー東京ユマニテ B1F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306   humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30 - 18:30(最終日 17:00)
──────────────────────
展覧会では「命の起源の神秘性、そしてそれを人為的に作り出す行為とは何なのか」 ということに焦点を当て、作品に落とし込みたいと考えております。一昔前では諦めていたことが、医学や化学技術の進歩によって明らかにされ、可能性を広げてく れている。そのような角度からこの社会を見ると、この社会には希望が溢れているのだと考えるようになりました。
人間の欲望、願望は研究によって常に進化し、命の神秘性をも作り出すことができる。人間が奇跡や偶然を作る行為とはどのようなことなのだろう。生命の源のような米や麦の繊維を原料に作品をつくってみたいと考えました。

< 展示構成 >
壁面作品は自身の工房周辺の水田で採取したコシヒカリの稲藁でできています。立体作品は工房周辺の麦畑で採取した麦藁できています。水中に原料を溶かすと、稲や麦が生命を宿したように動き周りました。この2 種類の繊維を原料として展覧会を構成しています。

上岡 ひとみ UEOKA Hitomi
1983  埼玉県生まれ
2006  女子美術大学大学院美術研究科美術専攻立体アート学科紙・繊維専攻修了
[主な展覧会]
2003 「愛・地球博全国和紙ペーパーアート展」
2004 「上岡ひとみ展」 アートコテージパピルス、神奈川
2006 「なかよ紙展」 埼玉伝統工芸会館、埼玉
2015 「Cabinet Da END」 ギャラリーDA END、パリ
    「5 different land scapes」 EPICIENTRO ART、ベルリン
    「Le Papier souffre tout」 シテ国際大学都市、パリ(笹川日仏財団助成)
    「Hitomi Ueoka 展」 Geoff Stern Art space、ベルリン
2016 「筑後アート往来」アーティスト・イン・レジデンス 福岡
2018 「おかえり筑後展」 九州芸文館、福岡
2021 「国際交流彫刻展」 女子美ガレリアニケ、東京
2022 「KOBO #4」 いりや画廊、東京
2023 「Paper and Fiber」 天王洲セントラルタワーアートホール、東京
[受 賞]
2003 「和紙のしごと大賞」〈奨励賞〉(’04、佳作)
2014  大村文子基金女子美パリ賞
2016 「アマテラスミニペーパーアートコンペティション」 ブルガリア 〈グランプリ〉

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ] 活版 à la carte  過去ログ まとめ

【展覧会】高知県立高知城歴史博物館|特別展示室 福をよぶ 城博コレクション|~わきたつ めでたきもの~|’24年1月1日-3月4日|終了

高知城博2401高知城博2402

高知県立高知城歴史博物館
特別展示室 福をよぶ 城博コレクション
~わきたつ めでたきもの~
開催期間  2024年1月1日[月・祝]- 3月4日[月]
開館時間  9:00 - 18:00(日曜日は 8:00-18:00)
      * 展示室への入室は閉館の30分前まで
休  館  日  なし〔会期中無休〕
会  場  高知県立高知城歴史博物館  特別展示室
      〠 780-0042 高知県高知市追手筋2-7-5
      TEL. 088-871-1600  FAX. 088-871-1619
観  覧  料  700円(常設展含む)/ 高知城とのセット券 900円    * 観覧券は当日のみ有効
      * 高校生以下、高知県・高知市 長寿手帳所持者は無料
      * 身体障害者手帳、療育手帳などの所持者と介護者(1名)は無料
──────────────────────

年のはじめは福いっぱいの城博へ!

松竹梅や鶴亀といったおめでたい文様をあしらった美術工芸品は、古くから縁起を担ぐために正月やお祝いごとを演出してきました。
本展では、当館の収蔵品から新春の訪れを彩る吉祥文様や令和6年(2024年)の干支である辰にちなんで、龍をモチーフにした美術工芸品をご紹介します。あわせて、土佐藩の正月行事に関連する資料とともに、土佐藩主山内家にゆかりのある重要文化財の刀剣4振(太刀 号 一国兼光、太刀 号 今村兼光、太刀 銘 国時、太刀 銘 康光)を展示します。
伝統技術に裏打ちされたおめでたい品々とともに新たな年の始まりをお迎えください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 高知県立 高知城歴史博物館

【展覧会】静岡市美術館|特別展 高畑勲展 -日本のアニメーションに遺したもの|’23年12月27日-’24年3月31日|終了

20231110175106_00011 20231110175106_00012

静岡市美術館
特別展 高畑勲展
-日本のアニメーションに遺したもの
会  期  2023年12月27日[水]- 2024年3月31日[日]
      ★ 年内は12月27日[水]、28日[木]のみ開館、新年は1月2日[火]より開館
開館時間  10:00 - 19:00(展示室への入場は 閉館の30分前 まで)
休  館  日  毎週月曜日、1月9日[火]、2月13日[火]、年末年始[12月29日-1月1日]
      * ただし1月8日[月・祝]、2月12日[月・祝]は開館
会  場  静岡市美術館
      420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー 3階
      TEL. 054-273-1515 (代表)
観  覧  料  日時指定予約制
      当日・個人 一 般 1,500円、大高生・70歳以上 1,100円、中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳等をご持参の方および必要な付添の方原則1名は無料。
      * 展示室内の混雑緩和のため、日時指定制(web予約)を導入しています。
      * 日時指定予約制、前売りチケット、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
企画協力  スタジオジブリ
主  催  静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、Daiichi-TV
────────────────────

