月別アーカイブ: 2023年5月

【展覧会】さいたま市大宮盆栽美術館|企画展「白砂と石の風景 ―<盆石>の旅」|’23年9月8日-9月20日|終了

大宮盆石美術館

さいたま市大宮盆栽美術館
企画展「白砂と石の風景―<盆石>の旅」
期  間  令和5年(2023年)9月8日[金]- 9月20日[水]
会  場  さいたま市大宮盆栽美術館 ロビー、コレクションギャラリー
      331-0804 埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
      TEL : 048-780-2091 FAX : 048-668-2323
開館時間  ◉ 3 月-10月 午前9時-午後4時30分 * 入館は午後4時まで
      ◉ 11月-2 月 午前9時-午後4時 * 入館は午後3時30分まで
休  館  日  木曜日(祝日の場合は開館)、年末年始、臨時休館日あり
観  覧  料  一般 310円、高大生・65歳以上 150円、小中学生 100円
      * 障害者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は半額
主  催  さいたま市大宮盆栽美術館
────────────────────
盆上に石をたて、白砂を撒いて山水景を描く「盆石」の世界。
今回のテーマは、「〈季〉とき を感じる」。
9名の作家による、モノクロームの世界へ。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上ご観覧ください。
[ 詳 細 : さいたま市大宮盆栽美術館

【展覧会】高知県立美術館|石元泰博・コレクション展|私の好きな写真家 石元泰博|’23年8月22日-10月22日|終了

高知県美石元泰博

高知県立美術館
石元泰博・コレクション展
私の好きな写真家 石元泰博
会  期  2023年08月22日[火]- 2023年10月22日[日]
* 9月25日-10月5日は閉室
会  場  高知県立美術館 2階 石元泰博展示室
観  覧  料  一 般 370円・大学生 260・高校生以下 無 料
* 各種割引、優待条件などは下掲 詳細 参照
──────────────────────
高知県立美術館 石元泰博フォトセンターは2023年、開設10周年を迎えました。これを記念して、これまでに開催したコレクション展のメインビジュアルより好きな作品を選ぶ、人気投票を行いました。普段のコレクション展では、学芸員が展覧会のテーマを決め、出品作品を選びますが、本展では、石元氏や作品を身近に感じてもらえるようにと思いを込め、皆さんに好きな作品を選んでいただきました。投票には約2,000もの票が集まり、作品を選んだ理由などのコメントからは、それぞれが石元作品とのコミュニケーションを楽しんでいるように感じられます。

また今回は、生前の石元氏と交流があり、作品に造詣の深い方々にも出品作を選んで頂きました。選出の理由や石元氏とのエピソードには、各々が抱く作家への敬意や作品への愛着があふれています。本展では、様々な選者から寄せられたコメントを併せて展示します。
本展を通して作品の背景に思いを馳せ、新たな視点で作品鑑賞を楽しんでいただければ幸いです。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 高知県立美術館 石元泰博展示室 ]{ 活版アラカルト 高知県立美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】日本橋髙島屋 S.C.|柚木沙弥郎と仲間たち 東京展|’23年9月6日ー25日|

高島屋SC~仲間たち展告知《型染爪文帯地》 柚木沙弥郎  1991年  501.0 × 36.5cm (部分) 日本民藝館蔵
展覧会題字:柚木沙弥郎(2023年)

日本橋髙島屋 S.C.
柚木沙弥郎と仲間たち
東京展
会  期  2023年9月6日[水]ー 25日[月]
会  場  日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール
入場時間  午前10時30分 ー 午後7時(午後7時30分閉場)
      * 最終日:9月25日[月]は午後5時30分まで(午後6時閉場)
主  催  NHK財団、日本民藝館  協  力:日本民藝協会
────────────────────
出会いがつなぐ、つくる愉しみ、生きるよろこび。
100歳を迎えて今なお、現役染色家として老若男女の心をとらえる作品を生み出している柚木沙弥郎(ゆのきさみろう 1922ー )。
柚木の歩みを語る上で欠かせないものに、同時代を共に歩んできた仲間たちの存在があります。
「自分は幸運にも長く生きただけで、他にも一緒にやってきた評価されるべき仲間がいるのです」
と柚木は語ります。

本展では、柚木の染色作品を中心に、ともに切磋琢磨してきた陶芸家の武内晴二郎や舩木研兒(ふなきけんじ)、柚木に熱意を込めて民藝の本義を伝えた工芸家・鈴木繁男の作品をあわせて紹介します。また、柚木の師である染色家・芹沢銈介を中心に結成された染色家の団体「萌木会(もえぎかい)」に集った染色家たちも取り上げます。
彼らは、日本民藝館の創設者・柳宗悦はじめ、濱田庄司や河井寬次郎、バーナード・リーチ、芹沢ら初期の民藝運動を推進した作家たちに影響を受け、民藝運動に参画し、制作に励んだ作家たちです。「いつでも気持ちの中に今日の我々の生活をもっと健全で快適なものにしたい」という思いにあふれた柚木と仲間たちの作品は、見るものに日々生きる喜びを与えてくれるでしょう。

< 柚木 沙弥郎 ゆのき さみろう >
1922年東京生まれ。染色家。柳宗悦の民藝の思想と芹沢銈介の型染カレンダーに出会い感銘を受け、染色家の道に進む。型染による染布、染絵などの作品を制作し、国内外で数多くの個展を開催。絵本の仕事や立体作品、グラフィックの仕事にも取り組む。女子美術大学名誉教授。第1回宮沢賢治賞、2021年毎日デザイン賞受賞。

< 展示構成 >
第1章 出会いとはじまり
    ・民藝との出会い ・ひびきあう仲間たち
第2章 生活を彩る色・かたち・もよう
第3章 ひろめる ひろげる - 萌木会の活動

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 高島屋 S.C.トップ 本館 日本橋髙島屋 ] 

【展覧会】そごう美術館|アーツ・アンド・クラフツとデザイン|ウィリアム・モリスから フランク・ロイド・ライトまで|’23年9月16日ー11月5日|終了

そごう0901

そごう美術館
アーツ・アンド・クラフツとデザイン
ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで
会  期  2023年9月16日[土]ー 11月5日[日]
会  場  そごう美術館
      神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階
      TEL:045-465-5515 〔美術館直通〕
時  間  午前10時 - 午後8時(入館は 閉館の30分前 まで)
      * そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります。
休  館  日  会期中無休
入  館  料     【 事前予約不要 】
      一 般 1,200円、大学・高校生 1,000円、中学生以下 無 料
主  催  そごう美術館
──────────────────────そごう0902◆ そごう美術館|アーツ・アンド・クラフツとデザイン|ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで ◆

19世紀後半にイギリスで興ったアーツ・アンド・クラフツ運動は、産業革命以降急速に失われつつあった手仕事による制作活動を取り戻すこと、さらには、生活と芸術の一体化することを目指しました。中心人物となったウィリアム・モリス(1834ー1896)の思想と実践は、同時代の作家に広く受け入れられ、イギリス全体、そして世界各地へと広まります。
アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)らも参加し、運動は新たな展開を見せました。
手仕事の復興を目指したアーツ・アンド・クラフツ運動は、美術や工芸、建築だけにとどまらず、産業や人々の生活文化にも影響を与え、その思想は現代の日本にも息づいています。
本展では、各地の歴史や文化を反映し発展したアーツ・アンド・クラフツ運動の歩みを、テキスタイルや壁紙・家具・金工など、約170点の作品を通じてご紹介いたします。

<展覧会のポイント>
1.ウィリアム・モリス
アーツ・アンド・クラフツ運動の中心人物となったウィリアム・モリス。手仕事が生活と結びついていた中世を理想とし、多方面にわたって精力的に活動しました。モリスの多様な仕事の中から、壁紙、ファブリック、そして晩年のライフワークとなったケルムスコット・プレスなど、代表作をご紹介します。
2.アーツ・アンド・クラフツの展開
モリスの思想と実践は、当時の人々に大きな影響を及ぼします。ウォルター・クレインやヴォイジー、ド・モーガン、アシュビーら芸術家たちは、壁紙・タイル・家具・金工など様々な分野にわたって作品を生み出しました。また、アーツ・アンド・クラフツ運動は、リバティ商会をはじめとする企業の活動によっても広がりを見せます。本展では、イギリスを中心とした、アーツ・アンド・クラフツ運動の豊かな展開をご覧いただけます。
3.アメリカにおけるアーツ・アンド・クラフツ
世界各地へと広がったアーツ・アンド・クラフツ運動は、その地の文化や風土、社会情勢を反映し展開していきます。アメリカでは、機械工業を柔軟に取り入れることで、独自の発展を遂げました。本展では、ティファニー・スタジオやフランク・ロイド・ライトなどの作品を紹介いたします。また特別展示として、フランク・ロイド・ライトの作品《マーティン邸のステンドグラス・ドア》と、映像とのコラボレーションをお楽しみいただけます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : そごう美術館 公式サイト ] 

【展覧会】GALLERY NATSUKA|大橋朋美展 OHASHI Tomomi Exhibition|’23年9月1日-9月16日|終了                                            bb

20230810154022_00001 20230810154022_00002

GALLERY NATSUKA
大橋朋美展
OHASHI Tomomi Exhibition
2023年9月1日[金]- 9月16日[土]
ギャラリーなつか:GALLERY NATSUKA
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル 1F
開廊時間
月-金:11:00 am – 6:30 pm
土・ 展覧会最終日:11:00 am – 5:00 pm   日曜休廊
────────────────
collection
― 集められたモノ、モノを広く集めること-
時間の経過や流れ、それに伴う私の記憶を石のようなモノに投影することで可視化し、
他者と共有することで新たな記憶を生み出す。
「記憶の記録」を collection する。

大橋朋美 OHASHI Tomomi
1987 和歌山県生まれ
2010 日本大学芸術学部美術学科絵画コース版画専攻卒業
2012 日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻修了
2013 日本大学芸術学部美術学科助手(-’19)
2021- 日本大学芸術学部美術学科専任講師

[ 詳 細 : ギャラリーなつか:GALLERY NATSUKA 本展特設コーナー ] 

【展覧会】Gallery 子の星|阿部 七菜子 個展「そっと側に」|’ 23年9月13日-9月18日|

20230810154022_00003 20230810154022_00004

Gallery 子の星
阿部 七菜子 個展 「そっと側に」
会 期 2023年9月13日[水]- 9月18日[月]
時 間 12:00-18:00 最終日~17:00
会 場 Gallery 子の星
150-0034 東京都渋谷区代官山町13-8 キャッスルマンション113
────────────────────
日々の生活の中でそっと側にあるような
“ ちいさなしあわせ ” を感じられる作品を作りたいと思い
手に取ることができる小さなサイズの作品を中心に制作しました。
版画集や小さなオブジェなど様々な素材や形状の作品を展示いたします。
少しでも心躍る空間になればと思います。

