月別アーカイブ: 2023年2月

【展覧会】女子美術大学美術館|女子美アートミュージアム|女子美染織コレクション展 Part11|アンデスの染織品|後期展示:’23年11月1日-12月9日|

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女子美術大学美術館|女子美アートミュージアム
女子美染織コレクション展 Part11   アンデスの染織品
会  期  【前期展示】 2023年9月13日[水]- 10月7日[土]
      【後期展示】 2023年11月1日[水]- 12月9日[土]
* 日曜・祝日 休 館
開館時間  10:00 - 17:00(入館は 16:30 まで)
入  館  料  無 料
協  力  女子美術大学染織文化資源研究所
後  援  相模原市、相模原市教育委員会
主  催  女子美術大学、女子美術大学美術館
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アンデス文明は、現在のペルー共和国の太平洋海岸地帯からボリビア共和国西部の高地で紀元前約1300年から紀元後1600年に発達しました。ここでは織物の文化が豊かに発展し、海岸地帯では綿の栽培が、高原地帯ではアルパカやリャマの家畜化が早くからはじまり、毛織物の文化が芽吹きました。
アンデスの人々は文字による記録こそ遺しませんでしたが、織物の模様は文化と創造力の記憶そのものです。神像や動物や自然を神格化したモチーフ、身近な動植物など、独創的でユニークな表現は、人々の生活の豊かさを感じさせます。
本展では、女子美染織コレクションが有する約400点のアンデスの染織品を前期・後期に分けて全点公開します。鮮やかな色彩や高度な織物技術により創出された豊かな歴史を貴重な文化財からお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 女子美術大学美術館|女子美アートミュージアム  ]

【展覧会】松伯美術館|企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の現在Ⅰ―|’23年2月11日-3月12日|終了

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企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の現在 -いま- Ⅰ ―
開催期間  2023年2月11日[土・祝]- 3月12日[日] 
休  館  日  月曜日(祝日となるときは、次の平日)、展示替期間、その他必要のある場合
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  大 人(高校生・大学生を含む) 820円、小学生・中学生 410円
所  在  地  631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号 電話番号 0742-41-6666
主  催  公益財団法人 松伯美術館、産経新聞社
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日本の風土、日本人の感性によって培われ、描き続けられてきた花鳥画。松伯美術館では開館時よりジャンルを花鳥画に限定した公募展をこれまで23回開催し、2016年からは、ジャンルを問わない「松伯日本画展」を3回開催してまいりました。ところが新型コロナウイルス感染症拡大による諸事情で、残念ながら今年度も昨年度、一昨年度に引続き公募展開催は中止となってしまいました。

そこで、作家の育成という公募展の歩みを振り返る機会として、昨年度の大賞受賞作家に引続き、今年度は優秀賞受賞作家の作品をご紹介する展覧会を企画いたしました。受賞者が多数なため、本年度と来年度2回に分けて開催し、それぞれ与えられた展示壁面に、今現在のご自身の仕事を自由に発表していただきます。今後も松伯美術館は、このような現代日本画家の制作を応援し、その作品をご紹介する展覧会の開催も企画してまいります。

日本画にしかない花鳥画に深く取り組むことにより、日本画の独自性についての理解を深めていただき、本展が、環境や価値観の激しい変化のなかで日本画の未来について問いかける貴重な機会となるよう願っています。
個性溢れる多彩な表現の作品を、是非ご高覧いただきますようお願いいたします。
なお、会期中、特別展示室では松園・松篁・淳之三代の作品も展示いたします。

※ 松伯美術館、大和文華館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 松伯美術館 ]

【展覧会】岡山県立美術館|特別展示 生誕140年 清水比庵展 ~日々を愛でる~|’23年11月11日-12月10日|

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岡山県立美術館
特別展示 生誕140年 清水比庵展 ~日々を愛でる~
会  期  2023年11月11日[土]- 12月10日[日]
開館時間  9時 - 17時  * いずれも入館は閉館30分前まで
      * 11月25日[土]は19時まで夜間開館
休  館  日  月曜日(ただし、11月20日は開館)
観覧料金  一 般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円、高校生以下:無料
      * 前売り券、各種割引、優待情報、関連イベント情報などは 下掲公式サイト を参照
主  催  岡山県立美術館
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歌・書・画 三位一体の豊かな 比庵芸術

清水比庵(1883-1975)は、歌・書・画の三芸において優れた作品を残した、岡山県高梁市出身の歌人です。京都帝国大学法律学科を卒業し、司法官を務めたのち銀行員に転職。東京や秋田、青森、大阪など日本各地で勤務したのち、昭和5 (1930) 年には栃木県日光町長に就任。それまで余暇で続けてきた短歌を発表し、歌壇の注目を集めます。
退職を機に歌・書・画の創作に邁進し、80歳を迎える頃から、力強さとのびやかさを備えた独自の芸術を開花させました。 昭和41年 (1966) には 宮中歌会始の召人を拝命する栄誉に浴し、詠進歌「ほのぼのとむらさきにほふ朝ぼらけうぐひすの声山よりきこゆ」を披露。教養と人柄のにじみ出るその作品は、多くの人に愛されてきました。

本展では清水比庵生誕140年を記念し、ご遺族に受け継がれた作品約40点を展観いたします。歌・書・画三位一体の豊かな比庵芸術の世界をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立美術館

【上映/展示】東京国立博物館|東洋館 ミュージアムシアター|VR 作品『冬木小袖 光琳が描いたきもの』|’23年10月4日-12月24日|次回展 ’24年1月2日ゟ『江戸城の天守』仮紹介

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東京国立博物館
東洋館 ミュージアムシアター
VR 作品『冬木小袖 光琳が描いたきもの』
日  程  2023年10月4日[水]- 2023年12月24日[日]
       (毎週 水・木・金・土・日・祝)
時  間  【水・木・金】
      12時00分、13時00分、14時00分、15時00分、16時00分
      【土・日・祝・休日】
      11時00分、12時00分、13時00分、14時00分、15時00分、16時00分
会  場  東京国立博物館  東洋館-TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      お問合せ 050-5541-8600 (ハローダイヤル)
所要時間  約 35 分
料  金  高校生以上:600円、小学生・中学生:300円
      * ただし、高校生を除く18歳以上、70歳未満の方は当日の入館料が必要です。
      * 未就学児、障がい者及び介護者各1名:無料
定  員  各回 90 名
チケット  東洋館地下ミュージアムシアター前でご購入いただけます (開演時間まで)。
      * チケットをお持ちでも、上演開始後のご入場はできませんのでご注意ください。
      監修/東京国立博物館、文化財活用センター 制作/TOPPAN株式会社
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江戸時代前期の小袖と、天才絵師・尾形光琳が描いた
「冬木小袖」の魅力に迫る。

華やかなきものの世界へ!

小袖(こそで)とは、私たちがきものと呼んでいるものの原型。江戸時代、特に裕福な女性たちは、身を着飾ることに贅を尽くし、個性的なファッションを求めていました。中でも、有名な画家に直接柄を描かせる描絵(かきえ)小袖は、裕福な女性たちにとってとびきりのステータスでした。そして、深川の材木商冬木屋に伝わった「冬木小袖」—この描絵小袖を描いたのが、江戸時代に活躍した尾形光琳でした。
当時の小袖のモードもご紹介しながら、光琳が描いた唯一無二の小袖がどのように生まれ、また令和の修理プロジェクトでどのように蘇ったのか、その魅力とともに迫ります。

◉ 実物作品展示のご案内
2023年10月3日[火]-12月3日[日]の期間、重要文化財「小袖 白綾地秋草模様」を本館10室にてご覧いただけます。
◉ きもの着用でVR鑑賞料無料キャンペーン
2023年11月8日[水]- 11月19日[日]の期間、きもの着用でシアターにご来場いただくと、本VR作品の鑑賞料無料!(通常600円) * 注   博物館への入館チケットが別途必要です。

★ 入場時間直前は大変混雑が見込まれます。 チケットは開演時間よりも余裕をもって、できるだけお早めにご購入いただきますようお願いいたします。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  同館 東洋館 ミュージアムシアター

[ 関 連 : TOPPANグループ公式 YouTube VR作品『冬木小袖 光琳が描いたきもの』1:04 ]

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。ぜひとも閲覧たまわりますよう。

【次回展ご案内】
フライヤーは入手していますが、ウェブサイト情報が遅延しているようです。取りあえずご紹介。
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【展覧会】小杉放菴記念日光美術館|「描く」を超える ― 現代絵画 制作のひみつ ―|’23年2月4日-4月9日|終了

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小杉放菴記念日光美術館
「描く」を超える ― 現代絵画 制作のひみつ ―
会  期  2023年2月4日[土]- 4月9日[日]
会  場  小杉放菴記念日光美術館

      321-1431 日光市山内238-3 TEL:0288-50-1200 / FAX: 0288-50-1201
開館時間   午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
      * 祝日・振替休日は開館、その翌日を休館。展示替期間中など臨時休館もあります。
入  館  料  大人 730円 / 大学生 510円 / 高校生以下無料
      * 個人、当日、税込価格を表示。各種優待・割引などは下掲 公式詳細 を参照
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清水比庵(1883-1976)は現在の岡山県高梁市に生まれ、古河電工に勤務後、1930(昭和5)年から日光町長として9年間3期にわたり、町役場への観光課の新設や、観光常設委員による全国宣伝、温泉源の開発など、現在につながる観光行政の基礎を築き上げた人物です。こうした業績が認められ、1958(昭和33)年には旧日光市において小杉放菴と共に最初の名誉市民に推挙されました。
一方で歌人でもあった比庵は、日光で歌誌『二荒』を主宰し、日本画家川合玉堂との交流を通して書画にも非凡な才能を発揮していきます。その作品の多くは、歌と書と画が一体となった自由奔放なもので、晩年に至るに従ってより豊かなものとなっていきます。
日光出身の小杉放菴とは、日光町長時代に知己となり、歌誌『二荒』の装画を依頼していました。〈小杉先生が画人であると同時に詩人であるからだと思つてゐる。小杉先生は歌でも俳句でもうまいが、私がいふ詩は必ずしもさうした形に表れたものをいふのではない。人世の観方に詩があるといふのである〉と放菴を高く評価し、放菴が亡くなった時には、〈小杉未醒の漫画本よりわれは画を習ひしことをかしこみてまをす〉と追悼歌を詠み、自身の若い頃の絵は、放菴が「未醒」と号していた時代の漫画から学んでいたことを明かしていました。
本展では清水比庵の生誕140年を記念して、同館で所蔵および寄託されている比庵作品全20点のほか、書簡など関連資料を小杉放菴の作品と共に会し、日光ゆかりの二人の文人による芸術の交響をお楽しみいただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 小杉放菴記念日光美術館

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【展覧会】町田市立国際版画美術館|ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ─ 1900年の版画、雑誌、ポスター|’22年12月22日-’23年3月12日|終了

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター

ex522_07アンリ=ジャック=エドゥアール・エヴヌプール《広場にて》(『レスタンプ・モデルヌ』より)、1897-99刊、カラーリトグラフ、町田市立国際版画美術館所蔵

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター
会  期  2022年12月22日[木]- 2023年3月12日[日]

会  場  町田市立国際版画美術館
      194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 電話 042-726ー2771
休  館  日  月曜日
入  場  料  無 料
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19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランスのパリにはポスターや雑誌など様々な印刷物があふれ、人々の目を楽しませていました。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン(1859-1923)といった名だたる芸術家が活躍したこの時代は、しばしば「フランス版画の黄金時代」とも言われます。
もとは商業的な印刷物だったリトグラフのポスターは、19世紀末から次第に美術品として評価されるようになり、熱狂的なアフィショマニ(ポスターマニア)たちの収集対象となりました。他方で、手に取りやすい小さな版画作品や絵入り雑誌も、数多く出版されて流通していきます。こうした印刷物の原画は、専門のイラストレーターだけでなく駆け出しの若手芸術家も制作しました。チェコを代表する芸術家フランティシェク・クプカ(1871-1957)は、青年期にイラストレーションの分野で活躍した人物のひとりです。
本展では、世紀転換期のパリで生み出された版画、雑誌、ポスターなど約40点をご紹介します。パリジャンたちのモダン・ライフを彩った多種多様な作品をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]   { 活版アラカルト 町田市立国際版画美術館 まとめ }

【展覧会】渋沢栄一記念財団 渋沢史料館|企画展示 渋沢栄一と渋沢喜作の「明治」 ─ 渋沢家「新屋敷」文書から見えてくるもの ─|’23年1月5日-2月26日|会期終了