日本のアニメーションの礎を築いた
スタジオジブリ・高畑アニメーション創造の軌跡

1960年代から日本のアニメーションを牽引し続けた高畑 勲(たかはた いさお 1935-2018)。
『アルプスの少女ハイジ』や『火垂るの墓』、『かぐや姫の物語』などの監督(演出)を務め、それまで映画化は不可能とされてきた題材や新しい表現に次々と挑戦し、国内外の制作者にも大きな影響を与えました。
本展では宮﨑駿や大塚康生、小田部羊一など、初期から高畑作品を支えたスタッフによる絵コンテやレイアウト、原画、背景画とともに、高畑直筆の制作ノートや企画書、音楽設定など、1300件超の作品や資料をとおして名作アニメーション誕生の裏側を展観します。また、絵を描かない高畑の「演出術」というポイントに注目し、多数の未公開資料も紹介しながら多面的な作品世界の秘密に迫ります。
20231110175733_00002☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは、画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静岡市美術館

【展覧会】国文学研究資料館|通常展示 書物で見る 日本古典文学史|<コーナー展示> 「不用之品」袋に残された風説・事件 ― 松代商人の情報収集 ―|’23年10月5日-’24年2月15日

国文研10月01 国文研10月催事02

国文学研究資料館
通常展示 書物で見る 日本古典文学史
会  期  令和5(2023)年10月5日[木]- 令和6(2024)年2月15日[木]
開室時間  午前10時 - 午後4時30分
休  室  日  水曜、土曜、日曜、祝日、年末年始:12月25日[月]- 1月5日[金]
場  所  国文学研究資料館 1 階  展示室
      190-0014 東京都立川市緑町10-3
      電話:050-5533ー2900 (I P 電話 代表)
主  催  国文学研究資料館
入場無料
──────────────────────
本展示では、上代から明治初期までの文学を、書物(古典籍)によってたどります。
最近の研究動向にも配慮はしましたが、むしろ教科書でなじみの深い作品を中心に据えて、文学史の流れを示しました。写本の表情や版本の風合いに触れながら、豊かな日本古典文学史の諸相をお楽しみください。
国文研内部 同館Urlより

< 展示解説 >
Ⅰ  上代の文学  (PDF:113KB)  
Ⅱ  中古の文学  (PDF:175KB)  
Ⅲ  中世の文学  (PDF:192KB)  
Ⅳ  近世の文学  (PDF:244KB)  
Ⅴ  近代の文学  (PDF:138KB) 
   参考展示   (PDF: 95KB) 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 遠方の方には 電子展示室「書物で見る 日本古典文学史」もありますのでご検討を。

[ 詳 細 : 国文学研究資料館 ]

*****************************

国文研不要品松代国文学研究資料館  <コーナー展示>
不用之品」袋に残された風説・事件 ― 松代商人の情報収集
会  期  令和5(2023)年10月5日[木]-
開室時間  午前10時 - 午後4時30分
休 室 日  水曜、土曜、日曜、祝日、年末年始:12月25日[月]- 1月5日[金]
場  所  国文学研究資料館 1 階  展示室
      190-0014 東京都立川市緑町10-3
      電話:050-5533ー2900 (I P 電話 代表)
      * 通常展示の一部のスペースを使って、当館所蔵の作品を展示いたします。
主  催  国文学研究資料館
入場無料
──────────────────────
国文学研究資料館には、信濃国松代伊勢町で代々町年年寄を務めた商家、八田家の文書群(約3万5000点)が保存されています。八田家では、3代目孫左衛門の時代より町年寄に加えて松代藩から給人格御勝手御用役という格式を与えられ、4代目嘉右衛門の代には、産物御用掛、川船運送方御用、社倉調役、糸会所取締役、産物会所取締役など、藩の財政を担う要職を歴任します。
その嘉右衛門が晩年の天保14年(1843) 7月、たまっていた書類を験理する一環で「諸方変事風説聞書其外種々不用之品小書付入袋」という袋をつくり、仕事のうえで要らないと判断した文書を収納しました。この中には、江戸中期から後期にかけて、江戸その他で起こった事件に関する聞書や書状、幕府の達書の写などが収められています。今回はそのうちのいくつかをご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 遠方の方には 電子展示室「書物で見る 日本古典文学史」もありますのでご検討を。

[ 詳 細 : 国文学研究資料館

【展覧会】新宿区立 漱石山房記念館|通常展 夏目漱石と漱石山房 其の一|’23年12月23日-’24年4月21日|終了

漱石山房トップバーナー

新宿区立 漱石山房記念館
通常展  夏目漱石と漱石山房 其の一
開催期間  2023年12月23日[土]- 2024年4月21日[日]
開催時間  午前10時 - 午後6時(入館は 午後5時30分 まで)
会  場  漱石山房記念館 2階資料展示室
      〠 162-0043 新宿区早稲田南町7 電話 : 03-3205-0209
休  館  日  毎週月曜日(祝休日にあたるときはその翌平日)
観  覧  料  一 般 300円、 小 中 学 生 100円
      * イベント情報、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  新宿区立 漱石山房記念館(公益財団法人 新宿未来創造財団)
────────────────────────
漱石山房記念館では、これまで多くの方からの寄贈や基金への寄附により
貴重な資料を収蔵することができました。
本展示では、そうした皆様の協力によって収集された
漱石山房記念館の代表的な資料を紹介していきます。
漱石山房記念館資料の核となる「松岡・半藤家資料」や、
近年新たに収蔵された資料を中心に、
夏目漱石と漱石山房をたどります。
漱石の遺品からは生活のありさまが、
門下生と交わした手紙からは気の置けない師弟関係がしのばれます。
推敲の跡を残す草稿や、装幀の美しい初版本は、
小説の世界を広げるだけではなく、漱石が生きていた時代に見る者をタイムスリップさせます。
漱石が亡くなるまでの9年間を過ごした漱石山房の地で、
ゆかりの資料を通じて漱石の生涯や作品世界に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
通常展「夏目漱石と漱石山房」チラシ表