阿部 七菜子 略 歴
1998年生まれ 東京都出身
2020年 日本大学芸術学部美術学科 版画コース 卒業
2022年 日本大学大学院芸術学研究科 博士前期課程造形芸術専攻 版画分野 修了

[ 詳 細 : Gallery 子の星

【展覧会】ギャラリー エー クワッド|川俣 正「アパートメント・プロジェクト」|1982-86 ドキュメント展 ~TETRA-HOUSEを中心に~|’23年7月7日-9月7日|終了

20230706201703_00019

川俣正「アパートメント・プロジェクト」 1982-86 ドキュメント展
~ TETRA-HOUSE を中心に ~
会  場  GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド) 
      136-0075 東京都江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店 1 F
会  期  2023年7月7日[金]- 9月7日[木]
開館時間  10:00 - 18:00(土曜、最終日は 17:00 まで)  
休  館  日  日曜・祝日、8月11日[金・祝]- 8月20日[日]  
入  館  料  無 料
主  催  公益財団法人 ギャラリー エー クワッド
協  力  BankART1929、TEMPORARY SPACE、ZEIT-FOTO、
      コバヤシ画廊、ギャルリー東京ユマニテ
会場構成・設営  川俣正+株式会社 鈴木事務所
お問合せ  ギャラリー エー クワッド事務局   TEL 03-6660-6011
────────────────────20230706201703_00020◆ ギャラリー エー クワッド|川俣 正「アパートメント・プロジェクト」|1982-86 ドキュメント展   ~TETRA-HOUSEを中心に~|
川俣正は、東京藝術大学在学中から木材によるインスタレーション作品を発表し、28 歳の若さで1982 年のヴェネチア・ビエンナーレ日本代表に選出、国際舞台に躍り出ます。帰国後、作品の発表の場をアパートの一室などの生活空間に変え、日常的な空間の位相からの “ KAWAMATA” 美術を立ち上げます。これは昨今の制作・運営を一般の人々と共にするアート・プロジェクトの先駆的な試みの一つになりました。

本展の主要作品となる1983 年「TETRA-HOUSE 326 PROJECT」(札幌)は、一軒家の提供から予算・広報・記録等運営を地域住民、学生その他が担い、制作ドキュメント展、座談会、記録集発行などを実施した好例となり、その後のより多彩、大規模に展開する “KAWAMATA” プロジェクトの基点となりました。ここで川俣正が、人と美術との関わり方を問い直した衝撃が、札幌のアート・シーンに大きな影響を与えたことは間違いありません。
本展は、1982-86 年の川俣正による各地でのアパートメント・プロジェクトの全貌をドキュメントとして紹介いたします。会場構成は川俣正です。

◆ 作家プロフィール ◆
川俣 正(美術家)
1953 年北海道生まれ。フランス在住。
東京藝術大学美術学部絵画科卒業後、同大大学院博士課程満期退学。
82 年のヴェネチア・ビエンナーレ以降、世界各国の国際展やグルー
プ展に参加。横浜トリエンナーレ 2005 では総合ディレクターを
務める。東京藝術大学先端芸術表現科、パリ・エコール・デ・ボザー
ルで教授歴任。2013 年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトを確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人 ギャラリー エー クワッド

【展覧会】東京国立近代美術館|企画展 ガウディとサグラダ・ファミリア展|’23年6月13日-9月10日|終了

20230802151236_00015 20230802151236_00016

東京国立近代美術館
企画展 ガウディとサグラダ・ファミリア展
会  期  2023年6月13日[火]- 9月10日[日] * 会期中一部展示替えがあります。
会  場  東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
      102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
      050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休 館 日  月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日[火]
開館時間  10:00 - 17:00(金曜・土曜は 10:00-20:00)* 入館は閉館30分前まで
観 覧 料  一 般 2,200円、 大学生 1,200円、 高校生 700円
      * 割引前売り券、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照      
      * 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入がおすすめです。
共同企画  サグラダ・ファミリア贖罪聖堂建設委員会財団
主  催  東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
──────────────────────
スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな建築で、今なお世界中の人々を魅了し続けるとともに、様々な芸術分野に影響を与えてきました。
本展では、長らく「未完の聖堂」といわれながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かします。
図面のみならず、膨大な数の模型を作ることで構想を展開していったガウディ独自の制作過程や、多彩色のタイル被覆、家具、鉄細工装飾、そして彫刻を含めたガウディの総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に加え、最新の技術で撮影された建築映像も随所にまじえながら、時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力に迫ります。
20230802151236_00023

※ 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入が推奨されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立近代美術館  本展特設サイト ]

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 版画家たちの世界旅行 ─ 古代エジプトから近未来都市まで|’23年7月22日-9月24日|

E256-3523 E256-3524町田市立国際版画美術館
企画展 版画家たちの世界旅行 ── 古代エジプトから近未来都市まで
会  期  2023年7月22日[土]- 9月24日[日]
休  館  日  月曜日  * ただし9月18日[月・祝]は開館、9月19日[火]休館
開館時間  平 日 10:00-17:00/土 日 祝 10:00-17:30
      * 最終入場は 閉館30分前
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2
      194-0013 東京都町田市原町田 4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
観  覧  料  一 般 800円、大・高生400円、中学生以下 無 料
      * 各種割引。優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  町田市立国際版画美術館
──────────────────────

E256-3283ユベール・ロベール(原画)、ジャン=フランソワ・ジャニネ(版刻)
《メディチ家の館の柱廊と庭園》、
1776頃、水彩画法エッチング、エングレーヴィング
E256-3284科学芸術委員会(編)『エジプト誌』より
1809-1828年刊、エッチング
E256-3285科学芸術委員会(編)『エジプト誌』より
1809-1828年刊、エッチングE256-3289オーギュスト・ルペール《チュイルリー公園の池》
1898年、木版(多色)

◆ 詳細作品画像はすべて< 町田市立国際版画美術館 > 蔵 ◆

古くから西洋の版画家は、「旅」から作品のインスピレーションを得てきました。芸術家としての修業や仕事だけでなく観光、社会の変化など、旅立つ理由はさまざまですが、険しい山を馬車で越え、大海原を帆船で渡る旅には大きな危険が伴ったことでしょう。鉄道や蒸気船が普及する19世紀には、版画家たちの行動範囲はヨーロッパを越えていきました。それと同時に、これまで見過ごされてきた身近な自然風景やにぎやかな都市生活にも光が当てられるようになります。

本展では、同館のコレクションから、西洋版画を中心に、旅や移動に関わる16-20世紀の作品を約160点展示します。古代文明発祥の地であるエジプトから、多くの芸術家を魅了したイタリア、都市と自然が共存するイギリスやフランス、そして高層ビルの建ち並ぶアメリカ・ニューヨークまで ── 400年の時を超える世界旅行をお楽しみください。
◉ 次回展予告【展覧会】町田市立国際版画美術館|楊洲周延-YOSHU CHIKANOBU  明治を描き尽くした浮世絵師|2023年10月7日-12月10日|

町田市立国際版画美術館 外観

町田市立国際版画美術館 外観

※ 展示作品の画像は 町田市立国際版画美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]

【展覧会】横須賀美術館|企画展 日欧プライベートコレクション|ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき|アール・ヌーヴォーからモダンへ|’23年9月16日-11月5日|

20231023154806_00005 20231023154806_00006

横須賀美術館
企画展 日欧プライベートコレクション
ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき
アール・ヌーヴォーからモダンへ
会  期  2023年9月16日[土]- 11月5日[日]
開館時間  10:00 - 18:00
休  館  日  10月2日[月]
無料観覧日 11月3日[金・文化の日]
観  覧  料  (税込)一 般 1,300円、 高校生・大学生・65歳以上 1,100円、中学生以下 無料
      * 高校生(市内在住または在学に限る)は無料
      * 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添1名様は無料
会  場  横須賀美術館
      239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4丁目1番地 TEL 046-845-1211(代表)
主  催  横須賀美術館
────────────────────
冬の長い北欧では、家の中での暮らしを大切にしてきました。本展では、デンマークとスウェーデンに焦点をあて、19世紀末から20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器を中心に、北欧デザインの魅力を紹介します。
デンマーク王立磁器製作所を起源とするロイヤル コペンハーゲンは、上質な磁器の生産で早くから国際的な評価を得、19世紀には技術とデザインの革新によって北欧アール・ヌーヴォーの先駆けとなりました。同時期に人気を競い合った窯にビング オー グレンダールがあり、そこで陶工としてキャリアをスタートしたジェンセンは、のちに銀製品で名高いジョージ・ジェンセンを創業しました。 いっぽう、スウェーデンには北欧最古の陶窯とされるロールストランドがあり、品格ある製品を送り出しています。また同国のスモーランド地方では古くからガラス工芸が盛んであり、1950年代のオレフォスやコスタによる探究を経て、芸術品として高い評価を受けるようになりました。
本展では、国内外の個人による稀少なヴィンテージ・コレクションからおよそ200点をあつめてご紹介します。北欧デザインの魅力をたっぷりと味わえる展覧会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 横須賀美術館 ] 

【展覧会】京都国立近代美術館|開館60周年記念 走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代|’23年7月19日-9月24日|終了

20230630174345_00015 京都国立近代美術館
開館60周年記念
走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代
会  期  2023年7月19日[水]- 9月24日[日]
開館時間  午前10時 - 午後6時   * 金曜日は 午後8時 まで開館
      *入館はいずれも 閉館の30分前 まで
休  館  日  月曜日(ただし、8月14日[月]、9月18日[月・祝]は開館)
観  覧  料  一般:1,700円、大学生:1,100円、高校生:600円
      * 前売り拳、各種割引、優待情報などは、下掲公式詳細サイト参照。
主  催  京都国立近代美術館、京都新聞、関西テレビ放送
────────────────────

20230630174345_00016◆ 京都国立近代美術館|開館60周年記念  走泥社再考  前衛陶芸が生まれた時代|◆

1948年に八木一夫、叶哲夫、山田光、松井美介、鈴木治の5人で結成された走泥社は、その後、会員の入れ替わりを経ながら50年間にわたり、日本の陶芸界を牽引してきました。走泥社という団体の功績について一言で述べるとすれば、いわゆる「オブジェ焼」を世間に認知させたということになります。
本展は走泥社の活動に焦点を当て、その意義や意味を再検証するものですが、50年という走泥社の活動期間全体を見渡した時、日本陶芸界におけるその重要性は特に前半期に認められます。というのも、1960年代半ば以降、例えば1964年の現代国際陶芸展を皮切りに海外の動向が日本でも紹介されるようになり、走泥社が時代の中で有していた「前衛性」は次第に相対化されていくからです。そこで本展では、走泥社結成25周年となる1973年までを主な対象とし、走泥社と同時期に前衛陶芸運動を展開した四耕会など走泥社以外の作家等も一部交えつつ、前衛陶芸が生まれた時代を振り返ります。
◉ 次回展予告|京都国立近代美術館|開館60周年記念 京都画壇の青春|― 栖鳳、松園につづく新世代たち|