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渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
企画展示 渋沢栄一と渋沢喜作の「明治」
── 渋沢家「新屋敷」文書から見えてくるもの ──
会  期  2023年1月5日[木]-2月26日[日]
会  場  渋沢史料館 企画展示室(東京都北区西ケ原2-16-1 飛鳥山公園内)
入  館  料  一般 300円 、小中高生 100円
開館情報  開館日、休館日、開館時間、入館方法などは、下掲 同館利用案内 で確認を
      *新型コロナウイルス感染症の影響により予定変更となる場合があります
主  催  公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
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渋沢栄一 の 従兄・渋沢喜作(1838-1912)の生家である 澁澤家(家号「新屋敷」)から、喜作より生家に宛てた書簡をはじめとする古文書が、このたび新たに発見されました。
喜作は、武蔵国榛沢郡血洗島村(現・埼玉県深谷市)に生まれ、幕末、栄一と共に、尊王攘夷運動を行い、一橋家家臣を経て幕臣となります。栄一が渡欧する一方、喜作は国内にいて戊辰戦争を戦い、旧幕臣の二人は「亡国の臣」として「明治」を迎えます。
その後、喜作は日本の産物振興に尽くしたいという思いを伝え、生糸などの取引を行う 渋沢商店 を横浜に開業し、栄一とも協力しながら、多くの会社や団体の設立・育成を行い、実業界で奔走しました。

書簡からは、喜作の人柄や明治以降の喜作と生家の人々との関係がみえます。また生家での養蚕業をはじめとした家業や郷里周辺地域の産業が、栄一と連携した喜作の事業を通して、横浜貿易などとも結びつく様子も窺えます。
本展では、初公開となる澁澤家「新屋敷」文書をご紹介するとともに、関係する渋沢史料館所蔵資料もあわせ、郷里や人々との関わりをみながら、「明治」に向き合う二人の思いを探ります。

貸出画像①渋沢喜作(渋沢史料館所蔵)渋沢喜作  年未詳  渋沢史料館所蔵
貸出画像②渋沢喜作(晩年)(渋沢史料館所蔵)渋沢喜作(晩年)  年未詳  渋沢史料館所蔵
貸出画像③渋沢栄一 古希(渋沢史料館所蔵)渋沢栄一  年不詳 渋沢史料館所蔵
貸出画像④渋沢商店横浜本店(渋沢史料館所蔵)渋沢商店横浜本店 明治末頃 渋沢史料館所蔵

< 展 示 構 成 >
序   章   郷里の人々との関わり
第 一 章 「明治」を迎える
第 二 章 「産物」振興への決意
第 三 章   郷里周辺の産業と「富国」
第 四 章   二人の連携事業
特 別 章   喜作の終焉  ― 栄一の思い ―

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館 ]

【展覧会】香川大学博物館|第26回企画展 保井コノ ─ 讃岐が生んだ日本初の女性博士 ─|’23年7月21日-11月18日|終了

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香川大学博物館
第26回企画展 保井コノ ── 讃岐が生んだ日本初の女性博士 ──
期  間  2023年7月21日[金]- 11月18日[土]
時  間  10:00 - 16:00
休  館  日  日・月曜日、祝日、8/11[金・祝]- 8/18[金]
* 10/8[日]、10/29[日]、11/3[金・文化の日]は特別開館
会  場  香川大学博物館 展示室
760-8521 香川県高松市幸町1-1 TEL 087-832-1300
入  館  料  無 料
協  力  お茶の水女子大学歴史資料館、東京大学総合博物館、(独)国立科学博物館、
雨滝自然科学館、多田 昭、田山泰三
主  催  香川大学博物館

────────────────────香川大学博物館0802◆ 香川大学博物館|第26回企画展 保井コノ ─ 讃岐が生んだ日本初の女性博士 ─ ◆

一 讃岐が生んだ日本初の女性博士 - 保井コノ

保井コノ(1880-1971)は、現在の香川県東かがわ市三本松で生まれ育ち、香川県立尋常師範学校(香川大学教育学部の前身校)で学び、1898 (明治31)年に卒業後、女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)に進学しました。1906 (明治39)年に日本初の女性科学者の科学論文を「動物学雑誌」に、1911 (明治44)年に日本女性として最初の科学論文を外国雑誌に発表しました。
1914-1916年にアメリカに留学し、シカゴ大学とハーバード大学で学びました。石炭の成因を研究し「日本産石炭の植物学的研究」としてまとめ、1927(昭和29)年に東京帝国大学理学部に学位請求し、日本における女性博士第一号になりました。
保井コノ氏の生涯と研究に取り組んだ姿勢について、標本資料などを通して紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 香川大学博物館

【展覧会】土門拳記念館|開館40周年記念回顧展|土門拳 ─ 肉眼を超えたレンズ ─|同時開催 第42回土門拳賞受賞作品展|’23年10 月27日-’24年1月14日|終了

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開館40周年記念回顧展
土門拳 ── 肉眼を超えたレンズ ──
同時開催
第42回土門拳賞受賞作品展 船尾 修『満洲国の近代建築遺産』
開催期間  2023年10 月27日[金]- 2024年1月14日[日]
時  間  午前9時 ー 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  10月-11月 無休 12月-1月 月曜休館 * 年末年始休館:12月29日-1月3日 
      * 1月8日[月・祝]は開館、翌9日[火]に休館
会  場  土拳拳記念館 主要展示室、企画展示室Ⅰ、企画展示室Ⅱ
      998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)TEL:0234-31-0028
入  館  料  一 般:800円、高校生:400円、小・中学生:無 料
主  催  公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
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本展は、2022年に全国の4つの美術館で開催された巡回展「土門拳 −肉眼を超えたレンズ−」を再構成したものです。20世紀の日本を代表するドキュメンタリー『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』から、日本の仏教美術に対する飽くなき追求『古寺巡礼』に至るまで、幅広いジャンルにわたる傑作たちを振り返るとともに、巡回展には含まれていなかったキャリア中期の実験的な作品群なども加えて展覧することで、土門拳という写真家の姿をより総合的に捉えることを目指します。
土門の代名詞の1つでもある “リアリズム” は、しばしば「目の前にある現実をそのまま・虚飾なく写し出す」ものとして語られてきました。しかし一方で彼が口にした「写真は肉眼を超える」といった言葉などは、こうした評価とは矛盾する響きをも持っているといえます。土門はレンズを通して何を表現しようとしたのか、そして何が彼の作品を特別なものたらしめたのか。開館40周年という節目の年に、改めてその足跡を辿ります。

◉ 同時開催
第42回土門拳賞受賞作品展 船尾 修『満洲国の近代建築遺産』
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< 船尾 修  受賞のことば >
記憶と記録 往来したい
中国東北部のいくつかの都市を初めて訪れたときに僕は大きな衝撃を受けました。そこはかつて満洲国と呼ばれ、日本がその成立や運営に深く関与した場所です。当時の建築物がそのままの姿で、発展著しい中国のビル群に埋もれるようにしてありました。巨大で威圧的でありながら独特のデザインが発するなんともいえない壮麗さと美しさ、と同時に醜悪さを放つそれらの建築群に僕は一発で魅了されてしまったのです。

満洲のことをご存じの方ならよくわかると思いますが、満洲には新しい時代を切り拓こうとする「陽」の面と、満蒙開拓団の悲劇に代表される「陰」の面とが同居しています。どちらに重点を置くかによって満洲の実像はまったく異なった表情を見せますが、今も現存するこれら建築群を写真によって記録することにより、いわば歴史の目撃者として俯瞰したフラットな立場から満洲を語ることができるのではないかと閃いたのです。
中国の都市開発のスピードは想像を絶するものですから、いつ取り壊しになるかもしれず、僕はその後まるで何かに取り憑かれたかのように歩きまわり、古い建物を探し出しては撮影を行いました。その行為は純粋に楽しいものでした。フィルムに刻まれたことにより、それら建築物は80年、90年ぶりに蘇えったような感覚がありました。写真を撮る醍醐味とは、もしかしたらそういうことなのかもしれないなあと改めて気づかされた思いです。
記憶と記録の領域を軽々と往来できるような写真を今後とも撮ることができたら最高です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 土門拳記念館

【展覧会】泉屋博古館 京都・鹿ヶ谷|中国青銅器の時代|’23年度後半期開館 二期制開催 ’23年9月9日-12月10日|終了 長期休館

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泉屋博古館 京都・鹿ヶ谷
中国青銅器の時代
会  期  2023年度後半期開館  2023年9月9日[土]- 12月10日[日]
         2023年 9 月  9日[土]- 10月15日[日]
         2023年11月 3 日[金・祝]- 12月10日[日]
休  館  日  月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
入  館  料  一 般 800円 高大生 600円 中学生以下 無料
      * 本展覧会の入場料で企画展もご覧いただけます
      * 20名以上は団体割引20%、障がい者手帳ご呈示の方は無料
会  場  泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)
      606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
      TEL 075-771-6411 FAX 075-771-6099 
      お問い合わせ フォーム 
主  催  公益財団法人泉屋博古館
──────────────────────泉屋博古館京都1002泉屋博古館 京都・鹿ヶ谷|中国青銅器の時代|2023年度後半期開館|’23年9月9日-12月10日

住友コレクションと言えば、中国青銅器。

今から3000年以上前の殷の時代から、中国では高度な鋳造技術が発達し、
繊細で複雑な造形の青銅器が数多く生み出されました。
その魅力を様々な角度から、4つの展示室のテーマに沿ってご紹介いたします。
世界有数の呼び声も高い住友コレクションの中国青銅器、
その精緻な美しさに是非触れてみてください。

〇 第三室特集展示「青銅器になった動物たち」
── 京都市動物園 × 泉屋博古館 ──
はるか昔からつづく人と動物のかかわりの歴史のなかで、動物の姿はさまざまなアートのなかに表現されてきました。いまから約三千年前の中国では、高度な鋳造技術が発達し、動物の姿をした青銅器が優れた造形感覚によってつくられています。古代の人々は動物をどのように観察し、どのような思いを込めてその姿を見つめてきたのでしょうか。
ともに京都東山の地で活動する泉屋博古館と京都市動物園のコラボレーションにより、動物学 × 考古学という新しい視点から、その魅力と謎に迫ります。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新詳細情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 泉屋博古館 京都・鹿ヶ谷 ] 

【展覧会】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション|柔らかな光と闇 ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~|’23年2月11日-5月7日|終了

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柔らかな光と闇  ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~
会  期  2023年2月11日[土・祝]- 5月7日[日]
会場住所  103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
      Tel:03-3665-0251 Fax:03-3665-0257
開館時間  11:00-17:00 土日祝は10:00-(最終入館閉館 30分前)
      〈ナイトミュージアム〉毎月第1・3金曜日 20:00まで開館
入  館  料  大人 600円 大学、高校生 400円 中学生以下 無料
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浜口陽三は2 0 世紀後半を代表する銅版画家です。この展覧会は、本人の回想をもとに、創作の秘密の一端をひもときます。
1930年、浜口は東京美術学校の彫塑科を退学し、国際芸術都市パリに赴きました。その地で油彩画や水彩画を試みますが、第二次世界大戦勃発のためやむなく帰国し、戦後、4 0 歳を過ぎる頃、はじめて銅版画に本格的に取り組みはじめます。その後、再びパリに渡ると版画家としての道を一気に切り開きました。生前、自作について饒舌には語らなかった浜口陽三ですが、1987年、東京で行われたインタビューの朗らかな対話からは、静かな作品が、いつも柔らかな発想と探究心に支えられていたことが浮かび上がってきます。聞き手は、NHK特派員として7年間パリに住み、作家と交流のあったフランス文学者、柏倉康夫氏です。
11年前に展覧会でとりあげたインタビューを、その後、発見された作品や資料を加え、新たな角度から紹介します。

柏倉康夫
1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹。京都大学大学院文学研究科教授を経て、放送大学教授・副学長・付属図書館長。現在同大学名誉教授。京都大学博士(文学)。フランス共和国国家功労勲章シュバリエを叙勲。
主な著訳書に、『生成するマラルメ』(青土社、2005年)、『評伝 梶井基次郎 ― 視ること、それはもうなにかなのだ』(左右社、2010年)、『思い出しておくれ、幸せだった日々を 評伝ジャック・プレヴェール』(左右社、2011年)、ジャン=リュック・ステンメッツ『マラルメ伝―絶対と日々』(共訳、筑摩書房、2004年)、ステファヌ・マラルメ『詩集』、『賽の一振り』(共に月曜社、2018年、2022年)など

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション ]