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 新宿区立 漱石山房記念館

【展覧会】春日大社 国宝殿|冬季特別展 貴族の誇り・武士の魂 ― 関白・将軍の刀など ―|’23年12月23日-’24年3月31日

春日大社国宝殿12月01 春日大社国宝殿12月02

春日大社 国宝殿
冬季特別展 貴族の誇り・武士の魂 
― 関白・将軍の刀など ―
開催期間  2023年12月23日(土)- 2024年3月31日(日)
         前 期:2023年12月23日[土]- 2024年 2 月 4 日[日]
         後 期:2024年 2 月 6日[火]- 2024年 3 月31日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(16:30 受付終了)
休  館  日  令和6年(2024年)2月5日[月]
拝  観  料  一  般  500円、 大学・高校生  300円、 中・小学生  200円
      * 障害者手帳・奈良市の老春手帳・奈良市ななまるカードをお持ちの方は本人のみ無料
      ※ 入館当日、受付で手帳もしくはカードを提示された場合に限ります
──────────────────────
冬季特別展 貴族の誇り・武士の魂 ― 関白・将軍の刀など ―
古事記などの日本神話でも、古代の人々が刀剣を神あるいは霊力の宿るものと考えていた事がうかがえます。当社の御神宝としても不可欠な器物で大宮・若宮の神々には数多くの刀剣が捧げられています。古来、貴族たちは皇室や国家を護るため刀剣を持ち伝えました。武士たちも様々な武器を持つ中で特に刀を愛し自分たちの魂として、大切に扱いました。
春日大社には関白や将軍たちが奉納した最高級の刀剣が伝わります。また祭礼の中でも奈良・平安の昔から刀剣が用いられています。刀剣が祭礼の中でどんな役割を果たしているのか? 絵画にはどのように描かれているのか、春日大社で生きている刀剣の文化もご紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 春日大社 国宝殿 ] 

【展覧会】ギャラリー エー クワッド|建築家・吉村順三の眼 ーアメリカと日本ー|’23年12月22日-’24年3月28日|終了

20231220135513_00001 20231220135513_00002

ギャラリー エー クワッド
建築家・吉村順三の眼 -まなざし-
ーアメリカと日本ー
会  期  2023年12月22日[金]- 2024年3月28日[木]   
会  場  GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド)
      136-0075 東京都江東区新砂1-1-1
      お問合せ ギャラリー エー クワッド事務局 TEL 03-6660-6011
      E – mail gallery☆a-quad.jp
開館時間  10:00 - 18:00(土曜、最終日は17:00まで)
      * トークショー開催日の10月17日[火]は20:30まで夜間開館
      * その他の夜間開館日については公式HPにて順次お知らせします
休  館  日  日曜・祝日、12月28日[木]-1月4日[木]
入  館  料  無料
特別協力  吉村隆子(公益財団法人ソルフェージスクール理事長)  
監  修  松隈 洋(神奈川大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授)
協  力  吉村順三記念ギャラリー、吉村設計事務所、神奈川大学建築学部、レーモンド・
      ファーム・センター、株式会社レーモンド設計事務所、米国議会図書館、丸亀市猪熊
      弦一郎現代美術館、高知県立美術館 石元泰博フォトセンター、Japan Society、
      ニューヨーク近代美術館、ペンシルベニア大学アーカイブ、株式会社北澤建築設計
      事務所、一般社団法人住宅遺産トラスト、公益財団法人ソルフェージスクール、
      隈研吾建築都市設計事務所、青山タワービル、八ヶ岳高原音楽堂、公益財団法人国際
      文化会館、一般財団法人脇田美術館
主  催  公益財団法人 ギャラリー エー クワッド

────────────────────
吉村 順三(よしむら じゅんぞう 1908-1997)は、第二次世界大戦をはさんで日本とアメリカを行き来し、日本の建築文化をアメリカに伝えた建築家です。
1940年、吉村はペンシルベニア州ニューホープに帰国していたアントニン・レーモンドに招かれ、開戦の直前までの14か月間、レーモンド夫妻とともに暮らし、コロニアル建築の素朴な空間やニューヨークの摩天楼に至るまでを間近に経験します。その経験は、吉村が日本建築の伝統の中に潜む、近代建築の要素を再発見するきっかけとなりました。
戦後、吉村は、アメリカで経験したモダンライフを日本の建築に取り込むと同時に、日本の感性や思想を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の中庭に建設した「松風荘」をはじめ、モテル・オン・ザ・マウンテンなどの作品を通じてアメリカに紹介し話題となります。本展は、吉村がアメリカで担当した作品から、国際的に活躍する芸術家等との交流から生まれた日本の作品までを、スケッチや写真、映像を交えて紹介し、その業績を明らかにするものです。
吉村の作品は、今でも精彩を失わず、時を経ることで、むしろ使い手の心地よさが増す建築として継承されています。それらの事例から、真伨で誠実な吉村順三の建築家としての眼差しに触れる機会となれば幸いです。

< 展覧会のみどころ >
1章 吉村順三の歩み 生い立ちと出会い
*幼少時代からの生い立ちを追い、ゆかりの写真、絵画、スケッチブックなどの実物資料を紹介し   つつ、吉村が出会った人々との相関図を展示。
2章 吉村順三とレーモンド夫妻 <戦前アメリカ> アメリカとの出会い
*吉村がアメリカに滞在するきっかけの一つとなった斎藤博駐米大使記念図書室の設計にあたり、
 アメリカ議会図書館の司書であった坂西志保との書簡のやりとり、また東京のレーモンド事務所
を任されていた杉山雅則とのやりとり、ほか吉村自身のスケッチや写真を紹介。

3章 吉村順三が紹介した日本 <戦後アメリカ> アメリカで日本をひらく
*MoMAの中庭で展示した「松風荘」をはじめとし、アメリカで吉村が携わったプロジェクトを紹   介。また当時のアメリカで吉村が紹介された雑誌『LIFE』ほか、パンフレット資料なども展示。
4章 吉村順三のインターナショナル <戦後日本> 音楽とともに…
*国際文化会館、青山タワービルのなりたちを追いながら、図面、建設当初の写真、映像、模型を
紹介。また妻であるバイオリニストの大村多喜子のソルフェージスクールでの活動とその理念を
吉村が建築とデザイン(教材、ポスターなど)で支えたエピソードを紹介。