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 京都国立近代美術館 ] 

【展覧会】滝川記念美術館 玉青館|夏季特別展 銅鐸礼賛-地宝を訪ねて大阪1-|’23年7月12日-9月|終了|終了

20230807185144_00007 20230807185144_00008

滝川記念美術館 玉青館
夏季特別展 銅鐸礼賛 - 地宝を訪ねて大阪1-
会  期  令和5年(2023年)7月12日[水]- 9月10日[日]
会  場  滝川記念美術館 玉青館 2階展示室
      656-0314 兵庫県南あわじ市松帆西路1137番地1 Tel 0799-36-2314
休  館  日  月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間  9時 - 17時(入館受付は 16時30分 まで)
入  館   料  大 人 500円、 大 高 生 300円、 中小生 150円
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
────────────────────
弥生時代に近畿地方を中心とした地域で祭祀の道具として使われていた銅鐸は、現代に至るまで人々を魅了し、特別なものとして扱われてきました。各地で大切に守られてきた銅鐸を今後は「銅鐸礼賛」としてシリーズ化し、地域ごとに展示紹介していきます。
本展では、その第一弾として大阪南部地域(河内・和泉)から出土した銅鐸4点を中心に、鋳造や青銅器関連資料もご紹介いたします。また、市内の遺跡から出土した大阪地域からもたらされた土器や石器なども展示し、弥生時代に優れた航海技術で他地域との交流を担った「海の民」の活躍にも迫ります。松帆銅鐸全7点は常設展示しています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 兵庫県南あわじ市 南あわじ市 滝川記念美術館 玉青館

【イベント/展覧会】武蔵野美術大学 油絵学科 グラフィックアーツ専攻|版画五美大2023|「版画五美大2023 スタッフ展」 「版画五美大2023 ポートフォリオ版画集とアートブック展」|’23年10月4日-10月29日|終了

武蔵野美術大学版画教室01 20231020142710_00001★ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは、画面をクリック or タップすると拡大表示されます ★

武蔵野美術大学 油絵学科 グラフィックアーツ専攻
版画五美大2023
「版画五美大2023 スタッフ展」
「版画五美大2023 ポートフォリオ版画集とアートブック展」
日  程  2023年10月4日[水]- 10月29日[日]
時  間  10:00-17:00
会  場  武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス         〔 鷹の台キャンパスマップ
      187-8505 東京都小平市小川町1-736    〔 交通アクセス 〕  
主  催  武蔵野美術大学
共  催  東京五美大
      (多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学)
      各版画研究室
問合わせ  武蔵野美術大学 油絵学科 グラフィックアーツ専攻 / 版画研究室
      MAIL:hanga_contact☆musabi.ac.jp
──────────────────────
東京五美大(多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学)の各版画研究室共同企画による「版画五美大2023 スタッフ展」「版画五美大2023 ポートフォリオ版画集とアートブック展」を開催致します。

◉ 版画五美大2023 スタッフ展
日 時:2023年10月4日[水]- 10月14日[土] 10:00-17:00 * 10月8日[日]休み
場 所:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 2号館1階 gFAL

◉ 版画五美大2023 ポートフォリオ版画集とアートブック展
日 時:2023年10月18日[水]- 10月29日[日] 10:00-17:00 * 10月22日[日]休み
    武蔵野美術大学の芸術祭期間中(10月27日[金]- 29日[日])も開場.。
場 所:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 2号館1階 gFAL,FAL

◉ トークイベント
日 時:2023年10月18日[水]17:00-
場 所:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 2号館1階 gFAL,FALの間

★ gFAL / FAL
武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 2号館1階の gFAL(gallery of The Fine Art Laboratory)/ FAL は、油絵学科研究室を中心に、日本画学科、彫刻学科、版画の各研究室の協力により、展覧会の企画運営を行っています。ここは武蔵野美術大学の卒業生を中心とした有望な若手アーティストの表現の発信基地であり、開かれた大学内ギャラリーとして機能していくことを目指しています。「ラボラトリー/実験室」という名の通り、アーティスト、企画者、観客のそれぞれにとって実験の場でもありたいと考えており、様々な方向性を模索する場として活用されています。

※ 下掲の公式詳細サイトで最新情報を確認のうえ、ご観覧・ご参加ください。
[ 詳 細 : 武蔵野美術大学     武蔵野美術大学 油絵学科 グラフィックアーツ専攻
[ 関 連 : 活版 à la carte 〔展覧会〕たましん美術館|五美大版画教員展 版の実験場 ~ プリントアートの現在地 ~|’23年10月7日-12月24日|三期制開催 ]

【展覧会】池田20世紀美術館|企画展 前島秀章展-時空を超えた木彫芸術-|’23年6月29日-10月10日|終了

20230706201703_00003

池田20世紀美術館
企画展 前島秀章展-時空を超えた木彫芸術-
開催期間  2023年6月29日[木]- 2023年10月10日[火]

休  館  日  毎週水曜日(但し、7、8月は無休で開館)
開館時間  9:00 - 17:00
所  在  地  池田20世紀美術館  414-0052 静岡県伊東市十足614
入  館  料  一 般 1,000円、 高校生 700円、 小・中学生 500円
      * 障害者手帳をお持ちの方は半額になります(付添者1名まで)
───────────────────ikeda02 このたび池田20世紀美術館では、木彫家・前島秀章の個展を開催いたします。
前島秀章は、1939年静岡生まれ。アカデミズムとは一線を引き、独学で木彫りの作品の制作を始めた、日本を代表する木彫作家の一人です。
ニューヨークでの個展(1997年)の後、六大都市をはじめ全国各地で個展を開催。人間の内側を探るあたたかな視点と、さまざまな喜怒哀楽を表現する作品で独自の芸術を確立しました。初のヨーロッパ展をパリで開催(1993年)、広い層から高い評価を得ています。
今展では、作家のさまざまな思いを表現した作品約40点を展示します。
前島秀章が織りなす癒しの木彫世界をお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 池田20世紀美術館

【展覧会】茨城県近代美術館|土とともに 美術にみる〈農〉の世界 ―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで|’23年7月8日-9月3日|終了

E253-3280 E253-3281

茨城県近代美術館
土とともに
美術にみる〈農〉の世界
―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで―
開催期間  2023年7月8日[土]- 9月3日[日]
会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで) 
休  館  日  月曜日 * ただし、7月17日[月・祝]は開館、翌18日[火]は休館。
      * 会期中、一部作品の展示替があります。
入  場  料  一 般 1,100円/満70歳以上 550円/高大生 870円/小中生 490円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  茨城県近代美術館
────────────────────
農村や農民が描かれた絵画から、農業をテーマとする現代アートまで、
日本各地から精選した約100点により、美術に表れた〈農〉のイメージを探ります。
近年、気候変動や武力紛争によって生じる食糧危機が身近となるなか、わたしたちの命を支える〈農〉があらためて注目されています。本展はこの〈農〉をテーマとするものですが、ここでの〈農〉とは、田畑を耕して農作物を作ることに加え、農家の人々や農村の風景を含め、農業をとりまく諸々のことがらを指します。

絵画作品には昔から、農作業をする人々の姿が描かれてきました。19世紀には、現実をありのままに描く自然主義芸術のモティーフとして、また産業革命後には都会人を癒す風景として、田園や農民がよりクローズアップされます。一部の画家たちは、とりわけ働く農婦の姿に健康的な美を見出し描く対象としました。一方で、農村における貧困や農民運動などをテーマとする画家たちも登場します。第二次大戦後の高度成長を経た日本では、あらためて人間と自然との関係に注目し、独自の感性で〈農〉にアプローチする作家たちが現れています。
本展では、〈農〉をめぐる多様な作品を5つのテーマに分けて考察します。日本各地の美術館などから選りすぐった約100点の作品により、美術にみる〈農〉の世界をお楽しみください。

E253-3264ジャン=フランソワ・ミレー《刈り入れ》 1866-67年 ひろしま美術館蔵
E253-3267ジャン=フランソワ・ミレー《落ち穂拾い(初版)》 1855年 山梨県立美術館蔵
E253-3270フィンセント・ファン・ゴッホ 《座る農婦》 1884-85年
公益財団法人諸橋近代美術館蔵

E253-3273福田豊四郎《秋田のマリヤ》 1948年
秋田県立近代美術館蔵 *前期(7/8-8/6)展示

フライヤー オモテ面:メーンビジュアル
ジュール・ブルトン《朝》 1888年 山梨県立美術館蔵

◆ 見どころ ◆
1.〈農〉をめぐる近現代の美術作品を多彩なジャンルから紹介!
近代以降のフランスと日本における、農村や農民をモティーフとする絵画や彫刻、農業をとりまく多様な事象をテーマとする現代アートなど、日本各地から精選した、〈農〉をめぐる多彩なジャンルの作品約100点を展示。
2. ミレーやゴッホらの有名画家による農婦のイメージ
バルビゾン派のミレー、印象派のピサロらが描いた、魅力的な農家の女性像に加え、オランダ時代のゴッホによる農婦像を紹介。画家たちは、農作業や家事育児に励む女性たちに労働の尊さと健康美を見出しました。
3. 明治から昭和の画家たちが描いた、ふるさとの風景
明治時代には日本人口の約7割、第二次大戦後直後には約5割が農家でした(農業従事者数とは別)。農村出身の画家たちの中には、郷里にとどまる場合も、あるいは郷里を離れて都会や海外へ出た場合も、愛する故郷を度々描いた者がいました。小川芋銭や小野竹喬などの近代日本画に描かれた農村を中心に紹介します。
4. 弱者への共感、農村問題への関心に基づいて表された農民たちの姿
農村は、理想郷のごとく描かれることもありましたが、実際の農民たちは、生活上の困難に直面することが多かったといえます。そうした農民の現実を見つめ、既存の権力に抵抗し立ち上がる農民運動をテーマにした作品に焦点を当てます。日本の版画家たちに大きな影響を与えたドイツの女性画家ケーテ・コルヴィッツの連作『農民戦争』全点、そして北関東を中心とする日本の版画運動家たちによる木版画などを展示します。
5. 多様なアプローチで〈農〉にせまる現代アートの競演
福田玲子、野沢二郎、大森薫子ら茨城ゆかりの作家、草間彌生、米谷健+ジュリア、雨宮庸介、スプツニ子!ら国際的に活躍するアーティストたちによる、多様な〈農〉へのアプローチを紹介。宮城在住の日本画家、浅野友理子による茨城のほしいも産業をテーマにした新作も。〈農〉にまつわる魅力的なアートが一堂に会します。

茨城県近代美術館外観(正面)

茨城県近代美術館外観(正面)