【展覧会】細見美術館|開館25周年記念展Ⅰ|愛し、恋し、江戸絵画 ― 若冲・北斎・江戸琳派|’23年 9月5日-11月5日|終了乍蹔

細見美術館上

細見美術館
開館25周年記念展Ⅰ
愛し、恋し、江戸絵画 ― 若冲・北斎・江戸琳派 ―
会  期  2023年 9月5日[火]- 11月5日[日]
      * 会期中に一部展示替えあり
所  在  地  606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 TEL 075-752-5555
開館時間   午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
入  館  料  一   般    1,400円  学   生    1,100円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  細見美術館 京都新聞
──────────────────────細見美術館中◆細見美術館|開館25周年記念展Ⅰ|愛し、恋し、江戸絵画 ― 若冲・北斎・江戸琳派 ― ◆

細見美術館は平成10(1998)年、京都・岡崎に開館して以来、細見家の日本美術コレクションを中心に、さまざまな視点から展覧会を行ってきました。このたび開館 25 周年を記念し、コレクターが己の美意識を信じ、懸命に追い求めてきた多彩なコレクションを 2 展にわたって紹介します。

記念展の第 1 弾「愛し、恋し、江戸絵画 ― 若冲・北斎・江戸琳派 ―」では、二代古香庵(細見 實、1922-2006 / 細見美術財団前理事長)と、妻 有子(現理事長)が二人三脚で蒐集した江戸絵画を展観します。
先見の明をもって集めた、伊藤若冲のユニークな作品、葛飾北斎の肉筆美人画、さらには酒井抱一にはじまる洗練された江戸琳派の作品群など、夫妻のお気に入りを紹介します。
夫妻は蒐集した美術品を自邸に飾って楽しみ、もてなしにも用いてきました。季節やテーマ、客人の好みなどをイメージしながら、時代やジャンルを超えて取り合わされた美術品の数々は、呼応しあって空間を彩りました。
展覧会では、細見家ならではの美の競演もお楽しみいただけます。この機会に日本美術のもつ優美さ、繊細な感性、大胆なほどの力強さに心を奪われたコレクターのまなざしに触れてください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 細見美術館 Hosomi Museum  開館25周年記念展特設サイト

【パフォーマンス】高知県立美術館|高知ライブエール・プロジェクト|きむらとしろうじんじん|焼立器飲茶美味窯付移動車・野点2023 [土佐市]|’23年12月10日|終了

☆ アレです、アレ。ノリだしたらどうにもとまらない高知県立美術館です。本稿の読者はご寛恕を ☆
高知県立美術館焼き物01

高知県立美術館
高知ライブエール・プロジェクト
きむらとしろうじんじん|パフォーマンス 【土佐市】2023年12月10日[日]
焼立器飲茶美味窯付移動車・野点2023
**********
パフォーマンス
お茶碗をつくりに、お抹茶を飲みに、ぜひお立ち寄りください ── きむら としろう じんじん
日 程|2023(令和5)年12月10日(日)昼ごろ〜日暮れ
会 場|土佐市[高岡蚤の市]・高岡商店街大久保家のしだれ桜下
料 金|お茶碗作り 1個2,500円 …… 所要時間1時間
    お抹茶1杯             300円(いずれも税込)

*お茶碗の数には限りがあります。売り切れの際はご容赦を。
 (予約はできません、ご了承ください)
*小雨決行。天候がどんどん悪くなりそうな時、大雨や大風の時はやむをえず場所を移動したり
 中止にすることがあります。詳しくはお問い合わせください。
*11月5日[日]高知県立美術館・隣接の緑地でも開催します〔終了〕。

お問合せ|高知県立美術館 088-866-8000(9:00-17:00)
協 力|セブンデイズホテル、特定非営利活動法人トサシカケNITARI、高岡商店街蚤の市
助 成|文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業
    (アートキャラバン2)|独立行政法人日本芸術文化振興会
事業名|JAPAN LIVE YELL project
主 催|高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)、 公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
────────────────────── 高知県立美術館焼き物02高知県立美術館焼き物03インパクトのある姿で行うアーティスト・きむらとしろうじんじんの野点(のだて)は、参加者が絵付けしたお茶碗をその場で「楽焼」という方法で焼き上げ、焼き立てのお茶碗でお茶を飲む陶芸お抹茶屋台です。
高知県立美術館では、2003年に開館10周年記念プロジェクトとして、高知市内6か所で野点を行いました。その日、その時の風景の中で、その場に居合わせた誰もが楽しいひとときを過ごした野点を記憶する人は多く、リクエストの多いプロジェクトのひとつです。
今回は開館30周年を記念して、高知では14年ぶりに野点を行います。お抹茶を飲んだり、焼きあがるお茶碗を眺めたり、おしゃべりしたり……気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。

① 11月5日(日)高知市
会場=高知県立美術館・隣接の緑地〔好評裡にて終了〕
開店5周年の記念イベントとして野点を行ったアジア食堂・歩屋。「皆さんの楽しむ姿を隣でほくそ笑みたい」という歩屋さんをはじめ、軽食の出店も予定しています。ほっこりと一日お過ごしください。
② 12月10日(日)土佐市
会場=高岡商店街大久保家のしだれ桜下
いつもはシャッターが降りた元商店や空き地、軒先などで毎月第2日曜日に開催される高岡蚤の市に出店します。古き良きものが眠る商店街めぐりとともにお楽しみください。

< プロフィール >
きむらとしろうじんじん|1967年新潟生まれ、京都在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科で陶芸を学ぶ。1995年より「焼立器飲茶美味窯付移動車・野点」をスタート。素焼きのお茶碗と陶芸窯・お茶道具一式を積んだリヤカーを携え、国内外各地のサポーターとともに野点を行う。

※ 本稿編者としてはなにもいうことはありません。ただ読者の皆さまのご寛恕にすがるだけです。※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 高知県立美術館 ]  { 活版アラカルト  高知県立美術館  過去ログまとめ }

【展覧会】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館|須藤玲子:NUNOの布づくり|Sudo Reiko : Making NUNO Textiles|’23年10月8日-12月10日|終了

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丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
須藤玲子:NUNOの布づくり
Sudo Reiko : Making NUNO Textiles
会  期  2023年10月8日[日]- 12月10日[日]
会  場  丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
      763-0022 香川県丸亀市浜町80-1 
開館時間  10:00 - 18:00(入館は17:30まで)
休  館  日  月曜日(10月9日は開館)、10月10日[火]
観  覧  料  一 般 950円、 大学生 650円
      * 同時開催常設展「猪熊弦一郎展 生活に美を」観覧料を含む
      * 前売り、各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団、
      独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
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テキスタイルデザイナーの須藤玲子(茨城県出身、1953 – )と、須藤が率いる「NUNO」の活動を紹介します。思いがけない素材を使用したり、伝統的な職人技と最新の工業技術を組み合わせたり、いち早くサスティナビリティに取り組むなど、従来の概念にとらわれないアイデアあふれる須藤とNUNOのデザインは、身近な「布」に新たな視点を次々に提示し、現代のテキスタイルデザインをリードし続けています。

本展は、2019年に香港のミュージアム、CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)で企画、開催されたもので、コロナ禍のヨーロッパを巡回後、待望の日本開催となります。日本各地の職人、工場との協働作業や、素材の可能性を広げる取り組みに注目し、普段は見ることのできないテキスタイルの制作過程を、音と映像を交えたインスタレーションで展観します。創作の現場に触れることで、生活必需品としてのテキスタイルをあらためて見返し、観る人の暮らしに新たな美を加える機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

【展覧会】浜松市美術館|みほとけのキセキⅡ展 ー遠州・三河のしられざる祈りー|’23年10月14日-12月3日|終了

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浜松市美術館
みほとけのキセキⅡ展 ー遠州・三河のしられざる祈りー
開催期間  令和5年(2023年)10月14日[土]- 12月3日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
観  覧  料  一 般:1,400円、大学生・専門学校生・高校性:1,000円、 70歳以上:700円
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
問い合せ  浜松市役所市民部美術館(会場住所)
      430-0947 静岡県浜松市中区松城町100-1 電話:053-454-6801
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浜松市美術館では、令和2年(2020年)3月から4月にかけて、企画展「みほとけのキセキ-遠州・三河の寺宝展-」(以下「みほとけ展」)を開催しました。
みほとけ展では、浜名湖を中心とした遠州・三河地方に点在する寺院に残る、平安・鎌倉・南北朝時代制作の仏像を一堂に展示しました。国指定重要文化財の10躯や、寺外初公開の7躯を含む地域を代表する諸仏を展示したこと、遠州・三河という現在の行政区分の垣根を超えた2地域に着目した初の仏像展であったことから、28日間で23,000人を超える方々にご来館頂きました。

今回の企画展「みほとけのキセキⅡ-遠州・三河のしられざる祈り-」は、みほとけ展の続編に位置付け、通常非公開・寺外初公開の作例、近年の調査でその価値が見出された作例を紹介する他、前回展では紹介できなかった地域、時代の仏像も取り上げます。遠州・三河の「しられざる作例」の存在を再確認しながら、改めて遠州・三河に根付いた仏教文化の価値や魅力に迫ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 浜松市美術館

【展覧会】太田記念美術館|広重おじさん図譜|’23年2月3日-3月26日

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太田記念美術館美術館

広重おじさん図譜
会  期  2023年2月3日[金]- 3月26日[日]
        前 期  2月3日[金]- 2月26日[日]
        後 期  3月3日[金]- 3月26日[日] * 前後期で全点展示替え
休  館  日  2月6、13、20、27-3月2、6、13、20日は休館します。
開館時間  10時30分 - 17時30分(入館は 17時 まで)
入  場  料  一 般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10  太田記念美術館
      ハローダイヤル 050-5541-8600
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笑顔のおじさん、がんばるおじさん、旅するおじさん ─── 広重が描くおじさん大集合!
風景画の名作を数多く描いた絵師、歌川広重(1797-1858)。広重の絵をよく見ると、なんとも味わい深い人物たちがたびたび登場することに気づきます。本展は彼らのことを親しみと愛着をこめて、あえて〈おじさん〉と呼び、その魅力を眺めてみようという企画です。
無垢な笑顔のおじさん、仕事をがんばるおじさん、グルメを楽しむおじさん、ピンチであわてるおじさんなど、広重の描くおじさんたちは見れば見るほど個性豊かで、愛嬌に満ちた存在であることがわかります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 太田記念美術館 ]

【展覧会】徳島県立近代美術館|特別展 ディーン・ボーエン展|オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち|’23年9月16日-12月10日

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徳島県立近代美術館
特別展 ディーン・ボーエン展
オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち
会  期  2023年9月16日[土]- 12月10日[日]
会  場  徳島県立近代美術館 展示室3
      770-8070 徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内 TEL: 088-668-1088
開館時間  9:30 ― 17:00
休  館  日  毎週月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日[火]、10月10日[火]
観  覧  料  一 般 900円 高校・大学生 670円 小・中学生 450円 
      * 特別展の観覧券で所蔵作品展もご覧いただけます。
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  徳島県立近代美術館
────────────────────徳島近美0902◆ 徳島県立近代美術館|特別展 ディーン・ボーエン展|オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち|’23年9月16日-12月10日◆

ディーン・ボーエン(1957- )は、現代オーストラリアを代表する作家です。メルボルンを拠点に、版画をはじめ、油彩画、水彩画、彫刻、廃材によるアサンブラージュなど、様々なジャンルで活躍しています。西洋のモダニズムや原始美術などあらゆる芸術を愛し、従来の美術の枠組みを超えてゆくアール・ブリュット(生の芸術)の巨匠ジャン・デュビュッフェからも大きな影響を受けています。
本展では、ボーエンの多彩な創作活動を約150点の作品でご紹介します。広大なオーストラリアの大地と自然や都市、そこに生きる人間や動物などの身近なモティーフが、ユーモアと想像力にあふれた親しみやすい姿で表現されています。そこにはハリモグラやコアラなどオーストラリア固有種も登場します。チャーミングで心温まる作品を楽しみながら、私たちの身近な自然や街、そして生き物の命の豊かさを再発見する機会にもしていただけたら幸いです。
また会期中には、作家本人を招いたワークショップをはじめ、さまざまなイベントの開催を予定しています! 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 徳島県立近代美術館