5章 吉村順三の生活と藝術 <住い手が受け継ぐもの> 暮らしにひらく
*吉村順三と日本の芸術家や文化人との交流から生まれた作品を、スケッチや写真、映像、
 図面、模型を交えて紹介。
6章 吉村順三の建築 <インタビュー> 住まい手の声を聴く
*現在、吉村順三の建築を継承する人々へのインタビュー映像を紹介

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 公益財団法人 ギャラリー エー クワッド ]

【展覧会】町田市立国際版画美術館|特集展示 第Ⅳ期 黒崎 彰 50 年の軌跡|’23年12月21日-’24年3月10日|終了

image町田市立国際版画美術館
特集展示 第Ⅳ期 黒崎 彰 50 年の軌跡
AKIRA KUROSAKI. A Life with Prints.
会  期  2023年12月21日[木]- 2024年3月10日[日]
会  場  町田市立国際版画美術館
      〠 194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
休  館  日  月曜日
      * ただし 2月12日[月・祝]は開館、2月13日[火]は休館
開館時間  平 日:午前10時 - 午後5時
      土日祝:午前10時 - 午後5時30 * 入場は閉館30分前まで
観  覧  料  入場無料
──────────────────────
黒崎 彰(くろさき あきら、1937-2019)は、浮世絵の技術を活かした木版画作品で知られる版画家です。アーティストとして国内外で広く長く活躍するとともに、版画史研究者・教育者としても大きな業績を残しました。
50年におよぶ制作のなかで、黒崎は表現を何度か大きく変えています。独自のスタイルを確立し評価を得た作家が、新たな表現に飛び込むには勇気が必要です。しかし黒崎には同じところにとどまってはならないという信念がありました。〈浄夜〉、〈赤い闇〉、〈ガイア〉…、次々にシリーズを発表し、その世界を出し切ったら次に踏み出す―それが黒崎の流儀でした。
黒崎の変化にはいくつかの重要な契機がありました。学生時代に結核で生死の境をさまよい、大学では欧米中心の美術教育に違和感をおぼえるなかで、幕末の浮世絵に出会いました。油彩を離れ版画の制作に移ったのは、木版画に写実から解放され情念を表現しうる可能性を見出したからです。思う通りの表現ができる技術を身につけるため、職人を訪ねて浮世絵の技術を習得すると、伝統と現代的な表現を結びつけた作品は高く評価され、国内外で注目を集めます。
黒崎自身が大きな転機になったと語るのは、中国と韓国への訪問です。欧米とは異なる独自の文化に触れたことで、他国の造形表現と伝統を学び、それぞれの文化を理解することの重要さに気づかされたといいます。韓国紙との出会いは表現方法を変えるとともに、紙そのものへの興味につながっていきました。
表現が変わっても、その作品は常に黒崎彰の作品であり続けました。そうさせたものは何か―初期から晩年までの代表作30点により、黒崎彰の50年の軌跡をご紹介します。
出品リスト 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]

【展覧会】国立工芸館|企画展 印刷/版画/グラフィックデザインの断層 19571 - 1979|’23年12月19日-’24年3月3日|終了

20231113184430_0000120231113184430_00002

国立工芸館
企画展 
印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1 9 5 7 - 1 9 7 9
会  期  2023年12月19日[火]- 2024年3月3日[日]
会  場  国立工芸館
      920-0963 石川県金沢市出羽町3-2 TEL. 050-5541-8600
休  館  日  月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)、
      年末年始(12月28日-1月1日)、1月9日、2月13日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時30分 * 入館時間は閉館30分前まで
観  覧  料  一 般 300円、大学生 150円、高校生以下および18歳未満、65歳以上は 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
共  催  北國新聞社
主  催  国立工芸館、京都国立近代美術館
──────────────────────────
マス・コミュニケーション時代が到来した戦後の日本では、印刷技術の飛躍的な発展とともに美術と大衆文化の結びつきが一層強まり、複製メディアによる表現が関心を集めました。印刷/版画/グラフィックデザインという領域は近接し重なり合いながらも決定的なズレのある、まるで〈断層〉のような関係性であり、その断層の意味を積極的にとらえ直して自在に接続したり、あるいはその差異を強調するような、さまざまな実践が展開されていきました。

その舞台の一つとなったのが「東京国際版画ビエンナーレ展」です。同展は世界各国から作品を集めた国際的な規模の版画展で、1957年から1979年まで東京国立近代美術館、京都国立近代美術館などを会場に全11回が開催され、当時の気鋭の版画家やデザイナーの活躍の場となりました。本展は国立美術館のコレクションから東京国際版画ビエンナーレ展の出品作家を中心にご紹介します。同時代の多様な視覚表現のなかに交錯した版画とグラフィックデザインの様相を通して、印刷技術がもたらした可能性とその今日的意義を改めて検証します。

あわせて、1977年に開館した東京国立近代美術館工芸館の記念すべき第1回目の展覧会「現代日本工芸の秀作:東京国立近代美術館工芸館 開館記念展」をふり返る特集展示も行います。東京国際版画ビエンナーレ展が開催されていた当時の、工芸の現代性にも目を向けていただく機会になれば幸いです。

< 展覧会のポイント >
国立美術館のコレクションから、東京国際版画ビエンナーレ展の受賞作、出品作が勢ぞろい!浜口陽三、池田満寿夫、菅井汲、加納光於、野田哲也、高松次郎、木村秀樹、井田照一など、「版」表現に挑んだ作家たちの代表作を一挙にご紹介。
戦後美術の動向と切っても切れないのが、印刷技術の発展。当時は版画とグラフィックデザインの関係性も議論の対象になりました。原弘、田中一光、永井一正、横尾忠則、杉浦康平など、日本を代表するグラフィックデザイン界の巨匠たちが手がけた、東京国際版画ビエンナーレ展の貴重な展覧会ポスターも展示します。