※ 作品画像は 茨城県近代美術館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館

【イベント】ホテル雅叙園 東京|和のあかり × 百段階段2023|~ 極彩色の百鬼夜行 ~|’23年7月1日-9月24日|終了

20230807185144_00003 20230807185144_00004

ホテル雅叙園 東京
和のあかり × 百段階段2023
~ 極彩色の百鬼夜行 ~
期  間  2023年7月1日[土]- 9月24日[日] * 会期中無休
時  間  11:00-18:00(最終入館 17:30)
      * 8月19日[土]は17:00まで(最終入館 16:30)
会  場  ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
      153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 Tel. 03-3491-4111 (代表)
入  場  料  当日・個人 一 般 1,500円、学 生 800円 
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  ホテル雅叙園 東京
────────────────────
日本ならではの感性と技術によって生み出される「和のあかり」が、
今年の夏も文化財「百段階段」を彩ります。
『百鬼夜行』をストーリー テーマに、
部屋を進むごとに、現世から異界へと旅をするかのような展示演出をはじめ、
絢爛豪華な独自の様式美に溢れる文化財空間に、さらなる『色』による表現が加わり、
美しくも妖しい世界へ誘います。
階段を上り終え、行きつく先は何処なのか ……。
音楽や香りを含めて、五感で体感する夏のひと時をお愉しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ホテル雅叙園 東京

【展覧会】戸栗美術館|古伊万里の「あを」-染付・瑠璃・青磁-|’23 年7月7日-9月24日|終了

⑧A4チラシ_表[1]

⑧A4チラシ_裏[1]

戸栗美術館
古伊万里の「あを」-染付・瑠璃・青磁-
Colors of Ko-Imari especially Blue and white, Blue glaze and Celadon glaze
会  期  2023 年7月7日[金]- 9月24日[日]
会  場  戸栗美術館 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 7月17日[月・祝]、9月18日[月・祝]は開館
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料────────────────────
見 ど こ ろ >
◆ 古伊万里の「あを」作品、約80点出展
古伊万里とは、江戸時代に佐賀鍋島藩領の有田を中心とした地域で焼造された伊万里焼をいいます。本展では、染付の青色を中心に、瑠璃釉の藍や青磁釉の青緑、上絵具の青や緑といった「あを」の装飾をもつ古伊万里を出展いたします。

染付(そめつけ)
酸化コバルトを発色の主成分とする呉須(ごす)絵具で素地に絵付けをしたのち、釉薬を掛けて高温焼成することで青色を呈する技法。伊万里焼の焼成が始まる1610年代から江戸時代が終わるまでの約250年間を通じて豊かな表現がみられます。

戸栗01染付 磯尽文 輪花鉢  伊万里
江戸時代(17世紀後半)口径43.5㎝

瑠璃釉(るりゆう)
伊万里焼では素地の白色を生かす透明釉が基本ですが、これに呈色剤となる金属化合物を加えることで、様々な釉色をあらわします。
透明釉に呉須を混ぜ込むことで藍色を呈するのが瑠璃釉です。染付と同じく酸化コバルトを発色の主成分としています。呉須の含有量で濃淡に変化が生じるのが特徴です。

とぐり02瑠璃釉 瓢形瓶 伊万里
江戸時代(17世紀中期)高31.5㎝

青磁釉(せいじゆう)
透明釉に1-2%の酸化第二鉄を混ぜ込んだ釉薬。還元炎焼成をすることで青緑色を呈します。釉薬の鉄分の量や焼成の巧拙など様々な影響が色調に出やすく、美しく焼き上げるのには職人の熟達した技と勘が必要であったとみえます。

戸栗03青磁 瓢形瓶 伊万里
江戸時代(18世紀)高25.2㎝

「あを」とは主に青、緑、藍など広い範囲の色を指す古語。
江戸時代に作られた伊万里焼(いまりやき)の「あを」の装飾には、青緑色の青磁(せいじ)釉、藍色の瑠璃(るり)釉などの色釉、青や緑の上絵具、白い素地に青色の文様を施す染付(そめつけ)の呉須(ごす)絵具などが挙げられます。
特に、染付の青色の技法は、草創期にあたる17世紀前期から技術を研鑽し続け、江戸時代が終わるまでの約250年を通じて豊かな表現がみられます。絵具の精製技術の向上や当時の需要者層の流行に則った色調の変化が見られることから、染付の青色はその時代を映す鏡ともいえるでしょう。
本展では染付の青色を中心に、瑠璃釉の藍や青磁釉の青緑、上絵具の青や緑といった「あを」の変遷をご紹介いたします。時の流行や技術の発達とともに変化する、古伊万里の「あを」をご堪能ください。

※ 展示作品の写真画像は 戸栗美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 戸栗美術館

【展覧会】神奈川県立近代美術館 葉山|企画展 挑発関係 = 中平卓馬 × 森山大道|’23年7月15日-9月24|終了

0703葉山

神奈川県立近代美術館 葉山
企画展 挑発関係 = 中平卓馬 × 森山大道
会  期  2023年7月15日[土]- 9月24日[日]
会  場  神奈川県立近代美術館 葉山  展示室 2、3、4
休  館  日  月曜日(7月17日、9月18日を除く)
開催時間  午前9時30分 – 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一 般 1,000円、20歳未満・学生 850円、65歳以上 500円、高校生 100円
* 中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
* 各種割引、優待情報などは 下掲詳細公式サイトをご参照ください。
同時開催  コレクション展「加納光於 色(ルゥーパ)、光、そのはためくものの」
企画協力  法人森山大道写真財団、オシリス
主  催  神奈川県立近代美術館
────────────────────
日本の写真史に大きな独自の足跡を残す二人の写真家・中平卓馬(1938-2015)と 森山大道(1938- )は、1964年の晩冬に、写真家・東松照明の紹介によって知り合いました。当時は雑誌編集者であった中平と、写真家としての活動を開始したばかりだった森山は、同い歳であること、ともに逗子に住んでいたことから、頻繁に会うようになります。
二人は、寺山修司に請われてその雑誌連載にともに写真を掲載し、伝説的な写真誌『PROVOKE』の同人になるなど、交流を深め、刺激し合いながらも、それぞれ独自の写真表現を模索していきます。この、お互いを唯一無二の同志として意識し挑発しあう特別な関係は、中平が亡くなる2015年まで、あるいは森山にとっては、その関係はいまもまだ継続しています。

本展は、そうした半世紀以上にわたる二人のつながり ── 出会い、交流、共同作業、相違、交差、反発、共感、畏敬 ── をあらためて美術館という空間に引き込み、ぶつけ、検証する、はじめての試みです。
ここ葉山・逗子を中心とした神奈川県内で撮影された、60-80年代の貴重な雑誌や写真集、ヴィンテージ・プリント、本展のために制作したプリント、映像、さらには2000年代以降の作品などを展示し、日本のみならず、海外のアートにまで影響を与えてきた、二人の「挑発関係」を明らかにします。

※ 下掲画像は同館の公開画像で、いわゆる「両観音折り」の体裁です。印刷物も入手しました。上図は四分割にするとわかりやすいのですが、本欄担当者のスキル不足で危険が予測されます。ご不便かとは存じますが、公開 PDF 画像のままで、縮小紹介させていただきました。ワンクリックで拡大画像表示となります。乞う ご寛恕。

葉山0701 葉山0702

<展覧会の見どころ>
1. 史上初の二人展
若かりし頃、ともに逗子在住ということからも交流を深めた、日本写真史にその名を残す中平卓馬と森山大道の史上初の二人展になります。二人が同時期に発表した作品を比較しながら、デビュー作から近作までをご覧いただけます。
2. 神奈川県を撮影した写真に特化した展示を含む展覧会
神奈川県で長く暮らした二人は、葉山や逗子はもちろん、横浜や川崎などでも繰り返し撮影をしています。本展ではその膨大な活動の中から、神奈川県内で撮影した写真を中心に展示します。
3. 発表当時の雑誌や写真集を軸に、新規プリントや映像で紹介
60年代、多くの写真家にとっての発表の場は写真雑誌や写真集などの印刷媒体でした。本展では、当時の雑誌や写真集を展示の軸に、新たに出力したプリントや映像などをくわえた様々なかたちで二人の作品を紹介します。

※ 同時開催  コレクション展「加納光於 色(ルゥーパ)、光、そのはためくものの
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館 葉山 ]

【展覧会】神奈川県立近代美術館 葉山|コレクション展 加納光於 色 – ルゥーパ、 光、 そのはためくものの|’23年7月15日-9月24日|終了

葉山コレクション0701

神奈川県立近代美術館 葉山
コレクション展 加納光於 色 – ルゥーパ、光、そのはためくものの
会  期  2023年7月15日[土]- 9月24日[日]
        前 期:7月15日[土]- 8月31日[木] 
        後 期:9月 1 日[金]- 9月24日[日]
      * 一部作品の入替えがあります。
会  場  神奈川県立近代美術館 葉山  展示室 1
休  館  日  月曜日(7月17日、9月18日を除く)
開催時間  午前9時30分 – 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一  般  250円、20歳未満・学生 150円、65歳以上 100円、高校生 100円
      *中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細公式サイトを参照ください。
同時開催  企画展「挑発関係 = 中平卓馬 × 森山大道」
主  催  神奈川県立近代美術館
────────────────────
加納光於(かのう みつお  1933年、東京生まれ)は、豊かなイメージを追求してきた独行の作家です。1955年、銅版画集『植物』を自費出版し、翌年、詩人・批評家の瀧口修造(1903-1979)の推薦によりタケミヤ画廊の銅版画展に参加。金属版の腐蝕をめぐる独自の思考と、斬新な技法が生み出す幻想的で有機的なイメージは高く評価され、国内外で受賞が相次ぎました。
1960年代に入るとそのモノクローム世界は一転。熱で変容させた亜鉛版に、鮮やかな色の絵具を塗るなどしてプレスしたメタルプリントは、色彩版画の開花であると同時に、瞬時に生まれる色彩、その揺らぎに作家の意識を向かわせることになりました。
その後、カラーインタリオ、リトグラフなど次々と表現を広げ、オブジェや本の装幀も手がけるなかで、1980年頃からは、色彩の波動とも言うべき油彩画を展開。その旺盛な創作活動は、90歳を迎えた今日も一貫しています。

同館の加納作品のコレクションは、初期のモノクローム版画を起点に、2013年、鎌倉館で開催した個展を機に収蔵された色彩版画、オブジェから成ります。本展ではそれらに加えて、作家から寄贈された新作を含む油彩画の数々を展覧します。加納が70年余にわたり問い続けてきた色と光の世界をお楽しみください。×森山大道」の観覧券で、同日に限りコレクション展「加納光於 色(ルゥーパ)、光、そのはためくものの」をご覧いただけます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館 葉山 ]

【展覧会】国立西洋美術館|企画展 「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」|’23年7月4日-9月3日|終了