【展覧会】実践女子大学香雪記念資料館|波多野華涯の世界 — 女性文人画家の明治・大正・昭和 —|’23年10月2日-11月18日|終了

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実践女子大学香雪記念資料館
波多野華涯の世界 — 女性文人画家の明治・大正・昭和 —
会  期  2023年10月2日[月]- 11月18日[土]
開館時間  10:30 - 17:00
休  館  日  日曜日 * ただし 10月8日[日]は開館
入  館  料  無 料
会  場   実践女子大学香雪記念資料館 企画展示室1・2、下田歌子記念室
       150-8538 東京都渋谷区東1-1-49
特別協力  小田切マリ氏(華涯文庫代表、波多野華涯曾孫)
後  援  渋谷区教育委員会
主  催  実践女子大学香雪記念資料館
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波多野華涯(1863-1944)は文久3年(1863)大坂に生まれ、跡見花蹊(1840-1926)や瀧和亭(1830-1901)、森琴石(1843-1921)らに画を学び、明治・大正・昭和という大きく変化した時代のなかで、文人画家として活躍しました。
14歳のときには《海棠孔雀図》が天覧に供され、明治天皇から御言葉を賜るなど、早くからその才能を示し、内国絵画共進会や内国勧業博覧会へも作品を出品。大正6年(1917)に岡山へ移ってからは画家としての道を邁進し、多くの人々と交流しながら、「文人」として生き、また弟子たちの指導にも力を注ぎ、情熱を持って生涯絵筆を執り続けました。

本展では華涯の描いた作品や関連資料をとおして、彼女が理想とし続けた文人画の世界を紹介します。

※ 本展覧会は予約不要です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 実践女子大学香雪記念資料館

【展覧会】お札と切手の博物館|特別展示 お札が変わる! なぜ変わる? お札の知られざる歴史を探ろう|’23年7月19日-8月27日|終了

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お札と切手の博物館
特別展示 お札が変わる! なぜ変わる? お札の知られざる歴史を探ろう
開  催  日  令和5年7月19日[水]- 8月27日[日]
開催時間  9:30 - 17:00
休  館  日  月曜日
開催場所  お札と切手の博物館 2階展示室
      114-0002 東京都北区王子1-6-1 Tel:03-5390-5194
入  場  料  無 料
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◆ お札と切手の博物館 ウェブサイトゟ
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新しいお札が2024年7月前半を目途に発行される予定です。お札のデザインや製造技術を新しくして発行することを改刷(かいさつ)と言います。

本展では、20年振りに行われる新しいお札の発行にちなみ、これまでの日本のお札の改刷を振り返り、その理由を紐解きます。また、日本とは異なる事情で行われる海外の例もご紹介します。
お札の改刷はただ肖像が変わるだけではありません。皆さんの生活に大きく関わる理由があります。 夏休みの自由研究のテーマとしても最適ですので、お札の改刷を学びにぜひご来館ください。

※ 下掲の公式詳細サイトで最新情報を確認のうえご観覧ください。
[ 詳 細 : お札と切手の博物館 ] 

【Dance 公演】YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)|2024年 Dance 舞台公演|Dance『彼岸より』田中泯|名和晃平|’24年1月10日・11日|終了

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YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
2024年 Dance 舞台公演
Dance『彼岸より』田中泯|名和晃平
日  時  2024年1月10日[水]・ 11日[木] 3回公演を予定
      1 月10日[水] 開演18:30 (開場17:45)
      1 月11日[木] 開演13:30 (開場12:45)  /  開演18:30 (開場17:45)
場  所  甲府市・YCC県民文化ホール
      400-0033 山梨県甲府市寿町26-1 TEL 055-228-9131
料  金  全席指定
      一  般  4,000円  / 大学生  3,000円  /  高校生以下  2,000円   * 未就学児入場不可
問い合せ  UTYテレビ山梨(平日9:30-18:30) TEL 055-232-1118
      【 UTYテレビ山梨 Dance『彼岸より』 イベント・チケット 特設サイト 】
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは 上掲サイト か 下掲詳細参照
公演情報  [ 演出・構成 ] 田中泯|名和晃平
      [ 踊り ] 田中泯
      [ 美術 ] 名和晃平
      [ 音楽 ] 原摩利彦
      [ 照明 ] 吉本有輝子
      [ 舞台監督 ] 夏目雅也
主  催  やまなしステージ・アート・プロジェクト2023実行委員会、
      公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、UTYテレビ山梨
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「彼岸より」は田中泯 (ダンサー) と 名和晃平 (彫刻家) の初のコラボレーションとなる舞台である。
70年代より型破りな実験的活動を展開し、身体と世界の関係性を追い求めてきた田中泯。その活動の一つに、自身の拠点・山梨県の山村で決行された「白州フェスティバル」がある。日本における野外芸術祭の先駆ともいえるこれに、名和晃平はボランティア・スタッフとして参加し、強い影響を受けたと公言する。
高度情報化に伴って人々の身体性は希薄化し、非身体的な表現が蔓延し始めている。人類はどこに向かおうとしているのか。カラダとはすべての生命に固有の、最初の環境であり、世界との接続点でもある。田中泯と名和晃平はそれぞれの仕方でカラダと向かい合うことで、あらゆる階級の世界と対峙し、新たな創造の可能性を切り拓いてきた。そんな両名が今、その出会いの地・山梨で舞台へと挑む。
泥や霧といった普遍的なモチーフが絶えず姿形を変えながら空間を満たす中、死と再生を司るとされるハゲタカが時間を超越したかのように佇む ── 名和晃平は身体と物質を地続きとして捉え、それらの対流の中に立ち上がる感覚を模索してきた。そこに現れるのは、一見静謐でありながら、あらゆる物質が衝突・調和し続けるダイナミックな時空間である。こうした場と田中泯のカラダ、そして観る者のカラダの間に踊りが生まれ、移ろい続ける現象としての舞台をつくり出す。それはまさに、彼岸から此岸へと寄せては返す波だ。そんな特別な記憶を刻みつける「event (事態)」が観客に投げ出されることだろう。

田中泯 | Min Tanaka
1945 年東京都生まれ。1966年より独自の舞踊スタイルを展開しはじめ、既成概念にあてはまらないダンスを継続。78 年のパリ・フェスティバル・ドートンヌ (Festival d’Automne à Paris) ルーブル装飾美術館でのデビュー以来、世界的なダンサーとして活躍する。近年は映画やドラマなど映像作品でも国内外問わず活躍。1988年から2009年まで山梨県で開催した「白州フェスティバル」は、領域横断的なアート実践、もしくは地方芸術祭の先駆けとして、戦後日本美術史の重要なトピックとなった。

名和晃平 | Kohei Nawa  (彫刻家 / Sandwich主宰 / 京都芸術大学教授)
1975 年大阪府生まれ。京都を拠点に活動。2003 年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。建築から舞台作品まで、既存の彫刻の領域を拡張する作品を数多く手がけて おり、国内外で精力的に活動している。「白州フェスティバル」で出会った田中泯から強い影響を受けており、千葉・市原湖畔美術館『試展-白州模写「アートキャンプ白州」とは何だったのか』にてキュレーターを務めるなど、関わりが深い。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : YCC県民文化ホール UTYテレビ山梨 Dance『彼岸より』チケット 特設サイト
[ 参 考 : 動画 YouTube 舞踊家・田中泯、北斎が宿ったかのような魂の舞/映画『HOKUSAI』本編映像 2:13 ]

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【展覧会】奈義町現代美術館|企画展 中島 麦展 LUMINOUS / MULTI / SILVER ~ 色彩の時間 ~|’23年10月21日-12月10日|終了

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奈義町現代美術館
企画展 中島麦展 LUMINOUS/MULTI/SILVER ~ 色彩の時間 ~
期  間  2023年10月21日[土]- 12月10日[日]
会  場  奈義町現代美術館  ギャラリー
      708-1323 岡山県勝田郡奈義町豊沢441 TEL:0868-36-5811
料  金  一 般・大学生 200円(高校生以下、75歳以上無料)
      * 常設展を併せてご覧になる場合は通常観覧料金(一般・大学生700円)で観覧可能。
主  催  奈義町現代美術館
──────────────────────
「絵を描く」ことを通して、そこから広がっていく様々な出来事を取り込みながら活動している美術家・中島麦による、奈義町現代美術館では約11年ぶりになる個展を開催します。  
本展は、「動き・奥行き・光」を探求した「luminous dropping」、コロナ禍を経て時間や重力による偶然性を加えた「multi LD」、前者を発展させ、図と地の関係に着目した最新作「SILVER」シリーズまで、色彩豊かな抽象絵画による展覧会になります。
絵画の基本要素を分解し、再構築し、さらにそこから重要な要素を取り出すことで、「みる」ことの根源的な可能性を提示したいという中島の近作・新作を空間全体に展開した展覧会を、ぜひお楽しみください。

< 中島 麦 nakajima mugi >
美術家。
長野県生まれ 大阪育ち 大阪拠点。京都市立芸術大学美術学部油画専攻 卒業
抽象絵画を制作する事を中心に、そこから拡張する出来事を取り込みながら活動中。
その活動を通して、私自身が何ものからも自由で、何ものをもつなぐメディウムでありたいと考えている。
個展、企画展の他、ワークショップや企業コラボレーションなど多数。
https //nakajimamugi.com/

〔 中島  麦   近年の主な活動 〕
2023   [個展] 奈義町現代美術館/岡山(2012)
2023   [個展] 高島屋大阪店 ギャラリーNEXT
2022   [個展] Gallery OUT of PLACE /奈良・東京 (2011,’13-’20)
2022 「美作三湯芸術温度」米屋倶楽部・奥津温泉/岡山(2016/湯郷グランドホテル)
2019 「VOCA展 2019」上野の森美術館/東京
2019 「絵画展…なのか?」川口市立ギャラリー・アトリア/埼玉
2017 「HUB-IBARAKI ART PROJECT」/茨木市市役所他、市内施設7カ所、恒久設置/大

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 奈義町現代美術館 ]  { 活版アラカルト 奈義町現代美術館  まとめ }

新宿餘談}
この奈義町現代美術館は松尾京斎氏に教えられた。同館は町民からはもっぱら NagiMOCA / ナギ・モカ と呼ばれ、展示内容や建築は現代美術として凄かったが、そこはまた子供の遊び場であり、老人の憩いの場だったという。
奈義町は、旧美作国-みまさかのくに-で、岡山県の北東部、鳥取県との県境にある町である。いまは岡山県勝田郡に属すが、県都:岡山にでるより、余程近距離に鳥取がある。 北部には町のシンボルであり、町名の由来となった那岐山がそびえる。

隣接する津山市までは志茂太郎の調査でしばしば出かけたが、津山線ですこしもどる 誕生寺 山の城の旧志茂宅ばかりで、奈義町は知らなかった。[ 志茂太郎関連資料:花筏    平野富二と活字*05 ついに驟雨のなかに迎えた『活字発祥の碑』除幕式  なかほどに、関西から個人でただひとり、相当金額の拠金者として銘板に名がのこる 書痴・活字狂を自認していた志茂太郎関連記載 ]
なんでも奈義町は「令和元年合計特殊出生率が 2,95」で全国トップクラスだそうである。ようは少子化・人口減少がなげかれているこのとき、奈義町では子育て世代の夫婦が3人ほどの子をもうけるそうである。めでたい話だ。人口を調べようと「 町勢要覧 」をあけた。どうせ役人の作文だろうとあきらめていたら、観光案内も吃驚の内容だった。[ 奈義町役場   月ごとの人口推移  令和4年9月1日現在 世帯数 2,512世帯、人口 5,738人(おとこ 2,877人、おんな 2,861人)]
お江戸の横丁から応援を続けている所以である。

< 奈義町 町勢要覧 PDF > https://www.town.nagi.okayama.jp/shared/documents/youran.pdf

【展覧会】しばしのお別れ|セゾン現代美術館|荒川修作+マドリン・ギンズ《意味のメカニズム》|全作品127点一挙公開 少し遠くへ行ってみよう|’23年4月22日-10月31日|会期延長 続いて 長期休館 + 奈義町現代美術館αβγ

20230411193523_00011 20230411193523_00012堤清二と荒川修作夫妻〔 フライヤー最下部写真:堤 清二 – 中央 – と 荒川修作+マドリン・ギンズ 〕

セゾン現代美術館
荒川修作  + マドリン・ギンズ《意味のメカニズム》
全作品127点一挙公開 少し遠くへ行ってみよう
会  期  2023年4月22日[土]- 10月9日[月・祝]    10月31日[火]* 会期延長
会  場  セゾン現代美術館

      389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140
      tel:0267-46-2020 fax:0267-46-2021
開館時間  10:00 - 18:00(入館は開館の 30分前 まで)
休  館  日  木曜日(5月4日は開館・8月は無休)
入  館  料  一 般 1500円、 大高生 1000円、 中小生 500円
協  力  荒川修作 + マドリン・ギンズ東京事務所   Reversible Destiny Foundation
主  催  一般財団法人 セゾン現代美術館
──────────────────────
1936年名古屋に生まれた荒川修作(あらかわ しゅうさく  1936-2010)は、東京での作家活動を捨て、『もう少し遠くへ』と1961年ニューヨークに渡ります。オノ・ヨーコのアトリエを制作拠点として、マルセル・デュシャンをはじめとする多くのアーティストとの交流の中で、パートナーとなる詩人マドリン・ギンズ(1941- 2014)と出会います。二人が取り組んだのは <意味とは何か?> という問題です。私たちはいつも何かを <感じ/考え> ていますが、その多くは <言葉> を通した<意味>についてのものです。
二人はその<意味>の徹底的な追究に取り組んだのです。それから25年を経て、継続中のプロジェクトとして完成したのが「意味のメカニズム」です。作品は81点の大型平面と、44点のドローイング、さらに写真と模型を加えた総数127点。ライフワークと呼べる大シリーズ作品を一挙公開するこの機会に、見ることの意味を超えて、もう少し遠くへ行ってみませんか?