※ 本展は京都国立近代美術館での巡回展が予定されています。2024年5月30日- 8月25日
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立工芸館

【展覧会】神奈川県県民ホールギャラリー|2023年度企画展 味 / 処 AJI / DOKORO|’23年12月17日-’ 2024年1月27日

20231130174701_00003 20231130174701_00004

神奈川県県民ホールギャラリー
2023年度企画展  味 / 処 AJI / DOKORO
会  期  2023年12月17日[日]- 2024年1月27日[土]
休  場  木曜日〔12月21日、28日、1月11日、18日、25日〕、
      年末年始〔2023年12月30日-2024年1月4日〕
時  間  11:00-18:00  * 入場は閉場の30分前まで
料  金  一 般 800円 / 学生・65歳以上 500円 / 高校生以下 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  神奈川県民ホールギャラリー
      231-0023 神奈川県横浜市中区山下町3-1
      電話番号(代表):045-662-5901(9:00-17:00)
主  催  神奈川県民ホール[指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団]
──────────────────────20231130174701_00005☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

味のある空間で 味のある作家の 味のある作品を 味わう

昨年度開催された企画展(心象や場所をテーマとした「ドリーム/ランド」展)に続く本年度企画展「味/処」展では、「味わい(趣や情緒)」と「処(空間や場所)」というキーワードを軸に、3名のキュレーターが監修の下、各地域から気鋭の作家6名が一堂に会します。
ここには可笑しみ、ノスタルジー、日常の不条理、違和感など、様々な味が点在しています。
味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚 …… 五感全てに訴えかける「味わい」、そして味わいの集う空間「味/処」をお楽しみください。

◉ 企画構成
中野仁詞(神奈川県民ホール/KAAT神奈川芸術劇場)
◉ 共同キュレーター
伊藤まゆみ(京都精華大学展示コミュニケーションセンター特任講師/ギャラリーTerra-Sキュレーター )
吉田有里(アートコーディネーター/名古屋芸術大学准教授)
◉ 参加アーティスト
今村遼佑 Ryosuke Imamura、川田知志 Satoshi Kawata、倉知朋之介 Tomonosuke Kurachi、
さとうくみ子 Kumiko Sato、澤田華 Hana Sawada、丸山のどか Nodoka Maruyama

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 :神奈川県県民ホールギャラリー  本展特設サイト  ]

【展覧会】京都文化博物館|総合展示『シュルレアリスム宣言』100年|シュルレアリスムと日本|’23年12月16日-’24年2月4日|終了

京都文化博物館01 京都文化博物館02

京都文化博物館
総合展示 『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年2月4日[日]
開室時間  10:00 - 19:30(入場は19:00まで)
休 館 日  月曜日(ただし、1月8日は開館)、1月9日[火]
会  場  公益財団法人 京都文化博物館  4 階展示室
      604ー8183 京都市中京区三条高倉
入 場 料  一 般 500円、 大学生 400円、 高校生以下 無料
協  力  板橋区立美術館、三重県立美術館
主  催  京都府、京都文化博物館
──────────────────────
20世紀最大の芸術運動「シュルレアリスム」。フランスにはじまり、各地の芸術、思想、文化に影響を及ぼした運動は、日本の芸術家をも魅了します。
1920年代後半、詩の分野から始まった日本のシュルレアリスムは、やがて絵画の分野へと伝わります。古賀春江や東郷青児らが先駆的に試みたシュルレアリスムの絵画表現は、フランスで感化を受けた福沢一郎が本格的に日本に導入し、若い画家や画学生の間にもその影響が広がっていきます。しかしながら戦前から戦中へ、シュルレアリスムを巡る状況は次第に悪化します。困難な時代に描かれた絵画は、画家たちの切実な思いや思想がにじみ出たものへと変容し、戦後へと引き継がれていきます。
『シュルレアリスム宣言』の発表から100年を記念する本展では、主にシュルレアリスムの影響を受けた日本の絵画作品を通して、多様なイメージの展開をご紹介すると同時に、彼らが生きた時代を振り返ります。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新詳細情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 公益財団法人 京都文化博物館

【展覧会】府中市美術館|白井美穂 森の空き地|’23年12月16日-’24年2月25日|終了

府中市美術館01 府中市美術館02

府中市美術館
白井美穂 森の空き地
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年2月25日[日]
会  場  府中市美術館 2階企画展示室
      183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
      電話:042-336-3371
休  館  日  月曜日(1月8日、2月12日は開館)年末年始休館日:12月29日[金]-1月3日[水]
      1月9日[火]、2月13日[火]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
観覧料金  一 般 700円、 高校・大学生 350円、 小・中学生 150円
      * 支払いは現金のみとなっております。
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  府中市美術館
──────────────────────
メディアを自在に横断し旺盛に制作を続ける、白井美穂の美術館初個展です。
1990年代前半に発表された貴重な立体作品を約30年ぶりに展示。
2000年代に入って華麗に展開する絵画を中心に、映像やオブジェを交えて構成し、知られざる巨人の全貌を明らかにします。
白井美穂の作品にある洗練された造形と、意味を複雑に重ねて提示する深い思考は、35年以上のあいだ驚異的な質を維持しています。  
バブル経済が終焉に向かう1980年代末から90年代に白井は、社会的慣習や風俗を巧みに引用、流用し、家具や結界など既製品を用いて華麗で大胆なインスタレーションを展開しました。艶やかな黒色や反射する硬質な物質の使用が特徴で、また写真も印象的に使われています。
平成のただなかにあった2000年代半ば以降は、ピンクや水色といった明るい色が登場し、布や糸など柔らかい素材が用いられ、また絵画が中心的役割を果たすようになります。錬金術書の挿絵や物語からとったイメージに、宇宙や生命の循環への思索が織り込まれます。
「白井美穂 森の空地」展では、貴重な初期作品を再構成し、最新作とあわせて展示します。
もの、空間、イメージがからまり生まれる迷宮の、その先に開かれる「空き地」へ、どうぞお越しください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 府中市美術館