国立西洋美術館0601 国立西洋美術館0602

国立西洋美術館
企画展
「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」
会  期  2023年7月4日[火]- 9月3日[日]
開館時間  9:30 - 17:30
      毎週 金・土曜日 9:30 - 20:00
休  館  日  月曜日、7月18日[火](ただし、7月17日[月・祝]、8月14日[月]は開館)
会  場  国立西洋美術館 企画展示室
      110-0007 東京都台東区上野公園7-7
      お問合せ 050ー5541-8600(ハローダイヤル)
観覧料金  一 般 1,700円、大学生 1,300円
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
主  催  国立西洋美術館、朝日新聞社
────────────────────
20230704191436_00006 20230704191436_00005 20230704191436_00007スペインは、今でこそ世界中の観光客から高い人気を誇る国ですが、歴史的には「ピレネーの向こうはアフリカである」と揶揄されたほど、他のヨーロッパ諸国にとって未知の、馴染みの薄い異国でした。
しかしナポレオンの侵略とスペイン独立戦争(1808-14年)を契機に、ヒトとモノの本格的な往来が始まり、ロマン主義の時代にスペインは他のヨーロッパ諸国からそのエキゾチックな魅力を本格的に「発見」されてゆきます。

フラメンコ、闘牛、アルハンブラ、ベラスケス、そしてドン・キホーテ …… 我々が思い浮かべるスペインの典型的な「イメージ」の多くは、19世紀にこの国を訪れた外国人旅行者たちによって確立されたものでした。そしてそうしたイメージの形成、流通に大きな役割を果たした媒体が、大量に刷ることができ、簡単に持ち運びができた版画でした。

「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」展は、スペインに関わる版画制作の史的展開を 17世紀初頭から 20 世紀後半までの長大な時間軸で概観し、写し伝えることのできる版画が、スペインの文化・美術に関するイメージの形成や流布にどのように貢献したか、約240 点の作品から探るこれまでにない企画です。
リベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリら、巨匠たちの仕事を含んだスペイン版画の系譜を辿ることに加え、ドラクロワやマネなど19世紀の英仏で制作された、スペイン趣味の作品を多数紹介します。

また、本展は国立西洋美術館の収蔵品を中心に、国内約40箇所から作品を拝借し、今日までの日本におけるスペイン美術の受容と豊かなコレクション形成の様相を浮き彫りにすることも試みます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 国立西洋美術館 ]

【展覧会】国立工芸館|所蔵作品展|水のいろ、水のかたち展|’23年7月7日-9月24日|終了

20230621173347_0000920230621173347_00010

国立工芸館
所蔵作品展
水のいろ、水のかたち展
会  期  2023年7月7日[金]- 9月24日[日]
会  場  国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)
休  館  日  月曜日
      * ただし7月17日、9月18日は開館、7月18日[火]、9月19日[火]は休館
開館時間  午前9時30分 - 午後5時30分 * 入館時間は 閉館30分前 まで
夜間開館  7月14日[金]- 8月12日[土]の金曜・土曜は 午前9時30分 - 午後8時
      * 入館時間は 閉館30分前 まで
観  覧  料  一 般 300円、大 学 生 150円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  国立工芸館
────────────────────
本展は「水」をテーマに、工芸・デザイン作品に表現された水や、水をいれる器の形に注目して国立工芸館の所蔵品を中心にご紹介する展覧会です。
私たちの生活に欠かすことの出来ない「水」は、決まった形も色もありません。それでも水は古来より海や川を始め様々な形や色で描かれ、工芸作品においても多くの作家に着想を与え、様々な形や色、技で表現されてきました。例えば蒔絵で描かれた波紋や、急流を思わせる竹の編み方、多数の色糸で織り上げた水辺の景色…そのほかにも様々な形や色、技で表現されています。とらえどころのないものだからこそ、作家の観察眼によって個性が表れる水の表現をお楽しみください。

また人々は水甕や花瓶、水差しなど、形のない水をいれるために様々な器を作ってきました。そして今も多くの作家やデザイナーが水をいれる器に向き合い、日々新しい器が生まれています。本展では用途とその形にも改めて注目します。

◆展覧会の構成◆
展覧会のポイント
◆ 誰にとっても身近な「水」を題材にした作品や、水を入れるための器を展示。工芸作品を初めて鑑賞する方やお子さんとの鑑賞にもおすすめ!
◆ 出品作品の水に関するエピソードを掲載したリーフレットを来館者全員に配布予定。鑑賞にお役立ていただけます。

◆ 展示の構成 ◆
第1章 水のいろ、水のかたち
様々な形や色で水を表現した作品をご紹介。作家が水とどのように向き合い、どのように捉えて作品に昇華させたのか、エピソードもあわせてご覧いただけます。
第2章 水のうつわ
水をいれる器をご紹介。水差しやグラス、文房具の水滴、そして茶の湯における水の器、水指にも注目します。同じ用途をもった器であっても意匠やデザインは様々です。
第3章 水とともに
作品タイトルから水を連想したり、船や魚、貝といったモチーフから水を連想できる作品をご紹介。鑑賞者それぞれの「水のいろ、水のかたち」を想像しながらご覧ください。

※ 観覧ご希望のかたは、下掲 公式詳細サイト をご確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 国立工芸館

【展覧会】竹久夢二美術館|夢二が見つめた1920年代 -震災からモダンガールの表現まで-|’23年7月1日-9月24日

竹久夢二美術館06M

竹久夢二美術館
夢二が見つめた1920年代 -震災からモダンガールの表現まで-
会  期  2023年7月1日[土]- 9月24日[日]
開館時間  午前10時00分 - 午後5時00分(入館は 4時30分 まで)
休  館  日  月曜日   * 7月17日、9月18日[月・祝]は開館、7月18日、9月19日[火]休館。
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      (弥生美術館もご覧いただけます)
────────────────────

06夢二美術館竹久夢二美術館 WebSite ゟ 紹介

大正から昭和へ元号が変わる1920年代は、日本の近代化が急速に進みました。
竹久夢二(1884-1934)は、独特の夢二式美人画で大衆を魅了する一方、過渡期にあった時代と社会を鋭く見つめ、創作活動に反映しました。

本展では、1923年に発生し自身も被災者となった、関東大震災にまつわるスケッチとエッセイをはじめ、1924年創刊の雑誌『婦人グラフ』で描き表したモダンガールを中心に紹介、さらに商業デザインにみるアールデコの表現にも注目し、1920年代に夢二が手掛けた作品を幅広く展示します。 あわせて、当時40代だった夢二の恋愛模様やライフスタイルを、約100年前の文化とともに振り返ります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 :竹久夢二美術館 ]
[ 関 連 : YouTube   公式   弥生美術館・竹久夢二美術館 紹介ムービー 03:00 ]

この{活版印刷アラカルト}のウエブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのため動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。

【展覧会】竹中大工道具館|特別展 第13回 座る・くらべる 一脚展 + 2023「一本の樹のものがたり」|’23年9月2日-9月18日|

竹中大工道具展おもて

竹中大工道具館
特別展  第13回 座る・くらべる 一脚展 + 2023
「一本の樹のものがたり」
会  期  2023年9月2日[土]- 9月18日[月・祝]
会  場  竹中大工道具館  1 F ホール
      651-0056 兵庫県神戸市中央区熊内町7-5-1
      Tel. 078-242-0216   Fax. 078-241-4713
開催時間  9:30 - 16:30(入館は 16:00 まで)
休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌日)
入  館  料  無料(常設展見学は別途入館料が必要)
主  催  一脚展実行委員会、竹中大工道具館
────────────────────
竹中0802あ◆ 竹中大工道具館|特別展  第13回 座る・くらべる 一脚展 + 2023「一本の樹のものがたり」|
私たちは一昨年の冬、その役目を終え伐採される運命を迎えた一本のケヤキの樹に出会いました。

通常であればそのまま焼却されるか、燃料用のチップとして細かく粉砕されていたかもしれません。しかし、その出会いが一本の樹に新しい役割りとしての命を宿し、そのものがたりは続くことになります。
伐採から製材、乾燥などの工程すべてに一脚展のメンバーが関わり、それぞれの工房へと一旦分配されたケヤキですが、テーブルやスツール、子ども椅子などの様々な木工品として姿を変えて再び集まり、会場の竹中大工道具館(神戸)に並びます。
2019年から「そこに樹があるのに」を合言葉に、兵庫県内で様々な理由から伐採された地域材に注目してきましたが、今回は一本の樹にさらに深く関わり制作に取り組みます。
例年開催の新作椅子の座り比べと共に、ぜひ実際に会場で、その樹のものがたりの続きに触れてみてください。

※ 新型感染症予防対応実施中です。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 竹中大工道具館

【展覧会】弥生美術館|いとしのレトロ玩具 ― もう逢えないと思ってた、がここにある ――|’23年7月1日-9月24日

彌生美術館0601

弥生美術館
いとしのレトロ玩具 
―― もう逢えないと思ってた、がここにある ――
会  期  2023年7月1日[土]- 9月24日[日]
開館時間  午前10時00分 - 午後5時00分(入館は 4時30分 まで)
休  館  日  月曜日 
      * ただし7月17日[月・祝]、9月18日[月・祝]は開館、
       7月18日[火]、9月19日[火]は休館。
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      (竹久夢二美術館もご覧いただけます)
──────────────

2彌生美術館060弥生美術館 WebSite ゟ 紹介

玩具とともに人は成長し、その懐かしい思い出とともに生きていきます。いつだって楽しくて魅力的で、ときには寄り添い、友とも師ともなる、「玩具」という小さくて大きな存在は、他の動物が作り出すことのなかった、人類が生み出した奇跡のひとつと言えるでしょう。
16世紀から19世紀にかけて世界的にも突出したおもちゃ文化をつくりあげた日本の玩具界は、続く20世紀の激動の中、目まぐるしい変化を遂げました。可愛くて、繊細で、ユニーク。どの時代においても当時最先端の技術を詰め込まれ、人々の夢と憧れを一身に背負った玩具たちは、まさに世相を映す鏡でした。

本展では、20世紀日本の玩具界に訪れた大きな二つの変革(時代の精神・価値観といった文化的変革、テクノロジーの発達による変革)を軸に、遊び心と夢にあふれたレトロ玩具のあれこれをご紹介し、玩具史に今も燦然と輝く100年間のムーブメントを追います。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 弥生美術館 ]

【展覧会】新宿区立 漱石山房記念館|《通常展》テーマ展示|『硝子戸の中』と漱石のみた東京|’23年7月13日-10月15日|終了

漱石山房0801 漱石山房0802

新宿区立 漱石山房記念館
《通常展》テーマ展示 『硝子戸の中』と漱石のみた東京
開催期間  2023年7月13日[木]- 10月15日[日]
開催時間  午前10時 - 午後6時(入館は 午後5時30分 まで)
会  場  漱石山房記念館 2階資料展示室
      162-0043 新宿区早稲田南町7 電話 : 03-3205-0209
休  館  日  毎週月曜日 * 休日にあたるときはその翌日
観  覧  料  一 般 300円、 小 中 学 生 100円
      * イベント情報、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  新宿区立漱石山房記念館(公益財団法人新宿未来創造財団)
────────────────────────
『硝子戸(がらすど)の中(うち)』は、夏目漱石の最後の随筆です。
大正4(1915)年に朝日新聞に39回にわたって連載されました。漱石は、書斎から見える風景や、訪ねてくる人々、自分の思い出などの身近なエピソードを記しています。
漱石晩年の日常や過去の記憶を知ることのできる本作には、漱石山房を中心に、早稲田や神楽坂などの新宿区内の場所に加え、東京の様々な場所が登場します。
本展示は、『硝子戸の中』で舞台となった東京の場所について、漱石の文章とともに過去・現在の地図や写真を展示し、漱石文学を通じて地域の歴史を知る機会とします。
漱石の視点を通して『硝子戸の中』に描かれた東京の風景をたどります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 新宿区立 漱石山房記念館