※ 会 期 2023年4月22日[土]- 10月9日[月・祝] 10月31日[火]* 会期延長
※ 同館 NEWS ’23年10月01日付け「セゾン現代美術館長期休館のお知らせ  2023年11月から2026年4月(予定)まで長期休館」が発表された。下掲詳細 NEWS 欄 参照。

※下掲公式詳細サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : セゾン現代美術館

[ 関 連 : YouTube  セゾン現代美術館  PV 2:49 ]
軽井沢の森の中、アートと呼吸する/「Art Breathing」をテーマとした、自然と共生する美術館です。マン・レイやアンディ・ウォーホル、パウル・クレー等の、国内外の現代美術によるコレクション展と、同時代の作家を紹介する企画展を開催しております。美術館庭園では、野外彫刻と共に遠景の浅間山や四季折々の草花を楽しむことができます。


[ 関 連 : YouTube 庭園ツアー「彫刻家・若林奮と《軽井沢・高輪美術館の庭》」解説:山本鍾互(株式会社制作美術研究所 代表)19:23 ]
セゾン現代美術館にて開催された<若林奮 軽井沢・高輪美術館(現・セゾン現代美術館)の庭>展(2021年7月22日−11月21日)において、当時若林奮と共に美術館庭園制作に携わった山本鍾互(株式会社制作美術研究所 代表)による庭園ツアー「彫刻家・若林奮と<軽井沢・高輪美術館の庭>」を開催。 ©️WAKABAYASHI STUDIO 協力:株式会社 制作美術研究所、横田茂ギャラリー、東京パブリッシングハウス


{ 新 宿 餘 談 }
西武・セゾンの堤 清二というより、詩人であり、すぐれた文明批評家でもあった 辻井 喬 が掲げた<同時代の様々な実験的創造の場となる「時代精神の根據地」として>の精神が周到に張りめぐらされ、現存しているのが「セゾン現代美術館」といえる。
さりながら近年は感染症パンデミックの影響もおおきく、展覧会の開催も間遠くなった。そこで、今回の会期延長によって、晩秋から初冬にさしかかる、海抜千メートルほどの高原:軽井沢までお出かけになるか、せめて上掲同館の ウェブサイト の閲覧をお勧めしたい。夏の喧噪の軽井沢とはまったく別の世界が展開している。
同館の庭園設計にあたった 若林 奮(わかばやし いさむ  1936-2003)は、歿後20年にあたり、母校であり、のちに教授に就任した武蔵野美術大学が、武蔵野美術大学 美術館・図書館で回顧を開催し、これも前庭設計を担当した横須賀美術館が特別展を開催した。

<SEZON STORY> 同館ウェブサイト「沿革」ゟ 記録にのこしておきたい。
セゾン現代美術館の前身は、1962年に東京の高輪に開館した高輪美術館であり、故堤康二郎の日本伝統美術の保存、公開をしておりました。1981年に故堤清二(元当財団理事長)の意向により「現代美術」に対象を定め、伝統的な価値の承認者 = 保護者としての 美術館 から脱皮した、同時代の様々な実験的創造の場となる「時代精神の根據地」として軽井沢の地に設立され、開館記念展「マルセル・デュシャン」展と共に開館いたしました。1990年に大規模なマン・レイの個展を開催、その翌年の1991年に開館十周年を迎えて、美術館の設立目的や活動方針の根拠となる「現代美術」を館名に表示し、「セゾン現代美術館」と改称して再出発いたしました。美術館建築は、建築家の菊竹清訓氏による設計であり、美術館の前に広がる庭園は、美術作家の若林奮氏によって基本プランがつくられ、当館コレクションの彫刻作品が常設されています。

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[ 参 考 : 奈義町現代美術館 常設展示作品 太陽 ≪遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体≫ 荒川修作+マドリン・ギンズ ] 


◉ 荒川修作+マドリン・ギンズの作品 ≪遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体≫ は、奈義町現代美術館 常設展示作品 <太陽の部屋> で 常時観覧できます。 

❖ CREATOR COMMENT ❖
   展示室「太陽」
   遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体
   今から一億年のイベントに向かってここに進み入りましょう。
荒川 修作 + マドリン・ギンズ  訳:GA JAPAN編集部) 愛子

「始まり」「過去」「未来」「私が」「私に」そして「あな た」はここではすべて意味がありません。それらは一億年という過程にとっては余分なものです。
永遠とは化石じみた愚かな夢あるいは解釈です。不死とは無論まったく別物です。どのようにして死から逃れるかを知るために、《遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体》へと入りましょう。
不均衡な均衡状態の中で肉体は磁気を帯びたように動き、人は肉体を離れてアイデンティティを得ます。シンメトリーがアイデンティティに取って替わるでしょう。シリンダーの中ではそれは可能であり、事実、そうなのです。
シリンダー内には、かつて肉体が動作を制御していたようなものは何もありません。
あなたはシリンダーの中に入っていく、しかし、もしあなたが動作をつかさどる肉体として入っていったのなら、途端に無に帰するでしょう。一度均衡状態が崩れると、おそらく同じようにシリンダーによってしか、それを回復することはできないのです。
シリンダー内には一度にたった一人 -もし二人が本当に一つに成り得るならたぶん二人- しか入れません。シリンダーは人の領域を拡張するのです。
シリンダー内では肉体が、かつてないほど完璧に環境の中の存在として人間を認知させます。肉体はシリンダーあるいはシリンダーのシンメトリーに対して自己を失います。シリンダー内のすべての物体、あらゆる面、さまざまなズレが、かわるがわる、肉体によって自己を導きます。
人間がつくりだした世界と完全に適応する自分を見つけだすとは奇妙なことですが、さらに奇妙なのは、来館者がこのシリンダーの中に入ると肉体があやつり人形のようになってしまうことです。例えば、シリンダーの壁に固定された岩は、訪問者の内部に表われた目に見えぬ岩のイメージよりもさらに身近に感じられるのです。
前室を通って生理的にも精神的にもほどよく疲れた後、訪問者は形も時間も自分自身へとうねり返ってくるカプセルの中へ、階段を登って入り込みます。そこには大きな今のほか何もありません。
大きな今において肉体をつかさどるのは、シリンダー内のあらゆるものと、初めてシリンダーへと導いてきた肉体を構成するすべての要素とのアマルガムであり、人はすべてを新鮮に感じる永久のバージンとなるのです。永久のバージンにとって先立つ龍安寺は存在しません。このシリンダーの庭がオリジナルなのです。シリンダー内のものはすべて、ごくありふれた、この上もなく身近なものなのに、シリンダー内で動くと誰もこのことに気づきません。ひとたびシリンダー内に入ってしまうと、誰もが、何もかも新鮮でオリジナルな永久のバージンになるのです。
シリンダー内には新たなものなど何もないのに、どうして大きな今や永久のバージンが浮かび上がってくるのでしよう? 位置がすべてなのです。あらゆる知的なイメージ操作と建築的な場が疑問の余地なく正確に配置されることで、「心」はついに心と出会い、包み込んで共振し、どのようにして死から逃れるかを教えます。私たちは長い間、シンメトリ一が、そしてシンメトリ一だけがこの状態をもたらすに違いないという強烈な直感的洞察を養いつつそれと共生してきましたが、今、大変うれしいことに、本当にそうだということに私たちは気づくのです。
距離感を喪失させるために補色が天井と床に用いられていますが、「大きな今」は補色的な色使いに、それぞれが自己を必ず発見するというより大きな役割を与えるのです。

[ 参 考 : 奈義町現代美術館 常設展示作品 太陽 ≪遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体≫ 荒川修作+マドリン・ギンズ ] 

【展覧会】福田美術館|ゼロからわかる江戸絵画|ーあ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪ー|’23年10月18日-’24年1月8日|二会場 / 前後期制開催|

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福田美術館
ゼロからわかる江戸絵画 ーあ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪ー
会  期  2023年10月18日[水]- 2024年1月8日[月・祝]
         前 期:10月18日[水]- 12月4日[月]
         後 期:12月 6 日[水]- 2024年1月8日[月・祝]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館 16:30)
休  館  日  12月5日[火]展示替え、年末年始:12月30日-1月1日
場  所  第一会場 福田美術館  (京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)
      第二会場 嵯峨嵐山文華館(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11)
入  館  料  一 般・大学生:1,500 円、 高校生:900 円、 小中学生:500 円
      * 障がい者と介添人1名まで:各900円
      嵯峨嵐山文華館との二館共通券
      一般・大学生:2,300円、高校生:1,300円、小中学生: 750円
      * 障がい者と介添人1名まで:各1,300円
※福田美術館のオンラインチケットをご利用の方は、嵯峨嵐山文華館を団体割引料金で利用可能。従って、共通券と同じ金額で両館を利用することができます。
──────────────────────20231006193437_00002◆ 福田美術館|ゼロからわかる江戸絵画|ーあ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪ー|’23年10月18日-’24年1月8日|二会場 / 前後期二期制開催 ◆

美術ファンも初心者も楽しめる!江戸絵画の名品118点が勢揃い
江戸時代の絵画と聞いて何を思い浮かべますか? 葛飾北斎や伊藤若冲など、江戸時代に活躍した画家たちが国内外で大きな注目を集めています。
福田美術館、嵯峨嵐山文華館が合同で開催する本展では、北斎や歌川広重の浮世絵、伊藤若冲の鶏、円山応挙や長沢芦雪の仔犬など誰もが一度は目にしたことがある江戸絵画の優品計118点を、江戸絵画の基礎知識や鑑賞ポイントと共にご紹介いたします。日本画に精通している方はもちろん、江戸絵画に触れたことのない方でも楽しんでいただける展覧会です。

◉ 第1会場:福田美術館
ギャラリー1では、17世紀から18世紀にかけて京都で活躍した画家たちの作品を展示いたします。地元京都において、現在に続く日本画の礎を築いた円山応挙、近年爆発的な人気を得た伊藤若冲、また、本展覧会の目玉となる52年ぶりに再発見された《大黒天図》を描いた長沢芦雪(ながさわ  ろせつ  旧字体:長澤蘆雪 1754-99)など、幅広い層の人々を対象としてフリースタイルで絵画を描いた彼らの魅力をお楽しみください。

江戸時代、室町時代から続く「狩野派」と呼ばれる集団が、幕府御用達の画家として主流となっていました。彼らは江戸城や京都・二条城をはじめ大型建築の障壁画を手がけました。伊藤若冲や円山応挙も、絵を習い始めたばかりの頃は狩野派に師事しています。しかし、京都と江戸においてどこかに弟子入りすることなく、尊敬する画家の作品を手本に学び、その表現方法を継承しようとする作家たちが現れます。それが「琳派」と呼ばれる画家で、俵屋宗達に学んだ尾形光琳・光琳に学んだ中村芳中などが知られています。2階のギャラリー2では、狩野派や琳派による美しい屏風絵などが並びます。
また、パノラマギャラリーでは、日本絵画の流れを意識しつつ、現代絵画の可能性に挑戦する現代作家、品川亮による個展「Re:Action」を開催いたします。

◉ 第2会場:嵯峨嵐山文華館
庶民の生活や流行、役者などを題材にした「浮世絵」は版画技術の発達によって、現在の雑誌や広告物のような新たなメディアとして大都市の江戸で人気を博しました。第2会場の嵯峨嵐山文華館は、自らを“画狂”と称した葛飾北斎による《大天狗》や《墨堤三美人図》をはじめとする貴重な肉筆浮世絵の世界をご紹介。 また2Fの畳ギャラリーでは、誰もが知っている歌川広重の「東海道五十三次」の版画55点を、前期後期に分けて一挙公開いたします。

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 :福田美術館
[ 参 考 : 活版 à la carte【展覧会】大阪中之島美術館|特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー 奇想の旅、天才絵師の全貌 ー|’23年10月7日-12月3日|終了 ]

【演劇】日本大学藝術学部演劇学科|令和5年度 2年次 総合実習ⅠB (洋舞) 上演のご案内|Modern dance performance ~シンメトリー形式による創作~|’23年12月8・9日|終了