【展覧会】青梅市立美術館|共催展 アートビューイング西多摩2023 “アート” を俯瞰する|’23年12月16日-’24年2月4日

20231215200525_00003 20231215200525_00004

青梅市立美術館
共催展 アートビューイング西多摩2023
“アート” を俯瞰する

会  期  2023年12月16日[土]- 2024年2月4日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(ただし、1月8日[月・祝]は開館し、翌9日[火]は休館します)
      年末年始(12月29日[金]- 1月3日[水])
観  覧  料  大 人 200円、小・中学生 50円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  青梅市立美術館
       198-0085 東京都青梅市滝ノ上町1346-1 電話:0428-24-1195
主  催  アートビューイング西多摩2023実行委員会、青梅市立美術館、
西多摩地域広域行政圏協議会

──────────────────────
アートビューイング西多摩は、青梅市立美術館を会場に、西多摩地域で活動するアーティストを中心として開催する現代美術の展覧会です。2019年から隔年で開催され、今回が3回目となります。
西多摩地域に在住・活動する芸術家達を紹介し、身近なアーティストの存在を市民に知ってもらい、美術の魅力を伝えます。本展覧会では、西多摩に縁のあるアーティストの作品展示の他に、西多摩地域で展開される「創造行為」に注目し、地域でアートの普及活動などを行う方々を招いて話を聞く「トークイベント」を開催し、様々な角度からアートについて考え、アートの全体を捉えます。
また、学校との連携事業として西多摩地域の小学校で行うアーティストとの交流授業の中で制作した「小学生の作品展示」、子どもから大人までを対象にした「ワークショップ」もおこないます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 青梅市立美術館

【公開制作】府中市美術館|第88回公開制作|髙田安規子・政子 くり返すカタチ|’23年12月16日-’24年2月25日|終了

20231208143920_00013 20231208143920_00014

府中市美術館
第88回公開制作 髙田安規子・政子
くり返すカタチ
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年2月25日[日]
会  場  府中市美術館 1階 公開制作室
      183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
      電話:042-336-3371
休  館  日  月曜日(1月8日、2月12日は開館)年末年始休館日:12月29日[金]-1月3日[水]
      1月9日[火]、2月13日[火]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
観覧料金  無 料
主  催  府中市美術館
公開制作日時  いずれも正午から午後5時まで
      12月16⽇[土]、23日[土]、27日[水]
      1月7日[日]、14日[日]、17日[水]、24日[水]、28日[日]
      2月7日[水]、10日[土]
──────────────────────
髙田安規子・政子は、身近な日用品に丁寧に手を加えてスケール(縮尺)を変化させ、密やかなワンダー(驚き)を引きおこすユニットです。
スケールが変わると、見慣れたものが全く違って見えてくるものです。刺繍が施されて絨毯に変容したトランプ、12分の1に縮小したタイルで修復された床。私たちも小さな穴へと吸い込まれるようにして、ささやかな世界へと意識を誘われていきます。彼女たちの作品を前にすると、スイッチがそっと押されて、たちまちにあたたかな想像が広がっていくのです。
公開制作にあたり、髙田安規子・政子は、府中市美術館の周辺の公園、そこに広がる自然に着目します。部分と全体が同じ構造を持つという「フラクタル」の原理をベースにして、植物の葉や実のかたちにひそむ真理や法則を見出していきます。コラージュや刺繍、ドローイングなどのさまざまな方法をもちいて、ときに実験的に、新たな表現を探します。小さなさざなみに耳を傾けるようにして、ふたりの詩的で密やかな営みを、どうぞ観察してみてください。

< 髙田安規子・政子(たかだあきこ・まさこ)>
一卵性双生児のアーティスト。東京の美術大学で学んだ後、ロンドン大学スレード校で修士課程を修了する。身近な日用品に丁寧に手を加えてスケールを変化させ、密やかなワンダー(驚き)を引きおこす。近年の展覧会に、「部屋のみる夢ーボナールからティルマンス、現代の作家まで」(2023年 ポーラ美術館、神奈川)、「日常のあわい」(2021年 金沢21世紀美術館、金沢)。作品は東京都現代美術館、横須賀美術館など国内だけでなく、ロンドン大学ほか海外の機関に所蔵されている。

※ インスタレーション期間中のイベント、作品完成後の展示を含めて情報満載です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。

[ 詳 細 : 府中市美術館 ]

【展覧会】岡山県立美術館|『鬼滅の刃』 吾峠呼世晴原画展|’23年12月15日-’24年2月18日

20231215201140_00022 20231215201140_00023

岡山県立美術館
『鬼滅の刃』  吾峠呼世晴原画展
会  期  2023年12月15日[金]- 2024年2月18日[日]
休  館  日  月曜日、年末年始(’23年12月29日-’24年1月3日)、1月9日[火]、2月13日[火]
      * 12月25日[月]、1月8日[月]、2月12日[月]は開館
開館時間  9:00 - 17:00
      * 12月23日[土]、1月27日[土]は19:00まで。 * 入場は閉館30分前まで。
会  場  岡山県立美術館 地下展示室
      700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
      TEL. 086-225-4800  FAX. 086-224-0648
共  催  山陽新聞社
主  催  岡山県立美術館、OHK岡山放送
──────────────────────20231215201140_00024☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