【展覧会】八王子市夢美術館|特別展 ピーター・シスの闇と夢|’23年6月30日-8月31日|終了

20230704191436_0000120230704191436_00002

八王子市夢美術館
特別展
ピーター・シスの闇と夢
会  期  2023年6月30日[金]- 8月31日[木]
開館時間  10:00 - 19:00 * 入館は 閉館の30分前 まで
休  館  日  月曜日      * ただし、7/17[月・祝]は開館、7/18[火]は休館。
会  場  八王子市夢美術館
      192-0071 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子 2 F
      TEL. 042-621-6777
観  覧  料  一 般:900円、学生(高校生以上)・65歳以上:450円、中学生以下無料
後  援  チェコ共和国大使館、チェコセンター東京
主  催  公益財団法人 八王子市学園都市文化ふれあい財団(八王子市指定管理者)
────────────────────
現代アメリカを代表する絵本作家ピーター・シス。その作品は国際アンデルセン賞など数々の絵本賞で称えられ、多くの人々を魅了しています。
1949年にチェコスロヴァキア(現チェコ共和国)に生まれ、首都プラハや留学したロンドンでアニメーションを学んだシスは、ベルリン国際映画祭アニメーション部門で金熊賞を受賞するなど高い評価を得ます。しかし、当時のチェコスロヴァキアは冷戦の暗い影にのみこまれ、独創的な表現が許されがたい状況にありました。国際的に活動していた映像作家の父や、アメリカで暮らしたことのある祖父の影響で、幼いころから多様な文化に親しんでいたシスは、より自由な表現を求めアメリカでの活動を選びます。

シスの絵本は、祖国チェコへの想いを描いた作品、小さな子どもたちのための作品、広い世界を旅した英雄の物語、ダーウィンやガリレオなど強い意思を貫いた偉人の伝記など、そのテーマは様々です。また、アニメーションや新聞・雑誌の挿絵、公共空間のためのアートプロジェクトなど、その創作の軌跡には表現することの渇望と喜びが溢れています。
本展覧会では、影から光へとたどってきたシスが人生をかけてつむいだ、闇と夢が織りなす作品の数々を紹介します。

※ 下掲公式詳細サイトで最新情報を確認のうえ、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 八王子市夢美術館

【展覧会】平城宮跡資料館|令和5年度 夏期企画展|イカロスの翼 ─ 薬師寺の発掘成果から見る近世と近代|’23年7月22日-10月1日|

20230725141350_00013 20230725141350_00014

平城宮跡資料館
令和5年度 夏期企画展
イカロスの翼 ── 薬師寺の発掘成果から見る近世と近代
会  期  令和5年(2023年)7月22日[土]- 10月1日[日]
休  館  日  月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
開館時間  9:00 - 16:30(入館は 16:00 まで)
会  場  平城宮跡資料館 企画展示室
      奈良県奈良市佐紀町 電話番号:0742-30-6752
入  場  料  無 料(駐車場料とも)
特別協力  法相宗大本山薬師寺
主  催  独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
────────────────────
奈良文化財研究所ではこれまで奈良の諸寺院の発掘調査・研究を継続しておこなっており、特に、薬師寺では伽藍復興のための発掘調査が戦後間もなくから始められ、昭和46年からは奈良文化財研究所が主導的かつ継続的に発掘調査に携わってきました。考古学は人の営みを出土品や遺構から研究する学問ですが、決して古い時代に限るわけではありません。この展示では、古代のイメージが強い薬師寺ではありますが、敢えて調査成果の中から近世や近代の調査研究をご紹介します。

まず、第1部では奈文研の薬師寺に関する発掘調査の成果のなかから、あまり注目されてこなかった近世や近代の出土資料を取り上げ、その時代の薬師寺の様子をあきらかにします。
第2部では、薬師寺から出土した近代の陶製プレートの小さな破片から、グライダーの大会や西ノ京の赤膚焼窯元など、今や忘れられつつある昭和初期の薬師寺を取り巻く社会の様相について復原を試みます。

今春、薬師寺では解体修理を完了した東塔の落慶法要がおこなわれました。古代から法灯を保つ薬師寺ならではの永い歴史の流れと、小さな破片から引き出された昭和初期の航空史の一側面や、忍び寄る戦争の影のなかで多くの人が「翼」に憧れ、空を見上げた当時の世相を対比しながら、歴史を探る旅の醍醐味を味わっていただければと思います。

< 主な展示資料 >
薬師寺出土品〔奈文研保管〕
『大和名所図会』〔奈良県立図書情報館所蔵〕
全日本帆走飛行競技大会関連資料〔日本航空協会所蔵〕
二代 松田正柏作 赤膚焼〔個人蔵〕ほか

※ 新型感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を
[ 詳 細 : 平城宮跡資料館

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|三浦明範 ─ vanitas vanitatum|’23年7月15日-8月13日|終了

20230621150341_00002 20230621150341_00001

武蔵野美術大学 美術館・図書館
三浦明範 ── vanitas vanitatum
会  期  2023年7月15日[土]- 8月13日[日]
会  場  武蔵野美術大学 美術館・図書館 展示室 3
      187-8505 東京都小平市小川町1-736      
時  間  11:00 - 19:00(土・日曜日、祝日は10:00 - 17:00)
休  館  日  水曜日
入  館  料  無 料
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
────────────────────
展覧会名にあるラテン語 “vanitas vanitatum”(ヴァニタス ヴァニタトゥム)は旧約聖書中の「伝道の書」に残された言葉で、「空の空」を意味します。現実の不条理に直面しながら、虚無感に屈することなく、既存の秩序さえも問い直した末に賢者が辿りついた言葉です。その言葉は、身近な事物を克明に観察、描くことで問題を提起し、答えを探しながら描き続けてきた画家・三浦明範の作品に重なります。
大型作品を中心に、油彩とテンペラによる彩色作品からシルバーポイントと、墨によるモノクローム作品まで、28点を一望できる展観です。生きること、死ぬこと、日頃の私たちがあえて直視しない事柄と向き合う絶好の機会となります。

<作家略歴> 三浦明範(みうら・あきのり)
1953 年秋田県大館市に生まれる。’76 年東京学芸大学卒業。
80 年春陽展新人賞受賞。
83-84 年文化庁派遣芸術家国内研修員。96-97 年文化庁派遣芸術家在外研修として、15 世紀フランドル絵画の研究のためベルギーに滞在。
その後、日本とベルギーを中心に、アメリカ、オランダ、チェコ、中国など各地で作品を発表。古典絵画の技法に遡ることで、油彩とテンペラの混合技法や金属尖筆を用いた表現の可能性を広げてきた。画材の研究成果は著書『絵画の材料』としてまとめられ、次世代の絵画制作者が表現を探求していくための基盤づくりに寄与している。
武蔵野美術大学造形学部通信教育課程油絵学科教授。春陽会会員。日本美術家連盟会員。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 武蔵野美術大学 美術館・図書館 ]

【展覧会】益子陶芸美術館|企画展 開館30周年記念|陶芸家 和田的展 ― 光と陰 ―|’23年7月30日-10月9日|終了

ましこ0801

益子陶芸美術館
企画展 開館30周年記念
陶芸家 和田的展 ― 光と陰 ―
開催期間  2023年7月30日[日]- 10月9日[月・祝]
会  場  益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
      321-4217 栃木県芳賀郡益子町大字益子3021 TEL. 0285-72-7555
休  館  日  月曜(祝休日の場合は翌日)
開館時間  9:30 - 17:00(最終入館は16:30まで)
入  館  料  大人600円、小中学生300円、65歳以上は300円(要証明) 
主  催  益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
────────────────────
和田 的(わだ・あきら/1978- )は、千葉県千葉市に生まれ、小学生の頃に家族とともに佐倉市に転居し、現在も同市で作陶しています。2001(平成13)年に文化学院芸術専門学校陶磁科を卒業後、同年、有田出身で佐倉に窯を持つ陶芸家・上瀧勝治(1941- )に師事し、第41回伝統工芸新作展(東日本伝統工芸展)に初入選します。その後2005(平成17)年に独立し、佐倉市に窯を築きました。2007(平成19)年に第35回新作陶芸展(伝統工芸陶芸部会展)で日本工芸会賞を受賞したのをはじめ、日本伝統工芸展、菊池ビエンナーレ、日本陶芸展、パラミタ陶芸大賞展など数々の公募展で受賞して陶芸家としてのキャリアを着実に積み、現在では現代日本を代表する陶芸家の一人に数えられています。

一方で、和田は FRP やステンレスを用いた造形作品をも手掛け、彫刻の分野においても2011(平成23)年の第24回 UBE ビエンナーレ(現代日本彫刻展)で受賞するなど、幅広い才能を発揮しています。本展では、銅版画や彫刻作品、そして彫りと削りを極めた陶芸作品の数々を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子 ] 

【展覧会】茨城県陶芸美術館|コレクション展Ⅰ 新収蔵品展|’23年5月10日-10月22日|終了

茨城県陶芸美術館01 茨城県陶芸美術館02

 茨城県陶芸美術館
コレクション展Ⅰ 新収蔵品展
会  期  2023年5月10日[水]- 10月22日[日]
会  場  茨城県陶芸美術館1階 第1展示室
      309-1611 茨城県笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内)TEL:0296-70-0011
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(ただし7月17日、8月14日、9月18日、10月9日は開館)、
      7月18日[火]、9月19日[火]、10月10日[火]
観  覧  料  一般320円、70歳以上160円、高大生260円、小中生160円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照。
      * 同時開催中の企画展覧会券にて、本展もご覧いただけます。
主  催  茨城県陶芸美術館
──────────────────────
茨城県陶芸美術館では、令和4年度に34作家による95件の作品を新たに収蔵しました。
富本憲吉、荒川豊蔵、加守田章二をはじめ、昆虫やいきものをモチーフとした現代作家や、2021年笠間陶芸大賞入賞・入選の作など、近現代の陶芸の展開をたどるにあたって重要な作品を収蔵いたしました。新収蔵品展を通して、日本の近現代陶芸の豊かな世界をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 茨城県陶芸美術館 ]