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日本大学藝術学部演劇学科
令和5年度 2年次 総合実習ⅠB (洋舞) 上演のご案内
Modern dance performance ~シンメトリー形式による創作~
日  時  12月8日[金]   19:00 開演
12/月9日[土]   14:00 開演
※ 受付は開演の45分前、開場は開演の30分前です。
※ 開演時間5分前までに来場されない場合、キャンセルとなることがあります。
会  場  日本大学芸術学部 北棟・中ホール
176-8525 東京都練馬区旭丘2丁目42番1号
* 西武池袋線「江古田駅」北口より徒歩3分
チケット情報   入場無料   (要予約)
──────────────────────
日本大学芸術学部演劇学科 令和5年度 2年次 総合実習ⅠB (洋舞)
総合実習IBでは、シンメトリー形式を取り入れた計8作品を上演します。舞台中央線を左右に等分しそれぞれの空間で同時に同じ運動を行う「同時性シンメトリー」と、
空間で起こった運動を反転させ、時間差で右空間に発生させることによりシンメトリーの印象を想像する「異時性シンメトリー」
2つの形式を用いて創作に臨んでいます。是非、劇場でご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイト、各種SNS 情報で、最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 日藝演劇学科

【展覧会】川越市立美術館|特別展 〈川越の美術家たち〉中村一美展|’23年10月21日-12月10日|

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川越市立美術館
特別展 〈川越の美術家たち〉中村一美展
会  期  2023年10月21日[土]- 12月10日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  月曜日
観  覧  料  一 般 600円、大学生・高校生 300円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲公式サイト参照。
会  場  川越市立美術館
      350-0053 埼玉県川越市郭町2-30-1 電話:049-228-8080
主  催   川越市立美術館
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抽象的な絵画を色鮮やかに描く中村一美(なかむらかずみ/1956年 – )はアジア、アメリカをはじめ国内外を問わず活躍する画家です。中村は千葉県に生まれ、東京藝術大学で戦後アメリカの抽象表現主義絵画を理論面から研究しましたが、同大大学院では油絵を専攻し、1980年代初頭から本格的に絵画制作を始めます。
これまで数々の展覧会に出品するほか、主な個展をセゾン現代美術館(1999年)、いわき市立美術館(2002年)、国立新美術館(2014年)で開催し、2015年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。一方で、後進の指導にもあたり現在は多摩美術大学教授を務めています。
本展は〈存在の鳥〉、〈破庵〉、〈聖〉の3つの作品シリーズから、近作および新作を紹介します。現代絵画の最前線で活躍する中村の鮮烈な色彩とエネルギーあふれる作品を、かつて20年以上居住していたゆかりの地、川越でご覧いただく絶好の機会です。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上ご観覧ください。
[ 詳細 : 川越市立美術館

【展覧会】高知県立高知城歴史博物館|企画展 高知公園150年 高知城 ~未来へ伝えたい地域の宝~|’23年9月16日-12月10日

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高知県立高知城歴史博物館
企画展 高知公園150年 高知城
~未来へ伝えたい地域の宝~
開催期間  2023年9月16日[土]- 12月10日[日]
開館時間  9:00 - 18:00(日曜日は 8:00-18:00)
      * 展示室への入室は閉館の30分前まで
休  館  日  なし〔会期中無休〕
会  場  高知県立高知城歴史博物館  特別展示室
      780-0042 高知県高知市追手筋2-7-5
      TEL. 088-871-1600  FAX. 088-871-1619
観  覧  料  700円(常設展含む)/ 高知城とのセット券 900円   * 観覧券は当日のみ有効
      * 高校生以下、高知県・高知市 長寿手帳所持者は無料
      * 身体障害者手帳、療育手帳などの所持者と介護者(1名)は無料
高知城博物館230902◆ 高知県立高知城歴史博物館|企画展   高知公園150年   高知城   ~未来へ伝えたい地域の宝~|’23年9月16日-12月10日◆

見たことのない高知城がここにある 高知城との新たな出会い
高知城の築城から、焼失・再建、そして廃城・公園化までの歩みを、ダイジェストで振り返る高知城の入門的な企画展です。驚きと再発見に満ちた高知城の魅力をぜひご覧ください。
高知城をめぐる「時間」と「空間」を一望する
山内一豊による高知城の築城から、江戸時代中期の焼失と再建、明治維新による廃城と公園化、そして戦後の解体修理の実施まで、高知城の歩みをダイジェストで振り返ります。
あわせて、高知城の各エリアの性格や機能を紹介し、城郭としての高知城の全体像をご紹介します。時間軸を意識した構成の中に、空間的な要素も取り入れ、「時間」と「空間」の両面から高知城を紹介します。
e1d9fc7fc08d8e6bde49d23be85e0f78☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは、画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆ 

高知城古写真東側より高知城天守と三ノ丸御殿を望む 明治時代初期/高知市立市民図書館蔵
高知県立高知城歴史博物館  ウェブサイトゟ

〔展示構成のご紹介〕
1  高知城の築城
2  描かれた高知城
3  高知城の空間構成と御殿建築  
4  高知城の修築と再建
5  高知城の廃城と高知公園の成立
6  高知城 ~ 未来へ伝えたい地域の宝 ~

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 高知県立 高知城歴史博物館

【展覧会】東京都 庭園美術館|装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術|’23年9月23日-12月10日|終了

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東京都 庭園美術館
装飾の庭
朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術
会  期  2023年9月23日[土・祝]- 12月10日[日]
会  場  東京都庭園美術館(本館+新館)
      東京都港区白金台5-21-9 ハローダイヤル 050-5541-8600
休  館  日  毎週月曜日(ただし、10月9日[月・祝]は開館)、10月10日[火]
開館時間  10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
      *ただし、11月17日㈮、18日㈯、24日㈮、25日㈯、12月1日㈮、2日㈯ は夜間開館のため
       夜20:00まで開館(入館は19:30まで)
観  覧  料  一 般 1,400円、大学生 1,120円、中学生・高校生 700円、65歳以上 700円
      * 関連イベント情報、チケット割引、優待情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
────────────────────20230912185755_00006◆ 東京都 庭園美術館|装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術 ◆

1933年(昭和8年)、東京・白金の御料地の一部を敷地として朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)は竣工しました。約一万坪の敷地の庭園部分には、広々とした芝生が広がり、日本庭園、盆栽・花卉園が備わり、鶴や孔雀などの動物たちが闊歩していました。同邸宅内の壁面には、遠景に山々を望む森林や水を湛えた庭園の風景が描かれており、室内に居ながらにして自然の中にいるかのような装飾プランが展開されています。
主要客室の装飾を手がけたフランス人装飾芸術家アンリ・ラパン(1873-1939)によって描かれたこの一連の装飾画は、朝香宮邸のコンセプトを読み解く鍵であると共に、当時のフランスにおける庭園芸術との関連性を指摘することのできる作品でもあります。

同邸の装飾プランに多大な影響を及ぼしたとされる1925年のアール・デコ博覧会において、「庭園芸術」は初めて独立した出品分類として設けられるなど、重要視されていました。造園家のみならず、建築家や装飾芸術家も “庭”を如何に“装飾”するかということに心を砕き、各パヴィリオンの周囲や街路には多様な庭園が造りこまれました。
本展では、博覧会を中心とした両大戦間期のフランスの近代庭園を巡る動向に着目し、古典主義・エキゾティシズム・キュビスム的要素を取り入れて展開していった様について、絵画や彫刻、工芸、版画、写真、文献資料等、約120点の作品からご紹介します。本展を通して、当館建築の装飾や空間自体についてのより一層の理解を深めることを目指します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都庭園美術館

【展覧会】国立新美術館|イヴ・サンローラン展|時を超えるスタイル|’23年9月20日ー12月11日|

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国立新美術館
イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル
Yves Saint Laurent, Across the style
会  期  2023年9月20日[水]ー 12月11日[月] * 毎週火曜日休館
開館時間  10:00 - 18:00
      * 毎週金・土曜日は 20:00 まで * 入場は閉館の30分前まで
会  場  国立新美術館 企画展示室 1E
      106-8558 東京都港区六本木7-22-2 https://www.nact.jp
                   問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
観  覧  料 (税込)一 般 2,300円、大学生 1,500円、高校生 900円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  イヴ・サンローラン美術館パリ
主  催  国立新美術館、産経新聞社、TBS、ソニー・ミュージックエンタテインメント
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「モードの帝王」没後日本で初の大回顧展開催!
イヴ・サンローランはクリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年にディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾ります。1962年からは自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表。それ以来、2002年の引退まで約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードし、サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらしました。
本展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、没後日本で初めて開催される大回顧展です。わずか21歳で衝撃的なデビューを果たしてから、自身のブランドとして初のコレクションを成功させ、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む262点によって、12章構成で余すところなくご紹介いたします。20世紀後半における偉大な才能であるイヴ・サンローランから生み出される、唯一無二でありながら、豪華絢爛な美の世界を間近でご堪能いただける大変貴重な機会となります。

※ 本展は事前予約不要です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立新美術館 

【展覧会】島根県立石見美術館|企画展 建築家・内藤 廣/Built と Unbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い|’23年9月16日-12月4日|終了

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島根県立石見美術館
企画展 建築家 ・ 内藤 廣 / Built と Unbuilt
赤鬼と青鬼の果てしなき戦い
会  期  2023年9月16日[土]- 12月4日[月]
開館時間  9:30 - 18:00(展示室への入場は 17:30 まで)
休  館  日  毎週火曜日
会  場  島根県立石見美術館 展示室 A・C・D
      698-0022 島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内
      TEL:0856-31-1860       
観  覧  料  企画展 当日
      一 般 1,200、 大学生 600円、 小中高生 300円
      * 企画展・コレクション展セット、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
特別協力  内藤廣建築設計事務所
主  催  島根県立石見美術館、しまね文化振興財団、日本海テレビ、中国新聞社
──────────────────────────────────flyer_hiroshi_naito_built_unbuilt_ura◆ 島根県立石見美術館|企画展   建築家・内藤 廣/Built と Unbuilt  赤鬼と青鬼の果てしなき戦い|’23年9月16日-12月4日◆
日本を代表する建築家であり、島根県芸術文化センター「グラントワ」の設計者である内藤 廣 の過去最大規模の個展を開催します。
「Built(ビルト=建設された建物)と、Unbuilt(アンビルト=実現しなかった建物)」をテーマとする本展では、初公開資料も多数まじえ、建築としては世に現れていない部分もふくめた内藤の設計と思考の軌跡をたどります。

02_hiroshi_naito_built_unbuilt島根県芸術文化センター「グラントワ」(模型)2005年
10_hiroshi_naito_built_unbuilt島根県芸術文化センター「グラントワ」(外観)
08_hiroshi_naito_built_unbuilt島根県芸術文化センター「グラントワ」(中庭広場)
09_hiroshi_naito_built_unbuilt島根県芸術文化センター「グラントワ」(外観)

<島根県芸術文化センター:グラントワについて
島根県芸術文化センターは、「島根県立石見美術館」と「島根県立いわみ芸術劇場」の複合施設です。この施設は石見地域の芸術文化拠点として、美術や音楽、演劇などの分野が相互に協調し、誘発し合いながら、多様で質の高い芸術文化の鑑賞機会を提供しています。

< 展示構成 >
◆ Built 内藤廣の建築
内藤の代表作を模型や図面、写真等によって紹介。2005年竣工の「グラントワ」を中心として、それ以前の作品から海の博物館(1992年)や牧野富太郎記念館(1999年)など約10件を、以降の作品として静岡県草薙総合運動場体育館(2015年)、高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設(2019年)などから近作の紀尾井清堂(2021年)まで約15件を展示します。
◆ BuiltとUnbuilt をつなぐもの
「海の博物館」の特徴的な架構をモチーフにした、本展のためのインスタレーション。
◆ Unbuilt 内藤廣の思考
様々な事情により実現しなかった建物や架空のプロジェクトを、図面や模型によって紹介。卒業設計から近年のコンペシートまでをひもとき、時代を追って内藤の思考と社会の動きの変遷をたどります。その時々の内藤の手帖もあわせて展示し、アイデアの源や設計のプロセスも公開します。また、進行中の最新プロジェクトの進捗も「未だ実現していないもの」として示し、未来への展望を示します。
◆ 内藤廣の言葉
内藤の著作から集めた言葉の数々と、石州瓦に覆われたグラントワの外壁の美しさをとらえた映像によるインスタレーション。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を
※ 画像・テキストは 島根県立石見美術館 の協力をいただきました。流用はご遠慮ください。