「週刊少年ジャンプ」2016年11号より連載が開始された、漫画家・吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』。主人公・竈門炭治郎を中心に、人と鬼とが紡いだ切ない物語は鬼気迫る剣戟、時折コミカルに描かれるキャラクターたちが人気を呼び、コミックス全23巻で累計発行部数が1億5000万部を突破(電子版含む)。
本展覧会では作者・吾峠呼世晴氏の想いの詰まった直筆原画を多数展示し、連載終了後も注目を集める本作の魅力、世界観を余すことなく伝えます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立美術館

【展覧会】岡山県立美術館|収蔵品特集 中山 巍 – なかやまたかし -|’23年12月15日-’24年2月18日

20231215201140_00008 20231215201140_00009岡山県立美術館
収蔵品特集 中山 巍 – なかやまたかし -
会  期  2023年12月15日[金]- 2024年2月18日[日]
休 館 日  月曜日、年末年始(’23年12月29日-’24年1月3日)、1月9日[火]、2月13日[火]
      * 12月25日[月]、1月8日[月]、2月12日[月]は開館
開館時間  9:00 - 17:00
      * 12月23日[土]、1月27日[土]は19:00まで。 * 入場は閉館30分前まで。
会  場  岡山県立美術館
      700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
      TEL. 086-225-4800  FAX. 086-224-0648
観  覧  料  一 般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円*、高校生以下:無料*
      *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
      ◎ 同時開催の特別展「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展」観覧券でも入場できます
主  催  岡山県立美術館
──────────────────────
中山 巍(なかやま たかし 1893-1978)は岡山市に生まれました。東京美術学校西洋画科を卒業して、同校研究科を大正11(1922)年に修了したあと渡仏します。パリでは美術学校以来の友人たちと交友しながら、ヴラマンク、シャガールと接して感化を受けました。昭和3(1928)年に帰国後、滞欧作を二科展で発表します。昭和5(1930)年に独立美術協会を創設して、生涯この協会で活動しました。
岡山県立美術館では平成11(1999)年に中山の個展を開催しています。以後ご遺族などから寄贈があり、このうち8点の作品を修復しました。現在所蔵品は69点です。滞欧中の《男の全身》(1924)、また帰国後に制作した《窓辺肖像》(1929)、《海浜》(1931)と《日曜画家と静物》(1932)、そして戦後の《鳥を飼う室内》(1964)などが興味深い作品です。《窓辺肖像》では着物姿の日本人女性を、《海浜》では水泳を楽しむ若者を、そして《日曜画家と静物》では和式住宅で油絵を制作する画家自身を取り上げました。ヨーロッパとは異なる日本の風土のなかで意欲作を描いています。
中山は生誕130年になりました。50点あまりの収蔵品(所蔵品と寄託品)を選んだうえで、滞欧期から太平洋戦争後にいたる画業を、帰国後間もない頃の作品を中心にして振り返ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立美術館 ]

【会員情報】ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本 新作 ── 魯迅『孔乙己』- こういっき -

IMG_8886 IMG_8887 IMG_8888 IMG_8889 IMG_8890 IMG_8891

{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

魯迅の短編「孔乙己(こういっき)」です。
「狂人日記」の一年後に発表されたこの作品は、魯迅の実質的なデビュー作ともいわれています。
酒好きのエリート孔乙己は科挙の試験に落ち続け、生活も破綻し、盗みを働くように
なっていました。しばらく酒場に現れないので、店主が周りに訊いてみると、
盗みに入った家の者に見つかり、殴られた上両脚を折られたということでした……
***************
よく行くリサイクルシEツプが古い着物の取扱いを止めたので
表紙の布を選ぶのに時間がかかりました。
しかたなく手芸店に行きましたが、ほとんど女性しか出入りしない場所で、
爺がうろうろ布を探すさまは、どう見ても気持ち悪い光景だったでしょう。
いやはや、未だかつてあんなに緊張したことはありませんでした。
ぜひご一読ください。
かしこまる

【 詳 細 : ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】  { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【展覧会】春日井市道風記念館|館蔵品展 「書に想いをのせる」|’23年12月15日-’24年4月21日|終了

-20231201_01 -20231201_02☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

春日井市道風記念館
館蔵品展「書に想いをのせる」
開催期間  令和5年(2023年)12月15日[金]- 令和6年(2024年)4月21日[日]
         〔前 期〕 令和5年12月15日[金]- 令和6年2月12日[月]
         〔後 期〕 令和6年 2 月27日[金]- 令和6年4月21日[日]
休  館  日  月曜日(祝休日の場合は翌日)、12月29日-1月3日
      * 2月13日から26日までは工事及び展示替えのため休館です。
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
観  覧  料  一  般 100円、高校・大学生 50円、 中学生以下 無 料
      * 60歳以上の春日井市在住者、障がい者と付添1名は無料(証明書提示が必要)
開催場所  春日井市道風記念館  1 階展示室
      486-0932 愛知県春日井市松河戸町5丁目9番地3 電 話 0568-82-6110
────────────────────
書作品には作者の強い想いが込められています。書かれる内容は、作者自身の想いを語る言葉であったり、作者が深く共感した詩人・歌人の詩歌であったりします。今回の展覧会「書に想いをのせる」では、道風記念館所蔵の近現代書作品のなかでも特に作者の想いが鑑賞者の心に鮮やかに伝わってくる作品を選んでご紹介します。
御歌所寄人、阪正臣(1855-1931)が書いた明治天皇の御歌。小説家であり劇作家でもあった坪内逍遥(1859-1935)が描いた「お夏狂乱」の一場面。商人で狂言を能くした文人、伊勢門水(1859-1932)が描いた狂言「末広がり」の一場面。川谷尚亭(1886-1933)ら五人の書家による寄合書。堀田翠堂(1915-2005)が書家としての想いを込めた「書者心画也」。村上翠亭(1928-2018)が、自らの戦争体験により強い想いを込めて書いた萩原朔太郎の詩「軍隊」。高木大宇(1930-2013)が祈りを込めて描いた仏画と般若心経。富士の書家とよばれた野崎幽谷(1933-1996)が情熱を込めて書き上げた「富士山」。
展覧会を前期・後期に分け、あわせて52点の書作品を展示します。書作品にのせた作者の想いをうけとってください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 春日井市 春日井市施設案内 道風記念館 ]  { 活版アラカルト:道風記念館まとめ }
[ 関 連 : 春日井市公式動画チャンネル YouTube 春日井市道風記念館館蔵品展「書に想いをのせる」【前期展】紹介動画  4;15 ]