【展覧会】国立科学博物館|特別展「海 ― 生命のみなもと ―」|’23年7月15日-10月9日|終了

20230710124143_00013 20230710124143_00014

国立科学博物館
特別展 特別展「海 ― 生命のみなもと ―」
会  期  2023年7月15日[土]- 10月9日[月・祝]
会  場  国立科学博物館(東京・上野公園)
      所在地:110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
開館時間  9時 - 17時 (入場は16時30分まで)
      夜間開館:8月11日[金・祝]- 8月20日[日]は19時閉館(入場は18時30分まで)
      ※ 常設展示は8月11日[金・祝]- 8月15日[火]は18時まで。
        それ以外の期間、常設展示は17時まで(入場は各閉館時間の30分前まで)
      ※ 会期等は変更になる場合がございます。
休  館  日  9月4日[月]・11日[月]・19日[火]・25日[月]
入  場  料  一 般・大学生:2,000円、 小・中・高校生: 600円
         * オンラインによる日時指定予約を推奨。
      * 各種割引、優待情報などは公式特設サイト内「チケット」ページを参照。
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)、03-5814-9898(FAX)
主  催  国立科学博物館、海洋研究開発機構、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
──────────────
20230710124143_00022海を知り、未来を考える。この夏、科博で開催!
海は、水惑星地球の象徴であり、地球上のあらゆる生命のみなもとです。海は、様々な物質とエネルギーを運び、そこに成り立つ生態系を育んできました。また、私たち人類は、海のめぐみを享受すると同時に、海の厳しさを乗り越えることで繁栄してきました。そして現代では、人間活動に伴う環境への影響が、海でも様々な変化として顕在化しています。

2013年及び2017年に国立科学博物館で開催した特別展「深海」では、極限環境である深海を探査する人々の挑戦や、そこで暮らす様々な深海生物や深海研究を紹介しました。そして2023年夏、私たちの身近にある「海」の誕生から現在について、多様な生物や人と海の関わりを紹介し、さらには海との未来を考えていく特別展を開催します。海で生まれ、進化し、海のめぐみとともに生きてきた生物の姿を知ることで、私たちが今後どのように海と関わっていけばいいのか、そのヒントも見つかるかもしれません。

日時指定予約制推奨:入場に際しては、公式サイトより日時指定予約が推奨されています。当日、博物館で販売する当日券での入場枠も設けておりますが、来場時にお待ちいただく場合や、入場枠が完売した際は入場できません。
[ 詳 細 : 国立科学博物館  特設公式サイト 特設公式サイト内チケットページ

【展覧会】永青文庫|夏季展 細川護立の愛した画家たち|― ポール・セザンヌ 梅原龍三郎 安井曾太郎 ―|’23年7月29日-9月24日|終了

20230725141350_00009 永青文庫
夏季展 細川護立の愛した画家たち
― ポール・セザンヌ 梅原龍三郎 安井曾太郎 ―
会  期  2023年7月29日[土]- 9月24日[日]
所  在  地  永青文庫
      112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 TEL:03-3941-0850
入  館  料  一 般:1000円、シニア(70歳以上):800円、大学・高校生:500円
      * 中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
開館時間  10:00 - 16:30 (入館は 16:00 まで)
休  館  日  月曜日(ただし9/18 は開館し、9/19 は休館)
主  催  永青文庫
────────────────────

2、ポール・セザンヌ「登り道」1867年、永青文庫蔵ポール・セザンヌ「登り道」1867年、永青文庫蔵
6、安井曾太郎「承徳の喇嘛廟」昭和12年(1937)、永青文庫蔵安井曾太郎「承徳の喇嘛廟」昭和12年(1937)、永青文庫蔵

細川護立と妻・博子

細川護立と妻・博子

およそ100年前に細川護立がパリで自ら求め、永青文庫に唯一残るセザンヌを展示します。
永青文庫の設立者・細川護立(ほそかわ もりたつ 1883-1970)は、白隠(はくいん)・仙厓(せんがい)などの禅画、刀剣、近代絵画、東洋美術などを幅広く蒐集し、「美術の殿様」とも呼ばれました。

本展で久しぶりに公開するポール・セザンヌ(1839-1906)の水彩画「登り道」は、文芸雑誌『白樺(しらかば)』に掲載されたのち、大正15年(1926)にヨーロッパ滞在中の護立が、パリで自ら購入した思い出の作品です。
1874年の第1回印象派展以前に描かれたセザンヌの初期作であり、日本にもたらされた最初期のセザンヌと考えられています。この「登り道」について、護立は後に、「私がもっとも大切にしているもの」と語っています。

また護立は、学習院の同級生であった武者小路実篤(むしゃこうじ さねあつ 1885-1976)らとの交友から、『白樺』の活動を支援するほか、梅原龍三郎(うめはら りゅうざぶろう 1888-1986)や、安井曾太郎(やすい そうたろう 1888-1955)など、同時代の芸術家とも親交を結びました。
永青文庫に残る書簡や逸話からは、彼らの親密な交友が見て取れます。本展では、そうした芸術家との交流によって細川家に集った洋画を中心に、永青文庫の近代絵画コレクションの一面をご紹介します。

永青文庫外観

永青文庫外観

※ 訪館にあたって事前予約は必要ありません。混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※ 作品画像は 永青文庫 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 新型感染症対応実施中。館内ではマスクの着用を推奨します。
[ 詳 細:永青文庫  永青文庫感染症対策 ]

【展覧会】直方谷尾美術館|企画展 記憶を描く 谷健太郎展|’23年7月1日-9月3日|

のうがた01 のうがた02

直方谷尾美術館
企画展 記憶を描く 谷健太郎展
期  間  2023年7月1日[土]- 9月3日[日]
会  場  直方谷尾 – のおがた たにお – 美術館   新館展示室
      822-0017 福岡県直方市殿町10-35 TEL:0949-22-0038
開館時間  9:30 - 17:30(入館は 17:00 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は開館)
入  館  料  一   般  400円、高大生  200円、中学生以下  無料
────────────────────
谷 健太郎(1933-2016)は福岡生まれ。1936年から旧満州(現在の中国東北郤)で育ち、1946年の夏に日本へ引き揚げました。本展でも取りげる絵本、「1945 少年」と、「続 1945 少年」はその際の記憶がもとになっています。
日本への帰国後、1961年に九州大学文学部を卒業。卒業後は夕刊フクニチを経て読売新聞記者となりました。記者となった後に知りあった画家:立花重雄・是澤清一らとの交流をきっかけに、画家の道を志し、1988年に読売新聞社を退職。退職後は洋画家(日洋展委員・日展会友)に転身し、福岡を中心に作家活動を続けました。

谷の作品は。油絵具を塗り重ねた分厚いマチエールが特徴的ですが、色彩や捉えられた輪郭は柔らかく、どこか優しい雰囲気をまといます。また「記憶」をもとに描いた作品を多く遺しており、特に満州での経験を記した「1945 少年」と、「続 1945 少年」は、文・絵ともに谷自身が手掛けているため、当時の情勢から、その中で生活する人びとの暮らしぷりまでリアルに感じることができます。
本展では絵本原画をはじめ、谷の「記憶」をもとに描かれている作品を中心に取り上げ、画家の人物像や、その一生に迫ります。

※ 感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトにて最終情報を確認の上ご観覧ください。
※ 館名の直方谷尾 – のおがた たにお – 美術館は、難読地名・館名にも取りあげられるほどです。
[ 詳 細 : 直方谷尾美術館

【展覧会】東京都庭園美術館|フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン|’23年6月24日-9月3日|終了

20230621173347_0000520230621173347_00006

東京都庭園美術館
フィンランド・グラスアート
輝きと彩りのモダンデザイン
会  期  2023年6月24日[土]- 9月3日[日]
会  場  東京都庭園美術館(本館+新館)
      東京都港区白金台5-21-9
      ハローダイヤル  050-5541-8600
休  館  日  毎週月曜日(ただし、7月17日は開館)、7月18日[火]は休館
開館時間  10:00 - 18:00(入館は 閉館の30分前 まで)
観  覧  料  オンラインによる日時指定制です。購入・予約は こちら から
      一 般 1,400円、大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円、
中学生・高校生 700円、65歳以上 700円

      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
──────────────────────
北欧・フィンランドは、広大な森と湖に代表される豊かな大自然を有する国です。機能性とともに洗練された美しさを誇るフィンランドの家具やインテリア、テーブルウェアなどのプロダクトは永く愛され、日本でも近年人気が高まり続けています。

1917年にロシアから独立したフィンランドは、ナショナリズムが高まる中、新しい国づくりと国民のアイデンティティを取り戻すために様々な側面でモダニズムが推進されました。その動向はガラスの分野も例外ではなく、1930年代にミラノ・トリエンナーレや万国博覧会などの国際展示会、それらに向けた国内コンペティションが数多く開催されるうちに、よりモダンなデザイン性が求められるようになりました。デザイナーが手がけた芸術的志向の高いプロダクト「アートグラス」において、フィンランドらしさが芽生えていったのもこの頃のことでした。
第二次世界大戦後、若きデザイナーたちがしのぎを削って提供した「アートグラス」は国家復興の一翼を担い、1950年代に入るとフィンランドのグラスアートは更なる発展を遂げ、国際的な名声を得て世界のデザイン界にその存在を顕示しました。

本展は、デザイナーが自ら「アートグラス」の名のもとにデザインし、職人との協働作業によって生まれた作品に着目した展覧会です。1930年代の台頭期から1950年代に始まる黄金期、そして今に至る8名のデザイナーと作家が手がけた優品約140件に焦点を当て、フィンランド・グラスアートの系譜を辿ります。
表現者たちはガラスという素材といかに対峙し、探求し、創作の可能性を押し広げていったのか―。変わらず輝き続ける作品の魅力とともに、各時代・各作家たちのガラスへの信条と挑戦、込められたメッセージや想いを垣間見ることができる機会です。

※ オンラインによる日時指定制。チケット購入・予約、特別撮影許可条件などは 下掲詳細 参照
[ 詳 細 : 東京都庭園美術館 ]

【展覧会】山梨県立文学館|企画展 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂へようこそ|’23年7月15日-9月24日|

山梨県立文学館0901

山梨県立文学館
企画展 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂へようこそ
会  期  2023年7月15日[土]- 9月24日[日]
会  場  山梨県立文学館 展示室C
      400-0065 山梨県甲府市貢川1-5-35 TEL:055-235-8080
休館日  月曜日、7月18日[火]、9月19日[火]
      * 7月17日[月]、8月14日[月]、9月18日[月]は開館。
開館時間  展示室 9:00-17:00(入室は16:30まで)
      閲覧室 9:00-19:00(土・日・祝日は18:00まで)
観覧料  一般 600円、大学生 400円、高校生以下の児童・生徒、県内在住の65歳以上の方 無料
      * 障害者手帳をご持参の方、及びその介護をされる方は無料。
────────────────────
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(偕成社)は、作:廣嶋玲子 / 絵:jyajya により 2013年5月から刊行されている児童小説シリーズ。2022年、第3回「小学生が選ぶ! “こどもの本” 総選挙」では、その第一巻が第一位を獲得しました。
銭天堂-ぜにてんどう-の店主・紅子(べにこ)が、悩みや望みにぴったりのものをすすめてくれますが、食べ方や使い方を間違えると …… 。はたしてその駄菓子は幸運を呼ぶか、はたまた不幸をまねくか ……? 原画の展示や造作などによる作品の舞台を再現する多彩なディスプレイで、銭天堂の世界をお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 山梨県立文学館