[ 詳 細 : 島根県立石見美術館 ]  { 活版 à la carte 過去ログ }

【展覧会】東京都写真美術館|写真から100年 東京工芸大学 創立100周年記念展|’23年11月11日-12月10日|

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東京都写真美術館
写真から100年
東京工芸大学 創立100周年記念展
会  期  2023年11月11日[土]- 12月10日[日]
会  場  東京都写真美術館 地下1階 展示室
      153-0062 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
      電 話 03-3280-0099
開館時間  10:00-18:00(木・金は 20:00 まで)入館は閉館 30 分前まで
休  館  日  毎週月曜日
主  催  東京工芸大学
共  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
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2023年は東京工芸大学の創立100周年にあたります。
これを記念して、東京工芸大学の歴史と伝統をたどりながら、東京工芸大学と日本写真界との関わりや、テクノロジーとアートを融合する写真の教育と研究を原点として、工学部と芸術学部を擁する総合大学へと発展した東京工芸大学の特色を紹介する展覧会を開催いたします。

展覧会は4部構成となっており、第1部は「工芸ヒストリー」として、日本にける写真教育のルーツを紐解きながら、1923年に当時最先端の写真専門の高等教育機関である小西寫眞専門学校として創立してから現在までの歩みを、第2部は「活躍する卒業生」として、多彩な出身写真家たちの作品、第3部は「写大ギャラリーコレクション」として、国内有数の写真作品コレクションとして知られる東京工芸大学の公開施設である写大ギャラリーの所蔵作品、第4部は「次の100年に向かって」として、未来を創造する東京工芸大学の工学部と芸術学部の共同研究によるプロジェクトやメディアアート作品などを紹介していきます。

※ 事業は諸般の事情により変更することがあります。 あらかじめご了承ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都写真美術館  東京工芸大学    東京工芸大学 創立100周年特設サイト ]

【展覧会】町田市立国際版画美術館|楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師|’23年10月7日-12月10日|

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町田市立国際版画美術館
楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師
会  期  2023年10月7日[土]- 12月10日[日] * 会期中展示替えがあります。
          前 期 10月 7 日[土]-11月 5 日[日]
          後 期 11月 8 日[水]-12月10日[日]
休  館  日  月曜日  * ただし10月9日[月・祝]は開館し、10月10日[火]は休館
      * 11月7日[火]は展示替えのため閉室
開館時間  平 日 10:00-17:00/土 日 祝 10:00-17:30
      * 最終入場は 閉館30分前
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2 * 巡回なし
      194-0013 東京都町田市原町田 4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
観  覧  料  一 般 900円、大・高生450円、中学生以下 無 料
      * 関連イベント、各種割引。優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  町田市立国際版画美術館
──────────────────────町田市立国際版画美術館10月ウ ラ◆ 町田市立国際版画美術館|楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師 ◆

武士から絵師へ ── 絵筆で時代を切り拓く   明治を描き尽くした浮世絵師 
楊洲周延(ようしゅう ちかのぶ 姓は橋本、通称は作太郎、諱は直義。楊洲、楊洲斎、一鶴斎と号した 1838-1912)は明治を代表する浮世絵師です。高田藩(現・新潟県上越市)江戸詰の藩士の家に生まれ、幕末期を激動の中で過ごした周延は、40歳となる明治10年頃から本格的に絵師としての活動を開始します。以降、彼の真骨頂である優美な美人画や、役者絵、戦争絵、歴史画など多岐にわたる画題に取り込み、まさに「明治」という時代を描き尽くしました。
本展では知られざる周延の画業とその魅力を、約300点を通してたどります。

◉ 同時開催
特集展示「腐蝕の刻(とき)―エッチングの世界」
9月27日[水]- 12月17日[日] 町田市立国際版画美術館 常設展示室
入場無料

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ] 

【展覧会】関西学院大学博物館|企画展 寿岳文章展|-領域なき探究:英文学、民芸、和紙研究-|’23年10月10日-12月9日|

20231024181237_0001120231024181237_00012関西学院大学博物館
企画展  寿岳文章展
-領域なき探究:英文学、民芸、和紙研究-
会  期  2023年10月10日[火]- 12月9日[土]
休  館  日  日曜日、祝日(但し11月3日[金]、11月19日[日]は開館)
開館時間  9:30 - 16:30(入館は 16:00 まで)
会  場  関西学院大学博物館(時計台2階展示室)
      662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 TEL 0798-54-6054
後  援  NPO法人向日庵、西宮市
入館無料
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関西学院が生んだ著名な文化人の一人、寿岳文章(じゅがく ぶんしょう 1900-1992)は専門分野にこだわらず、さまざまな研究をおこないました。彼は英国のロマン派詩人ウィリアム・ブレイクを研究した昭和を代表する英文学者であり、英国から日本に書誌学を導入した第一人者でもありました。また衰退する手漉紙の価値を訴え正倉院の和紙調査を率いた和紙研究家、世界的に評価が高い私家版「向日庵本」(こうじつあんぼん)を出す書物工芸家、出版者という顔もありました。このような多岐にわたる活動の第一歩は、関西学院からはじまります。

昨今、寿岳の全業績を検証する研究が活発におこなわれています。本展では寿岳の大きな広がりをみせる研究活動について、関西学院での諸活動とのつながりを強調しつつ、彼が手がけた書籍や日記、書簡などの資料から再評価します。ぜひ大学博物館で寿岳の「領域なき探究」の軌跡をご覧ください。

寿岳文章 1900-92 『国史大辞典』吉川弘文館 ゟ〔編集〕
昭和時代の英文学者。和紙の地理的歴史的研究、書物論や私版発行にもかかわる。明治33年(1900)3月21日(戸籍では28日)、兵庫県明石郡押部谷(おしべだに)村高和(たかわ、神戸市西区)に、父:竜華院住職鈴木快音・母はるの次男として生まれる。幼名規矩王麿、文章は得度名。10歳の折、長姉の婚家:兵庫県美嚢(みのう)郡上淡河(かみおうご)村神影(みかげ、神戸市北区)石峰寺(しゃくぶうじ)竹林院の養子となり、寿岳姓となる。
京都の真言宗立京都中学(現在の洛南高等学校)、関西学院高等部英文学科を経て、大正13年(1924)京都帝国大学文学部選科入学、英文学専攻、昭和2年(1927)修了。京都専門学校、竜谷大学、関西学院大学、甲南大学などの教員。ウィリアム=ブレイク、書物論、和紙などに関する多岐にわたる研究を行う。晩年ダンテの『神曲』を訳す。各方面の業績を通じて共通の一定の美意識が見られる。平成4年(1992)1月26日肺浮腫にて没す。91歳。妻しづとの一基の墓は京都南禅寺慈氏院にある。著書『ヰルヤム・ブレイク書誌』『日本の紙』『書物の世界』ほか多数。
[参考文献]大久保久雄・笠原勝郎編『寿岳文章書誌』(寿岳 章子)

※ 企画展 「寿岳文章展-領域なき探究:英文学、民芸、和紙研究-」出品リスト
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 関西学院大学博物館

【展覧会】春日井市道風記念館|企画展 中国名碑拓本展|’23年11月3日-12月10日|終了

-231024_01-231024_02 春日井市道風記念館
企画展「中国名碑拓本展」
開催期間  令和5年(2023年)11月3日[金]- 12月10日[日]  
休  館  日  月曜日(祝休日の場合は翌日)
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
観  覧  料  一  般  100円、高校・大学生   50円、 中学生以下 無 料
      * 60歳以上の春日井市在住者、障がい者と付添1名は無料(証明書提示が必要)
開催場所  春日井市道風記念館  1 階展示室
      486-0932 愛知県春日井市松河戸町5丁目9番地3 電 話 0568-82-6110
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書を学ぶうえで欠かせないのが臨書(古典を手本として習うこと)です。長い書の歴史のなかで名跡として残ってきた名人の書を学ぶことは、筆の使い方を知ることであり、書の歴史そのものを知ることでもあります。
春日井市道風記念館では、高木大宇コレクション * を中心として中国の碑拓本を多数所蔵しています。今回の企画展では、館蔵品のなかから特に中国の漢代から唐代の名碑の拓本を中心に展示します。この展覧会で、きっと習ったことのある中国の書の古典に出会えると思います。
石に刻された文字は、採拓されることで独特の味わいがうまれ、中国の書の歴史を感じることができます。ぜひ拓本の魅力にふれてください。
* 高木大宇コレクション …… 愛知学院大学教授だった故高木大宇氏から寄贈を受けた拓本のコレクション

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 春日井市 春日井市施設案内 道風記念館 ]  { 活版アラカルト:道風記念館まとめ }

【展覧会】菊池寛実記念 智美術館|陶芸の進行形|’23年9月30日-11月26日|終了

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菊池寛実記念 智美術館
陶芸の進行形
会  期  2023年9月30日[土]- 11月26日[日]
会  場  菊池寛実記念 智美術館
      105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル  
休  館  日  月曜日(ただし10月9日は開館)、10月10日[火]
開館時間  11:00-18:00  * 入館は17:30まで
観  覧  料  一 般 1100円、大学生 800円、小・中・高生 500円、未就学児は無料
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社
──────────────智美美術館02◆ 菊池寛実記念 智美術館|陶芸の進行形|’23年9月30日-11月26日 ◆

本展は、1970年代から1980年代半ば生まれの世代を中心に25名の陶芸家をノミネートし、現在進行形の陶芸作品をご紹介する展覧会です。25名はいずれも当館が2004年度から隔年で開催している公募展「菊池ビエンナーレ」で受賞、入選してきた作家たちです。
現在、40代から30代後半になる彼らは、陶芸の素材や技法、制作工程や歴史、伝統といった陶芸にまつわる要素に独自の視点を持ち、あるいは更に、現代美術の発想や多様なカルチャーからの影響を反映させ、現在の美意識で陶芸作品を制作しています。一つの世代として括るには年齢に幅がありますが、団塊ジュニアを含み、大半をロストジェネレーションが占めるこの世代は日本の陶芸界においては層が厚く、制作の初期段階から「菊池ビエンナーレ」をはじめ様々な公募展を通して意欲的に作品を発表し、存在感を示してきました。
その後のキャリア形成は様々で、公募展での発表を継続する作家がいる一方、国内外での個展活動に注力する作家、または出産や育児を経て活動を本格的に再開した作家など、現状は異なります。本年、「菊池ビエンナーレ」の第10回展開催を迎える記念に、その軌跡として25名の作家たちの今をご紹介し、進行形の陶芸作品をご覧いただきます。
また、「特別展示」として第9回展までの大賞作品を一堂に展示し、併せて「菊池ビエンナーレ」の歴史を振り返ります。

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 菊池寛実記念 智美術館

【イベント】奥能登国際芸術祭2023 / Oku-Noto Triennale 2023|最涯の芸術祭、美術の最先端。|会 場 石川県珠洲市-すずし-全域(247.20 km²)|’23年9月23日-11月12日|奥村浩之彫刻作品|会期終了

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<イベント>
奥能登国際芸術祭2023 / Oku-Noto Triennale 2023
最涯の芸術祭、美術の最先端。
会  期  2023年9月23日[土]- 11月12日[日](木曜定休)
会  場  石川県珠洲市-すずし-全域(247.20 km²)
主  催  奥能登国際芸術祭実行委員会
      実行委員長 泉谷満寿裕(珠洲市長)
      総合ディレクター 北川フラム(アートディレクター)
特別協力  北國新聞社
後  援  金沢経済同友会/北陸放送/テレビ金沢/エフエム石川/ラジオかなざわ/
      ラジオこまつ/ラジオななお
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< 奥能登国際芸術祭2023 / Oku-Noto Triennale 2023 とは >
本州の中央から日本海に飛び出している能登半島。石川県珠洲市-すずし-はその先端に位置しています。三方を海に囲まれた「さいはて」の地。そんな珠洲には、かつて日本海に開かれた「先端」としての歴史があり、祭りや食をはじめとする豊かな文化が残されています。
現在は不便な「さいはて」でも、視点を変えれば未来を切り開く「先端」になる。この発想が本芸術祭の出発点です。 「奥能登国際芸術祭2023 / Oku-Noto Triennale 2023」は、国内外のアーティストが 珠洲 という場所に向き合い、土地に根差した作品表現をすることで支持を集めてきました。そして今秋、3回目となる『奥能登国際芸術祭2023 / Oku-Noto Triennale 2023』が開幕します。
アーティスト、市民、サポーターが協働してつくられる現代アートと奥能登の風土が響きあい、五感を揺さぶる時間と空間の体験が生まれます。