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】松本市美術館|企画展 須藤康花 ― 光と闇の記憶 ―|’23年12月9日-’24年3月24日

松本市美1201 松本市美1202

松本市美術館
企画展 須藤康花 ― 光と闇の記憶 ―
会  期  2023年12月9日[土]- 2024年3月24日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入場は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(休日の場合翌平日)、年末年始(12/29-1/3)
会  場  松本市美術館 企画展示室
      390-0811 長野県松本市中央4-2-22 TEL : 0263-39-7400
観  覧  料  大人:1,000円、大学高校生・70歳以上の松本市民:700円、
      中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名無料
      * 本展観覧券で3階の各コレクション展示もご覧いただけます。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  康花美術館
共  催  SBC信越放送、信濃毎日新聞社、市民タイムス
主  催  松本市美術館
──────────────────────────
夭折の画家 須藤康花
闘病の末、30歳という若さで夭折した画家・須藤康花(すどう・やすか 1978-2009年)。
最愛の母親が思春期に他界し、本人も病魔との永い闘いを強いられます。生と死との葛藤の間で絵や詩を通して “光” の世界を追い続け、自らの心の底知れない “闇” と対峙し続けました。
須藤康花は、1978年、福島県に生まれ、父親の仕事の関係で横須賀市、札幌市、沼津市、東京、長野県 東筑摩郡麻績村 に転居しています。神奈川に在住した幼少期、ネフローゼ症候群を発症して入退院を繰り返しながら、描くことに執着していきます。2001年からは多摩美術大学で版画を研究しながら、週末には麻績村で父とともに農作業に勤しみますが、2007年、同大学院修了と同時期に癌発症の告知を受けます。須藤は自らの生の終わりをさらに強く意識しながらも創作に没頭していきました。
死期を予感する中で描かれた人物、自画像、心象風景や自然風景、そこに込められた歓びと苦悩、希望と絶望、生と死。あまりにも短すぎる生涯に残した作品は 1,000 点余り。それらの散逸を防ぐため、2012年に、父親が松本市内に康花美術館を設立、作品を大切に守り続けています。本展は康花美術館の全面的な協力のもと、知られざる須藤康花の全貌に迫る初めての大規模回顧展です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 :松本市美術館

【展覧会】富弘美術館|第11回 富弘美術館 詩画の公募展 作品展示|’23年11月28日-’24年2月25日

20231215201140_00012 20231215201140_00013

[日]
      みどり市小中学生の部 本年度は期間中、全作品を展示します。
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月26日-1月4日)
入  館  料  大人 520円、小中学生 310円、幼児 無料
      * 障がい者手帳をお持ちの方、およびその介護の方1名は5割引
会  場  富弘美術館
      376-0302 群馬県みどり市東町草木 86       
──────────────────────
富弘美術館「詩画の公募展」は、絵と言葉(詩文)をひとつの画面に収め、絵が言葉を生かし、言葉が絵を生かしている画文一体の「詩画」という表現を現代芸術の新たな表現形式として広く一般に普及させることを目的にしています。今年7月から9月にかけて詩画作品を募集し、老若男女問わず多くの方が作品を応募してくださいました。一般の部737点、みどり市小中学生の部899点、あわせて1,636点もの詩画作品が集まりました。厳正な審査の結果、各部門の入賞者・入選者が決定しました。本展では、一般の部・みどり市小中学生の部の入賞者18名と入選者74名の方の作品を展示します。また、みどり市小中学生の部に出品された方々の作品はすべて展示します。
作者一人ひとりの体験や感性から生まれる「いのちの尊さ・いのちの輝き」が表現された、見応えのある詩画作品をご覧ください。

< 星野富弘 プロフィール >
1946年  群馬県勢多郡東村(現みどり市東町)に生まれる
1970年  群馬大学教育学部体育科卒業
     中学校の教諭になるがクラブ活動の指導中頸髄を損傷、手足の自由を失う
1972年  病院に入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める
1979年  前橋で最初の作品展を開く
     退院
1981年  雑誌や新聞に詩画作品や、エッセイを連載
1982年  高崎で「花の詩画展」。以後各地で開催の「花の詩画展」は大きな感動を呼ぶ
1991年  群馬県勢多郡東村に村立富弘美術館開館
1994年  ニューヨークで「花の詩画展」
2000年  ホノルルで「花の詩画展」
2001年  サンフランシスコ・ロサンゼルスで「花の詩画展」
2004年  ワルシャワ国立博物館での「花の詩画展」
2005年  (新)富弘美術館新館開館
2006年  群馬県名誉県民となる
2010年  富弘美術館開館20周年 富弘美術館の入館者600万人
2011年  群馬大学特別栄誉賞(第一回)
     現在も詩画や随筆の創作を続けながら、全国で「花の詩画展」を開いている

著書に、新版「愛、深き淵より。」「新編 風の旅」「かぎりなくやさしい花々」「鈴の鳴る道」「銀色のあしあと(三浦綾子氏との対談)」「速さのちがう時計」「あなたの手のひら」「花よりも小さく」「山の向こうの美術館」「たった一度の人生だから(日野原重明氏との対談)」「ことばの雫」「風の詩」「種蒔きもせず」「詩画とともに生きる」「あの時から空がかわった」「足で歩いた頃のこと」

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 群馬県みどり市 富弘美術館 ]