【展覧会】東京藝術大学美術館|林武史退任記念展 石の勝手|’23年9月30日-10月15日|

東京藝大美術館石の勝手

東京藝術大学美術館
林武史退任記念展 石の勝手
会  期  2023年9月30日[土]- 10月15日[日]
      10:00 - 17:00(最終入場 16:30)
休  館  日  10月2日[月]、10月10日[火]
会  場  東京藝術大学大学美術館   本館 展示室3、4、陳列館1階
観  覧  料  無 料
主  催  東京藝術大学美術学部、東京藝術大学大学美術館
──────────────────────
本展は、長きにわたり東京藝術大学美術学部彫刻科において教鞭を執ってきた林武史の退任記念展です。林は「空間にものが存在するとは、どのように解釈すればよいのか」という問いかけを起点とし、1980年第後半より彫刻家としての活動を開始しました。
その後、この問いかけは、「空間」「身体」「物質」「記憶・時間」というテーマを内包した彫刻の実践へと展開されていきます。
一方、林は学内において上記のテーマに沿った4つの展覧会(「空間の変容」1997、「彫刻の身体」2003、「物質と彫刻」2013、「時間/彫刻」2019)を企画し、学内外の彫刻科との協同により、彫刻とは何かという問いを深度化させるとともに、後進の育成に尽力してきました。

「石の勝手」と題された本展は、林が文部省在外研修員(パリに滞在)としての滞在を終えた1999年以降の代表作と、新作により構成されています。パリへの渡航前と渡航後の自身の仕事について林は、「素材/手法に関して変化はなかったが、さまざまな事象の受容において、自分の中で大きな変化があった」と語っています。それは、世界共通の言語(彫刻)を追い求めることから一旦距離を置き、この国における風土(風景・湿度・人との関わり等)を思慮することで起こった変化だったのではないでしょうか。
石の性質を受け入れ、しかし、決して素材と馴れ合うことのない近接関係。この、一定の距離感を保ちながら繰り返される想察とその跡形は、林の問いそのものだといえます。
物質の勝手、作者/観者の身体性、風土、それぞれの偶然を招き入れ、予測できない多くの事象を孕む今回の林の試みをぜひご高覧ください。
また、会期中には林と同世代の彫刻家4名によるクロストーク「僕たちの時代」の他、ギャラリートークの開催を予定しています。こちらも奮ってご参加ください。

<関連イベント> 
問い合わせ ハローダイヤル : 050-5541ー8600
◉ 10月5日[木]13時より
「林武史と藤井匡氏によるギャラリートーク」
藤井 匡(東京造形大学教授)
会 場:大学美術館本館3階

◉10月7日[土]14時より
「僕たちの時代」- 4名の彫刻家によるクロストーク
林武史、中瀬康志、丸山富之、松井紫朗
会 場:陳列館1階

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京藝術大学美術館 ] 

【展覧会】川越市立美術館|杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料|’23年7月8日-9月3日|

20230630174345_00009

川越市立美術館
杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料
会  期  2023年7月8日[土]- 9月3日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日[火]は休館
観  覧  料  一 般 600円、大学生・高校生 300円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲公式サイト参照。
会  場  川越市立美術館
      350-0053 埼玉県川越市郭町2-30-1 電話:049-228-8080
主  催  川越市
────────────────────かわごえ  ◆ 川越市立美術館|杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料
日本におけるグラフィックデザインの草創期に第一線で活躍した図案家・杉浦非水(すぎうら ひすい 1876-1965)。
三越の看板デザイナーとしての仕事を皮切りに、ポスター、雑誌表紙、装丁など、時代やクライアントのニーズを敏感に察知しつつ多彩な展開を見せた非水のデザインは、印刷という新興メディアをとおして、当時の社会に浸透し、現在もなお高い評価を得ています。

非水の妻は、川越の有力な商家:岩崎家出身の歌人・杉浦翠子(すぎうら すいこ/1885-1960)です。実は、第二次世界大戦の戦況が一層深刻化した1944年(昭和19)、非水は岩崎家に自身の仕事である膨大なグラフィック作品群を疎開させていました。そしてその一部は、今日まで岩崎家の人々によって人知れず守り伝えられてきました。

本展では、新発見の「非水百花譜」原画をはじめ、ポスターや雑誌表紙といった非水図案の印刷物、図案集、若干の書簡類や写真類など、1000点以上に及ぶ非水の戦争疎開資料のなかから、厳選した約300点を初公開します。
モダンでスタイリッシュな非水図案の世界をどうぞお楽しみください。

※ 下掲公式サイトにて最新詳細情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳細 : 川越市立美術館

【展覧会】茨城県天心記念五浦美術館|「岡倉天心『東洋の理想』から120 年 天心と画家たちのアジア」|’23年7月22日-9月3日|

五浦01 五浦02

茨城県天心記念五浦美術館
「岡倉天心『東洋の理想』から120 年 天心と画家たちのアジア」
会  期  2023年(令和5年)7月22日[土]- 9月3日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
会  場  茨城県天心記念五浦美術館 展示室A
      319-1703  茨城県北茨城市大津町椿2083  TEL 0293-46-5311
入  場  料  一 般 320円 / 満70歳以上 160円 / 高大生 210円 / 小中生 150円
      * 身体障害者手帳等提示の方、および付き添いの方(1人まで)は無料
      * 7月22日[土]、9月12日[土]は高校生以下無料
主  催  茨城県天心記念五浦美術館
──────────────────────いつうら 茨城県天心記念五浦美術館|「岡倉天心『東洋の理想』から120 年 天心と画家たちのアジア」
茨城県天心記念五浦美術館|「岡倉天心『東洋の理想』から120 年 天心と画家たちのアジア」岡倉天心(覚三)の英文著作『東洋の理想』が出版されてから、120 年が経ちました。「Asia is One」の一節で始まる本書の中で天心は、アジアの宗教的・文化的一体性というイメージを提示した上で、特に日本美術史に関して、主に中国とインドからの影響関係について論じています。天心が日本美術の源流をアジアに求めたのと同じように、横山大観を筆頭とする日本美術院の画家たちも、アジアを主題とした作品を数多く制作しました。画家たちは、広くアジアに目を向けることで、日本画の在り方を模索していきました。
本展では、茨城県近代美術館の所蔵作品を中心に、中国の故事や仏教説話に取材した歴史画、画家が実際にアジアを旅し、現地での体験をもとに描いた作品、また、現代の画家による仏教をテーマに描いた作品など、広くアジアを主題に描いた作品を紹介します。

※ 感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県天心記念五浦美術館

【展覧会】目黒区美術館|中村直人 モニュメンタル/オリエンタル|1950年代パリ、画家として名を馳せた ❝ 彫刻家 ❞|’23年7月15日-9月3日|終了

20230810154228_00007 20230810154228_00008

目黒区美術館
中村直人 モニュメンタル/オリエンタル
1950年代パリ、画家として名を馳せた ❝ 彫刻家 ❞
会  期  2023年7月15日[土]- 9月3日[日]
休  館  日  月曜日   * ただし、7月17日[月・祝]は開館、7月18日[火]は休館
時  間  10:00 - 18:00(入館は 17:30 まで)
観  覧  料  一 般 800円、大高生・65歳以上 600円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
共同企画  上田市立美術館
主  催  公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
────────────────────
中村直人(なかむら なおんど 1905-1981)は、長野県小県郡神川村(現・上田市)に生まれた芸術家です。少年期に山本鼎(やまもと かなえ)の勧めによって彫刻家となり、次第に院展で認められるようになりました。しかし1952年に一転、パリに移住し、今度はグアッシュ(不透明水彩絵具)作品により好評を博するようになります。 帰国後は二科会の会員となり、彫刻、絵画、版画など数多くの作品を手掛け、哀愁漂う女性像や裸婦像によってそのイメージを定着させました。晩年は東京・目黒区にアトリエを構えて旺盛に作品を制作し続け、二科展の内閣総理大臣賞を受賞しています。
本展では、中村直人の作品・資料をはじめ、直人に影響を与えた諸作家の作品も併せて展示します。直人の生涯をなぞるように、彫刻家としての黎明期、従軍した戦時期、フランス時代、帰国後の四つの時期に分けて構成します。 戦時中に制作された大型の記念碑的—モニュメンタルな彫刻作品や、ヨーロッパで人気を得たオリエンタリズムあふれる絵画を通して直人の異色の生涯をご紹介します。
20230810154228_00009
◇ 本展は、中村直人の故郷・長野県上田市の上田市立美術館と、直人が晩年を過ごした東京都目黒区に在する目黒区美術館による共同企画展です。上田市立美術館で2023年4月15日[土]から6月11日[日]の会期で開催した後、目黒区美術館に巡回します。

※ 入館のための日時指定予約は必要ありません。開館時間内に直接お越しください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 目黒区美術館

【展覧会】京都文化博物館|発掘された珠玉の名品 少女たち ─ 夢と希望・そのはざまで|星野画廊コレクションより|’23年7月15日-9月10日|終了

京都文博01 京都文博02

京都文化博物館
特別展 発掘された珠玉の名品 少女たち ── 夢と希望・そのはざまで
星野画廊コレクションより

会  期  2023年7月15日[土]- 9月10日[日]
開室時間  10:00 - 18:00(金曜日 10:00 - 19:30) * 入場は閉室30分前まで
休  館  日  月曜日(ただし、7月17日、7月24日は開館)、7月18日[火]休館
会  場  公益財団法人 京都文化博物館 4・3 階展示室
主  催  京都府、京都文化博物館、産経新聞社、関西テレビ放送、京都新聞
入  場  料  (消費税込)   一  般  1,500円、 大高生  1,000円、 中小生  500円
      * 前売り、各種割引・優待情報などは 下掲詳細 参照
──────────────────────
明治、大正、昭和……。時代のうねりの中で実力ある画家たち。
本展では、彼(女)らが遺した素晴らしい作品を見つけ出し、いつしか忘れられてしまった、紹介してきた、星野画廊のコレクションから「少女たち」をテーマに紹介します。
女性たちの人生のさまざまが描かれた日本画と洋画、約120点を展示しますので、作品の放つ魅力を存分にお楽しみください。

<展示構成>
第一章 明治の少女たち/第二章 四季のうつろいの中で/第三章 大正の個性派画家たち/第四章 歴史画に見る少女たち/第五章 夢見る少女たち/第六章 慈しむ母として/第七章 モダンガールズ/第八章 日仏画家の競艶

※ 作品画像は 京都文化博物館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人 京都文化博物館 ]