< 開催地は、石川県珠洲市 >

能登半島の先端に位置し、三方を海に囲まれた珠洲市。北からの寒流と南からの暖流が交わる場所。荒々しい岩礁海岸の外海と、波穏やかな砂浜の内海という2つの海をもつ、美しい自然景観が自慢のまちです。
黒瓦と板壁の家が軒を連ね、日本の原風景を感じさせる町並みが今も残っています。豊かな里山里海の中で育まれた固有の文化も多く、「奥能登珠洲の秋祭りとヨバレ」に象徴される「祭り」と、「食」の文化や農耕儀礼「あえのこと」などの伝統的な文化が受け継がれています。揚げ浜式製塩や炭焼き、珠洲焼、珪藻土などを使った七輪などの伝統的な生業も大切に受け継がれています。これらの伝統的な技術や農耕儀礼、豊かな「能登の里山里海」は平成23年に世界農業遺産に認定されました。

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『奥能登国際芸術祭2023 / Oku-Noto Triennale 2023』参加アーチスト
奥村浩之〈日本/メキシコ〉
Hiroyuki Okumura(Japan / Mexico)
Retrato1963年石川県金沢市に生まれる。1988年金沢美術工芸大学大学院修士課程修了。1989年にメキシコ古代文明とラテンアメリカ文化に興味を持ち渡墨し、現在に至る。メキシコを中心に作家活動を行い、メキシコ産石材、主に大理石を使って彫刻を制作する。建築家と組んでモニュメント制作も行う。代表的モニュメント作品にメキシコ国ベラクルス大学文化センター Tlaqná のコンサートホール壁面レリーフがある。

主な展覧会歴
-2005年 カサ・ディエゴ・リベラ美術館(メキシコ)にて個展
―第33回 セルバンティーノ国際フェスティバルにて、在住作家として招待される。―
-2016年 フェデリコ・シルバ現代彫刻美術館(メキシコ)にて個展
-2019年 マヌエル・フェルゲーレス抽象美術館(メキシコ)にて個展

<出展作品>
風 と 波 07
風と波 写真1 風と波 写真2作家:奥村浩之の石彫を特徴づける「割戻し」という技法でつくられた、うねる波のような造形。白く輝く石素材のテクスチャーは、陽光の当たり方によって異なる表情を見せ、時に優しく、時に荒々しい、珠洲 -すず- の波や風を思わせる。高い空と広い海という大自然に囲まれても、どっしりと安定した石彫は、圧倒的な存在感を感じさせる。(『奥能登国際芸術祭2023』NEW 07ゟ)

※ 下掲詳細公式サイトにて最新詳細情報を確認の上、ご参加・ご観覧ください。
[ 詳 細 : 奥能登国際芸術祭2023 ]

【展覧会】ニュースパーク(日本新聞博物館)|企画展 そのとき新聞は、記者は、情報は─ 関東大震災100年|’23年8月26日-12月24日|

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ニュースパーク(日本新聞博物館)
企画展 そのとき新聞は、記者は、情報は ── 関東大震災100年
会  期  2023年8月26日[土]- 12月24日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)
会  場  ニュースパーク(日本新聞博物館)2階企画展示室
      横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
入  館  料  (常設展含む、税込み)
      一般 400円、大学生 300円、高校生 200円、中学生以下 無 料
主  催  ニュースパーク(日本新聞博物館)
──────────────────────しんぶん ニュースパーク(日本新聞博物館)|企画展「そのとき新聞は、記者は、情報は ─ 関東大震災100年」
今年9月1日で関東大震災発生から100年を迎えるのを機に、新聞社の当時の状況、記者が被災地で見たもの・経験したこと、横浜・神奈川がどのように伝えられたのかを、当時の紙面や写真で振り返ります。そこには、どんな状況でも人々に情報を届けようとする新聞社と記者の「本能」とも言える姿があります。災害時に広がる流言・デマも紹介し、不確かな情報にどう対処するかを考える機会にもします。関東大震災前後の震災、新聞社の防災・減災の取り組みも取り上げます。

< トップ画像の出典 左上から時計周りに >
「横浜全市灰燼に帰す」=京都日出新聞 1923(大正12)年9月2日 夕刊(9月3日付)
「帝都の写真を齎して」=大阪朝日新聞 1923年9月4日 第三号外
「横浜より東京を突破して」=大阪都新聞 1923年9月6日 号外
「飛行機上から見た災禍地」=大阪毎日新聞 1923年9月4日 夕刊(9月5日付)
「横浜港浅くなる」=国民新聞 1923年9月9日 号外
「流言飛語」=国民新聞 1923年9月29日
報知新聞社社告=報知新聞 1923年9月5日
読売新聞社社告=読売新聞 1923年9月13日

<展示構成>
Ⅰ「震災発生 そのとき新聞社は、新聞は、記者は」
Ⅱ「震源地・神奈川、横浜はどのように伝えられたか」
Ⅲ「不確かな情報、流言・デマ、混乱」
Ⅳ「関東大震災前後の震災、新聞社の防災・減災の取り組み」

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : ニュースパーク(日本新聞博物館)

【展覧会】サントリー美術館|激動の時代 幕末明治の絵師たち|’23年10月11日-12月3日|

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サントリー美術館
激動の時代 幕末明治の絵師たち
会  期  2023年10月11日[水]- 12月3日[日]
      * 作品保護のため、会期中展示替をおこないます。
会  場  サントリー美術館
      107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
      TEL:03-3479-8600 FAX:03-3479-8643
開館時間  10:00 - 18:00(金・土は 10:00 - 20:00)
      * 11月2日[木]、22日[水]は20時まで開館
      * いずれも入館は閉館の30分前まで
休  館  日  火曜日  * 11月28日は 18時まで 開館
入館料金  一 般      当日 ¥1,500     前売 ¥1,300
      大学・高校生 当日 ¥1,000    前売 ¥   800
      * 前売り、各種割引、優待情報などは下掲公式詳細サイトを参照。
主  催  サントリー美術館、朝日新聞社
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江戸から明治へと移り変わる激動の19世紀、日本絵画の伝統を受け継ぎながら新たな表現へ挑戦した絵師たちが活躍しました。本展では幕末明治期に個性的な作品を描いた絵師や変革を遂げた画派の作品に着目します。
幕末明治期の絵画は、江戸と明治(近世と近代)という時代のはざまに埋もれ、かつては等閑視されることもあった分野です。しかし近年の美術史では、江戸から明治へのつながりを重視するようになり、現在幕末明治期は多士済々の絵師たちが腕を奮った時代として注目度が高まっています。

本展では、幕末明治期の江戸・東京を中心に活動した異色の絵師たちを紹介し、その作品の魅力に迫ります。天保の改革や黒船来航、流行り病、安政の大地震、倒幕運動といった混沌とした世相を物語るように、劇的で力強い描写、迫真的な表現、そして怪奇的な画風などが生まれました。また、本格的に流入する西洋美術を受容した洋風画法や伝統に新たな創意を加えた作品も描かれています。このような幕末絵画の特徴は、明治時代初期頃まで見受けられました。
社会情勢が大きく変化する現代も「激動の時代」と呼べるかもしれません。本展は、今なお新鮮な驚きや力強さが感じられる、幕末明治期の作品群を特集する貴重な機会となります。激動の時代に生きた絵師たちの創造性をぜひご覧ください。

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[ 詳 細 : サントリー美術館

【展覧会】鹿児島県歴史・美術センター 黎明館|展覧会 黎明館の至宝|’24年2月2日-2月25日|終了

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鹿児島県歴史・美術センター 黎明館
展覧会 黎明館の至宝
会  期  令和6年(2024年)2月2日[金]- 2月25日[日]
開館時間  9時00分-18時00分(入館は17時30分まで)
休 館 日  2月5日[月]、2月13日[火]、2月19日[月]
      * なお、2月12日[月・振休]は開館
会  場  鹿児島県歴史・美術センター 黎明館 2階 第2特別展示室
      〠 892-0853 鹿児島県鹿児島市城山町7-2 TEL. 099-222-5100
観 覧 料  一 般 410円、 高校・大学生 250円、 中学生以下 無 料
      * 障害者手帳をお持ちの方は、手帳の提示で無料(介護者1名まで無料)
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報(盛り沢山です)などは下掲詳細参照
主  催  鹿児島県歴史・美術センター 黎明館
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明治100年記念事業として昭和58(1983)年に開館した「鹿児島県歴史資料センター黎明館」は,令和2(2020)年に「鹿児島県歴史・美術センター黎明館」と改称し,令和5年10月に開館40周年を迎えました。郷土の歴史・文化に対する県民の理解と認識を深めるため,研究,普及啓発活動に努め,館有・寄託資料18万点のうちから,常時3000点以上を展示・紹介しています。開館40周年を記念して,普段展示する機会が少ない資料やコレクション資料をまとめて紹介する記念展を開催します。

< 主な展示資料 >
【国宝】太刀:銘国宗(照國神社蔵,黎明館保管)
【重要文化財】小太刀:銘相州住秋廣(鹿児島神宮蔵,黎明館保管)
【重要文化財】色々威胴丸兜・大袖付(肩萌黄)(鹿児島神宮蔵,黎明館保管)
【重要文化財】色々威胴丸兜・大袖付(肩紫)(鹿児島神宮蔵,黎明館保管)
【重要文化財】大久保利通関係文書
【重要文化財】種子島広田遺跡出土品
【鹿児島県指定有形文化財】山ノ口遺跡出土品
【鹿児島県指定有形文化財】刀:銘(一ツ葉葵紋)主水正藤原正清
【鹿児島県指定有形文化財】刀:銘(一ツ葉葵紋)主馬首一平藤原安代
【姶良市指定有形文化財】火計手黒釉茶碗銘「交河土」(個人蔵,黎明館保管)
天璋院書状
島津豊久持参木杯(個人蔵,黎明館保管)
討幕の密勅[玉里島津家資料]
松鶴遐齢集(松方伯古希祝書画帖)
イカエギ[岡田コレクション](個人蔵,黎明館保管)
黒田清輝筆赤き衣を着たる女
藤島武二筆蒙古の日の出
木村探元筆鍾馗図
錦手牡丹文花瓶(一対)
展示資料一覧(PDF:958KB)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 鹿児島県歴史・美術センター 黎明館

【展覧会】根津美術館|特別展 北宋書画精華|’23年11月3日-12月3日|

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特別展    北宋書画精華
── きっと伝説になる

会  期  2023年11月3日[金・祝]- 12月3日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時 - 午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1800円、 学 生 1500円、 中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062  東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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宋時代(960-1279)は中国書画史におけるひとつの頂点であり、その作品は後世「古典」とされました。日本でも、南宋時代(1127-1279)の作品が中世以来の唐物愛好の中で賞翫されたことはよく知られますが、その前の北宋時代(960-1127)の文物も、同時代にあたる平安後期に早くも将来されています。さらに近代の実業家が、清朝崩壊にともない流出した作品をアジアにとどめるべく蒐集に努めたため、より多くの重要作が伝わることになりました。

そのひとつ、北宋を代表する画家・李公麟(1049?ー1106)の幻の真作「五馬図巻」(現・東京国立博物館蔵)が2018年、約80年ぶりに姿を現しました。これを好機として、日本に伝存する北宋時代の書画の優品を一堂に集める展覧会を開催します。アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館から、李公麟の白描画の基準作といえる「孝経図巻」も特別出品されます。

20231113205706_00002☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆ 

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
※ 予約受付:下掲同館ウェブサイトで予約受付開始。
[ 詳 細 : 根津美術館 ]   { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】水野美術館|水野コレクション キーワードで紐解く風景|小特集 川合玉堂 生誕150年|’23年10月7日-12月3日|終了

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水野美術館
水野コレクション キーワードで紐解く風景
小特集 川合玉堂 生誕150年
会  期  2023年10月7日[土]- 12月3日[日]
開館時間  10月31日まで 9時30分 - 17時30分(入館は17時まで)
      11月 1 日から 9時30分 - 17時        (入館は16時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(但し10月9日は開館、10月10日は振替休館)
入  館  料  一 般 1,000円、 中 高 生 600円、 小学生 300円
      * 予約不要 美術館窓口で当日券を販売
      * 各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  水野美術館
      380-0928 長野県長野市若里6-2-20 TEL:026-229-6333 FAX:026-229-6311
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絵画の中の風景は実にさまざまです。例えば、清らかな山水に込められた「理想郷」の姿、日々の暮らしが紡ぐ「日常」の光景、胸中に浮かぶ「心象」の景色、雄大な「自然」や山河を彩る「四季」の情景 ── 。
本展はそうした風景画のテーマや鑑賞ポイントをキーワードに、近代から現代にかけての日本画の風景表現をたどります。
秋のひと時、美術の風景を紐解くたびに出かけてみませんか?

※ 水野美術館は、岡倉天心の流れをくむ、横山大観、菱田春草、下村観山、川合玉堂らの近代日本画を系統立てて集めた美術館です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 水野美術館 ]